黒子のバスケ ―太陽のColor Creation― 作:縦横夢人
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これからよろしくお願いします
始まりの日の出プロローグ
季節は春
桜が咲き誇り、気温が暖かくなり始めると共に人によっては新たな生活の始まりとなる四月――――そう、特に学生にとっては・・・・・・
「ここか~・・・・・・」
ある校門の前で一人の青年・・・いや少年が目の前にある学校を見上げていた。その瞳にはこれからの学校生活に迷いなどなく、むしろ楽しいことしか考えていないまさに子供のような純粋な瞳だった。
「うーん! クロ(・・)のやつもいるだろうし、とりあえず――――――」
“楽しく笑顔でレッツらゴー!!”
そういって近くの人だかりの方へ文字通り爆走して行く
空は昨日降った雨が嘘だったかのように雲一つ無く、彼を祝福するように燦燦と輝く太陽と共に虹が描かれていた