規格外‼︎全てを護る者(更新停止中です) 作:グリムリッパー02
原作始まったらしいです‼︎
ーチュンチュンー
鳥のさえずりで俺は目を覚ました。
転生してから早17年今日は原作スタートの日らしい。
らしいというのは俺が原作を読んで無いから。
この世界での俺は滝宮 夕弥と言う名前だ。
前世の記憶も一応あるが薄れてきてる。
とりあえず今日までの行動を簡単に説明する。
俺誕生
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刀奈と出会う
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イッセー、イリナ、と出会う
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トレーニング開始
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各種の能力の完全発現
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白音、黒歌と出会う
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二人を救助、傷ついた白音をサーぜクスに預け黒歌と同居
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少女が殺されそうになった所に出くわす
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少女と母救助
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家を出て修行の旅へ
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レキの村がはぐれ悪魔に襲われている所を発見
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唯一の生き残りのレキを救助
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帰国
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中学入学
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冥界や天界に行き四代魔王やアザゼル、ミカエルと知り合う
↓
ヴァーリーチームとなんか色々あって知り合う
↓
駒王学園入学
↓
なんだかんだで二年生へ←今ここ
所々原作ブレイクしてるが気にしないでくれ。
つか、転生って…赤ちゃんからとはホント思わなかった…前世の記憶あるのに赤ちゃんからってのは結構抵抗があったけど…
あ、それと特典のヒロイン達なんだが…刀奈は幼馴染だったよ‼︎ホントにビックリした。レキも助けた後母さんが気に入り普通に養子として迎え入れちゃたし!
と、そろそろベッドから起きないとな。遅刻はまずい。
そうやってベッドから起き上がろうとすると何か重い感触がした。
嫌な考えを頭に浮かべながらシーツを捲ると…案の定、黒歌が俺に被さるように寝ていた。盛大にはだけた着物はホントに目のほよu…っんじゃなくて目に毒だ…
「おら…起きろ黒歌!」
俺は若干叩き起こすように揺さぶると「にゃ‼︎」っと悲鳴をあげながら黒歌が飛び起きた。
「よっ!おはよう黒歌」
「んーいっつも夕弥はヒドイにゃ…」
「いっつも布団に潜り込んでくるお前が悪いんだろうが!ってこんな言ってる場合じゃないな飯の準備をしねぇと…なんかリクエストあるか?」
「鮭の塩焼きがいいにゃ‼︎」
「ん、了解」
そう言って俺は黒歌を部屋に残し一階のキッチンへ移動する。
朝飯を作るのは大抵俺だ。たまに違う時もあるがこの17年間の殆どは俺が朝飯を作ってる。
え?母親?知らないよ、父さんと一緒に「まだ見ぬ謎を解き明かすわよ‼︎」と言いながら何処かに行った。
いたらいたらで凄くめんどくさいしな。
さてもう少しで出来るかな?と言う所でリビングのドアが開きライトグリーンの髪をした無表情な少女が入ってきた。
言わずもながら義妹のレキである。
焼き魚の匂いを感じ取ったのか鼻をスンスンとならし食卓に着いた。
「おはようレキ。もう少しで飯出来るから待っててな。」
「……はい…」
うん。若干寝ぼけてるな。
俺は顔を洗うように促しその間に食器を出して盛り付けて行く。
レキが顔を洗って戻ってくる頃には黒歌もしたにおりてきており仲良く朝飯をとった。
閑話休題
「よし!そんじゃそろそろ出るか!」
俺は制服とパーカーを着て玄関で待ってるレキの所へ行く。
ちなみに黒歌は留守番だ。登校させるわけにもいかないしな。
「にゃ、いってらっしゃいにゃー」
「おう、行ってくる。」
「行ってきます。」
俺とレキが家から出るとー
「夕弥君ーー‼︎」
「クボォオ‼︎‼︎」
掛け声とともにボディータックル…もとい抱きついてくる女子が一人。
独特な水色の髪とカメリアの大きな目、真っ白な肌をした俺の幼馴染。更識 刀奈が居た。
刀奈の扇子には『朝の挨拶』と書かれてある。わざわざ作ったのか?
「か、刀奈…もう少し落ち着いて朝の挨拶はできないのか⁈」
「いやよ!私はいつでも夕弥君と一緒に居たいんだから!」
「よし!じゃあこのまま抱き合って駆け落ちして幸せな家庭を築こう‼︎」
「ふぇ‼︎///い、いやそれも悪くないけど…」
「冗談だ」
これが俺の毎朝の恒例行事だ。
刀奈は向こうから攻めるのは大丈夫でもこっちから攻めると途端に慌て出すから反応が面白いんだよな。
「ムゥ…夕弥君の意地悪…」
「悪い悪い、だからそんな頬を膨らませんなよ」
「一緒にお昼食べてくれないと許さないわよ…」
「はいはい。分かったよ」
「そう‼︎」
さっきまでの拗ねた表情は何処へやら満面の笑顔で返される。
あぁ、幸せだなーと思っているとレキが急に俺の裾を掴んで来た。
「夕弥さんは私のです…」
うぉ!ここで盛り込んでくるかよ…
この宣言を聞いて刀奈はイタズラっぽく笑みを浮かばせて、「負けないわよ‼︎」と火花をちらせていた。俺としてはどっちも大切なんだけどな…
まぁ、なんにしてもこのままここで盛り上がっている訳にも行かない。
俺は二人に声をかけ通学路を進んだ。
閑話休題
さて、もうすぐで学校だ。学校に近くなるってことは人も多くなるってことで…周りの視線が痛い。
刀奈やレキは気にせず俺の隣にいる。刀奈に至っては腕を組んでるし…
そんな感じで周りから殺気をかんじながらも学校に着いた。
「んじゃ昼休み。屋上でな」
「うん!それじゃあね!」
「はい。それでは」
そう言って俺達は別れる。
ちなみに俺が2年レキが1年刀奈が3年だ。
俺が2年の教室に着くと一人の男に声をかけられる。兵藤 一誠。俺の幼馴染で親友でまごうことなき変態。
そして二天龍の一体、赤龍帝が宿る神滅具『赤龍帝の籠手』の所持者である。しかも変態。
大事なことだから二回言ったぞ。
いやね俺も頑張ったよ。ただでさえそっちの発言さえなければ好青年だから。
でも無理だった…こいつを真っ当な道に戻すのは神でも無理なんじゃないか?神いないけど。
そんな考えをよそにイッセーは興奮した様子で声を荒げる。
「夕弥!聞いてくれ‼︎なんと俺に彼女が出来たんだ!しかも無茶苦茶可愛くて清楚な感じでさぁ!あの三大お嬢様にも引けを取らない位なんだぜ!」
「「クソぉ~!イッセーは童貞卒業か裏切り者め!」」
後ろにいるのは松田と元浜。
イッセーはそいつらを合わせた変態三人組の一人で覗きの常習犯だ。
そんなイッセーに彼女とは…そんなのこの世界最大の奇跡なんじゃないのか?神は平等なんだな。いや神いないけど。いやそのおかげなのか?
まぁなんにしてもだ…
「良かったじゃないか!それなら今日は祝わなきゃだな。もうこれ逃したら普通の女の子と話すことも出来ないかもしれないしな!」
「ひでぇな‼︎」
「そうと決まれば…よし!昼休み俺と刀奈とレキとお前入れた四人で飯食おう!今日は刀奈が弁当作って来てくれたからな!」
イッセーは「マジか‼︎」と顔を輝かせ松田と元浜は「なぜイッセーだけこんなに運が向いてくるんだぁ!」と嘆いていた。
俺も今日の昼は楽しそうだなと笑みを浮かべた。
閑話休題
さて昼だ。俺はイッセーを連れて屋上に行く。刀奈とレキには既に連絡してある。二人とも快く了承してくれた。
「おーす、待ったか?」
「ううん、私達も今来た所よ。」
「大丈夫です。」
「刀奈さんにレキちゃんお邪魔します。」
俺らはそれぞれ声を掛け合い広げられたビニールシートに座る。
それからは仲良く飯を食べた。イッセーが付き合ったことを言った時は二人とも驚いていた。あのレキが表情を変えるくらいだ。
「あ、そうだ!夕弥!デートの仕方を教えてくれ‼︎」
「ん?なんでまた。」
「いや実は週末デートしようって事になってさー、俺どうすればいいのか分かんなくなっちまって。」
「ンなもんお前が常日頃からしてる妄想の通りにすればいいんじゃ無いか?」
さすがのこいつでも始めて出来た彼女をホテルには連れ込まんだろ。
「そうだよな!よし俺頑張るぜ!」
「程々になー」
週末か、様子見だけはしとくかな?
閑話休題
さて時は流れ流れイッセーのデート当日。
俺は黒歌とレキに友達と遊んでくると言って出て来た。
じゃないと着いてこようとするからな。特に黒歌。
デートは順調に進んでいた。
うん。やっぱりエロい発言さえなければモテるんじゃ無いかな?イッセーの奴。
デートは一般的なやつだけど、さりげない気遣いはちゃんと出来てるしな。
そして彼女の方。確かに可愛いけど…なんか人とは違う気配がする。
多分堕天使だ。
隠せてはいるけどまだまだだな。
まぁ、ホントにイッセーの事が好きで仕方なく隠してる可能性もあるしな。神滅具の可能性もあるが、まだバレてはいないと思う。アザゼルから何の連絡もないし。
そんなこんなでデートは終盤。
公園の噴水の前に来る。
俺は茂みの中に隠れていた。
「ねぇ、イッセー君お願いがあるの。」
「な、何かな、お、お願いって?」
アイツこんな時でもエロいこと考えてんじゃ無いだろうな?キョドりまくりだぞ…
そうして女の方はイッセーに微笑み
「死んでくれないかな?」
と言い殺意と同時に堕天使特有の黒い翼を展開した⁉︎
死ね?どう言うことだ?
イッセーはそれを見て固まっている。
堕天使はそのまま冷笑な笑みを見せたまま言う。
「楽しかったわ。あなたと過ごしたわずかな日々。初々しい子供の『ままごと』に付き合えた感じだった。」
ままごと…アイツはイッセーとの関係をそう言ってのけた。イッセーが一体どれだけお前の事を大切にしようとしてきたか…どんだけ嬉しかったのか…
その全てをアイツはままごとだと言ったのだ。
その瞬間。俺の中の何かが外れた。
「てめぇぇえ‼︎‼︎俺の親友に手だしてんじゃねぇぞ‼︎‼︎‼︎‼︎」
俺は茂みから飛び出し堕天使に思いっきりタックルした。
「んな…⁉︎」
「夕弥⁉︎」
俺のタックルで堕天使は吹っ飛びイッセーは驚く。
「イッセー!お前はここから逃げろ‼︎速く‼︎」
親友が殺されるのを見逃せるわけないよな!
「この…!人間‼︎何をする!」
「うっせぇんだよこのクソガラス‼︎お前の相手は俺だ‼︎」
俺はそのまま構えをとりやつに突撃する。
俺の構えは中国拳法の物だ。俺の能力の一つを使うにはやっぱりこっちの方がやりやすいからな。
堕天使は手元に光を集め槍の形にし躊躇なく俺に投げる。
俺はそれを最小限の動作で避け速度を落とさないまま堕天使の体へと虎僕・六合天衝を放つ。
腹へモロにくらった堕天使はそのまま吹っ飛ぶ。能力は使ってなくても身体能力はズバ抜けていると自負しているからな。
「な、なんなのよこの力…ホントに人間なの…?」
さてこれからどうしようかと言う所で後ろの方に嫌な気配を感じる。
そして血の匂いも。
俺は嫌な考えを吹き飛ばすように振り向くと
「イッセェェェェェエ‼︎」
そこにはスーツを着た堕天使。そして胸に風穴を開けたイッセーを抱えていた。
男は俺を見た後イッセーの身体をこちらに投げて来た。
「おい!イッセー‼︎しっかりしろ!」
「……夕……弥……に…ゲロ……!」
何言ってんだ!自分が死にそうだってのに‼︎
「おい、レイナーレ何をしている。」
「仕方無いじゃない。邪魔がはいったんだから。」
マズイ。俺一人ならこの場はどうにかなるが今はイッセーの方が先だ。
このままだと確実に死ぬ。
俺は目を閉じ能力を発動させる。
ウルスラグナの権能の一つ『鳳』だ。
「邪悪なる者も強き者も羽持てる我を恐れよ。我が翼は汝らの呪詛の報いを与い邪悪なる者、我を撃つに能わず‼︎」
俺は超スピードでその場から遠ざかった。
止まった場所は丘の上の平原。ここは人は殆ど寄り付かない。
「おい!イッセー‼︎大丈夫か!」
「あぁ…夕弥……最後におっぱい揉みたかったな……」
何縁起でもない事言ってんだ‼︎
カッ‼︎
突然、紅い光を放ちながら魔法陣が展開する。
ハハッ…こいつ、無茶苦茶強運なんじゃ無いか?
魔法陣に描かれた紋章はグレモリー家の物だった。
魔法陣の中から紅い髪をした学園のアイドル。リアス・グレモリーが現れた。
「呼んだのはあなたかしら?」
「俺は呼んでないが…それよりこいつをどうにかしてやってくれないか?」
リアス・グレモリーはイッセーを見ると一瞬目を見開いたが其の後興味がある笑みをする。
「傷は…へぇ、面白いことになっているじゃないの。そう、あなたがねぇ…本当、おもしろいわ。」
何がそんなに面白いんだ?まさか人の死体とか大好きとか?悪魔だし。
まぁ、そんなことは無いだろうな、サーぜクスの妹だし、ここは任せて大丈夫だろ、
俺は一言「よろしく頼む」といってその場を離れた。
《後書きコーナー‼︎》
グリム「こんにちはグリムリッパー02です。気軽にグリムと及びください‼︎」
夕弥「滝宮 夕弥だ。以後よろしくな」
グリム「このコーナではアンケートを呼びかけたり質問に答えたり作者の愚痴を言ったりするぞ!」
夕弥「最後の余計じゃないか⁉︎」
グリム「まぁ、今回はまだなにもないし別に良いよね!」
夕弥「まだ1日目だしな。三日坊主にはなるなよ…」
グリム「大丈夫だよ!多分‼︎」
夕弥「歯を食いしばれ‼︎」
グリム「冗談です‼︎ごめんなさい‼︎」
夕弥「ったく、つまんねぇ冗談言ってんじゃねぇよ」
グリム「ごめんごめん。それじゃ夕弥次回のタイトルコールお願い‼︎」
夕弥「次回、親友助けます‼︎」
グリム「それじゃ次回も」
グリム/夕弥「「乞うご期待‼︎」」