バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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両手に花?

誘拐事件から一夜明けた翌日の朝。

俺は楓となのは、木下3姉妹と工藤と共に学校に向かっていっている。

 

そこへ、

 

明久「おーい、貴浩!」

 

貴浩「明久!?どうしてこんな時間に学校に!」

 

明久「何でって、今日の大会のためにテストを受けにきたに決まってるじゃん。

   それより命達朝大丈夫だった?」

 

優子「私は、貴浩君と一緒に登校してきたけど特に問題なかったわ。

   それに何かあっても貴浩君と秀吉が守ってくれるだろうし」

 

工藤「僕も途中で貴浩君たちとあって一緒にきたよ。

   護衛されてるようで結構面白かった」

 

なのは「そうだね。タカ君が守ってくれるもの」

 

三者三様の答えが返ってきた。みんなあんな事があったのに強いな

 

明久「それなら良かった」

 

貴浩「明久今日の大会の為にしっかり勉強してきたのか?」

 

明久「もちろんだよ!」

 

命「さすが明久君です!」

 

意外そうな顔でみんなが明久を見ている(命以外)。

確かに前の明久だったらそんな事絶対しないと思うから無理もないけどな…

 

そのまま明久と一緒に学校へと向かった。

 

Aクラスに着くと

 

優子「さあ皆、清涼際2日も頑張りましょう!」

 

「「「「「うおぉおおお!!」」」」」

 

貴浩「今日のシフトの組み分けを発表するな」

 

雄二「それはちょっと待ってほしい」

 

俺がシフトを発表しようとすると雄二が間に入った。

 

明久「どうしたの雄二?」

 

雄二「いやなにシフトの事でな」

 

なのは「シフトがどうかしたの?」

 

雄二「昨日はほぼ全員が一度は休憩に入っているんだが、

   貴浩と木下長女、工藤の3人だけは昨日休憩に入っていない」

 

明久「えっ!?そうなの。てっきり休憩に入ってたんだと思っていたけど」

 

雄二「昨日は色々ゴタゴタしていてコイツらは休憩に入っていないんだ。

   だから3人には今から休憩に入ってもらってほしいんだ。

   さすがに昼の忙しい時間帯は手伝ってほしいからな。

   それに貴浩と俺と明久は午後から大会の決勝戦があるから

   それまでに1回休憩に入ってほしいんだ」

 

貴浩「そんなの別にいいよ。今日は忙しくなると思うしな」

 

明久「駄目だよ貴浩。昨日休憩に入っていないなら今から休憩に入って

   ゆっくりしてきてよ。それまでは僕達で頑張るからさ」

 

楓「そうだよ兄さん。明久君の言うとおりだよ」

 

貴浩「でもな……」

 

優子「でも皆に悪いし…」

 

工藤「そうだね…」

 

霧島「・・・・・・大丈夫優子、愛子。

   こっちは私達がいるからゆっくりしてきて」

 

命「そうですよ。こちらは私達に任せてください」

 

雄二「そういう事だ。ひとまず今はゆっくりして来い」

 

貴浩「……わかったよ。じゃあお言葉に甘えるとする」

 

優子「そうね。じゃあ代表、皆。お願いするわね」

 

工藤「じゃあ優子、貴浩君!せっかくだから一緒に周らない?」

 

優子「私は良いわよ」

 

貴浩「2人が俺なんかで良いならいいけど」

 

明久「じゃあ3人ともいってらっしゃい!」

 

命「貴浩君!ちゃんと優姉と愛ちゃんをエスコートするんだよ!」

 

俺は明久たちに見送られながら教室を出て行った。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

俺は休憩時間を用いて優子と工藤さんと一緒に清涼際の出し物を見て周っている最中だ。

でもなんで俺なんだろう?

2人ならモテるだろうから彼氏が居てもおかしくないのに

それに俺でなくても男はいるはずなのになんでだろ?

 

工藤「ねぇ、あそこのクレープでも食べない?」

 

貴浩「そうだな。じゃあ買いに行くか」

 

そこで俺達は1年生がやっているクレープ屋にいきクレープを頼んだ。

俺がチョコバナナで優子がストロベリー、工藤がピーチのクレープを頼んだ。

 

工藤「良いの貴浩君?クレープ代出してもらって?」

 

貴浩「気にすんな」

 

優子「ありがとうね」

 

貴浩「どういたしまして」

 

工藤「・・・・ねぇ貴浩君」

 

貴浩「どうしたんだ工藤?」

 

俺達がクレープを食べ終わって歩き回っていると工藤が話しかけていた

 

工藤「何で僕は苗字で呼ばれているのに

   優子の事は名前で呼び捨てなのかな?」

 

貴浩「ん?それは優子とは1年のときから知り合いだし、

   それに秀吉と命だけ呼び捨てで優子だけさんづけじゃ仲間外れみたいで嫌だろ。

   だから呼び捨てで呼んでいるんだ」

 

工藤「そうなんだ。なら僕の事も名前で呼んでよ!」

 

貴浩「えっ!?」

 

工藤「何?僕の事は名前で呼びたくないの?」

 

貴浩「そうじゃないけど」

 

優子「そうね。このままだと愛子を仲間はずれにしているみたいね」

 

貴浩「わ、わかったよ!じゃあ“愛子”でいいよな」

 

愛子「そうそう、それで良いよ」

 

貴浩「で、次はどこに行く?」

 

愛子「それなら僕、お化け屋敷に行きたいな」

 

貴浩「お化け屋敷?そんなのもやっているのか?」

 

優子「確か3年生がやっている見たいらしいね。それに結構人気があるらしいわよ」

 

貴浩「なら、そこに行って見るか」

 

愛子「うん!」

 

お化け屋敷をやっているところで受付のお姉さんにお金を支払う。

 

3年「いらっしゃいませ。あら?あなた両手に花で羨ましいですね」

 

貴浩「えっ!?」

 

3年「3名様ですね。ゆっくり楽しんできてくださいね」

 

そうして俺達は中に入っていく

 

貴浩「かなり凝ったお化け屋敷だな。遊園地とかにあるお化け屋敷そのものだぞ」

 

愛子「貴浩君、僕怖いよ♪」

 

とそこでいきなり愛子が俺の右腕に抱きついてきた。

 

貴浩「な!?何してるんだ愛子!?」

 

愛子「何って、怖いから貴浩君の右腕に掴まっているんだよ」

 

貴浩「いや、そうじゃなくてだな。

   ってか優子もなんで俺の左腕にくっついているんだ?」

 

優子「私も愛子と同じ理由よ。何?愛子は良くて私は駄目なのかしら?」

 

貴浩「そうじゃないけど」

 

優子「ならいいわよね」

 

愛子「貴浩君。両手に花状態だね」

 

貴浩「ははは・・・・・」

 

その後も腕に抱きつかれた状態でお化け屋敷を見て回った。

正直途中から殺気みたいなのがあったが気にしないでおこう。

さっきから2人が俺の腕に抱きついているから2人の胸があたっていて

今は理性を働かせるだけで精一杯なんだから。

 

でも2人ともとても可愛いんだけど

楓や命、なのはに比べると胸が少し物足りないような気が・・・・・・

 

優子「ねぇ貴浩?今何か失礼な事を考えなかったかしら?」

 

愛子「そうだね貴浩君?僕もそう思ったんだけど気のせいかな?」

 

貴浩「き、気のせいだ。2人が可愛いなと思っていただけだよ」

 

嘘は言ってない……嘘は

 

優・愛「「え!?////」」

 

2人を見てみると何故か顔を真っ赤に染めていた

 

貴浩「どうしたんだ2人とも?体調でも悪いのか?」

 

優子「な、なんでもないわよ!」

 

愛子「そ、そうだよ。何でもないから!」

 

貴浩「そうか?なら良いけど。でも気分が優れないならすぐに言ってな」

 

その後も色々な出し物を見て回り

Aクラスへと戻り喫茶に手伝いをして大会の試合が来るまで働いた

 


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