バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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Dクラス戦後

雄二達が戦後対談している中、

もう俺達は必要ないみたいなので楓や秀吉、命と共に帰る支度をしている所だった。

貴浩「さて帰るとするか。皆はどうするんだ?」

秀吉「ワシは今日は部活が休みじゃから帰るとするかの」

楓「兄さん、私は明日皆さんにデザートを作る予定なので買い物してから帰りますね」

命「なら楓ちゃん私も一緒に買い物に行っても良いかな?」

楓「うん、もちろんですよ」

貴浩「なら楓、俺も行くぞ。荷物大変だろ?」

秀吉「ならワシも行くとするかの。良いかの?」

楓「はい、ではお願いします」

楓の了承がとれたので、帰り支度を済ませ教室を出ようとすると、

命「あっ!貴浩君待ってください。多分、優姉も一緒に行くと思うから」

楓「そうですね。なら兄さん、まずはAクラスに寄ってからですね」

秀吉「ではまず、Aクラスに行って姉上と合流するとするかの」

そう言うと俺達は優子がいるAクラス前に向かった。

秀吉「さて姉上はおるかの?」

扉を開けると優子は黄緑色の髪の女性と話しているようだったので

ひとまず俺たちはAクラスへと入って行った。

命「失礼します。優姉、迎えにきたよ」

と命は優子に向かって入って行った。

俺達も命を追うようにAクラスに入った。

入ってみても思ったがFクラスと比べると凄いというか格が違うと改めて実感する

貴浩「やっぱりAクラスって凄いな」

秀吉「そうじゃな。流石Aクラスという所じゃな」

そう会話しながら優子の所に近づいて行った

優子「あら命、わざわざ来てくれたの」

 

優子は俺達を見渡して聞いてきた

優子「どうしたの?皆してわざわざAクラスまで来て?」

秀吉「それはじゃな。明日命と楓が明日ワシらに弁当を作ってくれることになっての。

   帰りにその買い物に皆で行こうという風になったのじゃ」

優子「なんだ。そういうこと」

命「優姉大丈夫だよ。ちゃんと優姉の分を作るから」

優子「ありがとう命」

そういうと優子は命を抱きしめた。

命「優姉。恥ずかしいよ」

 

優子は命の言葉に気づき抱きついた手を緩めた

貴浩「ところで優子、隣の方は?」

優子「ん?この子は、私のクラスメイトで友達の工藤愛子よ」

愛子「今、優子から紹介があった工藤愛子だよ。よろしくね♪えっとキミ達は?」

凄い可愛い子だな。こんな人、同学年にいたっけ?

秀吉「ワシは2-Fの木下秀吉じゃ。よろしくなのじゃ」

愛子「木下って事は優子と命の姉妹?」

秀吉「そうじゃ、先に言っておくがワシは男じゃからな」

愛子「えっ!?男の子なんだ。女の子かと思っちゃたよ。ごめんね」

秀吉「いや、気にするでない。今度から間違えないでほしいのじゃ……本当に」

そういう秀吉にはなんか悲壮感が漂っていた

愛子「…うん、わかったよ。気をつけるよ。それでソコのキミは?」

貴浩「俺は2-Fの織村貴浩だ。そこにいる楓の双子の兄なんだ、よろしく」

愛子「楓のお兄さんなんだ。よろしくね」

貴浩「ん?楓のこと知っているのか?」

楓「兄さん、愛ちゃんとは去年同じクラスだったんだよ」

貴浩「あら?でも何回か楓のクラスには顔だしたことあるが

   工藤のこと見た記憶がないな?」

愛子「それはそうだよ。僕は1年の終わりごろ転入してきたんだもの。

   その時に楓と優子、命と知り合ったんだ」

貴浩「それはどおりで、見かけたことないなと思ったんだ」

楓「兄さん、愛ちゃんと話すのも良いけど買い物に行かないと」

貴浩「おっと!そうだった。ごめんごめん」

愛子「へぇー皆で買い物に行くんだ。僕もお邪魔して良いかな?」

楓・命「「良いですよ」」

貴浩「俺も良いと思うよ」

秀吉「ワシも良いのじゃ」

優子「私も良いと思うわ、さてじゃあ行きましょうか」

 

そういって俺達は6人で買い物に行くことになった

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

優子「とりあえず、私達の家の近くスーパーに行くってことでいいのかしら?」

貴浩「俺達は良いが、工藤は大丈夫なのか?家ってこっち方面にあるのか?」

愛子「うん、僕の家は優子の家の割と近くに住んでいるんだ。

   貴浩君と楓ちゃんの家は近くなの?」

貴浩「ああ、そうだな。高校に進学する少し前に

   俺らの親父が秀吉たちの両親と知り合いということもあって、

   秀吉たちの家のすぐ近くに引っ越したんだ。

   まあ秀吉たちと知り合ったのは入学して少し後だけどな。

   っていうか、俺のこともう名前で呼ぶんだ?」

愛子「うん、だって楓も同じ苗字なんだし名前で呼んだほうがわかりやすくないかな?

   それに皆、名前で呼んでたから、呼んだんだけど、駄目だった?」

工藤さんは上目遣いでそう聞いてきた。

その上目遣いは反則だろ

貴浩「うっ、いや…そんなことないぞ…いきなり名前で呼ばれたから驚いただけ…」

俺は慌てて答えた。

楓「…兄さん。照れてるの?」

貴浩「い、いやいや。照れてなんかいないぞ///」

命「貴浩君、顔が真っ赤だよ」

秀吉「そんな顔で否定されてものの」

貴浩「・・・///」

それから俺は皆から茶化されながら買い物をし、帰宅した。

 

 

 

そしてこれが不幸の始まりだったとは今の俺は思いもしなかった


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