規格外‼︎全てを護る者(更新停止中です)   作:グリムリッパー02

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今回は短めです


修行です!〜前半〜

「はぁー朝か」

 

焼き鳥との会談の翌日。

グレモリー眷属は山で修行することになった。

え?なんで山かって?その山には部長の別荘があるらしい。

お金持ちって怖いね。

 

と、あんましゆっくりもしてられないな。

俺が体を起こそうとするとフニュっとした感触が。

…決してベッドの感触じゃない…

 

俺はまるで油の切れたブリキ人形のように振り向くと…

 

「……んっ…ふぅ…」

 

なんともまぁ可愛らしい寝顔で寝ているティアがいた。

そして俺の手はティアの胸へ…大きすぎるわけでも無く小さすぎるわけでも無い。

形が整った美乳がそこにはあった。

 

やべ…止められねぇかも…

 

俺は吸血衝動に耐えながらも大量の鼻血を流しなから部屋を出た。

 

 

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

「お願いします」

 

今目の前には日本の伝統的な礼法、土下座をした黒歌がいる。

 

「今回の修行、私も連れて行ってください」

 

語尾のにゃを忘れるほど真剣だ。

かつてここまで真剣な黒歌を見たことがあっただろうか。答えは否だ。

 

今回の修行で連れていくのは刀奈とレキだ。

使い魔達は呼べば来れるので実質来れないのは黒歌だけとなる。

 

「絶対にバレないようにするから」

 

今回の黒歌はマジだ。

 

「はぁ、バレても責任持たねぇぞ」

 

「‼︎ありがとうにゃ夕弥‼︎」

 

そういって抱きついて来る。まぁ、妹が心配なんだろうな。

 

「「………(ジー)」」

 

とりあえず、レキとティアは無言で睨むのを辞めて欲しい。

 

 

 

 

閑話休題

 

 

 

 

「へーへー…」

 

俺たちは只今登山中だ。イッセーは荷物持って山を登ってるんでかなりへばってる。情けない。

 

小猫も同じくらい持ってるのにな。

 

ちなみに俺は自分の荷物+刀奈の荷物+レキの荷物+刀奈+レキ+クロ+ジャック+猫化黒歌だ。

なんで刀奈達は荷物の上に座ってんだよ。しかも優雅にティータイムしていらっしゃる。

お茶は零すなよ。熱いから。

異次元に入れて持ち運ぶことも出来るけどこれも修行の内ってわけだ。

 

「お〜い夕弥…待ってくれよ…」

 

「情けないぞイッセー。小猫を見ろ。お前と同じ位の荷物を軽々と持ってるじゃ無いか」

 

「うっ…!」

 

「さて、俺は先行くぞ!イッセーはちゃんと後から来いよ」

 

「ちょ!なんで走れんだよ!待てって!夕弥ァア!」

 

イッセーは無視して走る。

途中刀奈に急に走らないでと怒られたが…いささか理不尽じゃなかろうか?

 

と、走っていると横に小猫が並走して来た。

 

「……………なんでその荷物量で走れるんですか?」

 

「俺人じゃないし」

 

「私や祐斗先輩も走れませんよ」

 

「俺規格外だし」

 

「…………」

 

そこで黙るのをやめろ。

 

「さて、着いたわよ」

 

そういって長い斜面を登り終えた先にはーーーデカイ屋敷だった。更識家もデカイけど此処もデカイ。

これが別荘とかどんだけだよ…

 

「さて、皆‼︎着替えて早速特訓よ‼︎」

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

とりあえずは皆の実力を見なきゃな。


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