インフィニット・ジェネレーション   作:ハルン

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やっと就職活動の合間に書いたのが完成したよ。

企業・学校「ドロー!モンスターカード!追加攻撃!!」

ハルン「ギャァァァァァァァ!!」

周囲「もうやめて!ハルンのライフポイントはもう0よ!!」

企業・学校「HA☆NA☆SE!!」

多忙でLPが0なのにどこぞのアニメの様に追加攻撃をしてくる・・・。







30話

イチカ達はコード・アメリアスの真偽を確かめる為、指定されたポイントで待機していた。

「ここが指定されたポイントだな」

「今の所、問題は無いな」

「だが、まだ指定した時間を過ぎてない。気を引き締めておけよ」

「指定時間まで後、5...4...3...2...1...0...」

指定された時間になり、警戒するイチカ達に接近する機影が確認された。

『接近する機影のデータ照合確認、南西よりガディール、バリエント南東からジェガン、リゼルを確認。敵総数100機!』

「ダニィ!?」

「マジかよ...」

「各機、敵の殲滅行動に入れ!敵の増援があるかもしれん。注意を怠るな!」

『了解!』

「開幕早々だが、デカいのをぶっ放してやるぜ!」

コード・フェニックスはクロスバインダーソードを砲身し、ソード・メガビームキャノンを放つと射線上で小さな爆発が立て続けに起こる。

『ジェガン2、リゼル3機撃破。リゼルから高エネルギーを確認』

二機のリゼルがイチカに向け、高出力ビーム兵器である、メガ・ビーム・ランチャーを放つがユニコーンに装備されているシールドによって防がれる。

このシールドにはサイコフレームとIフィールド発生用ジェネレーターが内蔵され、ビームには高い耐性があり、イチカはIフィールドを発生させ、先のリゼルの攻撃を防いだのだ。

「ビーム・ガトリングで薙ぎ払う!」

イチカはシールドを前方に向けるとシールド裏にあるビーム・ガトリングガンをバリエントに向けて連射するとそのまま左腕を移動させ、周囲の機体を撃破する。

生き残った機体は素早く陣形を組み直し、ビームライフル、バズーカ、ミサイルを放ち始める。

「行け!ライフルビット、シールドビット」

「しゃんなろう!」

マドカはシールドビットで味方を護りながら、ライフルビットで敵を撃ち落し、ビームライフルで撃ち落としていく。

「落ちろぉ!!」

「オラオラオラッ!」

ラナロウトールギスⅢの殺人的な加速を活かし、敵を翻弄しながらメガキャノンで撃ち落としていき、コード・フェニックスはクロスバインダーソードで敵を切り裂いている。

流石は歴戦の戦士というべきか、モノの数分で100機いた敵の大半を倒していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「数の割には大したことないな」

「気をつけろ...。嫌な予感がする」

『敵増援確認。先程と同じくガディール、ジェガンを確認。その後方に大型の機影複数確認。アグリッサ、パトゥーリアです』

「フラグ建てんなよ!ガロード」

「俺のせいかよ!?」

「何! グッ」

ビーム・マグナムでガディールとジェガンを撃ち落としているとアグリッサがユニコーンに衝突し、そのまま近くの無人島に不時着するとアグリッサは折りたたまれていた6本の脚を展開し、ユニコーンを覆うように着陸すると脚部から発生したプラズマフィールドがイチカを襲う。

「ウアアァァァァッァ!!」

「兄さん!チィ」

「イチカ!クソッ」

『後方より、さらに機影接近。量産型νガンダム5機こちらに接近しています』

ガロードとマドカはイチカの救出に向かおうとするが、ディール、ジェガンが行く手を阻み、新たな増援に苦戦し始めるガロード達。

「このままじゃ...アァァァッ!!!」

「吹き飛びやがれ!」

コード・フェニックスはクロスバインダーソードをブーメランの様に投げ、アグリッサに突き刺さり、AEUイナクトカスタムがアグリッサから離脱する。

「俺にまだ...。やらなちゃいけない事が......あるんだぁぁぁぁぁ!!」

隙だらけのイチカに向け、パトゥーリアは夥しい数の有線ビーム砲を放つ。

しかし、それは全て外れた。ユニコーンを中心とする同心円を描くかのように全てのビームが屈折したのだった

「だから...。俺に力を貸せ!ガンダム」

腕部、脚部、胸部。継ぎ目が割れ、先ほどまで少ししか見えなかった赤い色の光が露出する。

全身から赤い光。続いて胸部、フロントアーマーも展開し、ユニコーンの身体が一周り大きくなる。

ビームサーベルのグリップが背中から肩へ、そして頭部が特徴的な変化を始めた

頭部に屹立していた一本の角。瞳を覆うかのようなバイザー。それが変化を始めたのだ。

バイザーは収納され二つの瞳に。角が割れてV状に完全に開きV字アンテナへと変わりマスクも変形し、バイザーだったカメラから二つの緑色の目を持ったツインアイへと変わった。

「見ろ。ユニコーンの姿が変わったぞ」

「バンシィと瓜二つだな...」

「ウォォォォ!」

ユニコーンの両腕のサーベルをホルダーごと、展開するとで、ビーム・トンファーとして使用し、AEUイナクトカスタムのコクピット部を突き刺すとそのままジェガンの居る方に投げつける。

量産型νガンダムはオプションとしてフィン・ファンネルとNT以外でも使えるインコムのどちらかを選択することが出来、現れた量産型νガンダムは5機の内3機はフィン・ファンネルを装備していた。

量産型νガンダムはイチカを危険と判断したのか、フィン・ファンネルを射出し、攻撃する。

「やれるか...いや、やってみせる!」

ユニコーンから何か(・・)が発せられるとフィン・ファンネルは動きを止めると方向を変え、量産型νガンダムを含め複数の敵を襲う。

「どういう事だ...。あのビットは自分の機体を攻撃してるんだ?」

「恐らく、サイコミュ・ジャックだと思う...」

「サイコミュ・ジャック?」

聞きなれない言葉に首を傾げるガロード。

「サイコミュ・ジャックとは、敵のファンネルやビットなどサイコミュ兵装を支配し、制御下に置くといものだ」

「なんだよそれ...チートだろ...」

「確かにな、だが、NT-Dの発動自体危険なものだ」

「どういうことだ?」

NT-Dに詳しくないガロードにマドカはNT-Dについて教える。

「NT-Dとは、ニュータイプ・デストロイヤーシステムの略称だ。名前だけでどういうモノか分かるはずだ」

「まさか...対NT用だっていうのか...」

「そうだ。NT-D発動時に一角獣からガンダムに変形することでその真価を発揮する。ユニコーンにはインテンション・オートマチック という思考のみで機体制御可能としてる」

「なんだよそれ...化け物じゃないか...」

「ユニコーンガンダムのパイロット、バナージ・リンクスも最初はユニコーンに弄ばれていたが人として、NTとして成長する事でアイツはユニコーンを乗りこなしていくようになった」

「機体説明も大事だが、そろそろ戦線に復帰してくれねぇかな?」

「「あ、ごめん」」

マドカ達は止めてた腕を動かし、敵を撃破し始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ガロード」

一人、IS学園の自室で帰りを待つティファ。

「ガロード、皆。無事に帰って来て...」

彼女に戦う力は無い、大切な人達が無事に帰ってくることを祈る事しか彼女にはない。

祈っていた彼女の前に一つの光球が降りてくる。

『やぁ、久しぶりだね。ティファ』

「D・O・M・E...」

『ガロードとは仲良くしているかい?』

「はい。ですが彼らは皆を護る為に戦いに行っています」

『哀しいことだね。人は幾度となく戦いを経験し、それがどれだけ無意味で愚かな事か理解していない。いや、彼らはそれを理解している。ただ、戦いを止めるために力を使う。本来なら、その様な手を使わずに止めたいだろうに』

ティファはここにD・O・M・Eがいる事に驚いたが、ティファはD・O・M・Eに問う。

「教えてくださいD・O・M・E。私には戦う力はありません。ですが、ガロードの力になりたいんです!」

『...。その方法が君の願いでもある、普通(・・)の少女として生きるを辞めなければいけなくなってもかい?』

「私はガロードと共に居たい。ガロードを...皆を失いたくないんです!!その為なら、もう一度この力を使う覚悟は出来ています」

『強い子になったねティファ。なら、君がガロードの為に最初にその力を使った時と同じ事をすればいい』

「ですが、アレはこの世界に存在しないはずです...」

D・O・M・Eの真意を理解したティファだがその欠点ともいえる事に気づいている。存在しないのだ、この世界にあの施設は。

『本来ならこの世界に存在しいない。だけど、必然かそれとも偶然か一人の人物が作ってしまったんだ。だから、アレはこの世界にあるんだよティファ』

「分かりました。その前に一ついいですか?なぜ貴方はここに居るのですか?」

『今の僕は謂わば意識体。何処にでもいて何処にもいない、と言っても今回は度重なる空間に対する負荷とあの施設という触媒があったからこそここに来ることが出来たんだ』

「空間の負荷?」

『月の光を帯びた蝶が違う世界に来たことで生まれた歪みだよ。これによって多くの人が世界を彷徨った。イチカやマドカもその被害者だ』

光球―――D・O・M・Eは少しづつ、ティファの手から離れていく。

『この戦いが終わることで君達に幸福な未来が訪れる事を願っている』

「D・O・M・E、私達は私達の意思で歩んでいきます」

『その心の強さと優しさを忘れなければ未来を変えることが出来る。僕はいつも君たちを見守っているよ』

D・O・M・Eはそのまま窓をすり抜け大空へと消えていった。

「皆、私の声を聞いてッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだ?今のは」

「声が聞こえた...」

「ティファだ...。ティファの声だ」

イチカ達の頭に突如、ティファの声が響く。

「ガロードを援護しろだと...」

「だが、アレは...マイクロウェーブ送信施設はこの世界に存在しないぞ!」

「分かった...。俺、ティファを信じるよ」

ガロードは戦線から少し距離を置くとその場に停滞すると 背中に装備された四枚のリフレクターが開きX字になり、そして砲身が出てきて、両手でそれを構える。

「全機ガロードの援護しろ!ガロードに指一本近づけさせるな!!」

イチカはガディールの頭部を潰しながらマドカ達に呼びかける。

『了解!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わって暗い一室で一人の女性がいた。

「ふぃー、やっと完成したよ」

「お疲れ様です。束様」

「いやぁー、思ったより完成するのに時間が掛かったなー」

「仕方ありません。束様でも知らない単語に悪戦苦闘して、完成させたのですから」

「うんうん、やっぱ束さん凄いよねー!だって、このマイクロウェーブ送信施設を作ったんだからさ!使いやすい様に小型化したら束さんのラボが施設そのものになちゃったよ!でも束さんでも理解できないことがあるんだよねー」

流石は天災というべきか、モノの数日であの施設作った挙句、小型化したのだからその内MSとかも作りそうな勢いである。

だが、そんな束でも理解できていない事があった。

「にしても、このNT(ニュータイプ)ってなんだろう?解読しようとしても出来ないし、そのせいでいっくんの誕生日に間に合わないし、最悪だよ!!束さんは激おこなのだ!!気になって夜も寝れないよ!いっくんかガーくん辺りに聞けばわかるのかな?」

「知っていたとしても、教えてくれるとは思えませんね」

「んー、無理にいっくんに聞くのもなんだしなー。お?およよ!?ど、どういうことなの!!??」

「どうしました束様?」

急にどよめき始める束。

「システムが!マイクロウェーブ送信施設が勝手に動き出した!?しかも、気になっていたNTによって動かされてるよ!!しかも、登録してる機体がガーくんのだし!!」

「とりあえず、システムの停止を!」

「うわぁぁ、束さんのコマンドを受け付けないよぉー!止まらない、止まらないよー!!誰か助けてー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マイクロウェーブ送信施設が無いのにティファの奴どういうつもりだ?」

「分からない。だが、ティファもガロードを危険な目に合わせるような真似はしないだろう。何か確信があっての行動だと思う」

「......マイクロウェーブ、来るっ!!」

「全機ガロードから離れろ!マイクロウェーブの衝撃に巻き込まれるぞ!!」

月から照準用ガイドレーザーを胸で受けるとすぐにスーパーマイクロウェーブが照射され、リフレクターが輝き始め、エネルギーが溜まっていく。

「サテライトキャノン!! 行けェェェェェェェェッ!!」

「うぉ!眩し...」

コロニーを一基破壊する威力だけあり、先程まで居た敵の反応が次々と消えていく。

「まだまだッ!!」

ガロードはそのまま砲身をずらし、周りの敵を消滅させる。

サテライトキャノンのエネルギーが尽き、残りの敵はパトゥーリアと数機のみとなった。

「狙い撃つ!」

「ゼェァァァ!!」

マドカは正確に敵を狙い撃ち、ラナロウが高速移動で敵を翻弄しながら、メガキャノンで倒していく。

パトゥーリアは夥しい数の有線ビーム砲を放つがイチカはシールドで防ぐとパトゥーリアの頭上に出ると背中のビームサーベルを回転させて投擲するとビーム砲を切り裂き、戻ってきたビームサーベルとビームトンファーを構え接近する。

「悲しみを生む権化なんか要らない!」

ビームサーベルとビームトンファーで切り裂き、ビームサーベルをパトゥーリアに刺し、ビームトンファーで切り上げる。

「過去の亡霊は暗黒の世界に帰れ!」

巨大化したビームトンファーで両断し、その場から離れるとパトゥーリアから小さい爆発が立て続けに起きると大きな爆発に飲み込まれ、部品や破片が海に起きる。

「これで終わりか...」

『敵反応全て消失。接近する敵影もありません。先程の部隊で最後の様です』

「終わった...」

イチカが安堵に包まれていると展開していたユニコーンの各部が収納され、割れていたV字アンテナは一本角に変わりり、緑色のツインカメラはバインザーに覆われ、元の大きさに戻る。

「ふぅー、これで一安心だな」

「そうだな。あそこまでの機体を落としたのは久しぶりだ」

「兄さんはよく初めての機体であそこまで戦えると正直、思っていなかった」

「バナージの戦闘を近くで何度か見ていたし、シミレーションも何度やったからな」

「取り敢えず、帰ってシャワー浴びて、一眠りしたいぜ。夜戦は苦手なんでね」

「そうだな。取り敢えず、帰るか」

帰還しようとしていた時、ふっとイチカが振り返る。

「どうした、イチカ?」

「いや、誰かに見られている気がしたんだが...如何やら気のせいみたいだ」

「私は感じなかったが...兄さんに何か特別な思い入れの激しい奴か?」

「現状、俺に対してそう言う風に考えてるのはコード・アメリアスとエリス、後はお前だよ、マドカ」

「レーダーにも映ってないし、帰ろうぜ」

「そうだな」

イチカ達は機体のスラクターを吹かし、帰還するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イチカ達の全貌を目撃していた赤と紫の機体。

「いいのかい、兄さん?彼らと交戦しなくて」

「今はその時ではない。それに私達の目的は別にある」

「そうだったね。で、この映像はどうする?」

「一応、奴に渡しておくさ。こちらの信用を崩したくないのでね」

「そうだね。それも今のだけどね」

「では、私達も戻るとしよう」

赤い悪魔を思わせる翼を持った機体は蟹とヤドカリを合わせたような機体に腕を伸ばし、水上スキーの様な感じで移動した。




最近の楽しみはスパロボとデジモンのアニメです。

はやく、やりたい、見たい。

それと久しぶりにマキブをやった時に手に入れたハルートを使ってみましたが個人的に使いにくいですね。

よく使うのはFAユニコーンとステイメンです。

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