極上生徒会 極上な戦い   作:レジェンド二世

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初投稿の小説になります、極上生徒会の作品を一度で良いので書きたかったのです。どうかこの作品をよろしくお願いします。
書き方が下手、漢字の誤字などが多いと思います。お手柔らかにお願いします


極上な日常
プロローグ


~宮神学園 屋上~

 

ある日俺は、学園の屋上で大の字で寝ていた。その時、あの夜の事を思い出す。

 

「zzz……」

 

どうして、こうなってしまったのだろう……。何故、俺は止められなかった。俺はひどく後悔した。唯一の親友でさえも俺は救えなかった。忘れもしないあの事件……。炎月事件。

そう。あれは俺が小学6年の時だった、あの時は、月が綺麗な夜だった……

 

 

 

~神宮寺家の前~

 

「やめろ!健吾!お前のやってる事は無駄なことだぞ!」

 

「無駄だと!ふざけるな!神宮寺は、俺の大切な人を……春菜を奪ったんだぞ!?」

 

 

俺は懸命に説得するが、健吾に届く事はなかった。深い悲しみ、憎しみを抱き、怒りに満ちた

あいつの顔は凄まじいものだった。

 

 

「お前に何が分かる!愛する者などいないお前が俺の気持ちが分かるか!俺は神宮寺に復讐する。この黒龍刃でな。」

 

 

黒龍刃。健吾の愛刀であり、相棒でもある刀。だが、俺には黒龍刃が泣いているようにも見えた。

 

 

「分かるさ。俺にだって大切な人達がいるさ。その人達がもし殺されたら、お前と同じ気持ちになるだろう。」

 

 

俺の言葉を聞いた健吾は疑問を抱き聞いてきたが、俺は少々悲しい気持ちにもなった。

以前のお前ならその疑問の答えを答えられたろうに……。

 

 

「復讐なんて醜いだけ。復讐を果たしたとしても何も残らない。もうやめよう。健吾……」

 

 

これが俺なりに出した答えだった。

精一杯考えた答え。他にも色々と言うべき言葉があっただろうが、内心の焦りかそれどころじゃなかった。

 

 

「どけ。お前を斬りたくはない。頼むからどいてくれ。」

 

 

だが、考えを変えなかった……。俺がどんな言葉を言おうともこいつは揺るがない。俺はそう思った。

だから、俺の答えは……。

 

 

「それがお前の答えか…。大切な人のためか?」

 

 

俺は黙って頷いた。

その反応を見た健吾は、歯を噛み締め、鋭い眼光が俺に向けて当てられた。

 

 

「お前がどうしても神宮寺を滅ぼすなら、俺はこの青龍刃で、お前を………」

 

 

だがこの先の言葉がどうしても言おうにも言えなかった。いや、言いたくなかった……。俺は背中に背負っている刀と腰に掛けている刀、青龍刃を持ち、構えた。青龍刃は二つの刀の事を指す。

 

 

「どうした?言えばいいだろう?殺すと。」

 

 

俺はひたすら黙った。返す言葉が見つからない。いや、見つけていたが、俺は見ない振りをしていたのだ。

 

 

「残念だ。お前が神宮寺側だったとは、今日からお前との縁を切る。死ね!」

 

 

 

縁を切る。テレビとかで聞いたことあったが、さすがに目の前で言われるとショックだ。俺の気持ちが一気に狂い始める。

 

 

「くっ!」

 

 

健吾は物凄い速さで俺に迫る。俺はうやむやな気持ちで剣を抜いたが……結果は分かっていた。

背中に二つ。左胸から右脇腹にかけて一太刀。完全なる敗北だ。

 

 

「けん……ご…。」

 

 

その先の事は覚えていない。次に目を覚ましたのは、自宅だった。俺は、双子の妹の玲子に助けられ、何とか助かる事が出来た。そして、後に知る事となった。神宮寺家が炎上、その他神宮寺を守るSP達が多数暗殺されていた。綺麗な満月も紅蓮の炎によって赤く染まった事から炎月事件と名付けられた。

 

 

 

昔の事を思い出していた俺も、時は流れて、今では、宮神学園の高校三年生だ。おまけに、極上生徒会のトップ。早いものだ。

 

「またあの夢か……」

 

 

これで何回目の夢だろう?俺の中で何か不安を抱き始めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 


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