東方反滅紀(凍結)   作:冷仁鬼

19 / 49
ようやく幻想郷ができそうです
前回までダッシュ進行してましたが今回から通常進行になります

では本編へどうぞ~


幻想古代紀
幻想の里


紫と幻想郷の話を聞いてからもうすぐで1年だ

紫の話だと結界の準備に支障がでて遅れてるらしい

 

現在幽忌とユウキは二人で森の中で儀式を行っていた

狂気の権化......ユウキが出てきた以上腕の紋章に意味はあまりない

これはその紋章を取るため儀式である

 

「早く終わんないかなー」

 

「集中してよー早く終わらせるためにもさー」

 

わりと集中してなくても出来るらしい

幽忌の腕にある紋章が少しずつ剥がれてくる

 

そしてようやく紋章が剥がれきった

その紋章を見ながら幽忌はユウキに聞く

 

「で、これどうすんの?」

 

薄ら笑いを浮かべながらユウキは言う

 

「こうするのさ♪『パクッ.....ゴクン』ふぅ~美味しかった」

 

答えた直後それを口に入れそのまま丸飲みした

幽忌は吃驚して口を開けていたが、すぐ我に返り強い口調で問う

 

「それ喰っても大丈夫なのか?まわりに害は無いだろうな?」

 

それに対しても軽い口調で答えるユウキ

 

「大丈夫大丈夫!...........たぶん」

 

「おいぃぃぃ!たぶんてなんだたぶんって!?」

 

「気にしたら負けだよ.......」

 

そこまで言われて諦めた幽忌はため息を一つ吐き黙る

そしてまたユウキが話し出す

 

「紋章も取り込んだし、僕の能力を教えておくね♪」

 

「僕の能力は『狂気を操り支配する能力』と君の能力の応用版『あらゆるものを奪い取る能力』なのさ」

 

軽い口調で話すユウキはかなり凄いことを言っていた

そしてユウキは続けて言う

 

「君の中にいるとき暴れることが出来たのはこれのお陰だね。まぁ、今度からはその心配も無いからね♪」

 

「暴走じゃ無かったんか.......てかそれならそうと言っとけボケがぁぁぁぁぁ!!!」

 

ゴスッ、バキッ、ドドドドドゴォ

 

ユウキの言葉に怒った幽忌は不意打ちからの乱打をし続ける

ユウキは後頭部に一撃が入って気絶している

しばらく殴り続けていた幽忌もすっきりしたのか、ぐったりとしたユウキの上に座っている

 

「わ...悪かったってば........ね?」

 

目に涙を浮かべながら謝るユウキ

それに座っている幽忌

 

端から見ると青年が無抵抗の少女の上に座ってるように見えるがここは人通りの無い森の最深部

文句は言われないから問題はない

 

 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼

 

そうやって馬鹿をしていると目の前の空間に切れ目が出来て中から九尾の狐が現れた

そしてその狐は小さく礼をして口を開く

 

「幽忌様ですね?紫様の式の『藍だろ?知ってるよ』失礼しました。紫様が結界の準備が出来たそうなのでお呼びに参りました」

 

やけに改まっているなぁと二人は思ったが敢えて口には出さず頷く

それを見届けると藍はスキマの方に手を向けて口を開く

 

「このスキマに入って真っ直ぐお進みください紫様がいます」

 

また二人は同時に頷きスキマに入っていった

二人がスキマに入ると藍もスキマに入った

 

二人が進んでいくとそこには少々やつれた状態の紫がいた

紫は二人に気づくとこちらに飛んできて握手をした

そして大結界の説明をしようとする

 

「二人ともよく来てくれたわね、これから私達でこの辺りを包み込む大結界を張るわ。幻想だけを通す特殊な結界をね」

 

「説明は要らないわ、私たちはわかっているから」

 

そうユウキが言うと藍が怪しんで戦闘体制をとるが紫が片手で制し、そして続ける

 

「そうね.......説明は要らないわよね。じゃあ私と藍で結界の術式を展開するから貴方たちには結界に必要な力の供給をお願いするわ。時間になったら合図を送るから思いっきりお願いね」

 

「了解だ。じゃあユウキ"アレ"やるぞ」

 

「オッケー♪じゃあ行くよ!」

 

紫は藍と別のスキマから出ていき二人はスキマ内で妖力の無限供給の為に同時に能力を発動する

 

ユウキがまず妖力を全開放にする

そして幽忌が能力でコピーして纏う

纏った妖力をユウキもコピーし、妖力を増やす

更にそれを幽忌が能力でコピーして(ry

 

 

こうして何度も繰り返しやるうちに二人の妖力量は量りきれない量になった

スキマの中にいる間に妖力をコントロールし、スキマを出る

するとその直後

 

パンッ

 

と乾いた音と共に上の方で赤い弾幕が弾ける

これが合図だと気付くのに少し時間がかかったがすぐに妖力を出し周辺一帯を覆う

すると紫たちのいるであろう場所が一瞬光り光が広く散っていく

散っていった光が二人の後ろの方にも落ちた

 

咄嗟に駆け寄って空中に手を伸ばすと「痛っ」電流が流れたような痛みが走った

しかし、これでいいのだろう

 

後ろの空間から紫が出てくる

そして声のトーンが少し上がった状態で話しかけてくる

 

「二人ともお疲れ様、やっと念願の理想郷を......幻想郷をつくることが出来たわ!!二人には感謝してるわよ」

 

余程嬉しいのだろう、いつも通りにしてるつもりなのだろうがまるで違うのがわかる

二人としても幻想郷完成の立会人になれて本望であった

 

紫は

 

「声をかけていた妖怪も連れてくるからこの礼はまた今度するわね♪」

 

最後まで嬉しいオーラ出しまくった状態でスキマに入っていった

藍は小さく一礼をしてスキマを閉じていった

 

 

 

八雲家が帰ったあと幽忌とユウキはその場で横になり静かに寝た




幻想郷完成したね!!

幽忌「こっからは」

ユウキ「僕らの」

幽忌's「無双だ!!」

そんなことはさせないよ

幽忌's「ダニィ!!」

そりゃあねぇ.........
そんなことは置いといて締めるよ!!

三人「次回もゆっくり見ていってね!!!」

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告