インフィニット・ジェネレーション   作:ハルン

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フェニックスガンダムってサイコフレーム搭載されてるのかな?

確かどの世界にも属さな機体だから無いと思うけど...。




第5話

ワールド・シグナルがこの世界に出てきてから五ヶ月後、新たな仲間が出来た。

それはイチカと関係する人物だった。

その少女は自分の事を織斑マドカと名乗り、イチカの姉である織斑千冬のDNAから作られれたクローンと答えた。

マドカは自分の出生や経歴などをすべて明かした。

本来ならありえない、残酷な出来事の数々、そしてイチカはあり疑問をマドカに聞いた。

自分が憎くないかという質問だった。

世界最強のIS乗り織斑千冬の弟である織斑一夏にISを動かすためのあるモノを埋め込む予定だったが誘拐に失敗したことによりだ一回モンドグロッソ終了時から育成していたマドカは、4年(・・)の間に各国の言語や戦闘の為の英才教育、生まれて一年半で行われた殺人等々それは酷いを通り越して残酷の領域まで言っていた。

その問いにマドカはNOと答えた。

マドカは生まれてから人として過ごしたことは少ないがどんな理由であれ、生を受けたことに感謝しているとの事。

 

 

 

それから、世界は一つにまとまった。

ハルファスガンダムを破壊し、ワールド・シグナルを止めるために。

それは今までバラバラだった人々が手を取り合い生きようとしていることを示すからだ。

イチカ達がハルファスガンダムの元に向かった時に見た光景意味不明なものだった。

「どういうことだ...」

「戦艦が攻撃しているのか」

「だがさっきまであそこに戦艦なんてなかったはずだ!!」

「ハルファスガンダムから通信を傍受しました!」

「こちら側に流してくれ!」

「了解!」

ハルファスからの通信内容は理解しがたいものだった。

<ワープ機能インストール......完了>

<コピー機能インストール......完了>

<シーケンスチェック......OK>

<プログラムチェック......OK>

ハルファスが言うワープ機能やコピー機能等驚愕の機能に驚いてる一同を追い打ちを駆ける。

            <ジェネレーション・システム>

               <アクセス 開始>

 

 

 

 

 

「ジェネレーション・システム?」

「一体何の事だ?」

「私にも分からん」

そしてハルファスの通信はイチカ達に危機感を持たせるものだった。

<ワールド崩壊プログラムダウンロード>

<ワールド崩壊プログラムダウンロード>

<ワールド崩壊プログラムダウンロード>

「今何って言った!コイツ」

「崩壊って...」

「この世界を滅ぼすつもりか...」

ハルファスの左右に女性の様なMSが現れる。

<スベテノ抵抗勢力ヲ排除セヨ>

<スベテノ抵抗勢力ヲ排除セヨ>

<スベテノ抵抗勢力ヲ排除セヨ>

イチカ達はハルファスの通信を聞き理解した。

奴は世界を滅ぼすつもりなのだと。

文明をリセットするのではなく只、破壊するのだと。

「この戦いは過酷なものなると思うが準備はいいな」

その場にいる全員が頷く。

「よし、なら発信準備だ!」

イチカ達はMS格納庫に向かう。

「この戦いでハルファスを倒し、世界を救う...」

「あんまり気負いするなよ」

「こうゆう時は冷静さを失ったモノが死ぬ」

「だから少しリラックスしましょ、ね」

「あぁ」

次々とカタパルトからMSが発進していく。

『エクシア発進。どうぞ』

「エクシア...イチカギルオード目標へ向けて飛翔する!」

エクシアが発進すると強襲用コンテナが来る。

「イチカ、ドッキング。イチカ、ドッキング」

「了解。ドッキングを開始する」

エクシアはGNアームズとドッキングし、ハルファスの下に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハルファスの所には女性の様な機体―――レギナと先程撃破されたはずの機体と戦艦があった。

「確かにアレは倒されたはずだ」

「ハルファスの言うコピー機能という奴かもしれん」

「厄介な...」

「だが、数が少ないから楽勝だぜ!」

ラナロウはトールギスⅢのメガキャノンでジム・コマンドーを撃破するが煙の中から現れたのはジム・コマンドーではなく、ジェガンだった。

「な、どういう事だ?!」

「そこをどいて!」

エリスがメガビームキャノンを放ち、ジェガンの四肢を破壊すると、ジェガンが消えるとそこにはスターク・ジェガンがいた。

「また!?」

「くそ!こっちもだ!!」

イチカはGNアームズに搭載されている大型GNソードでダカーLを切り裂くが新しくウィンダムが現れていた。

「このままではジリ貧だ」

「だけど、どうするのよ!!倒しても出てくるし、手の付けようがないよ!!!」

「出てくるなら叩くまでだ!!」

 

 

 

 

 

 

イチカ達は悪魔召喚の様に出てくるMSを破壊しまくり、ようやく出てこなくなるがエネルギーの消耗や機体のダメージが高かった。

「一端帰還しねぇともうエネルギーが......」

「こっちも同じよ...」

ラナロウのトールギスⅢは頭部やシールドの一部が破壊されエネルギーも後、僅かという状況でフェニックス・ゼロはスラスターの一部破壊と一部の武器が破壊されまともに戦闘を出来る状況ではなかった。

「分かった。ならラナロウとエリスは一度帰還して代わりにエルフリーデと「私が行こう」なんだと」

自ら出撃しようとしたのはマドカだった。

「ここに来てから戦闘シュミレーションは受けている。それに今は猫の手も借りたい状況なのだろ?」

マークは少し考え込む。

確かに他にも戦闘員はいるが僅かであり、まだ幼いシスやカチュアがいるが戦いに参加して欲しくないのが本音だ。

「分かった。なら頼むぞマドカ」

「あぁ、任せろ」

通信を切るとネェル・アーガマからエクシアと同じGN粒子を放つ機体デュナメスと騎士を思わせる赤い機体ガンダムエピオンが発進していた。

「本当に大丈夫なのか?マドカ」

「あぁ、シュミレーションで使っていた機体がこれだからな。問題ない」

「ならいいんだが...」

エピオンは大型ビームサーベルを横薙ぎにし、艦隊を一つ破壊する。

「マドカは遠距離からの狙撃を頼む」

「狙撃は私の専売特許なのだから。問題ない」

イチカは大型GNキャノンで戦艦を落とし、マドカはデュナメスのGNスナイパーライフルで戦艦の動力部とブリッチを狙い撃つ。

「あと少し...」

残りの戦艦を叩き、残りはハルファスとレギナのみとなるが突如、ワールド・シグナルが鳴り響く。

「な、なんなだこの音は...!」

「ワールド・シグナル...発信源はハルファスガンダムからだ!」

ワールド・シグナルが鳴り止むとイチカ達の目の前に複数の機体が現れる。

「な、あれはガンダムそれにシャア専用ザク!」

「こっちにはストライクとイージスが現れたぞ!」

「あれはエクシアとアヘッド・サキガケ......」

「白黒の同じ機体が現れた...だと。これは一体どういうことなんだ...」

イチカ達の驚愕していると新たに二つの機影が現れる。

現れた巨大な二つの黒い機体は変形すると全長30M以上ある黒いガンダムになった。

「サイコ...ガンダムだと」

「これより殲滅行動に移る。用意はいいな!」

『了解!』

「ゼロ!私を導け!!」

エルフリーデはエピオンに搭載されているゼロシステムを起動させる。

「その命貰い受けるッ!」

アヘッドに接近し、ビームサーベルで滅多切りにするがそこからマスラオが姿を現せる。

「此奴らもか!」

「だがここで負けるわけにはいかない!!」

イージスからスキュラが放たれるがマドカそれを回避し、スキュラのチャージが再び行われる中、イージスに狙いを定める。

「狙い撃つ!」

デュナメスから放たれた一撃はスキュラの発射口に直撃し、チャージしたエネルギーが逆流し、爆発するとそこからジャスティスが姿を現す。

「落ちろぉ!」

イチカはGNキャノンを連射し、ガンダムMK-2を二機破壊すると見覚えのある機体が姿を現す。

「あれは...Zガンダム...」

それは最初の頃に乗っていた機体Zガンダムとヘイズルが現れた。

Zガンダムはウェーブスライダー形態になるとエクシア目掛けて突貫する。

「あぶねッ!」

イチカは脚部クローでヘイズルを蹴りGNソードに内蔵されたGNビームガンで撃墜すると、次はヘイズル・ラーが現れるがGNソード突き刺しGNビームガンを連発し撃破する。

新たに現れないことを確認するとZガンダムに向けるが火力面では上だが、機動性や小回りなどはZガンダムの方が上であり捉えることを出来ずにいた。

「一か八かだ...」

イチカは何もせず突貫するZガンダムを来るのを待ち、Zガンダムが正面から来ると脚部クローでZガンダムの翼部分を掴みビームガンを放ち離れると次はZⅡが姿を現すがすぐさまGNキャノンを放ち撃破する。

イチカは残りの敵を確認するとサイコガンダムとハルファス、レギナだけが残っていた。

サイコガンダムの各部からビームが放たれイチカはそのままサイコガンダムに接近するがサイコガンダムの巨大な腕に捕まり身動きが取れなくなると腹部の三連装拡散メガ粒子砲が光り出す。

「このまま、やられるかァァァァ!!」

イチカはGNアームズとのドッキングを解除し、GNロングブレイドを3連装拡散メガ粒子砲に刺して誘爆させ、GNソードを頭部に突き刺す。

サイコガンダムは連鎖的に爆発を起こし、イチカはGNアームズを放棄し離れる。

GNアームズは有人ならば再度ドッキングできたが今はハロが操縦しているためできないでいた。

GNアームズは大型GNキャノンと大型GNソードが一つずつ破壊されてるが修復すればまた使える状態だった。

「ハロ。留守番頼む」

「リョウカイ。リョウカイ」

GNロングブレイドを回収するとランチャーストライクからミサイルや超高インパルス砲アグニからの砲撃が襲う。

「これじゃ、近寄れない!」

イチカはアグニを避けつつミサイルを迎撃するが砲撃は止まず、ストライクはソードストライカーに換装し、シュベルトゲベールで攻撃して来るがGNソードで迎え撃ち、一度跳躍し、某三連星よろしく。

ストライクを踏み台にし、ストライクの背部に回るとGNビームサーベルを二本投擲し、頭部とスラスター部に命中し爆破、するとそこからフリーダムが現れるとバラエーナ・プラズマ収束ビーム砲とクスィフィアス・レール砲を放つ。

「チィィ!」

エクシアのGNロングブレイドとシールドで攻撃を防ぐがシールドは破壊されるがフリーダムに目の前まで接近することに成功する。

ストライクに投擲したビームサーベルを拾い、フリーダムの右腕と左足を切断し、コクピットに刺す。

フリーダムは倒したが他に機体のようにそこからストライクフリーダムが現れ、イチカはソードモードからライフルモードに変え、ストライクフリーダムに撃つが腕部に装備されているビームシールドによって防がれる。

イチカが接近しようとした時、八基のスーパードラグーンが飛び出しイチカをありとあらゆる方向から攻撃する。

「近づけな...クッ!」

イチカがスーパードラグーンの攻撃を躱しているとストライクフリーダムが接近し、ビームサーベルをコクピット目掛け突き出すがイチカは寸前の所で避けるが機体を少し掠ったため融解し、ノーマルスーツを着たイチカの姿が少し見える。

ノーマルスーツが少し焦げているがそれ以外に異常は見られない。

「TRANS-AM!」

エクシアが赤く発光するとライフルモードのまま数発撃ち、GNロングブレイドとGNビームサーベルを両手に構える。

ストライクフリーダムはビームをビームサーベルで斬るがその間に接近したエクシアに気づけず、エクシアはGNロングブレイドとGNビームサーベルで翼部を切断。

「TRANS-AM解除。オーバブースト開始!」

イチカはTRANS-AMを解除しするとスラスターから粒子排出量よりも一気に増加し、スラスターからは輪を描くようにGN粒子が放出される。

GNソードをソードモードにし、突き出すように構え突撃する。

ストライクフリーダムは両腕のビームシールドで防ごうとする。

「貫けェェェェェ!!」

だが、オーバーブーストによって得た莫大な推進力はストライクフリーダムのビームシールドを破り、コクピットに命中する。

イチカはGNソードを引き抜きその場を離れ、マーク達の所に向かう。

 

 

 

 

イチカがマーク達の所に向かうと其処には複数のMSの残骸があり、マドカの方もGNフルシールドに一部破損が見受けられるが特に異常は見当たらなかった。

「マーク兄。無事だったんだね」

「あぁ、そう言うお前は無事なんだな」

「えぇ、一部破損したけど大丈夫。マドカは?」

「フルシールドと武装が一部やられたが大丈夫だ」

イチカはそうか、と安堵の表情を取ると、ハルファスに視線を向け。

「道は俺が切り開く!」

「援護は任せろ!」

「では、ファイナルラウンド開始だ!」

イチカはレギナに接近するが扇子の形をしたビームファンを取り出し、向け撃つ。

「そこだ!」

マドカはGNミサイルを放つが機体背部にあるバインダーシールドライフルで撃ち落とされる。

「行けぇ!」

マークはフェザーファンネルで攻撃するがハルファスも同じくフェザーファンネルで攻撃してくる。

「これならどうだ!」

エルフリーデはエピオンのヒートロッドレギナの脚部に絡め放り投げる。

「今だ!マドカ!」

「沈める!」

マドカはスナイパーライフルでレギナを狙い撃ち撃破する。

「助かった。感謝する」

「仲間を助けるのは騎士として当然だ」

イチカはレギナのビームファンをGNロングブレイドで応戦していたがレギナのもう一基のビームファンによって弾かれ宙を舞う。

「まだァァァ!」

イチカはGNビームサーベルを二本投げ、それをビームファンで弾くがイチカは宙を舞うGNロングブレイブを取り、レギナの頭部に突き刺すとGNロングブレイドの柄の部分に踵落としをし、より深く差し込む。

レギナを破壊したが過度の酷使によりGNロングブレイドは刀身から上半分が折れていた。

「はやく...ハルファスを...」

イチカはエクシアをハルファスの方に向ける。

「マーク兄...倒したのか」

宙を漂うハルファスガンダムを見ると先程まで光っていたツインアイは光っておらず武装も所々破壊されていた。

「終わったんだな...」

「そう...だな...」

安心したのも束の間ハルファスのツインアイは再び光りシグナルが少しの間鳴るとバード形態になる。

「まだ...動けるのか...」

すると空中に聖母思わせる女性アプロディアが姿を現す。

「ハルファスガンダムは停止しワールド崩壊プログラムは強制停止しました」

この言葉に全員が安堵する。これによって世界の崩壊が止められたからだ。

「ですが...脅威が去った訳ではありません」

「なんだと?!」

まだ世界が危機に瀕していることに驚く。

「今こそ知るのです。何故、ハルファスガンダムが......何故、この世界が......何も勧告もなしに突如、シグナルを発振し、私達を混沌の世界に導いたのか?」

只、静かに聞くだけ全てを知っているであろうアプロディアが言い終わるまで。

「何故、私達はワールド・シグナルに翻弄され、何も得るモノがない戦いばかり強いられているのか?誰もが平和な世界を望んでいたのに何故、拒まれたのか?」

そしてアプロディアは衝撃の事実を告げる。

「それはこの世界が創られた偽りの世界だからです。ワールド・シグナルを使い、ハルファスガンダムを使いこの世界を創り変えようとした正体...常に背後にいて新たな敵を作り上げ、世界を崩壊へもたらそうとした正体...その実体を「知る」のです。」

硝子が響割れる音が聞こえ、辺りが白くなった後に見えたのは......。

「ジェネレーションシステム。古来より世界を創り上げ、全てを統括する超密度複合型システム。これが...私達の世界の正体なのです...。」

そしてアプロディアはイチカ達こう言った。

「お願いします。歪められてしまったジェネレーションシステムの暴走を止めてください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




さて、ワールド編は少しで終わるな。

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