ソードアートオンライン‐快楽主義者の生き方‐   作:810先輩

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「あーあー、つまらねぇ生き方には本当嫌気がさすぜ」

 

とある場所にあるとある高等学校。そこで授業中にもかかわらず屋上に向かっていく一人の少年がいた。その少年は問題児と呼ばれ学校側からは自由登校にされていた。それでも学校に来るのは家にいるよりかは、学校

に来るほうがおもしろいかとがあるからだという。

 

「まぁ、屋上に向かったからって面白い事はねぇんだろうなぁ…」

いわく、その少年は面白ければ何でもやるという。

 

「やっぱ、俺も面白くは生きれねぇのかな」

いわく、その少年は狂っているかのように面白さを求めるという。

 

「まぁ、今から気休め程度の面白さを起こすとするか…」

いわく、その少年は並大抵の身体能力ではないらしい。

 

「やっぱ止めよう。面白さは起こすもんじゃねぇ。やってくるもんだ」

その少年の名は…

「ここに結城狂矢(ゆうききょうや)はいるか!?」

「ほら、やってきたぁ!」

 

 

結城狂矢という。

☓☓☓

校門からやってきた不良を潰した(・・・・)狂矢は、一応学校を助けたことになるので校長室に呼ばれ形だけのお礼を言われ、今は帰っている途中だ。狂矢は、面白さを満たす行為の副産物として学校を幾度となく救っているため普通は優等生なのだが、状況がサボっている時が大抵なので学校側も処置が分からなくなっている。

 

「明日から『ソードアートオンライン』が正式に始まるわけですが……」

「ソードアートオンラインねぇ…」

 

ソードアートオンライン。それは今世間中で騒がれているゲーム。初のVRMMORPGであればその世間の騒ぎようも分かる。狂矢はそんな事を考えながら自分だけの家へと向かう。

 

「面白そうじゃん…。ソード―アートオンライン…」

「買うことが許されると思う?お兄ちゃん」

「親からお情けで家に置いてもらってる俺がいまさら何をしようと関係なぇだろ。そう思わないかい?明日奈さんよ」

「お兄ちゃんは結城家の誰よりも才能があるんだからちゃんとしたらどう?」

「そんな面白くねぇ事はしたくねぇよ」

 

声をかけてきたのは結城狂矢にの妹である結城明日奈(ゆうきあすな)である。狂矢のことをちゃんと理解している1人だ。

 

「お母さんにひと泡吹かせてやろうとは思わないの?」

「思わないね」

「じゃあ、ソードアートオンラインをあげるっていっても?」

「…どういうことだ?」

 

それが本当なら狂矢にとっても渡りに船だ。だが、狂矢が真っ先に思ったのは母が手塩にかけて育てている明日奈がなぜ教育上よくないと母が考えている物を持っているのか?、ということだった。

 

「お兄様がたまたまアーガスと伝手があってソフトを2つ手に入れることが出来たんだって」

「で、そのうちの一つを俺にくれると?」

「そういうことよ。どうする?お兄ちゃん?」

 

はっきり言って狂矢は困っていた。あの俺を嫌っている兄が俺なんかに素直に渡すわけがないと。何かたくらみがあるのでは?と考えていた。考えに考えた結果

「うーん…分かった。といっても、学校が始まってからだからな。ちゃんとするのは?」

することに決めた。

「そりゃそうでしょ」

「だな。お前はこの後なんかあるのか?」

「ないわよ。どうして?」

「一緒に帰ろうと思ってな」

「フフッ。お兄ちゃんから誘ってくるなんてね。いいわよ。一緒に帰りましょ」

 

この後あんなことが起きるなんて二人とも微塵にも思ってなかった。




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