バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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宣言

福原「え~替えを用意してきます」

俺は先生が教室を出て行くのを確認して

貴浩「……雄二。少しいいか」

雄二「あ?」

明久「あ、僕も良いかな」

俺達はこっそり廊下に出た

雄二「んで、話ってなんだ」

貴浩「ああ、先に明久からで良いぞ」

明久「そう?じゃあ…この教室のことだよ」

雄二「…Fクラスか想像以上に酷いな」

明久「Aクラスは見た?」

雄二「あぁ凄かったな。あんな教室は見たことないな」

明久「そこで僕からの提案、『試召戦争』をやってみない?」

貴浩・雄二「「戦争…だと?」」

明久「うん!しかもAクラス相手に…」

雄二「…何が目的だ?」

明久「いや、だってあまりに酷い設備だからさ!」

貴浩「嘘だ!!」(ひぐらし風に)

雄二「勉強に興味がないお前に設備なんて関係ないだろ」

貴浩「それに明久はこの文月学園が『試験校だからこその学費の安さ』に

   興味があったんじゃないか?」

明久「あー、えーっとそれはその…」

雄二「姫路のためか?」

明久「べッ別にそんなワケじゃ!」

雄二「気にするな。俺もAクラス相手に試召戦争をやろうと思っていたところだ。

   で、貴浩はどうした?」

貴浩「ああ、俺も明久と同じで試召戦争を提案しようとしたんだ。

   今のままだと楓と命の2人が体調を崩すかもしれないしな」

雄二「まあお前はそんな理由だと思ったがな」

貴浩「そういう雄二は何で試召戦争をやろうと思ったんだ?」

雄二「世の中学力が全てじゃないってそんな証明をしてみたくてな。

   それにAクラスための秘策も思いついた」

そういうと雄二は教室に入って行ったので俺と明久も教室に入った。

そして先生が戻ってきて再び自己紹介を再開した

須川「須川亮です。よろしくお願いします。

   さて、ここで皆さんに聞いてもらいことがあります。

   俺はここにFFF団改めKMF団を設立することを宣言する!」

F「は?」

F「KMF団?なんだそれ?」

須川「では、説明しようKMF団とは、

   織村楓・木下命の両名を我らFクラス一同、全力で崇高し、

   他の男子から両名を守ることを目的とする。

   もちろん姫路さんや島田さん、木下秀吉などの女性に手を出した者は 

   異端者と認め我らの手によって正義の鉄槌を落とすことを宣言する」

と須川は意気揚揚に宣言した。

 

 

 ※簡単に言うと異端審問会・通称FFF団の元々の憲章に付け加え、

  容姿端麗な織村楓・木下命を女神として崇めるために設立したもの

 

 

貴浩「そんなもの誰もやらないだr──」

F「流石だぜ。須川」

F「あぁ、俺も仲間に入れてくれ」

F「楓様と命様は我らのクラスの聖母だ」

須川「皆、KMFの設立に協力してくれるか?」

「「「「「当たり前だ!!」」」」」

須川「皆、ありがとう。後で詳しく説明しよう」

……Fクラスって本当に馬鹿ばかりかよ。

まあ楓に近づく虫を排除してくれるのはありがたいか……

 

その時の楓と命はというと

楓・命「「・・・///」」

 

照れくさそうに下をむいていた。

それを聞いていた秀吉は

秀吉「これでよいのかの?確かに命のことを守ってはくれるみたいなのじゃが、

   しかし、命に変な噂がついたりでもしたら……」

 

1人にブツブツ囁いていた

 

 

 

福原「えーと、坂本君キミが最後ですよ。

   クラス代表でしたよね?前に出てきてください」

雄二「了解」

 

そう言い雄二は立ち上がり教卓の前に向かった

雄二「Fクラス代表の坂本雄二だ。代表でも坂本でも好きなように呼んでくれ。

   ゴホン。さて皆に1つ聞きたい」

さていよいよはじまるか

 

雄二「Aクラスは超豪華待遇らしいが……不満はないか?」

「「「「「大ありじゃあッ!!!」」」」」

雄二「だろう?俺だってこの現状は大いに不満だ」

F「いくら学費が安いからってこの設備はあんまりだ!」

F「Aクラスだって同じ学費だろ!?」

F「改善を要求する!!」

雄二「そこで代表としての提案だがFクラスはAクラスに対し

   『試験召喚戦争』を仕掛けようと思う!」

 

雄二は宣戦布告した。

F「そんなの勝てるわけがないだろ?」

F「これ以上設備が落ちたらどうなるんだ」

F「姫路さんがいたら何もいらないい」

F「命タンがいるだけで僕は満足です」

F「楓様サイコー!そして好きです!」

貴浩・秀吉「「誰だ(じゃ)!楓(命)にラブコールした奴は!

       血祭りにしてやる(のじゃ)!」」

雄二「そんな事はない、必ず勝てる。いや俺が勝たせて見せる」

F「無理に決まってやるじゃん」

F「そう言われても何の根拠もないしなぁ・・・」

雄二「根拠ならあるさ。このクラスには勝つことのできる要素が揃っている」

雄二は自信ありげにそう宣言した

そして雄二は皆の前でその勝つ事のできる要素をしめそうとした


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