投稿が遅れました……そして文字数も……
ごめんなさい!
その言葉につきます!!
ある日突然、父さんが麻雀セットを買ってきた。当時から麻雀ブームは始まっており、家族みんな大喜びした。雀卓までは買えなかったが、テープを4人で囲み麻雀をしているうちにそっちの方が良いと感じた。初めてリアル麻雀をした時、母さんと姉さんが2人勝ちし、父さんと俺はボロ負けをしたのを覚えてる。でもそのあと、負けず嫌いの
一週間たち、それまでと同じ麻雀をしていたがまた姉さんがみんなを飛ばした。その時もまたあまり気にしなかったが、姉さんが1人勝ちするのは一週間に1度
『女性麻雀では
俺はすぐに気づいた。きっと姉さんの
不思議な現象を起こせる姉さんに勝ちたい。
と思ったのを俺は覚えてる。その為俺は将来、プロになりたいかと他人に思われるほど麻雀を勉強した。そして確実に実力をあげていた。姉さんと麻雀をやっているうちに、姉さんの不思議な現象の精確な現象が『相手の運を盗る』であるとわかった。姉さんがあがる時、必ず残りのみんなのツモが悪くなるので、そういうことにした。だから俺は運に頼らないようにした。データを最優であるデジタル麻雀を自分のモノにした。その為の成果はでた。いつしか俺は姉さんを負かしていた。姉さんは確かにすごく能力を持っているが、姉さんはリアル麻雀が結構
確かに姉さんの能力はすごいと思ったが、
その時の俺は本当にそう思っていた。
ある日何時ものように、家族で麻雀をやっていると不意に喉が渇き、グラスに入っているジュースを飲もうとしたら、手が滑りグラスが床に落ち、割れてしまった。その時は少し運が悪かっただけだった。だが、日に日にそういうことが続き。そしてだんだんエスカレートしていった。そしてレベルが結構ヤバくなった時に、俺は気づいてしまった。
姉さんの能力が、
俺が不運続きとは逆に、姉さんは幸運が続いていた。荷物を整理していたらお金が出るのは当たり前、キャンペーン応募したら一等賞が当たるのもあり。最終的には赤信号に
そこで初めて俺は、姉さんに恐怖感を覚えた。俺は焦り、恐怖し、自分でもわけもわからず本人に自分の思ってることを全部話した。なぜ俺がそんな事をしたか今でもわからないが、それした結果が……車と交通事故だった。
目を覚ますと、昨日起きた全ての事が頭をよぎった。階段の事故の事、怜と仲良くなった事、生まれて初めて女子に『あーん』をしてもらった事、姉さんが来たこと、怜に抱きしめられた事が頭をよぎった。
朝食を怜と一緒に楽しく談笑しながら食べ、その後各自それぞれの治療の為いったん怜と別れた。俺は足の骨折を優先する形を希望し、まずは松葉杖ありで歩けるぐらいになるのをノルマにし、治療を続けたが。ずっとあることが気になっていた。
なんで怜は、姉さんの事を聞かないだ……
今日の朝から怜は、昨日何もなかったかのように俺に接してくれていた。心遣いは嬉しいんだが、他の気持ちも俺の心にあった。
治療を午前中に終え、病室に戻ると怜がいた。そして俺は、看護師さんに助けられながら、怜の左横にあるベッド……つまり俺のベッドに座った。
「明くん、足とか大丈夫やった?」
怜はホントに心配そうに聞いてきた。きっと昨日の事故をまだ引きずっているのだろう。
「大丈夫だって、3週間後には学校行けるぐらいにはなるらしい」
「ほんま?ほんまに大丈夫?」
「大丈夫だって言ってるだろ……あんまり心配するなって」
「……うん」
その後、2人は黙り込み。沈黙が続いたが、居心地が悪いわけではなかった。
「……」
「……」
だが長く続くとだんだん不安になってしまうのが、俺なのかもしれない。
「……聞かないのか?」
俺はいつの間にか、沈黙を破っていた。
「ん?何のこと?」
怜は俺の問いの意味がわからなく、俺に問いた。
「昨日、なんで俺があの人にあんな態度をしたか……とか」
「……好感度がたりひんと思ってぇな」
「怜はギャルゲーの主人公かよ」
「ギャルゲー?明くんもやっとるんの?どんな作品やっとるの!?」
ギャルゲーと言う単語に反応した怜は、俺もギャルゲーをやっとると思い俺に積極的に聞いてきた。
「俺、ギャルゲーあんまりしたことねーよ」
「明くんって、もう18歳やの?」
「だからって、エロゲーとかもやってねーよ!!」
「あはは、冗談や、じょーだん」
なんか怜に気を使わせたかな……
「……今ので好感度上がって、あの事聞けるけど……聞くか?」
この後思えば、俺は多分……誰かに聞いてもらいたかっただけだったかもしれない。
「……話してもらえるんなら」
その後、俺は父さんが麻雀セットを買って来たところから、姉さんの能力とかを正直に言って、交通事故までの事を話した。そして最後に
「麻雀なんて……嫌いだ」
誰かに話を聞いてもらって、自己満足していた為。その時の怜の表情はわからなかった。
「お姉さんと、仲直りしたいん?」
「……したい、あの人とまた仲良くテレビみたり。相談事を聞いてもらったり、聞いたりしたいけど……怖いんだ……」
俺がそう言うと、また沈黙がその場を包んだが。看護師さんが食事を持って来たので、すぐに破られた。
「……ひとまず、食べへん?」
「そうだな」
怜の提案に従い、俺たちは食べ始めた。
今回はちゃんと、スプーンとフォームはついてきてた。
食事を終え、怜の面白い話を聞いてると突然、怜の携帯がなった。怜はすぐに携帯を出した。多分メールのようだ。
「明くん、ちょっとお願いしてもええか?」
「金はないぞ」
「そんなんちゃうわ」
「で?何をすればいいんだ?」
「……その、今から私の友達がくるんやけど……」
怜はそのあと言葉を詰まらせてた。多分友達が来るから、カーテン閉めてか、どっかに行っててもらいたいんだろう。
「あぁ、悪い。俺、病室出れねぇんだよ。んー、カーテン閉めてじっとしてるじゃダメか?」
「あ!いやいや、出てけとかそんなんちゃうねん。明くんも私の友達やし、そんな気つかんといて」
怜は両手を小さく振って、言った。……その仕草に少し萌えたのは言うまでもない。
「じゃーなんだよ?」
「そのー昨日の……階段の事、言わんといてぇな……」
「あぁ、わかった。言わんようにしとく」
多分、友達に心配させたくないからだろう。
「それだけか?」
「うん、それだけやけど……その「怜ー!!」ん?」
怜が何か言おうしたが、病室に入ってきた人にかき消された。
「怜ー!大丈夫やった!?痛いとこある!?ぐわいはどうなんや!?寂しいなかった!?ウチメチャ寂しいんや!!怜もう離さないで!!」
「りゅ、竜華……く、くるしい……えへへ、久々の竜華のおっぱい……えへへ」
突然病室に飛び込んできた黒髪ロングの女性は、ものすごい勢いで怜に抱きつき出した、ものすごい勢いでなんかを言い出した。そして抱きしめられてる怜は、最初は苦しそうだったが、急に天国にいるかと思うほど幸せそうな顔をしだして、なんか小言を呟き出した。
「おい、お前ら他の人の事も考えろや」
そして次に、一言で言うとボーイッシュな女子が現れた。髪はショートで、短パンに学ランというとんでもない格好をしていた。でも、たとえ男っぽい服装をしてよおとも、彼女が
「あ、ご、ごめんなさい!」
「こいつらちょっと仲良すぎるんで……ほんますいまへん……え?」
入ってきた2人は、俺に謝ろうとして初めて俺をみた。そして同時に、自分達の友人が異性が同じ部屋でや泊まりしてることに気づいた。
「お、おい!なんで!?」
「……」
そして学ランを着てる方が大声で反応した、彼女は驚いてるようだが。黒髪ロングの方は一言で言うと
「……ん」
変な誤解をされる前に説明をしようと思ったが、黒髪ロングの殺意のこもった目が怖く、うまく言葉が出なかった。
「竜華、セーラちゃうんや。明くんはめっちゃいい子で、私の友達なんや。あと、元々この病室は明くんの1人部屋やったけど、病室たりひんからお願いして入れてもらったんや。だから、そんな敵意がこもったオーラを消しといて」
だが、俺が言葉を詰まらせたと気づいた怜がフォローしてくれた。
「なーんや、そういうことか」
「怜の友達なら、ウチらの友達や。ウチは清水谷竜華や、よろしくな」
「オレは江口セーラや、よろしゅーな!」
「あぁ、俺は遠夜明だ。よ、よろしく」
さっきまでの態度とは一変し、今度はとても友好的に俺に接してきた。もちろん清水谷あの目は、あのおぞましいヤツから、可愛いらしい目に変わっていた。
「ごめんなぁ明くん、この2人……特に竜華は過保護なんやわ」
「いや、大丈夫だ。気にしてないし……」
俺が清水谷の目にビビったと言わなかった、なぜなら男には守らないと行けないプライドがあるから…………
怜と竜華は多分……
3人はよても仲が良く、いい事だが。怜と竜華が特に仲がいい。異常なまでのボディータッチ、相手の仕草にときめいてる本人たち、膝枕、ちょっと前に顔を出したらキスできるほどの顔の近さ。
俺がセーラと話して確信が近づいた。セーラから2人の頭の中の春ぐわいを聞いていると、セーラに同情してしまった。それに、俺とセーラが話してると怜と竜華は。
「竜華、膝枕……」ニヤニヤしながら
「しゃーないなー」120点の笑顔
アレも決定的な証拠だった……
よく女子同士のじゃれあいは和むと聞くが、あそこまでいくとただの恐怖だ。そして俺は、毎回こんなのを見せられてるセーラに俺はジュースを一つ奢ると心に決めた。
「なぁ、お前らって同じ部活とかか?」
この3人がどう流れで仲が良い友達になったか気になり、俺は質問した。3人はあんまり性格は同じではなく、どこに接点があるか気になったからでもある。
「あぁ、そうだぜ。俺ら同じ部活なんだ」
「へぇ、何部なんだ?」
「それは「文科系や!!!」……怜?」
セーラが答えようしてると、突然怜が大声でそういった。なぜか必死そうに、まるで
「……怜、どうした?」
「……いや、なんでもあらへん……ちょっと疲れてもうただけや。2人ともそろそろ時間やし……」
怜は遠回しに2人に、「帰れ」と言った。セーラはその事には気づかなかったが、竜華は気づいた。
「そうやな……セーラ、そろそろ帰ろっかぁ。あんまり長いと……ね?」
「そ、そうやな。じゃぁな怜、明。メールとかするから」
「あぁ、気をつけて帰れよ」
そしてそのまま2人は帰った。そのまま病室は静かになった。
「ごめんな、ちょっと私疲れてもうたから、ちょっと寝るな」
「あぁ、お休み」
「おやすみなさい」
初めて竜華とセーラと出会ってから
理由は言わなくてもいいよな?
次の日、俺は普通に学校へ向かった。早く学校へ行きたかったものあるが、家にいたくなかったのが大きい。
夏休み最終日からプラス3週間ぐらい、約2ヶ月ぶりの学校に入ると俺の友人たちや、教師たちが話しかけてきた。今の俺は左腕のギブスは取れていているが、右足のギブスはつけてあるので松葉杖で立っている。
それをみた友人たちは、階段など進んで手伝ってきて逆に気を使ってしまった。自分の教室に入ると、みんなからの心配の言葉などがくると思っていたが、なぜか俺に彼女ができたという噂ができていて、その質問責めだった。
「怜とは、そんなんじゃねーから」
「怜だと!?下の名前で呼んでるじゃねーか!!!」
「なんでも、巨乳黒髪ロングの委員長タイプらしいじゃねーか!?」
「俺は、男装美少女って聞いたぜ」
だがみんな怜の名前は知っていても、容姿が竜華とセーラのどちらかと勘違いしていた。
そんなこんなで、2ヶ月ぶりのクラスの会話が終わり。普通に授業が始まった。容易に想像できたが、授業の内容がさっぱりわからなく、俺は授業を理解することを完全に諦めてた。
その分、頭の中にはあることが過る。
頭に過るのは彼女のこと
我ながらホント、最近どこかおかしいと思う
ほんちょっとした時間
例えば、入院中の暇なとき
例えば、ふっと息をしたとき
例えば、寝るためにベットで目を瞑ったとき
例えば、いま
彼女は今何をしているか?
誰といるのか?
体調は大丈夫か?
今の俺みたいに、俺の事を考えてるか?
そう思うとき、俺の体温は上がり風邪でもひいたと勘違いされてしまうが、全然苦しくはない
逆に心地はとてもよい
彼女の言動1つ1つに心が占めていくと感じる
(はぁ……これはたまんねぇな……)
俺こと、遠夜明17歳は、いつの間にか園城寺怜に恋をしていた。いや、数週間一緒の病室でずうっと過ごし、ほとんど毎日見舞いに来るんだぜ?あの可愛い天使が?好きにならない方が、おかしい!!!
気づいたのは退院する前日。
次の日はついに退院する日、喜びと悲しみが混ざった気持ちに俺はおちいってた。
喜びは言うまでも無く、やっと暇な退屈な日常が終わること。
そして、悲しみは
今の俺と怜の接点は、入院してる俺に見舞いに来る時がだけだ。そして見舞いに来る理由も、階段での事故の罪悪感からであるのはすぐに想像できた。だから、俺が退院したらそれまでの関係だろうと……
「明くん、見舞いに来たでー」
そんな事を考えてると、1人ボッチの病室に天使……もとい、怜がやって来た。いつもの明るい口調が、俺を癒す。
「明日退院やってな!おめでとー」
「あぁさんきゅな……」
そしてもう怜とは会えないのか……
「
「……はい?」
「え!?明くん、もう私と会う気ないんの!?」
「いやいや!そうじゃなくて、逆にいいのか?」
「何が?」
「俺とこれからも会っても」
「いやいや、私ら友達やで!これから会わなくなったら、逆に私がいややわ!」
アレが決定打だった。その時に完全に俺は怜に惚れた。差し当たって、俺の恋のライバルは竜華だか……負けるつもりはない!!そんな事を考えてるウチに授業は終わってた。
そして季節は流れ、冬に怜に
怜ちゃんマジ天使!!
それと感想などのコメまってます。
あと、これからは活動報告の方に希望キャラを書いていってください!!お願いします
ps.多分次は、違う作品の方を投稿しますので怜の続きは遅れます。ごめんなさい…