バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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バカと応援とチェックポイント(B)

雄二たちの元へ戻ると

 

雄二「お疲れさん」

 

貴浩「まあ何もしてないけどな。それよりチェックポイントは?」

 

雄二「ああ、なんなく突破したぞ。

   今もBクラスを明久を探しながら進んでいるぞ」

 

Cクラスのチェックポイントの科目は数学だったので一瞬で蹴りがついたらしい。

 

光一「チェックポイントを通過した時点で誰も前に居ない事に気づかないのか?」

 

貴浩「俺としてはそっちのほうがいいけどな」

 

光一「それもそうだな」

 

雄二「で、今は清水たちが姫路たちと合流して進んでいる」

 

貴浩「おっ! 清水は島田に追いついたか」

 

雄二「お前にしては結構酷い事するよな。島田に清水をあてがうなんて」

 

貴浩「そうか? 俺は清水を応援しただけだぞ(笑)」

 

刀麻「うわっ…凄い笑顔してるよコイツ」

 

明久「あっ姫路さんたちがチェックポイントについたみたいだよ」

 

明久の言葉で画面を見てみると

姫路たち4人がBクラスのチェックポイントについていた。

相手は常夏島トリオの一人の島村と誰かはしらない先輩が立っていた。

 

島田『あれ?もうチェックポイント? アキはどこにいるのよ!?』

 

姫路『吉井君はどこにいるのでしょうか? 早くしないと命ちゃんが大変です』

 

久保『まだ気づいていないんだね二人とも』

 

清水『お姉様。あんな豚野郎のことなんて考えず美春のことを考えてください』

 

3年『なんだこいつ等?』

 

島村『俺が知るかよ』

 

姫路『あの~すみません先輩方。吉井君たちはここに来ましたか?』

 

島村『はっ? 吉井だと? 来るわけ無いだろ。

   ってかお前らが先にBクラスのチェックポイントを通過したんだから

   前に誰もいるわけねぇだろ』

 

3年『それに吉井たちは途中で戻ってたぞ』

 

島田『えっ!? 嘘!? いつの間に!?』

 

3年『じゃあさっそく勝負するか』

 

『試獣召喚(サモン)』

 

【世界史】

3年

 島村辰彦  423点

 3年モブ  351点

 

勝負は一瞬でついた。

 

理由は簡単。

姫路と島田は明久がいないことに今さら気づき落胆しており勝負にすらならなかったからだ。

清水も点数差がありあっさりやられてしまう。

久保はさすがAクラスだけあり粘りはしたが2対1ということもあり

相手の点数を少し減らしたが戦死した。

 

雄二「Bクラスにはあの先輩がいるわけか」

 

明久「点数は驚いたね。まさかあの先輩は400点超えてるなんて」

 

貴浩「さて、なら俺が行くか……相手は俺待ちだろうし」

 

雄二「そうか…ペアはどうする?」

 

貴浩「そうだな。島村先輩の相方を押さえてくれる奴がいいな」

 

明久「ってことは世界史がAクラス並みの人だね」

 

雄二「なら木下優子でいいだろ。木下なら成績も高いし操作技術も悪くないからな」

 

貴浩「了解! じゃあ行くか優子」

 

優子「ええ、よろしく貴浩」

 

愛子「……いいな優子」

 

そして俺は優子とBクラスのチェックポイントにつくと

 

島村「よぉ織村。待ってたぜ」

 

貴浩「そうですか。それはお待たせして悪かったですね。

   では話はやめて勝負といきましょうか」

 

「「「「試獣召喚(サモン)」」」」

 

【世界史】

 

 2年

  Fクラス  織村貴浩  402点

  Aクラス  木下優子  376点

 

        VS

 3年

  Aクラス  島村辰彦  413点

  Aクラス  3年モブ  311点

 

 

俺の召喚獣は天使、優子の召喚獣は九尾

島村の召喚獣は鬼、相方の召喚獣はフランケンシュタイン

 

貴浩「じゃあ優子。もう1人のほうを頼むぞ。

   俺は先約の島村先輩のほうを相手する」

 

優子「ええ、貴浩頑張ってね」

 

貴浩「ああ」

 

島村「なに戦う前に女といちゃついてんだよ」

 

貴浩「別にいちゃついてないだろ。目悪いのか?

   いや、頭が悪いんだったな。すまないすまない」

 

島村「先輩に向かってなんて口聞いてくれてんだ!? 少しは先輩を敬えよ!」

 

貴浩「無理ですね。アンタを先輩なんて思ってないからな。

   そんな行動すらとってないしな」

 

島村「ちっ、その減らず口黙らせてやるよっ!」

 

そういうと島村先輩の召喚獣が俺に向かってやってくる。

俺はその攻撃を難なくかわし一刀のもとに胴を斬りさいた。

 

貴浩「なんだ?もう終わりかあっけないな」

 

俺はそういうと振り返り優子のほうを見てみると

優子も相手の召喚獣を九尾の尾で締め上げて倒していた。

 

 

 


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