規格外‼︎全てを護る者(更新停止中です)   作:グリムリッパー02

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焼き鳥狩りじゃぁぁあ!〜前編〜

修行パートを終えバトルパート前の準備。

 

俺たちは部室にいる。

 

「イッセーさん。一緒にいていいですか?」

 

「構わないぞ。アーシアは修道服なのか」

 

「はい。自分が一番いいと思う格好でしたので。悪魔になってしまいましたが、主への信仰は今でも忘れたことはありません」

 

「そうか。うん。アーシアはその服が一番似合ってると思う」

 

やっぱりエロ方面がなきゃモテるよな…ま、もう心配無いと思うけど。

 

さっきイッセーが言ったように皆自分が一番良いと思った服装になっている。俺はいつもの黒いパーカーにジーパンだ。

 

修行の成果はきっちり出ていて、祐斗、小猫、朱乃は新技を。

部長も知識を詰め込み、アーシアも防御術壁を完成させた。

アーシアの防御術壁は結構凄い。俺の桜華崩拳(雄牛無し)を受け止められるくらいの強度がある。やっぱり魔力の才能が凄まじいな。

 

そして何よりイッセーだ。あの地獄をくぐり抜け体力もなかなかの物になった。上級悪魔クラスの一撃を放った時は俺もビックリした。

赤龍帝の籠手も無事第二段階へと進化してドライグも目覚めたらしい。

 

『久しいな赤いの』

 

『あぁ、黒いの。だがまさかお前が人の子に付き従うとはな』

 

『色々あってな。我が主なら大戦よりも面白い物が見せてくれるだろう』

 

『ほう、ウチの主も歴代最弱ではあるがなかなか面白いぞ』

 

なんて会話があったのは記憶に新しい。

 

つかイッセー…歴代最弱なのか…

 

「………先輩…始まるまで一緒にいませんか?」

 

「おう、小猫。いいぞ、来いよ」

 

小猫が俺の膝に乗ってくる。最早定位置だ。

小猫はレキ、ティアと並んで俺の癒しだと思う。

黒歌や刀奈は問答無用で振り回してくるからな…大変だ。嬉しいけどな。

それに最近一人増えたし…

 

「あらあら、なんだか羨ましいことになってますわね」

 

そう言って朱乃が近づいてくる。あの話をしてから物凄いアプローチしてくるようになった。

俺は某不幸な青年や某男唯一のIS使いと違って唐変木では無い。

朱乃の好意もわかってる。もちろん小猫も。

でもさ、幻想空間で1日出られないからって貞操の危険に陥るのはアウトだと思うんだ。

雷光落とされながら1日中必死で逃げたよ…お陰で朱乃の技の精度が上がった。

 

「おい、朱乃‼︎そんなにくっつくな‼︎」

 

「あらあら、小猫ちゃんは良くて私はダメなんですか?」

 

いや、そこで上目遣いは反則だって…

 

「………降参…」

 

朱乃がしてやったり顏をしているがもう諦めよう。

これは刀奈達で学んだことだ。

 

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

「開始10分前です。皆さん準備は出来ましたか?特に夕弥様。少しやつれてる気がするのですが」

 

「大丈夫だ。気にすんな…」

 

「開始時間になったら戦闘用のフィールドの異空間に転送されます。戦闘用に作った使い捨てのフィールドなので思う存分やって構いません」

 

俺の幻想空間みたいなもんだな。

 

「今回のレーティングゲームは両家の親族方も御覧になられます」

 

そりゃ、結婚破断がかかってるからな。

 

「そして魔王様も御覧になられます」

 

「えっ!?お兄様も見られるの?」

 

あの野郎、やっぱ今度あったら一発〆とくか…つか、両家ともムカつくな。

俺たちが負ける前提で話進めてやがる。

 

「そろそろ時間です。魔方陣の方へ」

 

「夕弥君。あの焼き鳥ぶっ飛ばしてらっしゃい‼︎」

 

「頑張って来て下さい」

 

「おう、俺の大事な人達に手を出そうとしたんだ。地の果てまでぶっ飛ばす‼︎」

 

そう言って俺は小猫達と一緒に魔法陣に乗る。

 

「なお、一度あちらへ移動したら終了まで戻ってこれませんのでお気をつけて」

 

「ティアは連れて行けるのか?」

 

「すいません。今回使い魔の使用は禁じられて降ります」

 

まぁ、ティアだしたらゲーム崩壊だしな。

 

「悪いティア。刀奈達と待っててくれ」

 

「そういうルールなら仕方なかろう。だが帰って来たら甘えさせろよ」

 

「ぜ、善処する…」

 

こいつもだいぶ積極的になったな。

 

「クー‼︎」

 

「旦那さん頑張ってだホー‼︎」

 

「あぁ、お前らも留守番頼むな」

 

「はいホー‼︎」

 

「んじゃ、アゲて行こうか‼︎」

 

全員に別れを告げたあと魔法陣は輝きだし、俺たちは光に飲み込まれた。

 

 

………

 

 

光がやむとそこはーーー部室?

 

だが刀奈達はいない。転移の失敗…は無いよな。一応悪魔の技術だし。

 

『皆様。この度グレモリー家とフェニックス家のレーティングゲームの審判(アビター)役を務めさせていたたくグレモリー家の使用人のグレイフィアでございます』

 

『我が主のサーゼクス・ルシファーの名の下、ご両家の戦いを見守らせていただきます。どうぞ、よろしくお願いします。今回のフィールドはリアス様とライザー様のご意見を元にリアス様が在学中の『駒王学園』のレプリカを用意しました』

 

焼き鳥の野郎…完全に舐めてんな。

 

『両陣営、転移された先が本陣となります。リアス様の本陣がオカルト研究部。ライザー様の本陣が新校舎の最上階となっております』

 

「皆さん。この通信機を耳につけてください」

 

渡されたのはインカムみたいな機械。ハイテクだな。

俺達は結構魔法でどうにかしてたし。

今度作ってみようかな?

 

「これで戦場で味方同士やり取りするから」

 

『開始の時間となりました。時間制限は人間界の夜明けまでです。それではレーティングゲームスタートです』




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