インフィニット・ジェネレーション   作:ハルン

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遂にこの時がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!


32話

イチカは百式とディジェを相手にしている。イチカは百式が使うメガ・バズーカ・ランチャーを破壊しようとするが増設された武装による、機動性の低下と相手がアムロ・レイとクワトロ・バジーナのコピーニューロという事もあり、苦戦を強いられていた。

「ここでコピーニューロが出てくるとは...」

『ジェネレーションシステムを掌握した彼女であればこの程度、造作もないと思われます』

イチカはビーム・マシンガンを連射しながら攻撃と回避をしているが突破の糸口が見えないでいた。

「一か八か...やってみるか...」

イチカはユニコーンに増設されたブースターを切り離し、二機目掛けて射出すると頭部バルカンを使いブースターの燃料に引火させ、爆発を起こす。

ディジェが煙の中から現れるとハイパー・バズーカを放ち、撃墜する。

生き残った百式がメガ・バズーカ・ランチャーを放つのを確認するとイチカは両腕のシールドからIフィールドを発生させ、ブースターを吹かすと百式に突撃し、ビーム・マグナムをコクピット部に放ち沈める。

「ハァ...ハァ...。これが対人戦じゃないだけマシか...」

『付近のシュルターに敵が集中しています。ポイントはE-15です』

「...了解」

イチカは残ったブースターを吹かし、目標地点に向かう。

 

 

 

 

 

イチカの向かおうとしているシュルターには多くの人がおり、その中には五反田兄妹の姿もあった。

「こ、怖いよ...」

「大丈夫だ。ここには沢山のIS乗りとイチカがいるんだぜ? すぐこの戦闘も終わるさ...」

泣きじゃくる蘭を慰めていると何かがくっ付く音が聞こえると数瞬後、連鎖的に爆発が起きるとシュルターの壁が融解し、一機の機体――ケンプファーがシュルターの中を見つめる。

目の前に武器を構え、こちらを見つめる姿にシュルターの中にいた人が小さな悲鳴を上げるとその場から少しでも離れようと後ずさりするが蘭は腰を抜かしたのかその場から動こうとしなかった。

「蘭!何をしてるんだ!?早くこっちに来るんだ!!」

「あ、脚に力が...。た、助けてお兄...!!」

弾は蘭を助けようとするが今、不審な行動をしたら蘭に危害が及ぶのではと考えてしまい、その場から動く事が出来ずにいた。

どうしようか悩んでいると白い円柱の様なモノがケンプファーに当たるとそのまま突き飛ばされていき赤い光線と爆発音が聞こえた後に白い一角獣を思わせる機体――ユニコーンが姿を表す。

「そのシュルターは危険だ。隣のシュルターならまだ余裕がある。そこに逃げるんだ」

「い、イチカさん...」

「た、助かったぜイチカ...。あのまま蘭がやられるかと思ったぜ...」

「蘭、それに弾も...。ここは危険だ。今すぐここから離れるんだ」

「だが、蘭の奴が腰を抜かしたみたいで動けないんだ...」

「なら、弾が運んでくれ。俺はお前たちを死守する」

イチカの言葉を聞くとシュルターの中に居た人が一斉に動き出し、イチカは両腕のビーム・ガトリングを全域にばら撒き敵をけん制する。

イチカは弾達の後について行くように行動する中、一機のガザCが弾達に接近しようとする。

「させるかぁ!!」

イチカはガザCを蹴りそのまま地面に押し付けると脚部にあるミサイルポッドからミサイルを放ち、撃破する。

「い、イチカ右から敵が!」

「コイツらは守り通す!!」

イチカは弾達に近づく機体にミサイルを放ち、空になったポッドを敵に叩きつける。

「み、見えた!」

「あともう少し...」

イチカはミサイルを使い果たし、残る武器はハイパー・バズーカと背部と両腕のシールドのみとなった。

「無駄玉を使いすぎたか...」

イチカはビーム・マシンガンとビーム・マグナムを連射しながら弾達を護衛し、弾達がシェルターに入るのを確認する。

イチカはビーム・マグナムの弾をリロードしようとした時、弾が無いことに気づく。

「ビーム・マグナムの弾が...。ぐぅ?!」

イチカは弾切れを気にしていると機体に衝撃が加わり何事かと思い、周りを探ってみると青と白の両肩にキャノンが搭載された機体が見つかった。

「確かあれは...ガンダム6号機マドロック...。実物を見るのは初めてだな...」

イチカはマドロックの機体データに目を通したことはあるが動く実物を見たのはこれが初めてである。

マドロックはホバリングしながらイチカに接近、ビームライフルと大口径キャノン砲を屈指しイチカを襲う。

「ビームライフルはIフィールドで何とかなるが...。そこ!」

イチカはビーム攻撃はIフィールドで防ぎ、実弾系の攻撃はビームサーベルで斬り伏せ、前腕部ホルダーにあるビームサーベルをブーメランの様にしてマドロックに投げつけ、キャノン砲を破壊するとイチカは戻ってきたビームサーベルを掴み、X字に斬りつける。

「斬りこみが浅い...!? だけど、甘い!!」

マドロックのグレネードランチャーを放つがイチカはそれ躱すとマドロックの両足を切り落とし、マドロックを掴み巴投げをする。

巴投げをされたマドロックはその後、ユニコーンのバルカンによってハチの巣にされ、撃墜される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある、病室に一人の男性がベッドの上で眠っていた。

「ン...。ここは...」

ベッドの上で眠っていた男性――マーク・ギルダーは眼を覚ますと身体にのしかかる重力に違和感を覚える。

「重力?いつ地上に降りた?私は...宇宙でMIA(作戦行動中行方不明)になったイチカの捜索をして...」

マークはおぼろげな記憶を呼び覚まし、何が起きたのか整理する。

イチカがMIAになり、イチカが生存しているというわずかな可能性に縋り捜索をしている最中、空間の歪みに一緒に行動していたエリスと一緒に飲み込まれ気が付けば、地上に降りており、乗っていたMSはパワードスーツの様に変わっており、訳が分かるぬまま目の前に現れた謎のガンダムと思わしき機体と交戦したところまでの記憶はあるがそれ以降の記憶は欠落が激しく何があったのか思い出せずにいた。

「どうやら、困っているみたいだね。マーク・ギルダ―」

「!?貴様は...」

「君達との戦闘は望んでいない。ただ、何があったのか説明しに来ただけだ」

「私に貴様達を信用しろとでもいうのか...」

マークは目の前にいる二人をよく知っている。故に警戒は怠らずにいた。

「君が僕達に警戒するのは理解しているさ。でも、今回は協力する為にここに来たんだから、そう怖い顔をしないでよね」

「協力だと...」

「信用していないのならそれで構わないが私の話には耳を傾けて欲しい。君に何が起きたのか簡潔に説明する。恐らく、イチカ・ギルオード達と同じく、空間の歪みに飲み込まれその直後、君たちはある人物と交戦した...。違うかね」

「あぁ、そうだ。だが、誰と交戦したのか覚えていない」

「誰と交戦したのか。それは君達の敵である、コード・アメリアスと戦闘し、君たちは負け。『裏切りのコード』と呼ばれるモノ使われ奴の操り人形になった」

「そして君は彼等と交戦し、撃墜された君はこの病院に送られた。どうだい?少しは思い出したかい」

マークは二人の話を聞くと先程まで霞が掛かったかのように思い出せなかった記憶が蘇り始めた。

「あぁ、全部思い出したぞ。なら、私のやることは決まっているな」

マークはベッドから降りるとそのまま病室から出ようとするが二人が声を掛ける。

「一体何処に行く気だい?」

「決まっている。イチカ達の所にだ。仲間同士の戦いが起きる可能性がある...いや、確実に起きる。それを止めに行く。これ以上、仲間が傷つかない為に」

「その覚悟はいいが乗る機体はあるのか?」

「この世界に来た時に乗っていた「君が乗っていた機体はあの時の戦闘で大破、スクラップ状態だよ」クッ...「だけど、使える機体があるとしたら」どういう事だ...」

マークは思わぬ返答に聞き返す。

「使える機体が一機あるのさ。彼が整備した君の嘗ての搭乗機と似た機体がね」

「私達はその機体が何処にあるのか知っている」

「私に何をさせようというのだ...」

「何簡単だ。私達に君たちのやろうとしている事に協力させてほしい。只、それだけだ」

「何故、そんな事を」

「嘗ての罪滅ぼし。これじゃ納得しないかい」

マークは考え込む。この二人を信用して良いのかどうか。

「分かった。信用する事にしよう」

「交渉成立だ。私達に付いてきたまえ」

マークは二人の言う通り、ついて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある程度武装が軽くなったユニコーンは周辺の敵の索敵及び殲滅をしていた。

「どれだけの敵がここに攻め込んでいるんだ!? 確実に俺達だけで一個中隊分は破壊したぞ!!」

イチカは愚痴を言いながらも前線で戦っているとイチカの存在に気づいたマドカがイチカにプライベート通信を送る。

元がMSであるイチカ達の機体にISの様な通信は無く。この通信はISの通信を真似て作った物であり、その名の通りこの通信が使えるガンダムチーム以外解読も盗聴することも出来ない様になっている。

『兄さん!一度補給に戻ってくれ。この戦闘は長期戦になるのは間違いない。ここは私達で抑えるから』

「まだ行ける!!」

イチカは接近するリゼルを殴り、ビーム・トンファーでコクピットを潰すと持っていたビーム・ライフルを拝借すると照射時間を延長しなぎ払うように撃ち出す高出力射撃モード通称『ギロチン・バースト』を使い敵をなぎ払う。

『なら、これを受け取ってくれ。兄さん』

GNアームズから筒状のものが射出されると、途中で分解し、中から飛び出た二つをキャッチする。

「これは...ビーム・マグナムの(エネルギー)パックか」

『このTYPE-Mは後方支援だけではなく、前線での補給を可能にしたのだからな。これで補給に掛かる時間の短縮が出来るわけだ』

「確かに...。そこまで考えているとは...」

『兄さんをアシストするのもいいが私は兄さんにせm<プツッ>』

何やら不穏な事を言いだしそうなマドカの通信を切り、戦いに専念する。

ガザCやバウがミサイルやビームで攻撃するがイチカはビーム・ガトリングでミサイルを撃ち落とし、迫りくるビームを避け、ギロチン・バーストで敵を撃破する。

『一機こちらに接近。攻撃来ます』

「!?」

イチカはアプロディアの警告を聞き、回避行動を取るが青色に光る弾丸はイチカを追尾し、ビーム・ライフルに着弾すると同時にイチカの頭で光が弾けるとビーム・ライフルを放り投げると着弾した弾は閃光を放ち、爆発する。

「見つけたぞ!!」

「この感じ...エリス!!」

「今日こそ、貴様を倒す!!」

「チィ...」

白と黒の二つの可能性の獣が今、衝突する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「敵が多いィ!?」

「泣き言を言うなら撤退してもかまわない...ぜぇ!!」

高官や企業のお偉いさんが非難したシュルターにガロードと箒達がいた。

ガロードは箒達の護衛と監視をしていると箒達に対し、通信が入りその内容は『高官や企業のお偉いがいるシュルターの護衛及び死守』だった。

箒達は最初、この任務を拒否したがIS委員会直々の命であり、拒んだ場合、箒は専用機の政府への譲渡並びに監視、セシリア達国家代表候補生の専用機の返還と国家代表候補生の権利及び待遇の白紙という脅迫付である。

それにより、箒達は半ば強制的にシュルターの護衛に当たっている。

「にしても補給位受けたいな...」

「この程度で泣き言?これだから男s―――」

女尊男卑に染まったラファール・リヴァイブに乗っていた女性がガロードの愚痴を聞きとり、侮辱しようしようとしていた時、一つの極光が女性を呑み込み、骨の一つも残さずに消滅させた。

「「「「「!!!???」」」」」

「なんて威力だ...」

箒達は先の光景に言葉が出ず、身体中を恐怖が支配する。それは原始的で誰もが恐れているモノ『死』そのものだ。

「う、うあぁぁぁぁぁぁ!!!??」

「ばか!?今、逃げたら死ぬぞ!!」

もう一人のラファール・リヴァイブに乗っていた女性が余りの恐怖に逃げだそうとした瞬間、先程と同じ極光が女性を飲み込んだ。

「そ、そんな...ISの絶対防御を貫通した...。それも一度までもならず二度までも...」

「あんな火力...にどう立ち向かえって言うのよ...」

「逃げるんだ...。ここから早く、逃げるんだ...。...あんな攻撃に...勝てるはずがない...」

「だが、ここで逃げたらここだけではなく市街にも被害が出るのだぞ!!」

「でも、どうやって立ち向かうの!!」

「何とかするしかない...。けど、どうしたら......」

怖気始める箒、鈴音、セシリアに対し、戦意を削がれていないラウラは立ち向かうよう言うがシャルロットと簪はどうするばいいのか分からずにいた。敵の形状は大きな球体にモノアイの頬に当たる部分にパイプの様なモノが左右に付き機体中央に当たる部分には巨大な砲門があった。

「やるしかないか...」

「何をする気だ?」

「あの敵をぶっ倒す」

「だけど、どうするの?作戦は?武器は?何も考えが無いわけじゃないよね...」

「GXの切り札を使う」

そう言うとガロードはGXのサテライトシステムを起動させると背中に装備された四枚のリフレクターが開きX字になり、そして砲身が出てきて、両手でそれを構える。

「お前らは此処から離れろ。マイクロウェーブの被害を受けるぞ!」

「そんな事はどうでもいい!!そこで立ち止まっていたら狙い撃ちにされるぞ!」

「どっちにしろ、あいつを倒さないと同じだろ」

「...ガロード」

イチカ達の調べによって分かった事なのだが、このマイクロウェーブ送信施設は月ではなく別の場所にあるらしく、成層圏の近くで停滞しているとの事だ。

よって、サテライトキャノンに必要なマイクロウェーブは月が出ている時限定ではなくても撃てるのだ。

「......マイクロウェーブ、来るっ!!」

「うおぉ!?」

照準用ガイドレーザーを胸で受けるとすぐにスーパーマイクロウェーブが照射され、リフレクターが輝き始め、エネルギーが溜まっていき、照射された時の衝撃波でガロードの付近にいた箒達数名が後方に少し、飛ばされる。

「サテライトキャノン!! 行けェェェェェェェェッ!!」

余りの眩しさに直視することが出来ずにいると敵もメガ粒子砲を放ち、相殺し合おうがガロードのサテライトキャノンの方が押し返し始める。

「ウオオォォォォ!!」

サテライトキャノンのエネルギーが尽きるまで撃ち続け撃破すると二機ガロード達に接近する機影を確認した。

弾薬もエネルギーも残り僅かのGファルコンをパージし、ビーム・ライフルを構える。

「増援か...」

「ガロード!大丈夫か!!」

「マドカ!それにラナロウか!ふぅ...吃驚させやがるぜ...。そっちの首尾はどうだ?」

「敵の増援は確認できなかったのでな、そこの小娘共が気になってきたのだが...。如何やら、現実を実感したようだな」

接近してきたのはマドカとラナロウだが、ラナロウ達とは逆方向から三機接近してくる。

接近してくる機体にマドカ達は見覚えがあった。二機は嘗ての強敵でもう一機はフェニックスと似た委託を持つ機体だからだ。

「やっと合流できた...」

「如何やら、まだ誰も欠けていないみたいだね」

「その様だな」

「マーク...目を覚ましたのは嬉しいが...それは一体どうゆう事だ...?」

ラナロウもマドカもマークの目覚めたことは嬉しいが後続の二機と同行していたのが疑問だった。

「久しぶりだね。学園祭の時以来かな」

「シャギアそれにオルバ...。テメェら...何しに来やがった...!!」

「敵意は理解出来るが、今回は貴様との戦闘目的で来たわけではない」

「ど、どういうことだ...」

「僕達が君達に協力してあげようって言ってるんだよ」

「なん...だと...」

ガロードは信じられずにいた。フロスト兄弟とは多くの死線を繰り広げた敵であり、彼らによって仲間たちに多くの被害が出たのは今でも覚えている。

「待て、彼らは私に護る為の力(ハルファスガンダム)とお前達がいるここまで案内してくれたんだ。それに今回彼らから、悪意や敵意は感じられない」

「だがよ...」

「僕達の事が気に食わない、不審な行動をしたのなら後ろから撃てばいいさ」

「だが、そんな事をしている暇はないのだろ?それに今は猫の手も借りたい状況だと把握しているが」

マドカ達は考え、お互いを見て頷く。

「分かったよ。今回は信用してやる、だけどな...」

「一つでも不審な行動をしてみろ後ろからGNバスターライフルを撃ち込んでやる」

マドカは何時でも撃てるという意思表示の為、GNバスターライフルをシャギア達に向ける。

「それでいい。私達は君達に対してそれだけの事をしたのだからな」

「それに僕達だってタダで君達と共同戦線を張ろうなんて考えてないよ」

「それなりの情報を持ってきている」

「その情報とは...?」

「コード・アメリアスの新しい機体の情報だよ。今君たちの所に<ピィー、ピィ―>...情報は後で渡すよ」

オルバがコード・アメリアスの情報を渡そうとした時、それを遮るかのように敵が現れる。

「一つだけ聞きたい。その機体について奴はなんて言ってた」

「"極限"の機体って言ってたよ。詳し話はこの敵を殲滅してからだね」

「まさか、お前たちと一緒に戦う事になるとはな...」

「それは私達も同じだよ。ガロード・ラン」

「ティファや仲間に手を出してみろよ。只じゃ済まさねぇぞ」

「折角の共闘を帳消しにするような野暮な真似はしないさ」

「そうだとあり難いね」

思わぬ共闘に思い思いの事を言うと各自戦闘を開始するのだった。




今日は待ちに待った!FBのFAユニコーンの解禁日だ!!テンションが上がるぜ!!

それにマキブの方もセブンスソードが解禁されるようですね。イイゾー!

オルバが言った機体は勘の良いの人ならすぐ分かると思いますよ。

前回、アンケートを取ると言った通り実施します。

詳しくは活動報告で

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