東方反滅紀(凍結)   作:冷仁鬼

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ここから先はしばらくまったり回がのんびりと続きます

では、まったりしていってね!!


神と吸血鬼と人間

「あれ?ここは何処?」

 

布団から出て周りを見ると木で出来た家具の他に見たことの無いものもある

(確か私は.......あの人にうどんをご馳走になって引っ張られて空飛んで___いたっ頭が痛い........

とりあえずあの人を探さないと)

 

廊下に出て歩いていると前の方から自分と同じくらいの少女が歩いてくる

 

「君がゆきなちゃんだね?僕はユウキ、ユッキーとでも呼んでよ♪」

 

「えぇ?ゆきなですけど......ところでここは何処なんですか?」

 

ゆきなは見知らぬ少女が自分の名前を当てて驚いている

しかし、昨日のことを思い出す今はそれほど取り乱す必要はないと思い深呼吸をして今いる場所を聞く

ユウキと言っている少女はなにも言わず後ろを向き歩いていく

 

「ほら、はやくついてきて」

 

ゆきなが立ち止まっているとユウキがゆきなの方を向き着いてくるよう促す

黙って頷き着いていくと一回り大きい部屋に出た

 

「ほら幽忌~連れてきたよー!!」

 

「(ゆうきは自分じゃないの?)」

 

ユウキが言っていることに疑問を感じながら待っていると昨日の男が出てきた___なにもない空間から

 

「おぅサンキューユウキ、戻ってていいよ」

 

「僕は召し使いかなにかかい?『違うのか?』違うわ!!」

 

「ぁ....あのー、私はどうすればいいんですか?」

 

幽忌'sがいつものようにコントを始めようとしたそのとき、ゆきながソロソロと手を上げて質問する

それを見た幽忌が説明をする

 

「あぁ、ゆきなにはここに住んで貰うね。村へ戻ってもアレでしょ?ここなら好きに使っていいし」

 

「本当.....ですか.......?」

 

「勿論だ、神は嘘は吐かないからな。ぁ、でも俺の手伝いをして貰うけどな?」

 

「ようするに巫女さんやってもらえる?ってことだよ。簡単に言うと村の人たちの害になる妖怪を倒したりするんだ」

 

ユウキが付け足すとゆきなが震え出す

妖怪退治と聞いたら人間なら怖くなるのは当然だ

しかし、幽忌が次に言った言葉でゆきなは決心した

 

「大丈夫だ、お前は...ゆきなは俺たちの家族だ、妖怪ごときに殺させたりはしないさ」

 

家族のいないゆきなにとってその言葉はどんな綺麗事を並べるより大切なもので嬉しいものだった

 

「私はここに住みます!なんでも頑張ってやります!」

 

「じゃあよろしくね、ゆきな♪」

 

「じゃあよろしくな」

 

「よろしくお願いします!えーっと幽忌様!!」

 

こうして幽忌達のいる神社に新しく巫女がやって来た

幽忌は様付けされるのに慣れてなく少し赤くなっている

ユウキはそれを見て盛大に笑っている

ゆきなもそれにつられて笑っている

 

 

酒とジュースを飲みながら三人でしばらく騒いでいるとスキマが出てきて紫が入ってくる

 

「ごきげんよう皆さん」

 

「紫~ちょっと現在いる有力妖怪を集めて連れてきて貰える~?顔くらい知っておきたいしさ~」

 

「幽忌、貴方しゃべり方変わってるわよ?いったい何本空けた.......の?」

 

紫は呆れながら幽忌の横を見ると絶句した

酒樽3つが空で転がっていたのである

 

「イヤッホォォイ!!新しい風呂だぁぁぁ!!」

 

その隣では酒樽に入って酒を飲んでいる

もう一人の少女はその光景をみて笑っている

 

「正にカオスね.......邪魔したわねまた今度来るわ」

 

そう言うと紫は早足でスキマに入り帰っていった

 

 

 

このあと幽忌は自分の部屋に戻って寝たが、ユウキは酒樽の中で寝て溺れ掛けてるところをゆきなに引き上げられ部屋の端で倒れていたそうだ

 




今回は中間のちょっとした回なので文字数が少ないです
楽しみにしていた人にはすいません

幽忌「楽しみにしてる人なんて10人もいないだろ?」

いや.......たぶんいる.......と思いたい

ゆきな「今回から私も頑張ります!!」

はい、よろしく~~ってことで締めましょ

全員「次回もゆっくり見ていってね♪」

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