バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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Bクラス戦 撮影会

秀吉「明久に貴浩よ。随分と思い切った行動じゃったのう」

 

明久「うぅ…痛いよう痛いよう…」

 

貴浩「…明久よりはフィードバックは少ないが…これは痛いな……」

 

命「明久君じっとしていて下さい。治療ができませんよ」

 

明久「あっうん。ごめんね」

 

秀吉「なんとも……お主らしい作戦じゃったな」

 

明久「でしょ?もっと褒めて!」

 

明久それ多分褒められてないぞ

 

秀吉「後先考えず自分を追い詰める男気あふれる素晴らしい作戦じゃな」

 

明久「・・・遠まわしに馬鹿って言ってない?」

 

貴浩「おっ気づいたか」

 

雄二「ま、それが明久の強みだからな」

 

命「で、でもかっこよかったですよ明久君」

 

明久「褒めてくれるのは命だけだよ(泣)」

 

雄二「さてと、それじゃ嬉し恥ずかしの戦後対談といくか。な、負け組代表?」

 

そして雄二は根本の前に立って言った。

俺もこのクズ野郎には恨みがあるので近づいた。

 

雄二「本来なら設備を明け渡してもらいお前らに素敵な卓袱台を

   プレゼントするところだが特別に免除してやらんでもない」

 

雄二がそう言いだすとBクラスのメンバーはざわつき始めた。

Fクラスには俺があらかじめ伝えてあるので動揺は無い。

 

根本「・・・条件はなんだ」

 

雄二「条件?それはお前さんとそこにいる根城次第だ」

 

根っこ「「お、俺たちだと?」」

 

雄二「ああ、お前らには散々好き勝手やってもらったし

   正直去年から目障りだったんだよな。

   そこでお前らBクラスに特別チャンスだ。

   Aクラスに試召戦争の準備ができていると宣言して来い。 

   そうすれば今回は設備は見逃してやる。

   ただし宣戦布告ではなく戦争の意志と準備があるだけ伝えるんだ」

 

根本「・・・それだけでいいのか」

 

雄二「あ──」

 

貴浩「それと」

 

雄二が何か言う前に俺が遮った

 

貴浩「今回の戦争で随分やってくれたからな。

   その分も入れて……そうだなぁ……根本と根城がコスプレして

   さっき雄二が言った通りにしてくれたら良いぞ」

 

雄二「お、おい」

 

貴浩「雄二……イイヨネ?」

 

雄二「……ああ……もちろんだ」

 

根っこ「「ばっ馬鹿なことを言うな!!この俺がそんなふざけた事を・・・ッ!」

 

B「「「「「Bクラス全員で必ず実行しよう!」」」」」

 

B「任せて必ずやらせるから!」

 

B「それだけで教室を守れるならやらないては無いな!!」

 

どんだけこの2人は人望が無いんだ。まあいいけど

 

雄二「んじゃ。決定だな」

 

獅子川「待った!」

 

そこで1人の女性から声が上がった

その人は昨日、俺と戦った獅子川蘭だった。

 

雄二「どうした?まだ不満があるのか?」

 

獅子川「不満はない。ただそれだけで良いのか?

    こちらは昨日随分と卑劣な手段を使ったらしいからね」

 

雄二「それもそうだな。だ、そうだが貴浩どうする?」

 

貴浩「そうだな。それだけじゃやっぱり生緩いよな。

   ならAクラスへ行った後に写真撮影会をしてから

   その後少しFクラス男性陣とOHANASIするということで良いかな」

 

獅子川「わかった」

 

根城「まっ待て。勝手に決めるな」

 

獅子川「だまれ!このゲス野郎」

 

そう言って獅子川が根城の鳩尾に拳を叩き込むと、根城が沈黙した。

 

貴浩「んじゃ、Bクラス代表も」

 

根本「くっやめろ!よっ寄るな!!」

 

獅子川「黙ってろ」

 

そう言うと鳩尾に拳をぶち込み沈黙させた

 

貴浩「ありがとう獅子川」

 

獅子川「おい、貴浩。昨日僕の事名前で呼べと言ったよな」

 

貴浩「あっ、そうだったな蘭」

 

獅子川「そうだ。僕はお前を次こそは倒すんだからな」

 

貴浩「その時はお手柔らかに。さて、着替えさせるか。明久は根本の方を頼む」

 

そう言うと俺は朝秀吉が着ていた女子の制服を明久に渡した。

 

明久「了解」

 

貴浩「さて、根城の方はどうするかな。

   着替えは雄二が持ってきた制服1つしかないからな」

 

獅子川「ならきらりの衣装を借りるか?」

 

貴浩「ん?持ってるのか?」

 

獅子川「ああ。きらりはコスプレが趣味だからな」

 

五十嵐「コスプレじゃないよ。将来のために着ているんだよ」

 

すると昨日、蘭と一緒にいた五十嵐だったっけ?がこちらに向かってきた。

 

獅子川「まあそんなのどっちでもいいだろ。で貴浩に何か衣装貸してやってくれ」

 

五十嵐「うーわかったよ。えっと織村君だったかな?」

 

貴浩「ああ」

 

五十嵐「どんな衣装がいいのかな?」

 

貴浩「……ちなみにどんな衣装があるんだ?」

 

五十嵐「今日はナース服に軍服や婦警服、学生服あとチャイナ服を持ってきていますよ」

 

貴浩「凄い衣装の数だな。しかも今日はって……」

 

五十嵐「毎日衣装を変えているんです」

 

F「まさか彼女があのコスプレ姫なのか」

 

そこで周りがざわつき始めた。主にFクラス男子だが

 

貴浩「今はひとまず学生服でいいや」

 

五十嵐「わかりました。ついでにですが私が着替えさせておきますね。

    蘭ちゃん手伝ってもらってもよろしいですか」

 

獅子川「了解だ」

 

貴浩「じゃあ折角だし可愛くしてあげて」

 

五十嵐「それは無理かも。土台が腐りすぎてますから無理だと思うし」

 

貴浩「まあそうだな。じゃあよろしく頼む。その後撮影会だからな」

 

獅子川「わかった。気絶させてでもやらせる」

 

その後、根本と根城の2人は女装させられた状態でAクラスに行き、

俺とムッリーニによる撮影会を行い、その後KMF団とOHANASIをした。

おそらく2人は一生忘れられない素敵な思い出を背負う事になるだろう。

 

 

俺は撮影会が終わった後、根っこコンビをKMF団に任せた。

その後、明久と共に職員室で先生方の親身な指導を受けたのは言うまでも無いだろう。

 

そして、最近の日課になりつつある明久と共に楓に勉強を教わり今日と言う1日が終わった。

 


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