愛子「それは違うよ!世論調査では成人女性の68%以上が…」
康太「……違わない。世界保健機関の調査結果では成人男性の72%が賛同している」
愛子とムッツリーニが保健体育で熱論している。
愛子「またそうやって屁理屈を…!」
康太「…屁理屈じゃなくて事実。」
愛子「くぅ…! こうなったら今度のテストでムッツリーニ君を抜いて
ボクの方が正しいって証明してみせるからね!」
康太「……学年1位の座は揺るがない」
愛子「そうやって憎たらしいこと言って…ムッツリーニ君なんてこうだよっ!(ピラッ)」
愛子はそういうとムッツリーニの隣で勉強していたなのはのスカートを軽くめくる。
なのは「きゃああああ////」
康太「……卑劣な……!!(プシャァァア)」
なのは「なにするの愛子ちゃん!!」
愛子はなのはを巻き込んで再びムッツリーニと保健体育の勉強に戻った。
明久「貴浩……」
貴浩「ん? どうした明久」
明久「ここなんだけど……」
命「あっ貴浩君。私も同じところが……」
椎名「……私もです」
その時、俺はと言うと明久と命、椎名に勉強を教えていた。
貴浩「でも、結構わかるようなってきたな2人とも。
椎名もAクラスだから飲み込みが早いな」
明久「それはもう貴浩に鍛えられたからね」
命「私もですよ。特に理系科目は貴浩君のおかげで成績が上がってきてますし」
椎名「織村君の教え方が良いんです」
貴浩「それはなによりだ。教えた甲斐があったもんだ」
☆
刀麻「おい島田。貴浩たちの方ばかり見ていないで集中しろ」
雄二「お前の国語は今のFクラスでも下位なんだからな。
せめて2桁は取れるようになってもらわないと
2学期の試召戦争でしかけられた時に困る」
島田「う…わ、分かってるわよ!でも、その…物理や化学も、ちょっと自信がなくて」
雄二「大丈夫だ。お前の物理や化学はは全体からみれば酷いがFクラスとしては普通だ。
それよりも弱点を強化しろ。お前は問題文が読めたら即戦力なんだから。
現国のほうが効率的なはずだ」
刀麻「そうだな。問題文が読めるか読めないかでは全然変わってくるからな」
島田「うぅ…。今のままで良いのに…」
島田は雄二と刀麻の2人がかりで国語を教わっていた。
雄二「ダメだ! 設備を維持する為には必要なことなんだよ」
大掃除と清涼祭の売り上げで結構まともになってきてはいる。
島田「そ、それはそうだけど・・・」
雄二「…まぁ良い。次の問題だ。【『はべり』の已然形を用いた例文】を書いてみろ。」
島田「以前食べたケーキはベリーデリシャスでした」
雄二「お前、ちょっとそこに正座しろ…」
刀麻「前途多難だな……」
☆
一方、楓と秀吉はというと
楓「ヒデ君も大分成績が上がってきましたね」
秀吉「楓のおかげじゃ。楓の教え方がいいからのう。凄くわかりやすいのじゃ」
楓「この調子で頑張りましょうね」
秀吉「わかったのじゃ」
2人は仲良く勉強していた。
優子は霧島や光一、姫路と静かに勉強していた。
そして再び愛子たちを見てみると
愛子「ムッツリーニ君。流石にこの問題は分からないでしょ?」
康太「……中一で70%。中二で87%。中三で99%」
愛子「どうして、こんな事まで知ってるの!?」
康太「……そんなの一般常識」
愛子「うぅ…正攻法で勝てる気がしなくなってきたよ…」
康太「…工藤はまだまだ甘い」
砂原「なんか面白そうだね。私も混ぜてね」
愛子「……こ、こうなったら。あのね、ムッツリーニ君。知ってるかな…」
康太「…?」
愛子「なのはの胸が大きくなってるんだって」
康太「っ!?(ボタボタボタ)」
なのは「っ!?//////」
愛子「この前体育の時間着替えてる時、なのはが言ってたんだ」
砂原「そうだねん。しかもナノナノの胸って形がいいんだよね」
愛子「そうそう。それがどうしてかってそれはね
…実は(ボソボソ)って感じのマッサージを
いつも(ゴニョゴニョ)ってなるまで、毎晩毎晩・・・」
なのは「あ、愛子ちゃん!!鈴歌ちゃん!!/////それは内緒って言ったよね!!////」
康太「……殺す気か!(ブシャァァア)だが情報ありがとう(グッ)」
ムッツリーニは鼻血を噴き出しながらも親指をたてていた。
なのは「康太君も何言ってるの!?って大丈夫なの!?凄い量だよ」
愛子「殺すだなんて人聞きわるいなぁ」
砂原「そうだよん。私はただ情報を教えただけだよん♪」
愛子「それに別にボクは、ムッツリーニ君が出血多量が原因でテストで
実力が出せなくなるといいのに、何て事も考えてないし。
それにムッツリーニ君も嬉しい情報だよね」
康太「……この程度のハンデ、どうという事はない」
愛子「ふ~ん。そんな事言うんだ?」
康太「……お前には、負けない」
愛子「そこまで言うなら遠慮無く…それで、さっきのなのはの話の続きだけど、
(モニョモニョ)を身体が熱くなるまでやるんだよ」
砂原「そして最後には(ホニャホニャ)を使って(ヒソヒソ)を・・・」
康太「…死んで…たまるか…!(ダバダバダバ)」
このままだとムッツリーニが死んでしまう。
貴浩「愛子」
愛子「ん?どうしたの貴浩君」
貴浩「お前はこっちで一緒に勉強しような。砂原も勉強に戻れ」
砂原「了解♪」
俺は愛子と砂原の2人をムッツリーニから引き離すように連れて行く。
なのは「大丈夫康太君!」
康太「……だ、大丈夫!(ガクっ)」
なのは「康太君ーーーーーーーー!!!!!!」
貴浩「やりすぎだ」
愛子「テヘッ」
砂原「テヘペロ♪」
貴浩「笑ってごまかすな」
そして2人の監視を含め明久たちと一緒に勉強を始めた。
ムッツリーニはなのはに任せて