ソードアートオンライン‐快楽主義者の生き方‐ 作:810先輩
『SAO』の世界から生き残ったみんなを救い出し、『英雄』と呼ばれているキョウヤだが、キョウヤにも絶対にできないことがあった。それは
「なんでお兄ちゃんはそうやってすぐに男の子が喜びそうなイベントをすぐに起こせるの!?妹は私がいるんだしいいじゃない!」
「いやだって…俺男だし。仕方ないし…」
「仕方なかったとしてもですよ!そうやってすぐに女の子にそういうことをさせよとするから、おねぇちゃんも惚れちゃってるんですよ!」
「何のことか分からないんですが…」
「そういう鈍感なとこも、私のライバルを増やすことにつながるんです!」
「そうですよ!」
目の前の『妹』戦争であった。
「あらら。キョウヤ、リーファちゃんとアスナに捕まって…。もしかして死ぬんじゃない?」
「死ぬかもね。でも、私もキョウヤの行動には不満があったから一回ぐらい死ぬべきだと思う。後、スグは殺す」
「キリトに同意。でもキリトもキョウヤが好きだったなんてね…」
「絶対スグ殺す」
事の発端は1時間前であった。
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「21層攻略戦どうしよっかなぁ…」
「あれお兄ちゃん、行かないの?きっと面白いよ?」
「それは分かってんだけどなぁ…」
俺が『アルヴ・ヘルム・オンライン』その名も『ALO』に最近実装された『アインクラッド』21層の攻略へ行くのを渋っていた時だった。俺は、種族が『道化師』(ピエロ)という特殊な種族であるため攻略会議に行くことは周りから当たり前と思われていた。今回のボスは『デス・ヴァンパイア・ロード』というボスでその攻撃の仕方の対抗策に俺のユニークスキル『傀儡』が必要なのだ。
「おじゃましまーす。キョウヤさん速く攻略会議いこーよ」
「あぁ、リーファか。すまん。今回は俺は行かないことにしたよ」
「えぇ、お兄ちゃんいこーよ」
「そうだよ。おねぇちゃんも今回はキョウヤさんが鍵だって言ってたし」
「キリトの奴…。じゃあ、お前らがもし俺を行く気にさせてくれたら言ってやるよ」
「どうやってすればいいのよ?」
「なんか面白いこと」
「じゃあ、キョウヤお兄ちゃんなんて言うんはどうですか?前から呼んでみたかったですし」
「ピキッ」
「(ピキッ?)それじゃあおもんないだろ」
もし昔に行けるなら俺は
「じゃあ、何をしたらいいんですか?」
その時に言った言葉を撤回させる。
「1日リーファが妹になってくれたらかな…」
「「!?」」
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これが事の発端である。本当に不用意な発言をしたと思う。何が悪いかは全く分からないが…。
「とりあえずどうしたら許してくれるんでしょうか?」
「「がんばって考えてね♪」」
あぁ、マジで死んだかもな…。
はい、どうも皆様。竜也53です。どうでしたでしょうか?初の番外編は。
面白かったならうれしいなぁ。ってことでまた会える時まで!
Cユー