とりあえず楽しんでください
輝夜と明久は一回戦が終わりAクラスに帰っていた。
輝夜「うあああああああああ・・・。なんで俺はあんなことをしたんだあああああ」
明久「落着きなって、輝夜」
輝夜「そうは言うがな?アキ、恥ずかしいもんは恥ずかしいんだよ」
なんて会話をしつつAクラスまであと半分といったところで佐藤さんが走ってきた。
なんだか慌てているようだがどうかしたのだろうか?
佐藤「明久君!輝夜君!大変なんです!」
輝夜「落ち着いてくれ、佐藤」
明久「何があったのか教えてくれる?」
佐藤「じ、実は・・・」
輝夜と明久がそういうと佐藤は教室であったことを話し始めた。
佐藤「三年の先輩がうちの喫茶店に来てここの料理はまずいとか態度が悪いって騒いでるの」
輝夜「なるほどな・・・(俺と学園長の会話(取引)が聞かれていたのか)」
明久「早く戻ってその問題を片付けちゃおうか」
輝夜「そうだな」
明久たちが急いで教室に戻ると騒いでいる男を二人見つけた。
輝夜「とりあえず間違いないと思うがあれが騒いでるやつらか?」
佐藤「そ、そうです・・・」ハァッハァッ
明久「佐藤さん、悪いんだけど鉄人を呼んできてもらえるかな?」
佐藤「わ、わかりました」
明久と輝夜は佐藤の返答を聞くとすぐに騒いでるバカのもとへ向かった。
馬鹿A「ここの料理はクソ不味いんだよ!こんなので俺たちから金をとろうってか!?」
馬鹿B「マズイわ待たせるわ接客態度は悪いわ!俺たちを馬鹿にしてんのかぁ!?」
ああ、こいつらは輝夜と明久の前で一番言ってはいけないことを言ったな・・・終ったか。
明久「うちの店の料理がまずいって?本当に言ってるんですか?」
馬鹿A「あたりまえだ!そんなことより責任者をだs・・・ぶべらっ!?」
ああ、やっぱり我慢しきれずに輝夜が手を出したよ。Aクラスの料理を馬鹿にするということは自分たちがバイトしてる店を馬鹿にされるのと同じだからなぁ・・・。
輝夜「俺がホールの責任者、こっちのアキが厨房の責任者だ。何か不満でもあるのか?」
馬鹿B「不満もなにも連れがお前に殴り飛ばされたんだが」
明久「そんなことはどうでもいいことですよ?先輩。後輩の店に来て営業妨害、そんなことをしてると退学になりますよ?」
明久がそういうと周りの客がざわめきだした。
客A「あんなのが最上級生だなんて下の子たちはかわいそうだな」
客B「営業妨害するとか・・・人間としてどうよ」
客C「ここの料理って基本的に喫茶ジュピターのメニューだよな?」
客D「言われてみれば・・・こいつらは喫茶ジュピターも馬鹿にしてるんだな」
輝夜「そんなに文句があるってんなら周りのお客様に聞きましょうか?不満があるかどうか」
明久「それではお客様方、ここの料理に対する評価をお世辞などは抜きにして答えてください」
客一同「高校の学園祭でここまでの料理を食べたのは初めてってくらいおいしいよ!そいつらの舌はおかしいんじゃないの!!」
輝夜「・・・と、他の皆様はこうおっしゃられていますが?」
馬鹿BはAを担いで逃げようとした。
しかし(鉄人に)回り込まれた(ドラクエ風)
鉄人「この馬鹿どもが!貴様らには俺の教育(拷問)が必要なようだな!!」
馬鹿「嫌だああああああああああああああああああああああああ!!!」
そうやって鉄人(悪魔)に変態(バカ)が二人連行された。
輝夜「お客様方にはご迷惑をおかけしました。今この場にいるお客様方には表示されている金額から20%引かせていただきます」
客からはこのレベルの料理を安く食べられるなんてラッキーなどと声が漏れていた。