規格外‼︎全てを護る者(更新停止中です)   作:グリムリッパー02

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今回は短めです


生徒会来ます!

さて、使い魔事件から数日が過ぎた。

 

あの後、ティアはウチに住むこととなり黒歌、レキを含めた三人目の俺の家族となった。

 

「クー‼︎」

 

「にゃ!お前分かってるにゃ…よし!お前を私の子分にするにゃ!」

 

「クー‼︎」

 

黒歌は黒武龍、クロと話している。ドラゴン子分にしちゃったよ、この猫…黒いどうし気が合うのかな?

 

もちろんだけじゃ無くジャックフロストのジャックも此処に住んでる

 

名前はそれぞれ最初の方をとった。

雑?ノンノンシンプルだと言ってくれ。

 

皆を連れて来た時の黒歌達の反応は凄かった。

そりゃ、綺麗な女の子(ティア)とドラゴン、妖精なんてものを一同に連れて来たら固まるよな…

 

なお、ティアの事については刀奈を含めた三人でO★HA★NA★SHIされました。

 

「さて、そろそろ学校に行くか…」

 

そうやって立ち上がると、ティアがバックとパーカーを持ってきてくれた。

なんか出勤前の旦那の気分だ。

 

「して夕弥よ今日はいつ頃帰ってくるのだ?」

 

「今日は部活に顔出すつもりだから遅れる。黒歌と留守番よろしくな」

 

「う、遅くなるのか…」

 

最近のティアは闘った時とはまるで違い普通の女の子のような表情をするのでとても可愛い。

 

「心配すんな、帰ってきたら一緒に飯を食べよう」

 

「う、うむ!絶対だぞ!」

 

そう言って俺はティアを撫でる。

ティアも嬉しそうに目を細める。

 

「………なんか、あの二人仲良過ぎじゃにゃいかにゃ?」

 

「………確かに、夫婦のようです」

 

他二名がなんか言ってるが良く聞き取れなかった。

 

「んじゃ、いってきます」

 

「いってきます」

 

そう言って黒歌達が見送るなか俺たちは家を出た。

 

 

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

さて、放課後だ。授業?前世の復習だしな、聞き流した。

 

今俺は部室のソファで寝てる。なんか刀奈が膝枕してレキと小猫が凄い睨んでくるけど何時もの事だから気にしない。

 

と、そこで部室の扉が開かれた。

ここにはオカ研全員が集合している。

となれば外部からの人間だけど…わざわざ旧校舎、そんでもって悪魔の巣窟に来たがる奴はいないだろ。

結界もはってあるし。

 

なんて思ってるとぞろぞろと女子数名男子一名が入ってくる。

こいつらは見たことがあるな。

 

「せ、生徒会長………?」

 

そう、こいつらは駒王学園生徒会。そんでもってもう一人の魔王の妹だ。

 

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

 

「この学園の生徒会長、支取蒼那さまの真実のお名前はそーナ・シトリー。上級悪魔シトリー家の次期当主さまですわ」

 

驚愕していたイッセーに朱乃さんが説明している。

 

まぁ、イッセーにはまだ探知能力も無いだろうしな。

 

「部長。悪魔の話なら俺達は外れるが?」

 

俺の申し出に対し部長は首を横に振って拒否する。

 

「いいえ夕弥。今日は貴方達のことも説明しなければいけないから居て頂戴」

 

それからは生徒会とは面識のない俺、イッセー、アーシア、刀奈、レキの自己紹介タイムとなった。

 

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

「生徒会書記になった匙元士郎だ。二年生で会長の『兵士』だ」

 

「おおっ、同学年で同じ『兵士』か!」

 

イッセーは少し嬉しそうにしていたが、匙という男子は溜息をついていた。

 

「俺としては、変態三人組の一人であるおまえと同じなんてのが酷くプライドが傷つくんだけどな……」

 

オイオイ、歩み寄って来た相手にそりゃねぇだろ。

 

「なっ、なんだと!」

 

「おっ? やるか? こう見えても俺は駒四つ消費の『兵士』だぜ? 最近悪魔になったばかりだが、兵藤なんぞに負けるかよ」

 

いやいや、イッセーは一応8個消費だから、にしても4個消費か…そんなにこいつが強いのかはたまた神器が強いのか。

 

「サジ、お止めなさい」

 

部長と話していた会長が匙を睨み、会話を中断する。

 

「サジ、いまのあなたでは兵藤くんに勝てません。彼は駒八つ消費の『兵士』です」

 

「駒八つ!?」

 

匙はめを見開いた。そりゃあの変態が自分の倍近くの駒を消費してたら驚くよな。

 

と、イッセーを見ていた匙だが今度は俺を見てきた。

 

「……お前は」

 

初対面でお前呼ばわりはムカつくな。

 

「俺は滝宮 夕弥。悪魔じゃ無いけど協力者だ」

 

悪魔じゃ無いという言葉に匙は身構える。

 

が、またもやそこに生徒会長からの説明がはいる

 

「サジ、私でも滝宮くんにはかないませんよ。彼あの『天魔の業龍』、ティアマットを打ち倒し使い魔にしてしまう程の実力なのですから」

 

その言葉に匙どころか残りの生徒会メンバーを驚愕の顔になる。

部長は何処か誇らしげだ。

 

「ごめんなさい、兵藤くん、アーシア・アルジェントさん、滝宮くん。うちの眷族が失礼ことを言って。でも、よろしければ新人の悪魔同士、仲良くしてあげてください」

 

俺は悪魔じゃ無いけど。

 

薄く微笑みながら会長が俺達に言ってきた。

 

匙はアーシアには友好的にあいさつをしていたが、イッセーとは思いっきり力を込めて握手しあっていたな。初対面で案だけ本気でぶつかれるなら大丈夫か。

 

「お互いのルーキー紹介はこれで十分でしょうね」

 

と、生徒会長は俺の方へ向き直る。

 

「滝宮君もたまには生徒会室に遊びに来てください。お話も聞きたいですし」

 

「あぁ、了解したよ。今度なにか持ってお邪魔する」

 

それを聞くと生徒会長はまた薄く微笑みオカ研部室から出て行った。

 

さてさて、これからどう付き合って行くのかね…

 

俺は再び刀奈の膝枕に戻り意識を手放した。

 

 

 




ここでティアについての紹介を

ティア(ティアマット)

ISのラウラを少し成長させて髪の色を青にした感じ(眼帯、オッドアイ無し)

次回からフェニックス編です!

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