インフィニット・ジェネレーション   作:ハルン

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遅れてすいません。

就職活動が始まり、投稿するのが遅れました。

就職活動が安定するまで今回よりも遅くなると思いますが、最低でも月一で投稿できるようにしたいと思います。






28話

週末にガロードの案内&シャルロットの買い物で外出する事になったイチカはガロードと一緒にシャルロットが指定した場所に向かっていった。

「何か悪いな、折角の休日だっていうのに俺の為に時間潰してさ」

「別にいいさ。 時間があったら修行修行か機体の整備しかしないから」

「前から気になっていたんだけよ。 イチカの言う、修行ってどんなんだ? やっぱ滝行とか取っ組み合いとかするのか?」

「ん~、自主練なら腹筋、背筋、腕立て伏せ1000回を3セットは確実にするな」

「じゃ、師匠さんとの修行の時は?」

師匠(ドモン)との修行について、興味津々に聞いてくるガロードに対し、イチカの顔色が徐々に悪くなっていく。

「あ、あああアレは只の修行なんかじゃね。キツイだとか厳しいだとかそんな次元の話じゃない。俺は修行中に何度も死にかけ、黄泉の国に足を運んだ。 あの時、俺は戦場の恐怖とはまた違う恐怖を味わったぜ」

「わ、分かった。 これ以上は聞かないから。な」

「あぁ、そうしてくれるとあり難い」

普段、自分の事をあんまり、話さないイチカからの話に興味津々だったが、如何やら、過酷な修行時代はトラウマそのものになっているらしく、自分の興味本位でトラウマを抉る様な真似はやめようと思ったガロードだった。

「お、シャルロットだ...。どういう事だ?」

「ん? 一体何があった?」

イチカ達は待ち合わせの場所に付くと其処には総合接近格闘(CQC)と呼ばれる方法でチャラ男Aを汚物を見るよな目で腕をねじ曲げているシャルロットがいた。

「触らないでくれます?そのキツイ香水の匂いが移ると困るので。 後、そのキモイ視線で見ないでくれますか?」

「て、てめぇ、女性だからって良い気になるなよ!!」

混乱とシャルロットの罵言に腹が立ったチャラ男Bは多少、手荒な真似をしてを構わないと判断し、行動に移ろうとした時、首筋に鈍い衝撃が加わると視界がブラックアウトする。

「グヘェ」

「目の前の敵に集中し過ぎだな」

「イチカっ!」

チャラ男Bの首筋に手刀を叩きこみ、気絶させたイチカの姿は魔の手から救ってくれた王子様の様にシャルロットには見えた。

ぼーっとイチカに見惚れていたシャルロットはまだ掴んだままだったチャラ男Aの肩を更に捻じる。

「うっぎゃぁぁあああああああ!!」

チャラ男Aの肩から聞こえてはいけない音が聞こえると男の叫びが朝の駅前に木霊した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「女性に対する強引な勧誘は条例違反なのよねぇ。はーい、こっちに来てね。 じゃ、おつかれちゃん」

異様に渋い声と鋭さを合わせ持つ中年巡査は二人のチャラ男を派出所に連れて行く。

「やたら特徴的な声のおっさんだったな」

「そうだな。どっかの世界で英雄に強い憧れとか持っていそうだな」

「後、どこかの国の皇帝陛下とかやっていそうだね」

「仕舞いには人造人間とかやっていそうだ」

イチカ達は先程の巡査の声から好き勝手な妄想を繰り広げる。

『愚かな者には罰を与えねばならんな』

『な、なにを!?』

『我らは神の代理人 、神罰の地上代行者

我らが使命は我が神に逆らう愚者を

その肉の最後の一片までも絶滅すること

 ―――エィィィイイメン!!』

イチカ達は派出所から悲鳴を無視し、買い物を始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「今回はガロードの案内とシャルロットの買い物が目的なんだが、ガロードに案内するって言ってもレゾナンスで大抵のものは買えるから案内する必要性って無いんだよね」

「なら、ここの事を言っておけば余計な時間過ごさなくてよかったんじゃないか?」

「確かにそうだが俺も欲しい物があるから、この機会に買っておこうと思ってな」

「因みにイチカは何を買うの?」

ガロードの言った通り、レゾナンスの事を言い自由に過ごすことも出来るが何時、戦闘が起きるか分からない故に整備室に籠り機体を弄るか修行に時間を費やすかの二択しかなく、偶にはガス抜きをする事も必要だと考えたのだ。

「医療系の本と漫画とライトノベルと服かな」

「医療って...」

「へぇー、今度、俺にも漫画とか貸してくれよ」

「いいぜ。今、俺のオススメはHELLS〇〇〇と名探偵〇ナンがいいぞ。個人的には空の〇界がオススメだ」

「へぇー、イチカにそういう趣味があったんだ」

マドカから「教養を深める事で新たな発見と発想が出来る」と言われ、イチカもその考えに同意し、その話を偶然聞いていた簪からオススメの漫画、アニメ、小説等を借りている。

「最初に何を見るんだ?」

「じゃ、あそこ見ようよ」

「「え?」」

イチカ達はシャルロットが指を指した方向を見ると其処は女性用の下着売り場があり、イチカ達はどう反応すればいいのか分からず、只、困惑するのであった。

「流石にあそこを一緒に見る勇気はないわー」

「悪いが見るなら一人で見てくれ。俺達は此処で待つから」

「ご、ごめん! 間違い! 違うの! 違うから!」

「「お、おう...」」

頷く二人だが、イチカは先程、シャルロットが指を指した方をもう一度見るとそこに見知った顔がある事に気づく。

「あれは...? おーい、蘭!」

真剣な顔で何かに悩んでいた蘭はイチカの声が聞こえるとビクンッと背筋を伸ばす。

「え!?い、イチカさん!?」

蘭は手に持っていた下着を棚に戻す。

イチカの誕生日パーティが自分の家で行われる事になった時、何も言わなかった兄に正拳突きを一発お見舞いし、イチカの誕生日プレゼントを見るついでに勝負下着を購入しようと悩んでいた時にイチカと遭遇したのだ。

下着を選んでいるところを見られたのでは?と思うと羞恥で顔が赤くなるが、羞恥心を頭の中から薙ぎ払い、蘭はイチカのもとに向かう。

「学園祭ぶりですね。イチカさん」

「そうだな。今日は一人?」

「あっ、はい。ちょっと買い物に」

「あぁ、蘭に二人の事を紹介しないとな」

イチカは蘭との会話を一端打ち切り、ガロードとシャルロットの紹介し、始める。

「こっちがシャルロット。クラスメイトで、フランスの代表候補生。あっちがガロード。同じくクラスメイトで機械に強い奴だ」

「シャルロット・デュノアです。 よろしく」

「俺はガロード・ラン。よろしくな」

「ご、五反田蘭です。よ、よろしくお願いします」

お互いに挨拶をする三人。

「この前の蘭の兄の弾と一緒に学園祭に来てたんだけど、あのゴタゴタで紹介できなかったんだよな」

「へぇー、そうなんだ」

「そうだ!蘭も一緒に買い物に行かないか?」

「えぇ!?いいんですか!!」

歓喜の声を上げる蘭。

「さっき一人の女性がナンパされてキレた女性は腕をねじ曲げて撃退していたんだよ。蘭はそこまで強くないからもし、何かあったら困るから一緒に行こうぜ」

「あぁ、確かに一般人が大の男を倒す事なんかできないよな」

「そうなんですか。じゃ、お願いします」

つい先ほどの光景を思い出しながら言う二人にシャルロットはソッと目を背けるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イチカ達は買い物を始めてから色々な店に行き買い物を楽しんでいた。

そしてイチカ達は時計店でイチカに合う時計を見ていた。

「気に入ったのあった?」

「んー、時計とかって基本、エリスに選んでもらっていたからな。自分に合うのがどんなのか分からないんだよな」

「イチカ。そのエリスって誰なの?」

「ラナロウ兄と同じ俺の家族でな知り合い(オードリー・バーン)と似た声をしているから暫し、ネタにされるな」

「へぇー、そうなんだ」

オードリーと声が同じことでよくネタにされるがイチカもバナージと声が似ていることで弄られ、色々な意味でバナージ達と似たような存在というのが周りの認識である。

「そういえば、ガロードさんとどういった感じで出会ったんですか?」

「どんな感じって言われてもな。(A・Wの)海を漂っていたら、密漁グループと一悶着起きていてな、その時、俺がガロードを助けたのが始まりだよな」

「そうだな。海を渡ってる時にイルカの密漁グループの話を聞いてな、その話を聞いたらいてもたってもいられなくてな、ちょっとやり合ってた時に出会ったな」

「中々、刺激的な出会いだね...」

苦笑いするシャルロットに対し、イチカは時計の品定めをしていた。

「あんまり、高いの付けるの嫌だから、お手頃なこの時計にするかな。すいませーん」

イチカは店員を呼び出すと一つの時計を指差す。

「この時計をください」

「ありがとうございます」

イチカはユニコーンの絵柄が彫られた白を基調とした腕時計を購入する。

その後、イチカ達は昼飯を食べると蘭と別れ、イチカ達はIS学園に戻るのだった。

帰還後、簪と遭遇したイチカ達だが、簪はイチカが持っていた本を見るとやや興奮意味に語り出し、自室に戻るまでに一時間以上要した。

 

 

 

 

 

そんな、事が起きている中整備室では作業着姿のマドカが工具を片手に作業していた。

「ふぅ、外装は大方出来たな」

マドカは顔に付いたオイルを拭う。

其処にはイチカから譲り受けたGNアーマーがあるのだがその外観はイチカが使用していた時とは異なる部分があった。

一つ目に格闘仕様だったモノが射撃仕様に変わり、二つ目に外付けの大型コンテナが取り付けられている。

「後はコード・フェニックスが弾薬を持ってくれば完成だ。にしても疲れたなー。今日は兄さんに頑張った褒美が欲しいな特に兄さんとの子供が...。ニュータイプの兄さんは何で他の事は感じることが出来て、恋愛関係は駄目なんだ?」

イチカのニュータイプ性に疑惑を持つマドカ。

「まぁ、そんな事どうでもいいか。そうだ! 褒美として、今日は兄さんと床を共にしよう。 それがいい、そうしよう」

そしてその日の夜、実行に移したマドカの叫び声がIS学園に轟き、後に出来たIS学園七不思議『夜中に聞こえる女性の叫び声』がマドカの事を示すのかは不明である。

 




就活中だというのに新作のネタが思いつく。

IS×カンピオーネで一夏がカンピオーネとして頑張る物語

ギルティギア×IS 一夏が色々、頑張る。


どれもる程度、構想と設定が思いついているけど、まずはこれを完結させないと。

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