バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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VS獅子川

優子「貴浩君確かもう大会の試合の時間だから行って来て良いわよ」

 

そう優子が言うと俺は時間を見る。

あと5分もしたら俺の試合じゃないか!?

 

貴浩「優子!何故もうちょっと早目に言わなかった!!

   着替える時間が無いじゃないか!?」

 

優子「ご、ごめんなさい。着替える時間を入れるの忘れてたのよ」

 

優子は目をそらしながら言った。

本当は着替えたいが着替えたら試合に間に合わないので、この衣装のままで向かった。

 

 

 

         ☆

 

 

 

会場へ向かうとそこには獅子川蘭の姿があった

 

蘭「今度の相手はやはり貴浩だったか。ってか…何でその衣装のままなんだよ!」

 

貴浩「……着替える時間が無かったんだよ」

 

3回戦まで観客が居なくて良かったよ。いたら心が折れてたよ…絶対

 

竹内「織村君はその格好でよろしいですか?」

 

貴浩「先生もう早く始めてください」

 

竹内「わ、わかりました。それでは3回戦始めてください」

 

蘭「試獣召喚(サモン)!」

 

貴浩「……試獣召喚(サモン)」

 

 

【現代文】

 

 Fクラス       Bクラス

  織村貴浩  VS   獅子川蘭

  270点       187点

 

 

お互いの召喚獣が召喚される。

俺はもうAクラス戦で点数を見せたのでもう点数を隠す事はしなくなった。

 

蘭「さすがだな貴浩。だが負けないぞ」

 

貴浩「悪いけど早く終わらせてもらうよ」

 

蘭「できるものならやってみろ!!」

 

乱の召喚獣が武器を構え迫ってくる。

 

俺は刀を抜き集中すると

 

貴浩「魔人剣!!」

 

1戦目でやったように斬撃を飛ばす。

蘭はその攻撃を喰らい点数が減った。

 

【現代文】

 獅子川蘭   142点

 

貴浩「まだだ!剛魔人剣!!」

 

俺は先ほどの攻撃の後すぐに蘭の召喚獣に近づき

先ほどの魔人剣より威力がある斬撃を放つ。

 

蘭はその攻撃を防御して防ぐが威力が高く点数を減らしてしまう。

 

【現代文】

 獅子川蘭 110点

 

貴浩「悪いな蘭。早く終わらせて着替えたいんだよ……俺の心が折れる前に」

 

蘭「チッ…さすが貴浩だな。召喚獣をここまで上手く操作できるなんて」

 

俺は蘭の攻撃をジャンプしたりしゃがんだりしてかわしていく。

今だに蘭の攻撃は当たっていない。

 

蘭「だがこのままじゃ終われないな。せめて一撃は入れてやる!」

 

蘭は再び俺に攻撃を仕掛けてくる。

俺はその攻撃を避けつづける。相手が武器を大きく振りかぶる。

 

貴浩「これで終わりだっ!」

 

俺はその攻撃を避け、蘭の召喚獣を叩き切った。

 

貴浩「ぐっ!?」

 

俺は蘭の召喚獣を倒した。

だが蘭もただではやられてはいなく、俺の召喚獣の左腕を切り落としていた。

 

 

【現代文】

Fクラス  織村貴浩  VS  獅子川蘭

      157点         0点

 

  

竹内「勝者Fクラス織村君!」

 

蘭「また勝てなかったか」

 

貴浩「まさか左腕を切り落とされるなんて思わなかったよ」

 

蘭「でも、負けは負けだ」

 

貴浩「今度戦う時は俺も危ないかもな」

 

俺は蘭と少し会話した後、今度こそ着替えるためAクラスへと戻った


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