規格外‼︎全てを護る者(更新停止中です)   作:グリムリッパー02

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新年あけちゃいましたおめでとうございます。

本当は去年のウチに出したかったんですが…あけてしまいましたね。

今年こそは!早く投稿出来るように頑張ります!


オカルト研究部、決戦へ‼︎

「なんだよこれ…」

 

学園内に入るとそこは異様な光景だった。

校庭を中心に浮かぶ4本の剣と魔法陣、何をしようとしてるんだ

 

「四本のいや、三本と一つの核のエクスカリバーを一つにするのだよ」

 

突如上から声が降る。見上げれば豪華な椅子に座ったコカビエルの姿が。あの野郎自分は高みの見物って訳かよ!

 

「バルパー、あとどれくらい時間がかかる?」

 

「五分もかからんよ」

 

今度は魔法陣の方から声が、初老のジジイが嬉しそうに魔法陣を見ている。バルパーって奴だったよな?

 

「そうか。さて、どの魔王がくるのかな?サーゼクスか?セラフォールか?」

 

「お兄さまたちの代わりに私たちが相手よ!」

 

ドガァァァァァァァァァァァァン‼

 

なっ!

体育館が吹き飛んだ!嘘だろ!?あんなのレイナーレなんて比じゃない!

 

「お前達が相手?ふっ、ハハハハハ!愉快だ。だがお前らではつまらんな」

 

「ならば私ならどうでしょう?」

 

と俺たちの後ろからジブリールさんが出てくる。その表情には殺気が滲み出ている。こ、怖い…

 

「天使が派遣されていると聞いたがまさかお前とはな天界の問題児、ジブリール」

 

「ふふふ、堕ちた鴉に名を覚えられているとは…身の毛がよだちますね」

 

互いが互いを貶しあって殺気ガンガン飛ばしてるぅぅう!近くにいるだけで少し意識が飛びそうなんですけど!?

 

「ハハハッ!確かに貴様なら余興には申し分ない!遊んでやろう!」

 

「ちょっと!私達を無視しないでくれる?」

 

「貴様らには俺のペットをくれてやろう」

 

パチンとコカビエルが指を鳴らすと闇夜の奥から三つの首を持つ化け物が現れた。なんなんだよアレ!

 

「ッ!ケルベロス!」

 

「部長!ヤバイんすか!」

 

「ええ、でもやるしかないわ!今回はあなたにサポートをお願いするわ!」

 

「了解です!」

 

様はブーステッド・ギアの力を溜めて部長たちに譲渡すればいいんだよな!

いまの俺だと限界まで倍加できるのは三回ほどか?それでも部長達に譲渡すれば勝てる!

 

「それならこちらも始めましょうか」

 

どうやらジブリールさん達も戦闘を開始するようだ。

 

「ガァァァァァッ!」

 

「朱乃!」

 

「甘いですわ!」

ケルベロスが吐いた炎を瞬時に朱乃さんが魔法で凍らせる。流石だぜ!

 

「くらいなさい!」

そして我が部長がすぐさまに滅びの魔力をケルベロスにぶつけようとするが違う首からの炎で防がれる。

三つの首ってめんどくせえなぁ!

 

「…隙あり」

横から来た小猫ちゃんがケルベロスのわき腹を殴り飛ばす。よしっ!この調子なら…

勝利を確信した瞬間言いようのない感覚に襲われる。なにか第六感のような…

 

「ッ!アーシア!」

「え?っきゃ⁉︎」

「グルルルルル!」

 

クソッもう一匹いるのかよ!俺はアーシアを庇う為に走るが、このままじゃ間に合わない!

 

ズバッ!

 

刹那、ケルベロスの首が一つ宙にまった。一体誰が?

 

「加勢にきたぞ」

俺の目の前に現れたのは長剣のエクスカリバーを振るう少女、ゼノヴィアだった。

 

「聖剣の一撃。魔物には無類の威力を与える」

ゼノヴィアはケルベロスの胴体を斬りさき、倒れこんでくるところにトドメをさした。

 

「全く、君はもっと後ろに配「ゼノヴィア!後ろだ」何!」

 

会話中のゼノヴィアを更に隠れて居たもう一匹が襲ってくる。何匹いやがるんだ!

だが、ケルベロスはゼノヴィアが切り裂くよりも早く地面へと倒れ伏した。

 

「戦闘中は私語厳禁よ、イッセー君。ゼノヴィアちゃん」

 

どうやら今のは刀奈さんがやったらしい。あのケルベロスを一人でとか、頼もしすぎるぜ!

よし!こうなったら俺も!

 

「部長!朱乃さん!力がたまりました!今から二人に譲渡します!」

 

「ありがとうイッセー!朱乃!」

 

「はい!天雷よ!鳴り響け!」

 

朱乃さんが指で雷を操る。

ケルベロスは雷を感じて逃げようとするが…

 

「逃がさないよ!魔剣創造!」

 

地面から無数の魔剣が現れケルベロスを貫いた。

木場か⁈

グットなタイミングで来やがって!

このイケメンがッ!

そして動けなくなったケルベロスに雷があたる。

 

「グオオオオオオオオッ…」

やった!

ケルベロスは全部倒した。

 

後は、

 

「フッ!」

「ハァ!」

 

上空で戦っているコカビエルだけだ。にしてもジブリールさん、強いなんてモンじゃない!あのコカビエルと互角だなんて!

 

「ハハハハハッ!楽しいぞ。ジブリール!」

 

「そうですか、ですが私は貴方の様な人との戦闘を楽しむ趣味などごさいませんので、これにて終わりにさせて頂きます」

 

瞬時、手を上げたジブリールさんの元に膨大な力が集まり始める!

なんだよこれ…?桁が違いすぎるだろ!?

 

「ま、これで街は滅んでしまうかもしれませんけど♪」

 

って、えぇぇぇぇぇえ!?街滅ぶってそんなのシャレにならないだろ!でもあの一撃にはその威力があると俺でも分かる。

ビリビリと大気が震える。

 

「いいぞ!こい!俺が求めていたのはそれだ!」

 

コカビエルは狂ったような笑みを浮かべる。マジであいつ何処か可笑しいんじゃないのか?

 

「くらいなさい!」

 

轟‼︎凄まじい程のオーラを持った塊がコカビエルに向かって放たれる!

クソッ光で前が見えない!

だがなんだろう。このなんとも言えない嫌な感覚は…光の反射からかコカビエルの顔が笑っているように見えた気が…

 

 

 

────かかったな」

 

 

途端に光がやんだ。慌てて周りを見るが何処も壊れていない。まるで何も無かったの如く元のままだ。嘘だろ?アレだけの攻撃で周りへの被害が0だなんて?

 

上からなにか降ってくる。コカビエル?いや、あの白い翼は…ジブリールさん?!

え?なんでだよ?攻撃をくらったのはコカビエルの筈だろ?

 

空から落ちたジブリールさんは肩で息をしている。それによく見れば呪文でできた鎖のような物が巻き付いていて下の魔法陣に繋がっている。アレがあの攻撃を止めたっていうのか?

 

「やられましたね……まさか私の天撃ごと力を吸収されるとは…」

 

吸収?!じゃああの攻撃は……

 

「ハハハハハッ!大きな攻撃に隙が出来るのは戦の鉄則だぞ、ジブリール。言っただろ?天界から天使が派遣されていると知っていると

知っていれば対処の仕方は幾らでもあるのさ。まぁ、お前のような問題児が来てくれるのは予想外だったが結果オーライと言うやつか」

 

まさかそんなタネを仕掛けていたなんて…!

すると今度は魔法陣の中央が輝いた。

 

「ほう、天使の力でここまで短縮されるか。完成だ!エクスカリバーが一つになる」

 

「ほう、それがか。それと下の術式も完成だ。ジブリールの天撃を吸収したからな、この街どころか国を滅ぼす程の威力があるぞ」

崩壊⁈

国が⁈くそっ、エクスカリバーもあるって言うのに。絶対絶命のピンチじゃないかよ!

コカビエルはジブリールさんの方を向くその目は見下すような目だ。

 

「どうだジブリール。貴様の力で身を滅ぼされる気分は」

「クッ!」

「だがまぁ貴様には働いて貰った仮があるからな。屍体は有効に使わせて貰おう」

 

コカビエルが指を鳴らせば、再び闇の向こうからケルベロスの姿が、1.2.3.4....8⁉︎多すぎだろ!さっきの倍以上はあるじゃないか!

 

「まさか貴方ここを地獄と連結させているの!?」

「その通りだ。さてジブリール、貴様の屍は餌になって貰おう。なぁに故郷の天界に帰れるんだそう悔やむことは無いさ」

 

悔し涙を流すジブリールさん。俺たちは必死に数を減らそうと食らいつく。が、多すぎる。クソッどうすればいいだよ!

 

「殺れ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千の雷(キーリプル・アストラペー)!!!!!!!!!!」

 

 

爆音を轟かせ雷の柱がケルベロス達に直撃する。

ハハッ!こんな馬鹿げた威力を出せる奴なんて一人しかいない!

 

「夕弥!」

 

光がやんだ先にはパーカーをなびかせる親友、夕弥が立っていた。

 

 




いかがだったでしょうか。
次回から夕弥君復活です。

さて、ここでアンケートの方ですが……全員が多すぎるッ‼︎
いやー、最初全員はネタとして入れていたんですが……まさかここまで多いとは……
なので全員は書くとして、次に多かったキャラとのデート話を書こうと思います。

投票は活動報告の方にありますので、投票してくださると嬉しいです!

それではまた次回!

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