東方反滅紀(凍結)   作:冷仁鬼

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毎日更新ってやめた方がいいですかね?
最近悩んでます..........
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皆さんは紅魔城伝説やったことありますか?
あれいいですよ~キャラが皆かっこよすぎです!!

そんなことは置いといて今回も全速力で駆け抜けます
それじゃ本編へどうぞ~ん


紫と紅の交わり

吸血鬼はとある森であるものを探していた

 

やっと手にいれたこれを使って最後の仕事があるのだ

 

「ゼウスを脅してまで手にいれたこの身体

これがあればもうアイツに気を使う必要もない

まぁ、元々あまり気を使ってなんていないけど

一暴れしに行きますかね

その前アレをもらいに行かないとねー」

 

そう独り言りながら一匹の吸血鬼は空を飛んでいった

 

 

 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼

 

 

幽忌は今無心の境地にいた

 

目を瞑り、何も考えない

辛くもない、痛みもない、食欲もない、睡眠欲もない

面白くもない、楽しくもない

 

何も考えないでいるのが一番楽だからである

そして仙人に最も近い状態にいた

 

もし敵が来たら斬るだけである

勿論貰えるものは全て貰っていってだが

 

 

 

するとそこへ誰かが来た

いや、現れたという方が正しいだろう

 

何もない空間に切れ目が出来て中から妖怪が出てきたのだ

幽忌はまだ目を瞑っている

妖怪は何かを呟き、幽忌に話しかける

 

「中は意外と瘴気はないのね...........そこの貴方、少し前に破壊活動を行っていた妖怪よね?」

 

幽忌はそこまで言われてやっと片目を開ける呟く

 

「.........八雲紫.......境界を操る程度の能力.........」

 

「!?.......何故貴方は私の名を知っているのかしら?」

 

紫は僅かに驚いた素振りを見せたがすぐに落ち着いた口調に戻り、さらに質問を重ねる

しかし、幽忌は目を瞑り黙りこむ

 

「黙秘......ですか?それならそれでもいいでしょう」

 

紫は一人で決めていく、そして幽忌がこの森から出られない理由の核心を突いてきた

 

「もしよければ私の式にならないかしら?貴方は力の暴走が怖いと見たわ」

 

「.......何故俺を式にしようとする..........?」

 

少し間を開けてから幽忌は返事をする

それに紫は当然のように答えを返す

 

「理想郷をつくる為よ、妖怪と人間が共存できる世界......そんな世界をつくるのに手伝って欲しいの」

 

「...............」

 

長い沈黙が流れる

そして、幽忌が承認の意を示そうと両目と口を開けた瞬間

 

『ちょっと待てーい!!』

 

何処からか高めの声が聞こえてきて___

 

ドゴーーン

 

___何かが墜落してきた

 

紫は隙間に入り回避し、幽忌は瞬時に刀を持ち落下してきたモノを受け止めた

小さいクレーターを作りながらも受け止めた幽忌は落下してきたモノを見て唖然としていた

 

「な...ん..で.......お前が...こ、ここに.........?」

 

 

 ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ▽

 

 

「よかった~間に合ったみたいだね?」

 

幽忌は魂ここに在らずって顔してるけど間に合ったんならいいや

ユウキは魂っぽい白い浮遊物を口に押し込んで幽忌を叩き起こす

 

「幽忌とは感覚を一方的に共有してるから何があったのかは分かってるよ」

 

「おいコラ、なに勝手にリンクしてんだよ。一方的に共有してるって共有じゃないじゃん」

 

「そんなことは置いといていいから『いや良くないぞ』そこのスキマババアさん、幽忌が暴れてる原因は私にあるからね?幽忌を手に入れても戦力にならないよ」

 

ユウキはそう言って紫を挑発する

紫は直接的に挑発には乗らなかったがスキマから沢山の妖弾を放ってきた

ユウキが全ての妖弾を打ち消すと紫は笑いながら言う

 

「誰がババアですって?もう一度言ってみなさい?跡形もなく消し飛ばしてあげるわ」

 

ただの人間がここにいたら余裕で気絶しているだろう

そのくらいの妖気を紫は二人に向けて当ててくる

しかし幽忌はユウキのに、ユウキは自分の妖気に慣れてるため涼しい顔をしている

 

戦闘になるかと思い気や紫はあっさりと手を引いた

 

「どうしても式にはなっていただけない様なのでここは私が引きますわね。強いことを見込んでの相談なんだけど私が理想郷をつくるときに手伝ってはくれないかしら?」

 

手伝いと聞いて幽忌はすぐに返事をしていた

 

「手伝いくらいならやるよ。いつやればいいの?」

 

「もう何人か手伝ってくれるように説得するから半年は待ってほしいわね」

 

「了解だ。理想郷の名前はどうするんだ?」

 

原作通りになるのか気になりつい聞いてみる

 

「そうねぇ.......何か良い案ないかしら?」

 

「「考えてないのかよ!!」」

 

幽忌'sのツッコミが炸裂

さっきまで殺し合いになりそうだったのが嘘みたいである

一応幽忌は提案してみる

 

「幻想郷なんてのはどうだ?」

 

「幻想郷.......良いんじゃない?それにしましょうか。じゃあ幻想郷を作るのに巨大な結界が必要なのよ、そのときにまた会いましょう」

 

そう早口で言うと紫はスキマに入って消えていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しの間沈黙が流れ

 

「で、なんでお前実体あんの?」

 

幽忌が気になっていたことを聞く

 

「ぁ、忘れてなかったのねそれ.........」

 

それを聞いて残念そうに答えるユウキ

そしてこれまでの経緯と幽忌の一族の秘密を打ち明ける

 

 

少女説明中

 

 

「かくかくしかじかで...........」

 

「まるまるうまうまなのか.........知らんかったわ」

 

全部の話を聞き終わった幽忌は疲れたような、しかしどこかすっきりしたような顔をしていた

そして明るくはっきりとした声で叫ぶ

 

「あー!よかった!!俺人間でよかった!!」

 

声が森のなかに響き渡る

そして幽忌の顔には晴れやかな笑顔があった

 




全力ダッシュDA☆ZEってことで暗い話は終わりっと

幽忌「最高にハイってやつだぁぁぁぁ!!」

よかったな、マジで

ユウキ「五月蝿いって言わないんか?!」

お前は五月蝿い

ユウキ「理不尽だ.......」

これからは幽忌とユウキは別の人扱いでいきますのでお間違えのないようにお願いします

幽忌's「「いや、間違えないだろ」」

いいの!そんなこと言うならもう締めるよ!!

幽忌's「ほーい(はーい)」

全員「次回もゆっくりしていってね(くれよな!!)」

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