バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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最終決戦①

雄二「よし、じゃあこれから最後の決戦を仕掛けるぞ。

   光一は例の犯人たちの動向を探ってくれ、動いたら連絡を頼む」

 

光一「わかった」

 

雄二「今回は途中で裏切るからあまり女子や先生を倒しすぎるなよ。

   そして今から部隊を5つに分ける。

   1班は俺、2班は明久、3班はムッツリーニ、4班は秀吉、5班は貴浩だ。

   そして、2Fを俺と秀吉の部隊が、1Fを貴浩の部隊が、

   大浴場に続く廊下を明久とムッツリーニの部隊が

   まずは攻めるフリをして途中で反旗を翻す」

 

明久「わかったよ」

 

雄二「1番貴浩がきついかもしれないが、俺達がたどり着くまで耐えてくれ」

 

貴浩「雄二、別に倒してしまっても構わないんだろ?(ニヤッ)」

 

雄二「ああ、かまわないぜ(ニヤッ)」

 

秀吉「反旗を翻すのは、その犯人が姿を現した時で良いのじゃな」

 

雄二「ああ、あいつらは自分の保身を大事にしているだろうからな。

   おそらく、明久とムッツリーニが1Fを抜けたら姿を現すだろう。

   その時が反撃の時間だ!」

 

刀麻「なあ雄二?俺は誰を援護すればいいんだ?」

 

刀麻は唯一Aクラス男子の協力者なので、俺達みたいに指揮する部隊がいない。

 

雄二「本当は貴浩についてほしいが、刀麻は明久たちの部隊についてくれ。

   一応女子生徒の代表核には話を通してはいるが、

   話を聞いていない女子もいるだろうし、教師にも鉄人以外には話していないからな。

   第1目標は明久とムッツリーニの部隊を大浴場前の廊下にたどり着かせる事だ。

   それに男子を1人でも女子風呂内部に侵入させてもいけない」

 

刀麻「わかった」

 

雄二「それで教師の布陣だが、おそらく・・・

   3Fを布施先生や遠藤先生が固めているだろう。

   2Fは森田先生やレイブン、ジュディス先生、

   1Fは高橋女史にスタン先生、ルーティ先生、リリス先生、

   そして、大浴場前に鉄人や鈴村先生が固めているはずだ」

 

秀吉「それを聞くと貴浩の部隊が一番きついじゃろうな」

 

明久「いや、2Fもきついと思うよ」

 

貴浩「そうかもしれないが、今回は教師を倒す事が目的じゃないからな」

 

雄二「さっきも言ったが倒しすぎてもダメだ、

   倒さなすぎてもいけない。犯人に疑われたらアウトだからな。

   それに明久とムッツリーニを大浴場前に連れていかないといけないからな」

 

明久「ねえ雄二。どうやって犯人が現れた事を僕達に知らせるの?」

 

雄二「なに、それはちゃんと準備してある。

   ヤツらが現れたらある放送を流してもらう手はずになっているからな」

 

貴浩「じゃあ、その放送が流れるまで耐えればいいんだな」

 

雄二「そうだ。それじゃあ、真犯人退治に行くぞ!」

 

貴浩「そして明日はゆっくり風呂に入りたい・・・・・」

 

秀吉「まぁの。最後位はゆっくりしたいの」

 

雄二「そのためにも今日ケリをつけるぞ」

 

貴浩「そうだな。さてとやりますか!」

 

秀吉「皆、準備は良いかの」

 

明久「皆、頑張ろう!」

 

刀麻「仕方ないな」

 

光一「覚悟しろよ!」

 

康太「・・・・・・頑張る」

 

雄二「野郎共ぉ出陣だぁ!!!!!」

 

「「「「「「おおおおぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」

 

 

 

         ☆

 

 

 

2FではすでにDクラスの男子と女子達が戦闘をしていた。

 

「やっぱりきたわね覗きの主犯格!」

 

「ここは通さないわ!」

 

明久「予想通り守備部隊がいるね」

 

森田「悪いけどここは通さないわよ!」

 

ジュディス「ごめんなさいね」

 

雄二の予想通りここには、森田先生とジュディス先生、レイブンがいた。

一つ予想外なのは何故か霧島がいたことだが、おそらく霧島は大丈夫だろう。

 

雄二「よし、ここは作戦通り俺と秀吉の部隊で抑える。皆は先に行けっ!!」

 

そういうと雄二と秀吉の部隊が盾となって俺達に道を作ってくれる。

 

貴浩「行くぞっ!!」

 

明久「頼むよ雄二、秀吉!」

 

森田「そうはさせないわ!レイブン先生!!」

 

そこで俺達の前にレイブン先生が現れる。

 

貴浩「レイブンに構うな。突っ込め!!」

 

俺の指示通り、皆レイブンと戦闘することなく通り抜ける事ができた。

俺も通り抜けようとすると、レイブンが俺の横までやってきて

 

烏丸「犯人見つかる良いね(ボソッ)」

 

貴浩「なっ!?」

 

突然、俺にそんな事を言ってきた。俺は脚を止める

なんで、知っているんだろうか・・・・教師には鉄人しか言ってないはずだが

 

烏丸「偶然聞いてしまってね・・・・まあ応援するよ(ボソッ)」

 

俺達は小声で会話する。

 

貴浩「先生は俺達の味方ってことですか?」

 

烏丸「今回はね」

 

貴浩「そうですか」

 

烏丸「早く行きなよ」

 

貴浩「わかりました」

 

俺はレイブンに軽く頭を下げると1Fへと降りていった。

 

 


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