MUV-LUV-ALTERNATIVE-鋼鉄の狩人 作:暗黒の影
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ウィーン・・・ガシャンッ!!
どうやら、目的の地下に着いたみたいだな。
俺は、開いた扉からエレベーターを出てナビに従って進む。
途中、他のターミネーターに会うかと思っていたが、このフロアには、いないのか今の所誰にも会っていない。
暫く、ナビに従って進んでいくと大きな鋼鉄製の扉の前に着いた。
レイ(T)「此処か・・・」
俺は、扉の前に行きボタンを押そうとするが、ボタンらしき物がなくその代わりに網膜センサーらしき装置が設置されていた。
レイ(T)「コレって・・・」
確かこの網膜センサーって、T4でも出たターミネーター用の認証装置だったけ?
レイ(T)「試してみますか」
俺は、網膜センサーに近付き目をスキャンさせる。
ppppp・・・・ガシャンッ!!ウイィィン・・・
開かなかったら、同化して侵入するつもりだったんだが、無事に開いたか。
俺が開いた扉をくぐり抜けると消えていた電気が全てつく。
レイ(T)「っうお」
いきなりついた光にビックリするが、一番ビックリしたのは、ビッシリと整列しているターミネーターの軍団がそこにいた事だ。
レイ(T)「こんなにいるのか・・・」
その数、純粋に種類を区別しなければ、500体は、いる。
俺は、整列しているターミネーターに圧巻しながら、近くにある操作ボードを弄る。
と言っても、操作ボードには、また網膜スキャンをするだけなのだが。
先ほどの扉と同じ様に網膜・・・カメラスキャンか?
まぁ、どっちでも良いか。
俺はカメラスキャンに自身の眼となるカメラをスキャンさせる。
すると、真っ赤な視点の前にターミネーターの機種が一覧として表示された。
レイ(T)「うわぁ・・・別の場所にモトターミネーターやH.K.eとH.K.tも置かれているのか・・・」
第01~03にターミネーター用の収納格納庫があるらしく、俺がいるこの格納庫は第01人型ターミネーター用の収納格納庫みたいだ。
第02は、タンク・バイク型ターミネーター用の格納庫みたいだな。主にモトターミネーターやH.K.tなどが置かれている。
第03は、大型ターミネーター用の格納庫だ。主にトランスポートやハーヴェスターなどが置かれている。
レイ(T)「まず、同化を解除して・・・」
俺は、同化を解きT-850と離れると同時に能力の4次元空間収納を使いビッシリと整列しているT-600を収納していく。
レイ「さてさて、この調子で・・・」
T-600の収納が終わり、T-800を収納しようとした瞬間、俺は宙に浮いた。
レイ「え?」
俺がいた場所を見ると金属の骨格をした人型の大きなロボットがいた。
ドゴンッ!!
それを目で確認すると同時に金属の壁に着地する。
レイ「T-600か。まさか、稼働してるのがいるとは、予想外だな」
そう呟きながら俺は、着地した壁から降りる。
俺が、地面に降りると早歩きで此方に来るターミネーター。
俺はその場から動かず、背中の電磁鞘を腰の位置に持ってくる。
近付いて来ているターミネーターは、拳を振り下ろそうとしている。
レイ「残念でした。また来週~」
ターミネーターが拳を振り下ろすと同時に、がら空きの懐に入り込む。
俺は、腰の鞘から一気に高周波ブレードを引き抜き、斬れ味が高い高周波ブレードでターミネーターの胴体を切り落とす。
レイ「まだまだ」
俺は、そのまま電力を流しライジングであった斬奪モードを起動させる。
このモードでは、斬れ易い・または弱点などを電力で強化した高周波ブレードと人工筋肉で高速で斬ると言うモノだ。
そのモードを起動させ俺は、ターミネーターの体を上下左右斜めと切り裂いていった。
バラバラに切り裂かれたT-600は、金属の藻屑と化し地面に落ちた。
レイ「それじゃあ、収納を再開しますかな」
俺は、切り裂いたバラバラになったターミネーターをそのままにして収納を再開する。
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レイ「改修完了っと」
さてと、収納目的を収納した為、此処から去りますかな。
収納したターミネーターは人型ターミネーターだけで500体を越えている。
バイク型が550体越え、H.K(ハンターキラー)タイプは200機越えである。
レイ「さて、戦力回収完了したし、次の世界に行きますか」
と言っても、一旦神界に帰還するんだがな。
俺一人じゃあ、移動できないしね。
次回から変わります。