原作を放って置くとバッドエンドになるんですが、どうしたら良いですか? 作:月の光
07_零冶『終わったな、帰るぞ』ミスト『イエス、マスター』
零冶 サイド
「おいモブゥー!いい加減我のなのは達に近づくんじゃねー!」
「お前もいい加減にしろ、神宮寺。高町達が困っているのが分からないのか?」
「どうやら死にたいようだな!モブゥー!」
「やってみろ。神宮寺」
「……ちっ」
ご覧の通り、踏み台転生者とのやり取りです。え?原作に関わる気は無いんじゃなかったのかって?俺じゃないよ。皆大好き?正統派オリ主様です。
今は春休み明けの新学期、3年生になりました。もちろん俺は原作組み&転生者とクラスは別ですけどね。そしてついに待ちに待った2人目の転生者登場です。本当に待ったよ。早速
2人目の転生者
名前:峯岸 春兎(みねぎし はると)
性別:男
年齢:9歳
特典:①転生時の設定を自分の思い通りに設定できる
②魔法先生ネギま!のネギ以上のスペックと闇の魔法に耐えられる体
③神鳴流の剣技と気の使用
デバイス:スプリングゼファー(インテリジェントデバイス)
愛称:ゼファ
ステータス
筋力:S
俊敏:S
耐久:S
魔力:SSS
幸運:B
レアスキル
説明:魔法先生ネギま!のネギの闇の魔法と同じ
説明:魔法先生ネギま!の神楽坂明日菜などと同じ
強えーーー!なんだ特典①は我侭放題か!良いぞもっとやれ!え?それなら何でEXになってないんだって?実は魔力はSSS、それ以外はSが限界値なんだよね。俺?
最初から最強か修行して最強かの違いかな。でもなんで幸運をSにしなかったんだろう?と思うだろうが、気持ちは分かる。幸運はAあれば、宝くじで3等が毎回当たる。Sもあれば、宝くじで1等が3回に1回は当たる。くらいの数値だ。それは流石に大きすぎると思ったんじゃないかな?俺も
転生時期も無印開始の直前に設定したらしい。そのせいで俺が苦労したんだがね。だが、これだけのステータスなら、安心して任せられそうだな……
と……言うと思ったか?バカめ!ケフィアだ!
確かにステータスは文句なしだが、絶対的に実戦が足りてない。俺も傭兵として何度か実戦を経験したが、修行とは大違いだ。その場の判断力・決断力・状況把握、全てにおいてまだまだ未熟だろう。やはり、原作を見守る必要がありそうだ。
はあ~、めんどくさ……
「ありがとう、峯岸。助かったわ」
「本当にね。また神宮寺君と同じクラスだったときはどうしようかと思ったけど
峯岸君が転校して来てくれて助かったよ」
「まったくね。いくら言っても勘違いしてるんだもの。あのバカ」
「にゃはは……葵ちゃん、ちょっと言い過ぎな気がするの」
「なのはは優しいわね。そんなんだからあいつがつけ上がるのよ」
良い感じにオリ主してるじゃないか。このまま、ハーレムでもなんでもやってくれ(ニヤァ
「ど、どうしたの?月無君」
おっと、黒い笑みが出ていたみたいだ。
「何でもないよ、相川さん。心配掛けてごめんね」
隣の席の相川さんに心配させてしまった。反省反省
「べ、別に良いよ////」
?顔赤いよ?何で?
『マスターは自分の容姿をちゃんと理解すべきですね』
『ちゃんと理解しているさ』
目が隠れる程の長い黒い髪で瓶底眼鏡の地味な生徒だ。
(ですが、その隙間からたまに見せる甘いマスクでクラスの女子を魅了している、が抜けてます)
ミストが何か言いたげだな?まあいいや、そろそろ原作開始だ。
気を引き締めていくぞ!
その日の夜
[マスター]
「ああ、分かってる。ジュエルシードが落ちてきたな」
[如何致しますか?]
「
[了解しました]
さて、ここからが正念場だ。
翌日、高町一行が公園で怪我をしたフェレットを拾った。
そして
『だれか!この声が聞こえている方!力を貸してください!』
「来たか……ミスト、セットアップ」
[了解、セットアップ]
俺はバリアジャケットを纏い、
零冶 サイドアウト
なのは サイド
私は頭の中に変な声が聞こえてきたので、動物病院へやってきた。すると、病院は見る影もなく、ドロドロした黒いお化けから逃げ回るフェレットに出会った。
「えーっ!ど、どういうことなの!?」
「き……来てくれたの?」
「フェレットが喋った!?」
「お願いします。力を貸してください!君には資質がある!」
「資質!?なんのことなの!」
「はい、この魔法の力を!」
「えっ?ま、魔法?」
魔法って確かライさんが……えっ、私も魔法が使えるの?だとしたら、素敵なの!
「どうしたらいいの?」
「は、はい!これを」
首にかけていた赤い宝石を渡してくるフェレットさん。
「…………なんだか、あたたかい」
「それを手に、目を閉じて、心を澄ませて、僕の言葉を繰り返して」
「う、うん」
「我、使命を受けし者なり」
「我…………使命を受けし者なり……」
「契約の元、その力を解き放て」
「……契約の元、その力を解き放て」
「風は空に、星は天に」
「風は空に……星は「GYAAAAAAA」キャアア!?」
「しまった!」
黒いお化けは待ってはくれず、私達に襲い掛かって来たの。助けてライさん!?
「なのは!スノーリボン」
青色のリボンのようなものが黒いお化けを縛りつけました。
「葵ちゃん!」
「大丈夫?なのは」
「う、うん。でもどうして葵ちゃんがここに?」
「そんなことは後でいいから!そこのフェレット!サッサっとしなさい」
「は、はい!君、さっきのやつを最初からだ」
「は、はい」
「我、使命を受けし者なり」
「我、使命を受けし者なり」
「契約の元、その力を解き放て」
「契約の元、その力を解き放て」
「風は空に、星は天に」
「風は空に、星は「ヒャッハーーー」え!?」
今度は神宮寺君が来たの。
「なのは、葵、無事か?我が来たからにはもう大丈夫だ」
そう言って、周りに剣とか槍とかがたくさん出てきたの。
「な、なにあれ」
「まさか、レアスキル保持者!?」
「邪魔しないで、神宮寺!」
「安心しろ。直ぐに終わる。失せろ雑種」
すると、すごいスピードで剣や槍が黒いお化けに飛んでいったの。
「GYAAAAAAAA」
「って、神宮寺!私のスノーリボンだけにしか当たってないじゃない!」
黒いお化けを縛っていたリボンが無くなり、神宮寺君に襲い掛かるお化け。
「な、バカな!ウボァーー」
「……彼はいったい何しに来たんだ」
「「さあ?」」
私達が呆れていると。
「GYAAAAAAAA」
お化けが私に襲い掛かってきた。
「キャアアア!」
「「しまった!」」
今度こそダメなの!助けてライさん。
「アーエル・ウル・エルド。風の精霊11人、縛鎖となりて、敵を捕まえろ、魔法の射手、戒めの風矢!」
今度は緑色の縄がお化けを縛り付ける。
「え!峯岸君!」
「今度は誰!」
「峯岸……やっぱりあんたも」
「高町!そこのフェレット!サッサとしろ!」
「わ、分かったの。フェレットさん」
「う、うん」
「我、使命を受けし者なり」
「我、使命を受けし者なり」
「契約の元、その力を解き放て」
「契約の元、その力を解き放て」
「風は空に、星は天に」
「風は空に、星は「この雑種うぅーー」えー!」
復活した神宮寺君……ちょっとイライラしてきたの。
「この雑種がぁーー!いい気になるなよ!」
今度はさっきよりも多くの武器が出てきたの。
「な、何なんだあのレアスキルは!」
「消え失せろ、雑種うぅーーー!」
いっぱい武器が飛んでいったの。
「ってオイ、神宮寺!俺の戒めの風矢を壊すな!」
「うるさいぞ。モブ!我に指図するな!ここでお前も始末してやる」
そう言って峯岸君に武器を撃つ神宮寺君。
「オイ、今はそれどころじゃないだろ」
凄い、あれだけの武器を避けてるの。
「何やってるのよ……」
「GYAAAAAAAAA」
「って、キャアアア」
「「「「しまった!」」」」
今度こそダメなのぉぉ!助けてライさ~ん。
なのは サイドアウト
零冶 サイド
い い か げ ん に し ろ !!!
しまった!じゃねーーよ(怒)
なんで、化け物を目の前にして油断してんだよ!実戦ナメんな!
ユーノ!なんで敵の目の前で詠唱してんだ!
神宮寺!何だその投戟は!まったく当たってねえじぇねーか!
桜羽!峯岸!バインドが破壊されたくらいで動揺してんじゃねー!
ピキィーーーーーン
分かっとるわ!!!はあ~、
『
「GYAAaaa・・・・・・・・」
「?あれ、お化けが止まった?」
「い、今の内に!」
「う、うん!」
「我、使命を受けし者なり」
「我、使命を受けし者なり」
「契約の元、その力を解き放て」
「契約の元、その力を解き放て」
「風は空に、星は天に」
「風は空に、星は天に」
「不屈の魂はこの胸に」
「……不屈の魂はこの胸に」
「「この手に魔法を!」」
「レイジングハート、セットアーップ!!」
やっとここまで来たが……まったく世話の焼ける。だが、
そして
「リリカル・マジカル!封印すべきは忌まわしき器、ジュエルシード!封印!」
『終わったな、帰るぞ』
『イエス、マスター』
俺は
はあ~、先が思いやられる……
零冶 サイドアウト