バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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5/12 修正


クレーンとホッケーとゲームセンター

放課後、集まったメンバーでゲーセンへと向かった。

 

【 ゲームセンター 対戦ゲーム 】

 

刀麻「よっしゃ、なら早速明久にリベンジだ。今日は圧勝してやる!」

 

明久「今日は命や姫路さんたちがいるから1回勝負だよ」

 

そこで明久と刀麻が格ゲーで対戦するため席に着く

 

優子「ねぇ貴浩」

 

貴浩「ん? どうしたんだ優子」

 

優子「明久君って強いの?」

 

貴浩「見てたらわかるさ」

 

レディ ファイト!

 

刀麻「いくz……なぁ!? 1フレームで複雑なコンボ技を成功!?

   回避できねぇ!なぁ!? そこから追い討ちだと!?

   人間業じゃねぇ…人間の反射速度で出来る事じゃねぇぞ!?

   ってか気絶した! しかも即死技!? 容赦ねぇーーーーー!!!」

 

 

KO! PERFECT!!

 

 

愛子「一瞬だったね」

 

刀麻「明久いつの間に……」

 

明久「刀麻…弱いね…」

 

刀麻「うるせぇ!!」

 

 

 

【 クレーンゲーム 】   

 

 

 

砂原「ん? どうしたヒメっち」

 

愛子「これはクレーンゲームだね」

 

姫路「あ、いえ…可愛らしいぬいぐるみがたくさんあるなぁーって思いまして」

 

島田「そうね。可愛いのがいっぱいあるわね」

 

姫路「でも、こういうものって取れるものなんですか?」

 

椎名「んー?そうですね…慣れと見極めができれば…」

 

島田「皆は取れるほうなの?」

 

なのは「私はイマイチかな」

 

砂原「私は全然だねんゲームは」

 

愛子「僕もあんまり取れないね」

 

優子「私も本当に時々しか取れないわね」

 

楓「こういうのって結構兄さんが得意でしたよね」

 

椎名「そういえば前、織村君の家行ったとき色々景品あったね」

 

命「明久君はどうですか?」

 

明久「んー僕もまあ取れるほうだけどクレーンゲームじゃあ貴浩にはかなわないよ」

 

雄二「確かに貴浩はクレーンゲームは得意だよな」

 

雄二はそういいながら貴浩を指差すと

 

貴浩「今日も大量だな」

 

両手に抱えきれないほどのぬいぐるみや景品を獲得した貴浩の姿があった。

しかも頭にも数個載せてる状態だ。

 

女子「「「メルヘンだ(です)!!」」」

 

雄二「さすが貴浩だな。よくもまぁそこまで取れるものだ」

 

刀麻「ああ、これは経営側も涙目確実だな」

 

島田「意外と取れるものなのね」

 

砂原「あれはいきすぎだけどね」

 

貴浩「お前らもやってみたらどうだ?」

 

姫路「そうですね!何事にも挑戦ですよね」

 

貴浩「経験な」

 

そして姫路は1つのクレーンゲームの前に立ちコインをいれ

ボタンを押しながら横へスライドさせていき、1度そこで手を離し

 

カチ カチ カチ カチ

 

何度も横のボタンを連打し

 

姫路「横に動かなくなっちゃいました」

 

明久「姫路さん面白すぎだよ」

 

姫路「なんで動かないんですか?」

 

貴浩「面白い生き物がいるぞここに」

 

なのは「本当に初めてなんだね」

 

明久「…命?」

 

そこで明久が命があるクレーンゲームを見ていることに気づき

 

命「……」

 

ポン

 

命「あっ」

 

明久「アレが欲しいの命?」

 

命「……うん」

 

明久「わかった。じゃあ僕が取ってあげるよ」

 

 

ガタン

 

 

明久「ゲット! 取りやすい状態で良かったよ」

 

明久は取ったウサギの景品を雛にあげると

 

命「……ありがとう」

 

 

 

【 エアホッケー 】

 

 

 

椎名「誰か、エアホッケーで勝負しませんか?」

 

貴浩「おお、やるか」

 

姫路「私は遠慮しておきます」

 

明久「でもこれ4人用だよ」

 

雄二「ならばタッグ戦で決まりだな」

 

貴浩「異議なし!」

 

そしてペアは

 

明久&雄二ペア   貴浩&椎名ペア

 

 

 

ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ

 

 

パシッ

 

 

貴浩「明久、明久…少し良いか?」

 

明久「なに?」

 

椎名「隙ありっ!」

 

カッ 

 

パシッ

 

雄二「おい」

 

貴浩と椎名のだましうち攻撃を雄二がしっかり止め

 

明久「審判!今のプレイの判定は!?」

 

砂原「続行!」

 

明久「流した!?」

 

 【再開】

 

雄二「ふっ!」

 

カッ!

 

椎名「てぃ!」

 

カッ!

 

明久「はっ!」

 

カッ!

 

貴浩「ふっ!」

 

 

カッ!

 

 

ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ

 

 

ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ

 

 

ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ

 

 

ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ

 

 

 

優子「いつまで続くのコレ?」

 

愛子「こんなエアホッケーはじめて見たよ」

 

カッ

 

椎名「あっ!!しまった!ミスショットです!」

 

すると椎名がミスショットしたパックが明久と雄二にたどり着く前で止まってしまう

 

「「??」」

 

明久「すべり悪くない?」

 

雄二「空気が出てねぇな…多分時間切れか」

 

貴浩「制限時間なんてあったのか!?」

 

椎名「知らなかった」

 

明久「僕も」

 

優子「ならいつもはどんな風に終わっていたのよ」

 

貴浩「どちらかにパックが入ったら」

 

愛子「接戦しすぎだよ」

 

翔子「・・・・・・・・・4人とも凄い」

 

椎名「結局勝負つかなかったね」

 

明久「白熱したけど次回に持ち越しだね」

 

雄二「そうだ」

 

椎名「空気出てないけどパックどうする?」

 

貴浩「とりあえず入るまでやるか」

 

椎名「やっ!」

 

 

ガッ ガッ ガッ

 

 

貴浩「なんの!」

 

 

ガッ ガッ ガッ

 

 

明久「貴浩たちが終わったら優子さんたちもやってみたら?」

 

優子「あれを見たあとじゃあねぇ……」

 

愛子「うん、さすがに…やめておくよ」

 

姫路「あんな速度、見ているだけで恐ろしいです」

 

秀吉「そんな感想はじめて聞いのじゃ」

 

刀麻「確かにあの試合は凄かったしな」

 

雄二「俺達はアレが当たり前だからな」

 

優子「さすがというところね」

 

その後は皆で一通り見てゲームセンターを後にした。

 


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