Fate/deep diver ~天月の逆杯~   作:幻想の投影物

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涙が出るほど自己嫌悪。
でも、笑わずにはいられないのが面白く可笑しくも悲しいのだ。


cry with laughter

 ちらほらと見かけるマスター達の中には、げっそりと眼の下にクマの化粧を施したものが見受けられた。人を殺すことに躊躇が無くなった訳でもないのに次の日が新たな殺人の火になるかもしれないと分かって、ノイローゼ気味になっていると言う事だろう。

 最初に「良い戦いをしよう」と言ってきたマスターも何人かいたが、今となっては彼の姿もなく、代わりにその勝者であろう者が死の恐怖に打ち震えてマイルームに向かっているのみ。見ていてとても気分がいいものではないなと思いながらも、気休めにしかならないと知っていながら宝具を発動させる。周囲に満ちていた負の感情が全てアンリに流れて来て、常人ならその責で押しつぶしそうになるものだというのに。

 

「…ハァ」

 

 彼は溜息一つでそれらを背負いきる。周りの何人かのマスターはそれで気分が安まったのか、いくらか明るい表情で臨む体勢を見せていてたが、また数時間もたてばあの陰気を再発する者も出てくるだろう。その場限りの負を吸い取る。魔力の供給にはこの上なく効率はいいが、その個人を負の海から引きずり出すにはこの上なく残酷なものだと思い知った。

 

「よっ」

 

 そうして気を落としていると判断されたのか、彼の肩には軽い衝撃が伝わる。肩を叩いてきたのは見ず知らずのマスターだが、その表情は他の人物と違ってまったく悲観に暮れていない。むしろ、今日こそが最上の日であるかのような顔つきから殺人を楽しんでいるような輩かと思ったが、そう言う事でもない。

 そう、いうなれば、此処で死んでもいいと。そんな感情を発している一人のマスターだった。

 

「皆沈んでるけどさ、今日はそんなのも覆すビッグニュースが在るって、清掃員さん知ってたか? っと、今はマスターの一人だっけ」

「ニュース、…いや知らんな。にしても、そんなに嬉しそうだが何が在るってんだ?」

「ふっふっふ……何と、今日は“激辛麻婆豆腐”の発売日なんだぜ! 俺はもう食ったけど、もう思い残すものが無いってくらい嫌な物も何もかもが吹き飛んだんだ。此処で暗い顔するより、アレ喰って元気に明日の試合に勝った方がいいぜ? じゃ、俺はこの感動を他のマスター達に伝えてくるから、勝ち残ったらまた会おうな! そんときに感想聞かせてくれ!」

 

 つむじ風、と言った表現が似合うほどにそこにいた者をくるくると巻き込んで二の句を継がせずに其のマスターは走り去って行った。

 

 確かに、思い返してみれば今日は購買部で何かのイベントが在ると聞いた事が在る。

 キャスターもしばらくはマイルームでの決戦に向けた札作りで忙しいだろうし、言ってみるのも悪くないかと、階段に足を向けた。

 

 

 

 購買部に辿り着くと、鼻をつく刺激臭が辺りを覆っている。そこにいるだけで目が痛くなりそうな刺激的な匂いを発する購買部は、流石の魔術師(ウィザード)と言えど耐えきれる人物は早々といないらしく、賑わっている昼の時間帯であっても人の姿はほとんど見当たらない。

 ともかく、話に乗ってみるのも悪くないかと判断を下し、アンリは店員に歩み寄った。

 

「話のものだねだ。店員、こっちに激辛麻婆ひとつ」

「此方になります」

 

 注文すると、待ってましたと言わんばかりに店員のNPCが満面の笑みを浮かべてトレイを差し出してくる。眼前に差し出されたソレの匂いを思わず嗅いでしまったアンリは、驚愕に身を打ち震わせた。

 

「匂いだけで、嗅覚がやられた…だと!?」

 

 其の外観、第一印象は「あかい(アカイ)」。その一言に尽きるだろう。激辛麻婆豆腐と銘打たれたソレは、ひたすらに赤く、活火山の地下で煮えたぎるマグマのようだった。そして、この表現はあながち間違ってはいないだろう。なぜなら、この麻婆を口にした瞬間、デッドエンドを体験した主人公(士郎君)もいた程なのだから。

 しかし、それが幸運と言うべきなのか、アンリ・マユ・巴という人物はいくらでも内蔵器であろうと食堂であろうと手足であろうと、もがれれば再生し、溶かされれば作り直す。いうなれば――普通では無かったのだ。

 

「いただきます」

 

 日本人の基本だと言わんばかりに手を合わせ、一口。

 その瞬間―――――

 

「う――――――ぁ―――――――――――――――――――ぃ―――――――――――――――――――――」

 

 激辛、痛い、焼ける、溶ける、消える。

 エスカレートしていく、脳内の間違った正しい情報。

 それら全ては、アンリの舌を通して伝わり、彼は一言――絞り出すような声でこう言っていたのである。

 

―――美味い、と。そう……恐ろしいものから逃れるような、地獄の底やリンボから這い上がってきた亡者が初めて意味ある言葉を口にした様なか細い蚊の鳴くが如き声は全て、この一言に集約されていたのだ。

 そして、アンリの暴挙は止まらない。まるで戦う相手に敬意を払うかのように蓮華を構え直したかと思うと、麻婆を更に一つ掬って、そのまま口に運ぶ。なんたることか、順応しきってしまった彼は、至福の表情になっていた。

 

 それから暫くの時間が経過して、彼が心の底からはじめてこんな美味い物を食べたと思いつつ麻婆を完食すると、黒い影が自分の座っている席に近づいてきた。その正体は、必ず決戦の前に現れる人物で、見覚えのある忘れられない印象を与えるであろう人物。

 

「巴アンリか。調子はどうかね?」

「こひゅー……こおーーー(言峰神父か? 何の用だ)―――ん?」

 

 言葉を紡ごうにも、彼の喉は麻婆の恐るべき威力で焼けただれていたらしく、まるで入れ歯が抜けたどこぞの不思議生物園の園長の様に言葉を成す事が出来ない。自分の異常事態に気付いたアンリは急いで喉の内側を修復すると、しばらくぐちゃぐちゃと肉塊が移動する不快な音を立てた後、改めて言峰に向きなおる。

 

「それで、なんのようだ?」

「なに、誰とも知れぬ者からメッセージを貰ったマスター。監督役のNPCとして、興味を引かない訳にはいかぬだろう? それに三回戦が迫っていると言うのにのんきに麻婆を喰い漁るとは、実に愉快なものを見せてもらった」

「そうかい。オレの最終目標である道化になれて光栄だ」

 

 正論といえば正論だったので、アンリは良い返す言葉も浮かばずぶっきらぼうに答えた。彼の内心は、野次馬根性もいいところじゃねーかと吐き捨てていたが。

 

「それだけではない。お前は迷っているのだろう? 己の答えに」

「……さぁてね。けどよ、しっかりと迷いを持ってそれを踏破してこそ、聖杯を得るに相応しいマスターじゃねぇのか? 最初からそういう覚悟を持ち合せてる奴はともかく、な」

「ふむ、それも一理ある―――が」

 

 すると神父は、どこまでも空虚な瞳で、アンリを覗きこんだ。言峰のガラス玉のような目に、アンリの姿が映って見える。光そのものが、言峰の視界から反射させているように。どこか納得したように頷くと、彼の口からはNPCらしからぬ、感情の奥底では愉悦に満ちた言霊が紡がれた。

 

「ほう、セラフを越えようとしてるのか。……面白い。私がマスターとなっていたなら、いち早く君と戦ってみようと思っただろうな」

「あっさりと“悩み”を看過するか。流石――“言峰綺礼”だな」

 

 彼の元となった人格に対し、皮肉の意味を込めて言ってやる。

 言峰は懐かしむように自分の神父服を撫でると、感情の籠っていない笑みをこぼす。

 

「……懐かしい気分だ。さて、若きマスターよ。私は此処までとしよう」

 

 ふ、と鼻で笑って彼は席を立つ。その手には、先ほどアンリが食べていた麻婆と同じものが握られていた。おそらくは監督者権限を使ってお金(TTP)を払う事無く手に入れたのだろう。この神父の本質が見えた様な気がして、くすりと笑みがこぼれる。

 

「お前さんの企画だったか? 麻婆、ありがとよ」

「言うまでも無い。あれほどの素晴らしいもの、地上だけに留まらせる訳にはいかんさ」

 

 血の様な赤と、闇の様な黒。

 絶対的に違う礎を持った二人は、頬を吊り上げながらその場を去って行った。

 

 跡に残るは、麻婆の入っていた器のみ。

 こびり付いた赤い残り汁は、戦死者の血が語る怨念の様に取り残されていた。

 

 

 

 

ザザッ……

 

≪あた……りす。…………は…て……前…?≫

≪…たしも…あ……。……、…うし……≫

≪…友……ね! ……緒にあ……ましょ≫

 

ザァッ

 

 

 

 

「あの神父、何者ですか?」

「言峰神父か? オレの知る限り、アイツは―――」

 

 ルームに戻って開口一番、キャスターはそんな事を聞いてきた。気にはなると言う点においては仕方の無い事だろう。濁った魚の様な眼、詳しくは死んだ目を持っていることに加えて、神父と言い張るには程遠い虚構に満ちたオーラ。あまつさえは生を弄ぶかのような監督役に着任しているのだ。

 それら全ては、あの神父に最も相応しく、聖職者にとって最も相応しくないものなのだから。その正反対の有様に惹かれてしまう反応は、まこと遺憾ながら普通とも言える。まぁ、ここの言峰綺礼はあの悪徳を美と感じる神父と同一かどうかは分からないので、明確な真実を伝える事にもいかない。ここまでの事を含み、彼は人と違った価値観を持っているだけだと、簡単にまとめてキャスターに伝えた。

 曰く、言峰神父、彼は人の苦しむ様子に悦楽を感じることしかできないのだと。

 

「うっげぇ、本性最悪じゃないですかぁ。なんでそんなのが監督役のロールに入ったんですかねぇ?」

「さぁな、それだけは誰かの意向なのかもしれねぇな。聖杯戦争を実際に執り行った、とか?」

「あー、これ以上はやめときましょう。明日は決戦だって言うのに、あんなゲテモノの話してても仕方ないって言いますか…私のSAN値ががりがり削られると言いますか……」

「ダイス振ってみるか? 1D100で」

 

 十面ダイスを二つ作りだして見せてみるが、止めておきますとキャスターは断った。

 

「それより、あの幼女に聞きたい事とか聞いた方がいいんじゃないですか? 私は、どうせ怖いって相手にされませんし。……もう、嫌になっちゃう」

 

 私こうさんでーす。と言わんばかりにグッタリしたキャスター。これらの事に関しては自分たちで究明して行くしかないので、アンリに其れを一任したと言う改めた意志表示でもあるのだろう。キャスターも悔しいとは思っているが、恋愛以外の心理面に関してはアンリの方がよほど熟知しているのだから。

 そんな意向を受け取ったアンリはバトンを貰う様に彼女の手をトンと叩いて言う。

 

「そうさねぇ、とにかく考える時間も欲しいところだから、アリーナですっきりしてから、もう少し頭の中整理してみるか」

「はーい。それではサクッと害虫駆除と参りましょう」

「害虫って、そりゃ」

「いえ、ご主人様に色目を使う悪い虫を始末する、的な意味で」

「オレに色目使うやつなんざ―――ああいや、何人かいたな。どうにも柄じゃないんでやんわりと断ったが」

「うしっ」

 

 オイコラ、せめて目の前でやるなっつの。

 

「しかし、色恋沙汰なんざまた懐かしい。世界を彷徨った時間も含めると、数十年ぶりだなその話題。神ちゃんのアタックは別にすると」

「神ちゃん? 神族にお知り合いでもおられるのでしょうか」

「身内だよ。身内。永遠の妹だって言ってるんだが、つか寧ろ妹として認識しないとホントにダイスロールが必要になりかねん……ああ、昔語りが過ぎたな。悪かった」

「いえいえ、私にとっても有益な情報を頂けたのでお構いなく(ご主人様に押せ押せはマイナス…っと)」

 

 また厄介な事でも考えているんだろうか。キャスターも英霊として顕現している限りは人の括りに入るので、持ち前の感情を読み取る力でそんな事を感じたアンリは、己のサーヴァントに対してやれやれと息を吐く。こう言うと傲慢にも聞こえるが、そう言った好意に承諾を示したらどのような反応をして見せるのだろうかと多少は邪な事も考えつつ。

 

 そうして立ち上がった彼らがアリーナに向かうと、曲がり角の奥から白いフリースがちらりと見えた。暗い通路に良く生える白であり、ゴスロリ調のドレスを着ているのは彼女ぐらいだろう。

 今は何を考えているのか、少しでも明らかにしてしまおうなんて、そんな事を思いながら声をかける。

 

「よお、ありす。明日の準備は万端か?」

「あ、お兄ちゃん。どうしたの」

「なに、少し言ってみようかと思ってな。……この間言いかけてたが、お前さんは鏡の国の―――」

 

 アリス。

 そう言おうとして、口を対称的な小さな白い手に防がれた。だがそれは目の前に居るありすではない。虚空から現れた、亡霊の様な白い手は―――アリスの手。心を鏡映しにした時の様な、真っ黒なサーヴァント。

 

「ダメよ。あたしはありすの夢。ありすが読んだお話の姿。

 ありすが望んで、聖杯が応えた、お友達」

「ねえあたし(アリス)、ジャバウォックもお友達だよ」

 

 不思議そうに首をかしげるありすに、アリスは冷ややかな声で答える。

 

「そう。けれど、あの子はサーヴァントじゃない。ありすの力で、ありすが生んだの」

 

 口から手を離したアリスの言葉で、ありすの瞳から光が消えた。

 

「あの子はアリス」

「アリスはありす」

「ありすはアリス」

「……鏡合わせの自分。鏡の国の―――」

「「アリス(ありす)」」

 

 アンリの言葉に続けるように、最早隠す気も無く……彼女等は言った。それはキーワードだったのか、はたまたこの時の為にアリスが操っていたのかは定かではないが、ありすの瞳には再び光が宿り、何事も無かったかのように彼女は続ける。

 

「本当に、いよいよ明日だね。お兄ちゃん、最後のありすとのお遊びだよ」

「楽しみにしててね!」

「約束を違えるつもりはねえっての。安心して待ってろ」

 

 やはりという確信を得る。彼女の瞳を見て分かる。此処までの付き合いの中、その有様を見るだけで、嫌でも理解するだろう。あの子は、無垢だ。同時に――――聡明だ。

 明日の意味を戦いであると理解していた。死の意味を、悟っていた。そうして自分に殺されるであろうと、そんな諦めた目をしていたのだ。遠くに在るだろう望郷に馳せるでもなく、己の運命をただ受け入れる目。

 

 そんな目を見て、やはり気にくわないと舌を打つ。甲高い破裂音が、廊下に響き渡った。

 

「だからこそ、道化にだけ退場は仕掛けねぇと……劇場そのものが、イカれちまう」

≪本気、ですか。……私は、応援しますよ。何に対してかは、解りませんけどね≫

「すまねぇな。毎度のことながら」

≪いえ、私はご主人様の決定に従うだけです。貴方がどう決断なされても、私はずっと味方でいますよ、ご主人様(マスター)

「ったく、狐が」

≪恐れ入ります≫

 

 

 

 憂さ晴らしとばかりにエネミーを狩って、ようやく落ち着いた頭でルームに帰還してからは、明日の計画に対して本当に上手くいくのかどうか、いや絶対に上手くいくだろうと言う自己暗示をかけ続けるばかりであった。

 頭の中をありすの事、宝具の事、キャスターの事。それらがぐるぐると渦巻いた事で、取り込んだ他の魂たちも少し驚かせてしまっているらしい。だが、今更自分の中の魂に対して気遣う必要もない。そうして考えるべきことはたくさんあった。だが、それも残すは明日と言う一日のみ。そう―――全てが、決まる日となるであろうことは明白だ。

 恐らく、自分にとってはこの聖杯戦争中、最大のターニングポイントとなる。

 

「ご主人様、あのちびっこの正体が分かってよかったですね!」

「鏡の国のアリス。そして、ありすが望んだ姿がアリスだった……スキルで言えば、自己改造か」

「どちらにせよ、死人は死人らしく、黄泉比良坂(よもつひらさか)、ころころっと転がしてやりましょう。……ご主人様は何をお考えなのか、本当に詳しくは知りませんが、あの子のためなのでしょう?

 だから、殺すのではなく、悪い子にお仕置き程度で転がしてやるのです!」

「くははっ! ソイツは良い……その後は、しっかりお説教だけどな」

 

 大人の役目は、子供の幸せの為に、である。赤の他人であろうと子供は子供。少なくともオレには、ありすを見捨てるという判断はつかなかった。慎二は、確かに子供だった。きっと、アバターに反してもっと幼かったかもしれない。だが、その時は助ける事も出来ないし、オレ自身も助けようとは思っていなかった。実に傲慢で、我が儘で、自分勝手だとは理解している。

 今回ありすに関してする事も全く同じだ。自分の勝手な理由で、この世の法則を捻じ曲げようとしている。ありすの為だけにと言うのは、どこまでも傲慢な選択だろう。そして、それが成功してやまないと思い続けるのも実に馬鹿らしい。世界法則に単身で挑み、勝利できると過信しているのだから。

 

「それでも―――悪のオレでも、立派な大人なんだ。願いを持つ子の望みは、できるだけ叶えてやらねぇとな」

 

 儚い命。尊い命。希薄な命。望まれない命。

 この身には、それら全てを我が御元に取り込もう。捨てる神あれば、拾う神あり。

 

 ならば()は、せめて……最後の身の寄せどころになろう。

 それがオレ(・・)の選択した、永遠の未来なのだから。

 

 

Pray―祈れ―

 全てが決まる日に、誓いを立てるがために。

 




引っ張りすぎた感が否めない。
というか、モラトリアムが長すぎるのが問題だ!
いやまあ、ゲームの仕様ですから仕方ありませんがね。

そんなこんなですごく更新遅れたことを申し訳なく思います。書きため分はこれでもう無いんですが。それにしても、発売が少しずつ迫っているFate/EXTRA CCCが楽しみです。それまでに最終回を書き上げておきたいものですけどね。

次回、運命の第三回戦!(?)----もしかしたら、あなたの後ろにはネコの無いニヤニヤ笑いが浮かんでいるかもしれません。それをチェシャ猫、とも言うらしいですが。

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