バカと双子と天才?   作:Pyromane

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原作キャラのオリ腕輪出してみたでござるの巻


第8問  Aクラス対Fクラス前篇

某日午後……AクラスとFクラスの試召戦争が始まる……

 

高橋「ではAクラス対Fクラスの試召戦争を始めます。第一戦目の方は前へ。」

まず出てきたのは秀吉。

秀吉「ではワシが行くのじゃ。」

Aクラスからは優子が出た。

優子「ま、相手するわよ。」

高橋「教科はどうしますか?」

優子「古典でおねがいします。」

優子の言葉に秀吉が疑問の顔をする。

秀吉「ワシの得意科目で良いのかの?」

優子「あんたの本気が見たいのよ。」

優子の答えに秀吉は納得する。

高橋「承認します」

優子・秀吉「「試獣召喚!!」」

古典

木下優子            VS          木下秀吉

 

 385点                        452点

 

 

優子「流石にやるわね……」

秀吉「差は100点も無いがのう……」

優子の召喚獣は盾とランスを、秀吉の召喚獣は薙刀を構える。

秀吉「では行くぞ!」

秀吉の召喚獣が優子の召喚獣に切りかかるが……

優子「当たんないわよ!」

 

盾で弾かれ、ランスで突かれる。

 

秀吉「くっ!」

秀吉428点

 

優子「掠ったみたいね?」

秀吉「そのようじゃのう……」

 

双方の召喚獣が切り結び、弾き、守る……そんな勝負が10分ほど続いたころ

 

優子                    秀吉

287点                  318点

 

秀吉「このままでは決着がつかんのう……」

優子「ええ、そうね…」

秀吉「しょうがない…そろそろ腕輪を使わせてもらうぞ!」

優子「きなさい!」

 

秀吉の召喚獣がつけている腕輪が光ると、辺りが桜に包まれる………

 

優子「なにこれ……」

秀吉「『桜花散々』(おうかさんさん)、名の通り散った桜を操る腕輪なのじゃ。」

 

桜の花びらを召喚獣の薙刀に纏わせると、纏わりついた桜が形を変え、龍となっていく……

 

秀吉「『桜龍』なのじゃ。行くぞ!姉上!」

優子「来なさい!秀吉!」

 

優子・秀吉「おおおおおおおおおおおおお!!!」

 

桜が散り、そこに立っていたのは…………秀吉の召喚獣だった。

 

優子DEAD               秀吉268点

 

優子「負けたわ。やるじゃない秀吉。」

秀吉「勝っ……た?姉上に……?やったのじゃ!!」

高橋「ただいまの勝負、Fクラスの勝利です。」

 

 

優子「うーん、ごめん!負けちゃったわ!」

輝夜「ま、しょうがないさ。」

明久「いい勝負だったよ!」

 

高橋「では次の選手は用意をしてください。」

Fクラスからは須川が…

須川「よし!行ってくる!」

Aクラスからは実は今回初登場のチョイ役佐藤さんが…

佐藤「だれがチョイ役ですか!?」

高橋「教科はどうしますか?」

須川「日本史で!」

高橋「承認します。」

佐藤・須川「「試獣召喚!」」

 

日本史

佐藤美穂                   須川亮

 362点                   284点

 

佐藤「なっ!」

須川「はぁっ!」

 

須川の召喚獣が棍で殴りかかるが、鉄球で弾かれてしまう。

 

佐藤「虚を突かれましたが……油断しません!」

須川「うをっ!?」

 

佐藤「てい!やあ!」

須川「うわっ!?おっと!あ、しまった!」

佐藤「今です!」

グシャッ!!

須川DEAD

 

須川の召喚獣は鉄球の攻撃を躱していたが、途中で鉄球が掠り、そのまま鉄球に潰され、戦死してしまった。

 

高橋「勝者!Aクラス!」

 

佐藤「出番これだけですか!?」

 

あとでありますよ………多分。

 

佐藤「多分ってなんですか!?」

輝夜「佐藤?何に話してるんだ!?」

佐藤「いや…なんか言わなきゃいけない気がして……」

輝夜「?」

 

高橋「では……第三回戦の出場者は前へ」

Fクラスからはムッツリーニが

ムッツリ-二「………」

Aクラスからは工藤愛子が

愛子「頑張ってくるヨ」

高橋「選択科目は?」

愛子「あ、保健体育で。ねえムッツリ-二クン?」

ムッツリーニ「…なんだ工藤愛子…」

愛子「君も保健体育が得意なんだよね?ボクも得意なんだ~。主に実践でネ。」生足チラッ

ムッツリ-二「うっ!」ブバッ!

 

 

輝夜「?なんだ!?誰かに目隠しされて耳をおさえられてる!?」

明久「見ちゃだめだよ!輝夜!」

優子「聞いちゃダメ!輝夜君!」

 

 

愛子「あ、そういえば輝夜クンがいるんだっけ……。気を取り直して…実践派と理論派!どっちが強いか勝負!」

ムッツリーニ「……」

愛子・ムッツリーニ「「(………)試獣召喚!」」

 

保健体育

 

工藤愛子                   ムッツリ-二

 513点                   ???点

 

 

 

斧を携えた愛子の召喚獣と小太刀二刀のムッツリ-二の召喚獣が対峙する。

 

 

愛子「バイバイ、ムッツリ-二クン!」

愛子の召喚獣が腕輪を発動し、雷を纏った斧でムッツリーニの召喚獣を叩き斬ろうとする。

 

 

ムッツリーニ「………『加速』……完了……」

愛子「え?」

 

一瞬で愛子の召喚獣は切り刻まれ、戦死した。

 

工藤愛子                 ムッツリーニ

 DEAD                 702点

 

試合終了後、愛子はorzの状態になり、落ち込んでいた。

 

愛子「そんな…ボクが負けた……?ボクがやっていたことは無駄だったのかな……。」

ムッツリーニ「うぬぼれるな工藤愛子!お前がやってきたことは無駄なんかじゃない。他の教科なら俺は負けていただろう……だがお前は上には上がいることを知った。次は慢心せずにこい。相手をしてやる……。」

愛子「ムッツリ-二クン……////」

 

 

輝夜「惚れたな」

優子「惚れたわね…」

明久「そうなの!?」

 

 

高橋「第三試合、Fクラスの勝利です。次の試合の準備をしてください。」

 

Fクラスからは獅子川が

獅子川「っしゃ!」

Aクラスからは紫苑が出た。

紫苑「ま、行ってくるわ!」

 

高橋「教科はどうしますか?」

獅子川「ん?あぁ、俺か?じゃあ英語Wで」

英語と聞いた瞬間紫苑の顔が歪んだ。

紫苑「くそっ!こりゃあオレの負けだ!」

獅子川は意味が分からないという体で聞いた。

獅子川「は?やってみねえとわからんだろ?」

高橋「承認します」

紫苑「みてりゃわかるよ……試獣召喚!」

獅子川「は?試獣召喚!」

 

木崎紫苑                  獅子川空

 98点                    532点

 

 

 

一瞬の静寂の後、両クラスの疑問が炸裂する!

 

 

Aクラス・Fクラス「「「「「「「「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」」」」」」」」」

 

紫苑「オレぁ英語が苦手だからな!他の教科は全部腕輪使えるのに……」

獅子川「おう……じゃ。」

 

ポカッ

 

 

木崎紫苑DEAD

 

 

 

 

Aクラスはあとが無くなった。

 

 

 

 

 

 


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