男の方は、着替えは10分ほどで終わったのだが、
女の方は時間がかかるみたいで、30分経ってもまだ姿は見当たらない。
明久「そんなに時間かかるものかな?」
雄二「水着の時より長いんじゃないか?」
久保「女性は着替えとかには時間がかかるからね」
秀吉「そうじゃのう」
康太「……カメラの準備終わった」
刀麻「・・・それにしてもよく浴衣なんて用意していたな」
光一「皆が来るんだから準備しておいたんだ」
貴浩「浴衣って俺初めて着るな」
明久「僕もだよ。浴衣なんて普段着ないもんね」
そしてどうやらタイミングを見計らってか知らんが、女性陣が一気に現れた。
「「「お待たせ~」」」
やはり女子も浴衣姿で。
雄二「そんなもん用意してたのか」
康太「……時間がかかるのも納得」
秀吉「それにしても楓はいつも輝いておる」
楓「あ、ありがとうございますヒデ君」
明久「全員似合ってるよ!」
久保「うん、吉井君の言うとおりだね」
貴浩「…………」
青、紫、赤、ピンク、白に花柄など、女性陣はあらゆる浴衣で登場してきた。
明久「へぇ~髪型も変えているから、印象が随分違うね」
命「そ、そうですか?」
命の髪型はいつものおろした髪型ではなくポニーテールの髪型にしていた。
光一「ってか命は髪伸びたよな」
秀吉「そうじゃな。前はショートじゃったのに今は背中まで伸びておるしのう」
命「ちょっとイメージチェンジしてみたんだよ。明久君・・・似合いますか?」
明久「もちろんだよ命! 最高です!!」
刀麻「ってか本当によく浴衣とか準備できたよな」
愛子「これ全部光一君のメイドさんが用意してくれたんです」
雄二「凄いな。光一のところは」
島田「ウチ、浴衣初めて着るかも?」
姫路「海外育ちですからね」
島田「歩きにくいわね」
貴浩「…………(ジーッ)」
優子「アタシもあんまり浴衣って着ないから少し違和感あるわね」
愛子「僕もだよ・・・って貴浩君どうしたの?」
貴浩の視線に気づいた愛子が尋ねてくる。
貴浩「い、いや……」
砂原「あっ! もしかしてター君、ゆうこリンとアイアイに見とれてたんじゃないの?」
貴浩「なっ……さ、砂原!」
優子「そ、そう? 似合ってるのかしら?」
愛子「どう? 似合ってる?」
貴浩「あ、ああ。とても似合ってるぞ」
砂原「ありゃ? なんだ・・・あっさりしてるよ。面白くないよ」
椎名「もう・・・鈴ちゃんは・・・ごめんね貴浩君」
貴浩「いいさ別に。もう慣れた。椎名も浴衣似合ってるぞ」
椎名「ありがとうございます」
明久「それにしても皆浴衣が良く似合ってるよね」
砂原「男の子の浴衣って新鮮だよねん♪」
なのは「確かにそうだね」
貴浩「まあ普段と違って結構胸元が開いてるからな。ということで──」
俺はそういうと明久のそばに向かい
貴浩「浴衣サービス」
俺はそういうと共に明久の浴衣の胸元をはだけさせる。
明久「ちょっと貴浩!? 何するのさ!?」
貴浩「いやぁ~サービスシーン入れようと思ってさ」
明久「誰得なのさ」
明久そういうが命はもちろん姫路、島田には効果あったみたいだぞ。
砂原もニヤついてるし
雄二「さて、もう祭りも始まってるみたいだし、早く行こうぜ」
全「は~い」
明久「って、どこに行ってるの?」
咲「車で祭り会場へ向かいます」
明久「あれ?そんなに遠かったの?」
咲「いえ、一応着替えを持っていきますので」
明久「あ、そうなんですか?」
光一「一応、浴衣が汚れた時のために」
雄二「それじゃ、夏の風物詩を楽しみに!」
貴浩「お前はただ屋台を食い尽くしたいだけだろ・・・まあ俺も同意見だけど」」
康太「……いいショットが撮れるのを期待する」