MUV-LUV-ALTERNATIVE-鋼鉄の狩人 作:暗黒の影
修行と専用機の受諾
神界
女神『はい。お帰りなさい』
武器回収が終わり、閉じていた目を開けると目の前に女神がいた。
レイ「武器回収に戦力回収が完了したし、もうそろそろ行く準備しますかな」
女神『体鍛えたの?』
レイ「・・・あ」
ターミネーターを回収してテンション高ぶってて忘れてた・・・
女神『はぁ・・・肉体が強くても精神が弱いと意味がないわよ?』
レイ「そう・・・だな」
どうするか・・・どこの世界が良いか・・・
女神『今から、世界に送るのもアレだから、この中で鍛えなさい』
そう言い取り出したのは、フラスコの中にアートの様な物ができた物を出した。
レイ「コレは?」
女神『ダイオラマ魔法球よ』
レイ「それって、ネギまで出てくる魔道具か・・・」
女神『そうよ。この中での一日は、外では、1分しか経たないわ』
レイ「この中で何を?」
女神『大丈夫だと思うけど、一応MSと戦術機の操縦法と恐怖心の克服をしてもらうわ』
レイ「分かった。だが、中で修行したら歳を取るぞ?」
女神『安心なさい。中で過ごしても歳は取らないわ、それと中で死んでも生き返るから安心して大丈夫よ』
レイ「そうか。それじゃあ、早速入るわ」
俺は、フラスコのアート・・・ダイオラマ魔法球に近付き中に入る。
レイSide out
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女神Side
私は、自分が転生させたレイが姿を消した事を見て考える。
全く、何の為に異世界に行かせたと思っているのかしら・・・
確かに自分が見ていた映画ややってたゲームの世界に行けたら、興奮するんだろうけど、コレから行く世界は、死が隣り合わせなのだから・・・
女神『それにしても、あんな機体を作って欲しいなんてねー』
私は、机の上に置いてある書類を見てそう呟く。
女神『型式番号:ORGNL-000-OF-AS。名称:ガンダム
生前レイが考えていたモンスター機体であり、私に製作を頼んだ機体だ。
私にとって、この機体の製作は簡単だった。
問題は、搭乗する人間が問題なのだ。
私たち、神や天使など人外ならば、簡易的に操縦できるが、只の人間が乗るとGに耐え入れず即死する。
そんなモンスター機体を考えたレイに驚いた。
女神『そう言えば、この機体。推進剤を全くもって使用しないのよね・・・』
この機体のフレームには、ガンダムWのゼロフレームとオービタルフレームを複合したゼロビタルフレームによって推進剤は急速な方向転換時に使用するスラスター以外特にない。そして使用されているゼロフレームの技術によって、機体重量はたったの10tである。
それにスラスターは、極力使わずに済む程、オービタルフレームの性能が高い。
そんなフレームを使用し、装甲には特殊作戦用義体スーツと同じVPS装甲とTPS装甲を合わせたVTPS装甲と複合自己進化合金素材装甲を使用している。
因みに複合自己進化合金素材装甲は、その名の通りこの装甲は自己進化するモノであり、敵からの攻撃を受ければ、その攻撃を防ぐ程の強度に進化する。
女神『と言っても、あの世界で、この装甲を破ることもできないと思うけど』
なんせ、私が装甲を強化したからね。え?どうやって強化したか?
1000万
そのおかげで、あの世界で大抵のビーム兵器やBETAの重レーザー級・超重光線級のレーザーを軽く防げる。
実体弾は、もはや無意味レベルに近い。
女神『まぁ、あの子が帰ってきてから、渡せば言い訳だし私は、書類の処理をしないといけないわね』
そう言い机に転移させた書類を処理していく。
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6時間後
女神『・・・ふぅ。書類処理も、ひと段落ついたわね』
転移させた書類を半分以上処理し終え一息つきながら、レイが入ったダイオラマ魔法球を見る。
女神『6時間ですか。中では、約1年ですね』
まぁ、そんなに早くに帰って来れませんしね。
基礎戦闘・戦術・破壊工作・諜報・話術・心理学・人体学・調査・分析・車輌・船舶・航空機・医療・救助活動などを教わっているのだから、そんな数時間でできるはずが無いのだ。
女神『それでも普通の人間が教わるとしても10年はかかるしね』
私は、レイが帰ってくるまで、書類処理を進める。
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そんなこんなで、1日が経った。
中では、4年が経っている。
するとダイオラマ魔法球から文字が出る。
女神『あら?』
文字には、訓練完了と書かれていた。
その文字を確認すると同時にレイが姿を現した。
女神『お帰りなさい』
女神Side out
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レイSide
目を開けると女神が目の前にいた。
女神『お帰りなさい』
レイ「あぁ、ただいま。鍛えてきたぞ」
女神『あら、確かにそうね。色々と鍛えたみたいね』
あぁ、鍛えたさ。隠密行動には、 シュバルツ・ブルーダーにゲルマン忍術を学び、近接格闘類はバグと呼ばれているジャック・ラカンに学び、MSと戦術機の操縦は、シュミレーションで覚えた。
恐怖心の克服は直ぐにできた。
理由?簡単だな。バグと呼ばれたジャック・ラカンにシュバルツ・ブルーダと近接戦闘をすれば、嫌でも恐怖心なんて消えてしまう。
レイ「驚いたぞ。シュバルツにラカン。あの2人が中にいるなんて」
女神『だけど、恐怖心が消えたでしょう?』
レイ「あぁ・・・あんなバグと強者に鍛えられたら恐怖心が嫌でも消えるわ」
女神『そう、それなら良かったわ。それじゃあ、行ってもらいましょうか?』
レイ「了解だ」
女神『・・・と言いたいのだけど、アナタにコレを渡しとくわ』
そう言い女神は、PSPを取り出し俺に渡した。
レイ「PSP?」
女神『それには、アナタが生前やっていた小さいガンダムを動かす戦略ゲームを元にして作ったモノよ』
レイ「Gジェネを?」
PSPを起動させるとGジェネOWの起動画面になる。
女神『開発には、
スタートボタンを押すと開発画面に変わった。
その右上にCAP:500000と出ていた。
レイ「50万って多すぎないか?」
女神『初回ボーナスってヤツよ。それと宇宙にアナタの拠点としてスペースコロニーとアイランド1をあげるわ』
レイ「それは、ありがたい」
女神『もしコロニーが欲しかったら、その開発欄から開発しなさい。大抵はコロニー開発には、5日でできるわよ』
レイ「了解した。コレは有り難く貰い受ける」
女神『アナタの機体は、あちらの世界に送るわ。それじゃあお別れかしら?』
レイ「そうなるな。色々と助かった」
女神『アナタに幸福があらんことを』
女神がそう言うと俺は、急激に襲ってきた眠気に身を任せ眠りについた。
次回。機体紹介