インフィニット・ジェネレーション   作:ハルン

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スマブラ楽しみだなー


4話

授業が終わり、イチカは食堂に来ていた。

食堂はイチカ見たさに満席状態でそして廊下は入れなかった人で溢れかえっていた。

「一夏よ。オルコットとの決闘だが何か勝算はあるのか?」

「勝算も何も戦闘のせの字も知らん奴に負けるわけがない」

「しかし相手は代表候補生だぞ」

「問題ない」

イチカとしては問題事を起こす可能性が高い幼馴染みとの交流はしたくない、イチカは一人で昼ご飯を食べようとした所、何も言わずにイチカの前に座りご飯を食べ始め、現在に至るが今は其れより優先することがある。

優先事項の事を考えてると1人の生徒が自分の席の前で立ち止まっていることに気がついた。リボンの色からして上級生だろう。

「ねえ、ちょっといいかな?」

「...なんですか?」

「君、イギリスの代表候補生と決闘すんだってね」

「そうですが」

「君ってISの稼働時間ってどのくらい?」

「二回ですね。稼働時間は30分にも満たないですね」

「それじゃ候補生には勝てないよ。候補生はどの国でも最低3桁は乗っているはずだから」

イチカとて異世界では激戦を潜り抜けた歴戦の戦士であり、訓練と死戦で生まれる経験の差は歴然であり、そして何よりも覚悟が違う。

意志や覚悟のない力は只の暴力であり、それはこの世界そのものにも言える。

「なんなら、私がISについて教えてあげようか?」

「結構です。私が教えることになっていますから」

「でも、あなたも1年生でしょ?そしたら上級生の私が教えたほうが「私は!篠ノ之束の妹ですから」っ!?」

篠ノ之束の名が出た瞬間、上級生は驚いた顔をしていた。ISの生みの親の妹が入学しているとは知らなかったのだろう。分が悪いと判断したのか上級生は去っていった。

「さて、早速放課後「必要ない」なに!」

「俺はお前のが思うほど怠けてなどいないければ、お前から学ぶことは無い」

「そんなの当然だ!なら、私がどれ程上達したのか見定めてやる」

「勝手にしろ」

「なら、今日の放課後、模擬試合を行う。もし、負けたなら私が鍛えなおしてやる!」

箒の言葉にイチカは了承する。

 

 

 

 

 

 

 

 

一日目の授業は終わり、教室で時間を過ごしていた時に山田先生から連絡があり、部屋の変更なしとのことだった。

その後、イチカは約束通り剣道場に来ていた。外には噂を聞きつけた生徒が押し寄せていた。

イチカが来たことがわかると、生徒たちは揃ってイチカに道を譲った。その先には剣道着の上から防具を纏った箒がいた。

「来たな、一夏」

「あぁ」

イチカは荷物を置き、防具を付けると竹刀置きにあった小太刀サイズのを一つと一般的な大きさの竹刀をとる。

「先に言っておくが俺がやるのは剣道でもなければ剣術でもない我流だ」

「何が言いたい?」

「型の様な動きをすると思うなよ」

「行くぞ!!」

イチカは一見隙だらけに見えるが実際は隙が殆どなく、現に箒の攻撃を全て躱すか避けている。

「はぁぁぁ!!!」

「なっ!!」

イチカは箒が上段から振り下るすがイチカは小太刀で受け止め受け流し、そのまま流れる様に移動し、箒の面に一撃入れる。

「これで終わりだ」

「強くなったんだな...どうしてそこまで強くなれたんだ?」

「逆に聞くがお前にとって強さってなんだ。目に見える強さか?権力や財力か?」

「それは...」

「もし、小手先の強さに囚われているのなら強さという意味を考えればいい」

イチカは置いていた荷物を担ぐとその場を後にしようとすると箒が声を掛ける。

「なら、イチカは強さの意味を理解しているのか!!」

「強さの定義は人によって違うが俺は俺なりの強さの定義を持っている」

あの、何も出来なかった日を境に出来た自分の覚悟...それは二度とあのような悲劇を起こさないという覚悟であり、それは「護る力」と言ってもいいかもしれない。

「『答えは己の中にある』俺が言えるのはこれだけだ」

イチカが居なくなった道場には深く考え込む箒だけが残っていた。

 

 

 

 

 

 

自室に戻ったイチカはフェニックスについて考えていた。

「フェニックスに能力制限付けずに戦うにはどうしたらいいかな」

『イチカ・ギルオード。フェニックスガンダムについて話があります』

「何?フェニックスに異常でもあったの?」

『確かに異常ですがこれは今の貴方にとっては朗報かもしれません』

イチカはアプロディアの言う意味の真意が分からず、首を傾げる。

『今のフェニックスガンダムには複数の形態があります』

「それはバード形態の事か?」

『いいえ、違います。フェニックスガンダムには本来の姿と異なる機体の姿があります』

アプロディアは部屋にあったディスプレイにフェニックスガンダムの機体データが現れるとその隣には別の機体のデータにイチカは見覚えがあった。

「Zガンダムにエクシア...だと...。どういうことだ...」

『フェニックスガンダムはこの二つの機体にその姿を変えることが可能です』

「昔マーク兄に聞いた発見当時の能力制限時のフェニックスにしようかと思ったが...そっちの方が戦力を下げずに済むな」

これにより戦力面では多少改善され、イチカはここで気になった事をアプロディアに聞く。

「Zやエクシア以外にも変えることは可能なのか?」

『それについては分かりませんが、私が持っている機体のデータを使えば可能かもしれません』

「試してみる価値はありか...アプロディア、今度行われる試合の時はZガンダムで頼む。太陽炉やフェニックスの様に機密情報が少ないからな」

『分かりました。それとフェニックスガンダムにあるものが見つかりました』

「あるもの?」

『そうです。フェニックスガンダムからサイコフレームが見つかりました』

「えっ!?」

イチカはこの事実に驚く、まさかフェニックスからサイコフレームが見つかるとは思っていなかったからだ。

本来、フェニックスにはサイコフレームは搭載されておらず、それは前搭乗者のマークや整備班からもサイコフレームは無いと言われたからだ。

では、何故今まで気づかなかったのかというとフェニックスに搭載されているナノスキンは外部だけではなく、内部の方も自己修復するため機体修復の際は殆ど触れず、精密検査などはしていない。

「でも、なんで今更、サイコフレームがフェニックスに見つかったんだ?」

『推測が正しければこのサイコフレームは出来てから日が浅く、原因はフェニックスガンダムのブラックボックス(未解明)の部分だと思われます』

事実、フェニックスにはいまだ解明されてない部分が多く、例としてはナノスキン装甲が挙げられる。

過去にフェニックスの完全生産を試みたものの、解明出来ない所があり、フェニックスの特殊技術は再現できず、それでも簡易量産されたのがフェニックス・ゼロであり、マーク達が発見したのは能力に制限が掛かった状態のフェニックスと中破状態のフェニックス・ゼロであった。

フェニックスとこの事実を見つけたのは人も動物もいない滅びた世界であったマークは言った。

「ジェネレーションシステムにはフェニックスについて何か情報はないのか?」

『残念ながらジェネレーションシステムにはフェニックスガンダムに関する情報はありません。その機体はどの世界にも属さな未知の機体なのです』

「ジェネレーションシステムでも分からないとは...」

『ジェネレーションシステムも万全ではありません。膨大なネットワークとデータを持ってしても解明できないことはあります。例としてターンタイプ等が挙げられます』

「フェニックスに関しては分からずか...」

フェニックスに関する謎は解けるどころか寧ろ深まるばかりである。

イチカは授業の用意と今後、必要になるであろう武器や強化パーツ等のピックアップするのだった。

 




今後、オリジナル設定が稀に出てきます

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