東方反滅紀(凍結)   作:冷仁鬼

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今日初めてガンスリンガーストラトスというゲームをやってみました。チュートリアルめっちゃ長くて疲れましたがやってみると意外と楽しかったのです

あと、日本刀の名前が決まりました!!
『琥神』と『暁楽』です!!
協力してくれた方々に感謝感謝の雨あられです!!
ありがとうございました!!

それじゃ本編へどうぞ~


穢れ無き月人と穢れの地上人

月が出ている

もうそろそろ月の使者が来る頃だろう

かぐや姫は庭から一番離れた部屋で爺さんといる筈だ

 

俺は兵士達に紛れて屋根の上に立っていた

殺気は出していない

今から出してると月の使者が来たとき他の兵士達が重圧で潰れる恐れがあったからである

 

辺りは月の光で明るいがいくつもの松明がそこかしこに置いてある

俺的にはそれで屋敷が燃えないかが心配だ

 

 

..................!!

 

 

空気が変わった

僅かにだが月の方角から何者かの気配がする

その気配の中には感じたことのある者もある

恐らくツクヨミだろう

 

他の兵士たちはそれにまだ気付いていないらしい

呑気に欠伸をしている奴もいる

別にこいつらが全員死のうが関係ないので放っておく

 

月の民が来るまでもう少し掛かるだろう

 

 

 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼

 

 

月人がようやく来た

 

兵士達は魂ここにあらずと言った様子で天を仰いでいる

兵士長はなんとか剣を抜いて月人に切りかかったが羽衣で空中に逃げられ他の月人のレーザーによって焼き殺された

 

じゃあ俺は?

怪しまれるのを防ぐため兵士達の様に天を仰いで呆けている

 

下の方から音がした後庭にかぐや姫が出てくる

もう少しだ.......合図があるまでは......!!

 

『かぐや姫よ......貴方の罪は終わった...........こんな穢れた地上など捨て我等と月に帰るぞよ』

 

「断るわ。私は地上に残る。地上には月にないものがたくさんあるもの」

 

月の使者の中でざわめきが起きる

そしてかぐや姫の元に使者の中から一人近寄ってくる

そいつは、左右が赤と紺に別れたナース服(?)を着て背中に大きな弓矢を持っている

たぶんあれが永琳だろう

 

輝夜の元で少し話した永琳は使者の方に向き直り矢をつがえて放った

飛んでいった矢は真っ直ぐツクヨミに向かっていた

ツクヨミの前にいる使者を貫きながら進み、ツクヨミに受け止められた

 

『八意よ........これは反逆行為と見て良いんだな?』

 

ツクヨミがこちらを睨んで言う

そして、輝夜から攻撃開始の合図が出る

 

「ヨッシャー!暴れるぜぃ!!剣技:疾風迅雷!!」

 

ずっと同じ体制で立っていたので少し疲れた

よって一気に決めることにした

琥神と暁楽を抜き、飛翔する。そして『永遠と須臾を操る程度の能力』を使い相手の時を止め高速で切りまくる

そんな戦法卑怯だと言われるだろうが気にしない、相手の方が格上だから手加減をしたらこっちが殺られてしまう

やっぱり時間止めたあとはこれでしょ!

 

「そして時は動き出す.........」

 

お約束の台詞を言った直後敵が羽衣ごとズタズタに切り裂かれ落ちていく

辛うじて羽衣が無事だった月人が逃げようとするがツクヨミがそれを許さなかった、それらの背に刀を突き刺し落としたのだ

その行動に少々驚かされたが瞬時に切り換えツクヨミに向き直る

 

左手で、彼方に逃げろ.....と輝夜に指示をだし右手に『あの槍』を出し、投げる

 

「雷槍:ブリューナク!かーらーの雪月花!!」

 

もともとユウキの武器だったがアイツが消えてから俺も使えるようになったソレを投げ、暁楽を抜き一気にツクヨミに迫る

 

5つに別れたブリューナクをツクヨミは華麗に避け、神剣を両手に持ちこちらに向かって剣を振り上げる

振り下ろされる剣を避けずにツクヨミに向けて三連撃を放つ

ツクヨミの剣がこちらを叩き切る事はなかった

 

何故なら、先程避けたブリューナクがツクヨミの剣に落ちたからであった

雷に打たれ、急所を三ヶ所一気に斬られたツクヨミは地面に落下していった

しかし地面に落下するまでに体勢を立て直し、神力を無理矢理放出させてツクヨミは月へ飛んでいった

 

 

 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼

 

 

結局、折角張った結界は使われないままお役ごめんとなった

あのあと、兵士たちを起こし月人の処理を任せるとそのまま屋敷を後にした

 

ただ単にそこにいたくはなかったのだ

そして輝夜のことを思い出す

 

「アイツちゃんと逃げ切れたかなぁ.......」

 

そう呟きながら都の外を歩いていると後ろから短刀を突きつけられた

何事かと思い後ろを見てみると黒髪の女の子が俺に短刀を突きつけていた

 

「なにか用かな?藤原妹紅さん」

 

名前を時代から推測をして用事を聞く

合っていたのか目を見開いて驚く妹紅

そしていきなり怒り出した

 

「アンタ......かぐやの屋敷から出てきたわよね?かぐやは何処にいるの!今すぐ教えなさい!!答えないなら.............」

 

「殺してやる.......か?俺が死んだら場所は一生分からないぞ」

 

「チッ......じゃあ痛い目に会いたくなければ早くいいなさい!!」

 

おい、こいつ年上に舌打ちしたぞ

礼儀を知らねぇ奴だな

そんなことを思っていると........

 

ザシュッ

 

腕を斬られた、よりによって利き手をやられてしまった

これ以上無意味に傷つくのは嫌なので正直に言っておくことにした

 

「ここから南にしばらく行け........そこにいる」

 

「そうなんだー有り難うねっっ!!」

 

ドスッ

 

例を言うと同時に短刀を胸に刺してきた

不意打ちだったために避けきれず左肩に短刀は刺さった

急所は外れたとは言えこれで両手を使うことが出来なくなった

 

そのうち出血が多すぎるせいか意識が朦朧としてくる

あぁ、俺は死ぬんだろうな.....と他人事な言葉が頭の中で反響する

 

規格外な俺だって人間だ、死ぬことはあるさ

それが今日来ただけのこと

でも正直言うともう少し生き..て....いた....かった.....な...............




ねーむーいです
幽忌が妹紅さんに殺られちったよ

幽忌「...........」

主人公死んじゃってどうすんのさ
ってことで次回もゆっくり見ていってくらせーい

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