火竜(サラマンダー)も異世界から来るそうですよ?   作:shoshohei

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今回の話は意外と難産でしたよ……。
一見簡単そうに見えてっていうね……そんな感じでやっていきます!
作りなおすって結構大変……面白いですけどねっ!


ノーネーム

 ナツとその相棒であるハッピーはぶすくれていた。

 理由は単純明快、単に自分たちで文字通り丸焼きにした水神(蒲焼き)が喰えなかったからである。

 その原因となった、隣で蛇神にびくつきながら貰ったギフトである水樹の苗を小躍りしながら大事そうに抱える黒ウサギを半目で睨む。

 乱入した形で勝負を邪魔したわけであるが、どうやら蛇神も丸焼きになるのは勘弁願っていたそうで、めっちゃビビりながら『すーぱーでうるとらな水樹の苗』を頂いてきたわけである。

 

 

「……せっかくこれから美味いモンが喰えそうだったってのに。気分が台無しだぜ、なぁハッピー?」

 

「あい。しかもあれだけ怒ってたのに戦利品もらっただけであそこまで機嫌が直るとか、黒ウサギって現金なウサギだね」

 

「神格持ちの水神様を丸焼きにしようとしていた方々に言われたくありませんっ!」

 

 

 反論を返すも、一人と一匹はブーイングを飛ばすだけで聞く耳持たなかった。

 その態度に今度は黒ウサギが頬を膨らませたが、水樹の苗を結果的にはナツや十六夜達のおかげで手に入れられたわけであるし、結果オーライということですぐに機嫌を取り戻す。

 案外、ナツ達の言ったことは的を得ていたのかもしれない。

 

 

「さて、随分と道草を食ってしまいましたが」

 

「オイラ達道端の草なんて喰ってないよ」

 

「知ってますよ! 本来の目的から大きく外れてしまったことを比喩してそういったんですぅーっ!!」

 

 

 ぶー! と突っ込み返す。

 一瞬物凄く取り乱すも、咳払いをして話の軌道を元に戻す。

 

 

「……コホン。では、随分と道草を食ってしまいましたが、そろそろ黒ウサギ達のコミュニティへと」

 

「待てよ」

 

 

 またもや入る横やり。

 そろそろ本気の本気で堪忍袋の緒が切れそうな黒ウサギは、口の端を痙攣させながら十六夜に笑顔で返した。

 

 

「……な、なんでしょうか十六夜さん。何か仰りたいことでも?」

 

「これはさっきからずっと言いたかったことなんだがな、言うに言えなかったんだ。だからここで言おうか、遠慮なく。……構わねえな? 黒ウサギ」

 

 

 硬質化する空気。

 十六夜の表情が飄々とした物でなくなったことが、更にそれを実感させる。

 黒ウサギは思わず身を強張らせ、ナツとハッピーは状況の変化に付いていけず首を傾げた。

 

 

「オマエ、何か決定的なことを俺に……いや、俺たちに隠してるよな?」

 

 核心に近い質問。それゆえに、ナツ達ですら大きなリアクションを見せた。彼らは表情を強張らせ、対象たる黒ウサギへと視線を向ける。

 驚愕に満ちた視線が、一斉に彼女に突きささる。

 一瞬、ほんの一瞬だけ、まるで心臓を鷲掴みにされたかのように表情を停止させたが、黒ウサギはすぐさま朗らかな笑みを浮かべた。

 

「……何のことです? 箱庭のことは黒ウサギ達のコミュニティのリーダーに遭ってからお話ししますし、ゲームのことも、」

 

(ちげ)ぇよ。俺が言ってるのはそうじゃねえ。まどろっこしくなるから単刀直入に言うが――――()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

 核心に触れられたこと、鋭い眼光に今度こそ、本当に今度こそ黒ウサギの動きが止まった。言外にそれは正解だと、そう告げているかのように。

 まさか一直線に真相に辿りつくとは。名探偵でもなれるのではないだろうか。

 

「それは……先ほども言いました通り、十六夜さん達にオモシロオカシク過ごしてもらおうと」

 

「だったらなんでコイツらは呼ばれたんだ? しかもお前はコイツらをすぐに返そうとはしなかった、帰りたがってたにも関わらず、だ。他の奴らはどうか知らんが、だったら話なんてしなくて早急にコイツらだけでも送り返すべきじゃないのか? それが呼び出した者の礼儀ってもんだ」

 

「……で、ですから」

 

「だというのにそれらしい動きは全部後回し。ひょっとして有耶無耶にしようって魂胆なんじゃないのか? まあそれは良いとして、最後にその必死に見える行動が俺にはどうも胡散臭く見えちまうんだよ」

 

 

 必死に反撃の糸口を探していた彼女の口が、苦しそうに閉じる。

 明らかに見える動揺が出てきたことが、更に十六夜の推測を確固たるものとした。

 

 

「で、だ。これらの手がかりから導かれる推測として、お前たちのコミュニティは弱小のコミュニティか、酷く衰退した組織なんじゃないのか? だから異世界なんてとこまで救援を求めた。――――どうよこの推理。満点とまではいかなくても、大体の点数は取れてんだろ?」

 

 

 反論など、出来ようもない。

 恐ろしい少年だと、黒ウサギは本気で思う。

 自分がひた隠しにしている事実を寸分たがわずに言い当てた。しかも、自分が騙していたナツ達の前でばらすことによって、逃げ道を塞がれてしまった。

 ここで更にしらを切ることもできるが、それではますます状況は悪化するばかりだ。

 

 観念するほか、ない。

 

 

「……真実を話せば、協力していただけますか?」

 

「まぁ、俺は面白ければ(・・・・・)なんだっていい。そこの奴らはどうか知らんが」

 

「…………、」

 

 

 さきほどから何も言わず、二人はじっと押し黙ってこちらを見るばかり。

 恐らくは話すか話さないかで今後を判断するのかもしれない。

 

 

「……分かりました。それではこの黒ウサギ、お腹を括って精々オモシロオカシク我々のコミュニティの現状を語らせて頂きます」

 

 

 ここから話すのは、本当の真実。

 かつてここら一辺でも有名だった、栄華を極めたコミュニティの行き着いた果ての、その後の話である。

 

 

 

 

  ☆ ★ ☆ ★

 

 

 

 

 黒ウサギが所属するコミュニティには、呼ぶべき〝名〟が存在しない。

 付け加えてコミュニティの領地を示す〝旗印〟も存在せず、かつて盛況していたころに中核を成していたメンバーは誰一人としておらず、現在残されているのは一二三人だけで、その内ギフトゲームに参加できるギフトを持っているのは黒ウサギと、十一歳の少年であるリーダーのジン=ラッセルという者だけだという。子供がリーダーを務める時点で、随分と危ない場所に立っているのかもしれない。

 このような窮地に陥り、さらにゲームに参加できる者も少ないことから、彼らは侮蔑をこめてこう呼ばれる。

 

 

 〝ノーネーム〟、と。

 

 

 彼らがそのように呼ばれるようになったのは、実は外的要因があったというのだ。

 それこそが、今現在残されている子供たちの親も、財産も、何もかもを奪い取っていった存在。

 修羅神仏が跋扈する箱庭に置いて、『天災』とまで呼称される者たち。

 

 その者たちの名は〝魔王〟と呼ばれる。

 

 

「マ……マオウッ!?」

 

「魔王って……!」

 

「……? どうしたんですかナツさん」

 

「なっ、ななななななななななんでもねえよ!?」

 

「……?」

 

「ナツ、一体どうしたの?」

 

 

 ハッピーでさえも首を傾げる始末、明らかに不信であるが、黒ウサギは話を進めた。

 実は彼の脳内には、頭に二本の角を生やして口から炎を吐いてマントを来たバカっぽい大魔王の姿がありありと浮かんでいたのだが、ここで言えばなんとなしに色々問題でありそうなので黙って置いた。

 ……その大魔王と魔王とは全くもって無関係であることに気が付いていないのが、彼らしいと言えば彼らしいが。

 

 

 黒ウサギの話によれば、魔王とは〝主催者権限(ホストマスター)〟という特権を持った修羅神仏で、ギフトゲームを挑まれたが最後、絶対に断ることができないのだという。

 その魔王に強制参加させられた彼女達は、仲間も、誇りも、コミュニティとして活動していくために必要な全てを奪われたのだ。

 

 

「……でも、名前も何もなくてできねえなら、新しく作っちまえばいいんじゃねえのか?」

 

「あい。オイラもそーもう」

 

「確かに、その方が効率的です。……ですがそれではだめなのです! 改名するということは、以前あったコミュニティを完全に解散することを意味しています。黒ウサギ達は新しい家ではなく、以前あった、仲間達と笑いあっていたあの家を守っていたいのです……!」

 

 

 それこそが、彼女を突き動かす原動力。

 例え煉獄に堕ちてこの身を焼かれようとも、そのためにはそれさえも厭わないとさえ想える掛け値の無い正真正銘の気持ち。

 だからこそ、彼女は初対面の相手を騙すという不義理なことも行った。

 

 

「茨の道であること……自己満足だということは分かっています。ですが黒ウサギ達は仲間達がいたあのコミュニティの形そのものを取り戻す闘いをしていきます。どうかそのために、皆さんのお力をお貸し願えないでしょうか……!?」

 

 

 正真正銘、嘘偽りのない誠意を込めて頭を下げる。

 その心中、黒ウサギは気が気でなかった。

 

 もしもここで断られたら。

 自分たちの道は遠くなってしまう。

 そうなったら、一体待っている子供たちになんと言えばいいのだろうか。

 

 

「――――いいな、ソレ」

 

 

 芳しい返事を得られた。

 その喜びに、思わず黒ウサギは顔を上げる。

 

 

「本当ですかッ!?」

 

「ああ、俺は構わねえよ。そんなに強い奴らと闘えるってんだから」

 

 

 でもよォ、と十六夜は視線を泳がし、

 

 

「そっちの奴らはまだ返答は貰ってないぜ?」

 

 

 ナツとハッピーを親指で指す。

 黒ウサギの魔王の話をしてから、二人はじっと黙ったままだった。

 反射的に喜んでしまった黒ウサギだったが、まだ関門を突破したわけではない。

 黒ウサギは固唾を呑んで、改めて問うた。

 

 

「……御二人様、如何でしょうか?」

 

 

 不安げな声。

 そこで、ナツがやっと動いた。

 ゆっくりと、唇が、動く。

 

 

「お断りしますって奴だ」

 

「あい」

 

 

 投げかけられた言葉は、槍のように黒ウサギの中心を貫いた。動揺を押し隠せぬまま、黒ウサギは下唇を噛み、震えた声でナツに問う。

 

 

「……り、理由を聞かせて頂いてもいいですか?」

 

「だってオレ達、もう〝妖精の尻尾(フェアリーテイル)〟に入っちまってんだもんよー。さすがに二つも入るなんてできねえだろ」

 

「あい、それは失礼と言うものです」

 

「ふぇ、フェアリーテイル……?」

 

 

 キョトンとする黒ウサギ。

 隣で聞いていた十六夜も、眉を顰めながら問いただした。

 

 

「おい、そのフェアリーテイルってのは何の組織なんだよ」

 

「あい、〝妖精の尻尾〟っていうのはね、オイラ達の世界で入ってた魔導士ギルドなんだ」

 

「魔導士……? 魔導士って何なんですか?」

 

「魔導士ってのはな、オレみたいに魔法を使って、仕事して飯食ったり、喧嘩したりする奴らのことだ」

 

「喧嘩はしないけどね」

 

 

 黒ウサギはポカーン、と半口を開けながら頭の中で反芻する。

 つまるところ、もう別の組織に入っているのだから、別の組織をまた掛け持ちするのはその組織に失礼だ、だから入れない。そういうことなのだろう。

 案外義理堅いところもあるものだと、素直にそこだけは尊敬した。

 

 明確に返された拒否の意志。

 その言葉を深く噛み締めながら、黒ウサギは苦しそうに俯く。

 

 仕方がない。ここで大きな戦力を失ってしまうのは誠に残念極まりないが、十六夜というもう一つの大戦力を得られただけでも収穫とするしかない。

 ジンや子供達には、後で謝っておくしかない。そう思っていたなればこそ驚いた。

 まさか彼らの口から、あんな言葉が出てくることになろうとは。

 

 

「さてと。じゃあ案内しろよ、そのジンって奴のとこに」

 

「……へ?」

 

 

 黒ウサギは自身のウサ耳を疑った。

 今、この少年はなんと言ったのだろうか。

 先ほどまで入らないと言っていたのではないか。

 しかし黒ウサギは、自身の内に芽生えた淡い希望を押し込めて、そこで彼の目的を思い出す。

 

 

「……そうですね。確かに拒否した以上、帰る手段をお教えしなければなりませんね。お任せください。黒ウサギが責任を持って――――」

 

「何言ってんだ? 取り合えずオレはリーダーのとこに会わせろって言ってんだぞ?」

 

 

 本当に不思議そうに聞き返したナツ。

 今度こそ、黒ウサギは思考が停止しかけた。

 さっきと言っていることが正反対でちぐはぐであやふやなのだ。

 これで困惑するなと言うほうが無理だろう。

 

 

「でっ、ですが、先ほどは入らないと仰りましたでは、」

 

「『〝ノーネーム〟の一員としてはお断りします』って言ったんだ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()? ハッピーもそれでいいか?」

 

「あい! オイラも今の話を聞いて素直に断るほど人でなし……いや、猫でなしじゃないって」

 

 

 ドヤッ! と胸を張るハッピー。美味いことを言ったつもりらしい。

 黒ウサギは、思考しかけた回路で必死に考えて、それでから彼に質問した。

 

 

「あ、あの……つまり、どういうことでしょうか?」

 

「ナツが言いたいのはね、オイラ達の世界のギルドは依頼人から依頼されて、その仕事を受注して報酬を貰って生活してるんだ。だからオイラ達は〝妖精の尻尾〟の一員としてなら、黒ウサギ達に協力して上げてもいいよってことなんだよ」

 

「報酬はしっかり頂くけどな!」

 

 

 歯を見せて挑発的に笑うナツ。小憎らしいが、この時はこの笑顔が輝いて見えた。

 黒ウサギは、ナツの言葉の真意をもう一度自身の中で噛み砕いて、解き明かして、そして。

 

 思わず、両の目から透明な液体を漏らした。

 

 

「な、なんだよ急に……」

 

「ナツ……女の子泣かしちゃだめだよ」

 

「オレのせいかよっ!」

 

 

 ぎゃーぎゃーやかましく騒ぎ合う一人と一匹。

 その横で耐えきれなくなったのか、顔を両手で覆いながら声を押し殺して泣く黒ウサギ。

 その情景を、逆廻十六夜は興味深そうに見ていた。

 

 

(……へえ)

 

 

 頭が軽そうで、一見何を考えているのか分からない奴だが、人並みの……いや、普通では考えられないくらいの情は持ち合わせているらしい。所謂乱暴だけどお人好しというヤツであろう。

 義理堅い一面を併せ持ち、またそれらを両立させていく案を考え出す。

 『ただの』バカではないらしい。

 

 

(面白いな……アイツ)

 

 

 十六夜は、ナツの『魔法』に持っていた興味を、ナツ・ドラグニルという『人物その者』に移していた。

 一言で言えば、見ていて飽きないのである。

 知的好奇心をくすぐられた十六夜は、一つ意地悪な質問をしてみたくなった。

 

 

「いいのか? コイツらに協力するって言うのは、元の世界へ帰るのが随分遅くなるってことだぜ? いや、もしかしたら一生帰れなくなるかもしれない。それでもいいのか?」

 

 

 ナツ達には、残してきたことは山ほどある。

 ギルドに連れてきた少女の部屋へ不法侵入する毎日。

 半裸でパンツ一丁の変態野郎との喧嘩。

 鎧を着た少女の毎日の摂関……これは置いておこう。

 青髪の少女に酔い止めの魔法を掛けてもらうこと。

 更にその相棒の女の子の猫と一緒にいられる幸せ。

 

 そして。

 自身を育ててくれた(ドラゴン)を探すこと。

 

 無論、彼らはこれを諦めたわけではない。

 それでいて、彼女たちに手を差し伸べることを選んだ。

 

 

「オレ達は絶対に、オレ達の(ギルド)に帰る。そこは曲げねえし、曲げるつもりもねえ」

 

「あい」

 

「時間もかけねえ。さくっと魔王ぶっ倒して、さくっと仲間取り戻しゃいいってわけだ」

 

「あい! それでこそナツだね!」

 

「だろ?」

 

 

 かーっかっかっか! と呵々大笑を上げる滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)。これだけをみるとまさしく『アホ』である。

 しかし、彼の掲げた目的が、どれほど苦難の道であるかを分かっているのであろうか。

 時間を掛けないというのは、凄まじく困難なことである。

 

 

「……どう、してっ……」

 

 

 嗚咽の混じった声。

 掠れた声に、皆が耳を傾けた。

 

 

「どうしてっ……そこまで私達を? ナツさん達には……関係がないのに……損しか……ないのにっ」

 

 

 召喚しておいて何を言ってるんだとは、自分でも想う。

 しかし快楽主義の十六夜とは違い、ナツには元の世界でやり残してきたことが多すぎる。

 損得勘定だけで見れば、明らかに賢い選択とは言えない。

 

 ナツは彼女の疑問に、心の底から本当の疑問で返した。

 

 

「何言ってんだ? 目の前の奴を助けるのになんで理由が要るんだよ」

 

 

 お前大丈夫か? とでも言いたげに聞き返してくるのが、この時無性に腹が立った。泣きじゃくって反論ができないが。

 その答えを聞いたハッピーは苦笑い交じりに方を竦め、十六夜は隣で声を張り上げて笑った。

 木々がなぎ倒され、住んでいた幻獣達が立ち去った〝世界の果て〟に響き渡るような声を、喉が潰れんほどの声量で大きく上げた。

 やがてまだ収まりきらないのか、喉の奥でかみ殺すように笑いながら、呟く。

 

 

「くっ……くくっ……なるほど、『助けたい』と想うのに理由は要らない、か。確かにそうだなぁ……ククッ」

 

「……何だコイツ。いきなり笑いやがって。マジ引くわー」

 

「あい。さすがにオイラもドン引きです」

 

 

 二人の引き気味な視線を、十六夜は笑って受け流す。

 先ほどの解答がよほど面白かったらしい。未だに肩を震わせて笑っている。

 その横で、黒ウサギはまだまだ収まらない涙が溢れ出る顔を両手で押さながら、その手の下で小さく笑った。

 

 

 こんなことなら、初めからちゃんと話せばよかった。

 

 自分の目は、正真正銘の節穴だと、黒ウサギはこの時内心で自分を嬉しそうに罵倒し続けた。

 

 

 

 




ちょっと黒ウサギはオーバーリアクションじゃないかなってビクビクしているshoshoheiでございます……(ガクブルッ

もし違和感を感じたならば言ってくだされ!!

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