織斑一夏はSAO生還者   作:明月誠

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70層のボス設定はオリジナルの妄想です。
エンドワールド等の、その他の設定は実装したりしなかったりですので、よろしくお願いします。


第五話・SAOのブリュンヒルデ

「あ~、お茶がうめぇ・・・」

「行儀が悪いぞ、一夏」

 

食事を終え、一夏は教室に戻り机の上で寝そべりながら、紙パックのお茶を飲んでいた。

 

「結局食堂でも、視線視線。パンダかよ、俺は」

「しばらくは仕方あるまい。もしくは女装でもするか?」

「篠ノ之さんは、俺に喧嘩を売ってると思います」

「篠ノ之さん!? というか、敬語だと!?」

 

一夏が育ちきれていない事にコンプレックスを持っているとは知らなかったとはいえ、うっかり気にしていることに触れてしまった箒であった。

 

「次言ったら、二度と口聞かねぇ」

「わ、わわわ分かった!! すまん!!」

 

さすがに6年ぶりに会えた思い人に嫌われるのは嫌らしく、箒は焦りながら謝罪をした。

 

「(身体的な事はNGか・・・、女々しいぞ一夏!?)」

 

口に出したらいけないと思いつつ、そんな事を彼女は感じてしまっていた。

 

「ねーねー、織斑君~」

「ん?」

 

名前を呼ばれ、一夏は顔を上げる。そこには、一人の少女がいた。特徴的な制服で、袖丈が異常に長く、余った部分が垂れていた。

 

「にへへ~、こんにちは~」

「あ、うん。こんにちは」

 

そして、喋り方も特徴的だ。間延びした口調で、なんとなくのほほんとした雰囲気だ。一夏は、かってにのほほんさんとあだ名を付け・・・。

 

「(いや、どこかで?)」

 

ふと、どこかで会ったように感じたため、過去の記憶を掘り返し始めた。

 

「もし良かったら、おりむーって呼んでいい~?」

「え? いや、別良いけど?」

「な!?」

 

いきなり渾名をつけられ、ちょっと驚きつつも一夏は承諾し、箒はいきなり馴れ馴れしく接してきた彼女に驚愕を示す。

 

「ね~! ね~! 聞きたい事があるんだけど、いいかな~」

「えっと・・・答えれる内容ならいいけど?」

 

一夏は、少し困った様子でそう言った。もし自分が、どうしてISを動かせるのか聞かれても答える事ができないからだ。

 

「じゃぁ、聞くけどね~? おりむーって、ひょっとして・・・」

 

 

―SAOのブリュンヒルデ・チナツだったりするのかな~?―

 

 

《ガタガタガタッ!!》

 

その言葉に、一夏はイスから転げ落ち飲んでいたお茶が気管に入ってしまい、咽てしまう。

 

「が、がふ!? げ、ゲフッ!!? ゴホォオ!!!?」

「い、一夏!? どうした、一夏ぁッ!?」

 

思いもしない言葉に一夏は動揺する。彼のそのアバター名と、本人的には不本意な二つ名を知っている彼女はまさしく・・・。

 

「ま、まさか・・・」

「うぃ! そうだよ~。私も、おりむーと同じ・・・SAO生還者なのだ~!」

「ちょ!?」

 

明らかに周りに聞こえる声で、彼女はそう宣言した。周りの視線が一気にこちらへと集中したのが分かった。

 

「おりむーは、私の事覚えてないかな~?」

 

動揺しまくりの一夏を無視して、彼女は続けて言う。

 

「私の名前は、布仏本音でね~。アバター名は・・・」

「・・・ノンさん?」

「正解なのだ~! おりむーこと、チナツさんに70層のフロアボスで助けてもらったノンだよ~」

「思い出した。シリカの友達だった・・・」

 

一夏は思い出す。アインクラッド第70層で起きた事件の事を。

 

 

 

「ブリュンヒルデ、現る?」

「そ、噂になってるわよ」

「あ~、そう言えば」

 

その日、一夏ことチナツは69層のフロアボスとの戦闘により傷ついた武器の修繕にリズベットの武具店へと来ていた。以前、キリトに教えてもらった頃から、店主であるリズベットと近い歳という事もあり、すっかり常連だ。

 

「なによ、知ってたの?」

「んー、まぁ・・・けど、ありえないしなー」

 

もし、本当に千冬が・・・自身の姉がこのアインクラッドに来ているのであれば、真っ先に自分に会いに来て拳の一つでもプレゼントする。彼はそう考え、その噂を否定していたのだ。

その噂は、70層に上がる少し前から出ていた。

曰く、『あの織斑千冬がSAOに来ている』

曰く、『ブリュンヒルデと言える強さを持ったプレイヤーがいる』

曰く、『最強の女性プレイヤーがいる』

そんな具合の噂が、不自然に広がり始めていた。

 

「けど、意外ね~」

「何がだよ?」

「アンタって、結構なシスコンじゃない。てっきり、噂の出どころを見つけ出して叩き潰すとか・・・」

「俺をなんだと思ってるんだよ。あとシスコンじゃないし!?」

 

そう言われ、思わず憤慨するチナツ。しかし、否定しても説得力がなかった。

 

「っていうか、リアル情報あんまり言うなよ・・・」

「あはは、ごめん。ごめん」

 

そう言い、リズベットは修繕が終わった武器をチナツへと渡す。

 

「ほい、シスコン刀」

「やめろぉ!?」

 

彼の武器がシスコン刀と呼ばれる由縁はまたいずれ話すとして・・・チナツはその剣を受け取り満足げに収納した。

 

「けど助かった。耐久値ギリギリだったからなぁ・・・」

「フロアボス前は必ず修繕しときなさいよ」

「今回の事で覚えた」

 

そんな会話をしていると、カランコロンと扉が鳴った音がする。

 

「まったく、ふざけおって!」

「まぁまぁ、チンクちゃん」

「いらっしゃ―――、なによ、アスナにチンクじゃない」

「なによ、って失礼ね、リズ」

 

入ってきたのは、二人の女性。SAO最強のギルドとも言える血盟騎士団の副団長・アスナ。

もう一人は、チナツと二人だけのギルドを結成しているチンクであった。

そんな唯一のギルドメンバーであるチンクは怒り心頭の様子であり、チナツは首を傾げつつも理由を聞くことにした。

 

「どうしたんだよ、チンク?」

「どうしたもこうしたもあるか、チナツ!」

 

チナツの言葉に、チンクは目をむいて吠える。あまりの様子に、思わず彼はたじろいてしまう。

 

「あの女ども、私達を侮辱したんだぞ!!」

「・・・ひょっとして、例のギルドか?」

「そうだ!」

「チンクちゃん、落ち着いて」

 

興奮しているチンクに、アスナは宥めるように言う。

 

「機嫌悪いな、今日はアスナとケーキ食べるって嬉しそうにホームから出ていったのに」

「な、なな! 何を言ってるんだ、馬鹿者!?」

「あー、照れてる」

「黙れ、リズベット!!」

「もー、二人とも! チンクちゃんを煽るのやめなさい!」

 

このままでは話が進まなくなる。そう判断したアスナは二人を止めた。

 

「んで、結局何があったのよ? 例のギルドって?」

「えっと、リズは女性保護団体のギルドは知ってるわよね?」

「あ~、あそこね」

 

SAOのプレイヤーの割合は女性の方が少ない。基本、このSAO内では現実世界とは切り離されていると言っても良かった。現実世界では、女性の方が優位な世界だがSAOでは無意味・・・とまでいかなくても、現実ほど女尊男卑は浸透していない。

理由は単純であった。ISもなければ、モンスター相手にそんな思想、何の役にも立たないからである。

それ故なのか、ハラスメント防止コードはあるのだが、そのシステムの穴をついて、まるでリアルでの鬱憤を晴らすように異性への嫌がらせをする男性プレイヤーが少なからずいた。

そう言った被害から身を守るために作られたギルドの一つが、先ほどアスナが言っていたギルドの事であった。

 

「けど、最近あそこ良い噂聞かないわよ? 典型的な、女尊男卑思想の連中が増えてるって話だし」

 

ギルドマスターは純粋に、理不尽な嫌がらせから女性プレイヤーを守りたくて設立していた。しかし、人数が増え、一部のプレイヤーに変化が出てきたのだ。

 

「ギルドの人数が増えてきて、勘違いするものが出始めたのだろう。これだけ女性が集まれば、何でもできるとな」

 

まったく、バカな話だ。そう、チンクは付け加えて言う。

実際、人数を揃えたぐらいでフロアボスを倒せない事は彼女自身も身をもって知っている。だからこそ思う、ふざけた話だと。

なにより、ISも使えもせずに偉そうにしている人間達も気に入らなかったのもある。彼女は知っているからだ、ISを使うのに必要な知識、訓練の数々を。

 

「その人達、どうやら攻略組の女性プレイヤーを片っ端から勧誘しているみたいなの」

「我々も先ほど勧誘された。いや、勧誘なんてものではない! ふざけたくらいの上から目線だ!」

「はぁ!? まさか、チンクは兎も角、血盟騎士団の副団長様もアンタも!?」

「どういう意味だよ!?」

 

思わず、自身のギルドを貶されチナツは叫んだ。とは言え、仕方なかった実質二人だけの名ばかりギルドであったのだから。攻略会議でもギルドプレイヤー扱いではなく、実質コンビプレイヤー扱いになってるし・・・。

 

「けど、なんで攻略組を勧誘なんて・・・」

「いい目印ができて調子に乗ってるんだろ」

「どういう意味よ?」

「私もそう思う。最近噂のブリュンヒルデ、そこのギルドの人みたいだし・・・」

 

アスナのその言葉に、チナツは付け足すかのように言う。

 

「もっと言うなら、噂もそこからだな」

「なによそれ、マッチポンプじゃない!」

「ふざけている! 教官を侮辱しているではないか!!」

「だから、リアルの情報は漏らすなと・・・」

 

そう、チナツは件の噂に対し、何もしていなかったわけではなかった。知り合いの情報屋に頼んで、噂の出どころを調べてもらっていた。そこで知ったのは噂の出どころも、噂の人物も同一という事であった。

 

「そう言えば、この前リズの所にも勧誘来てたよな?」

「あ~、あったわね。けど、あれは勧誘じゃないでしょ。一方的に専属になれって。ばっかじゃないの?」

 

実は数日前にも、実はリズベットの店にそのギルドから勧誘が来ていたのだ。彼女の店は血盟騎士団のアスナが出入りしているため、そこそこ有名な店の一つであった。

中層から、攻略組までお得意様がいる店である。

「でもまさか、攻略組にも始めるなんてね」

「え~、リズの所にも来てたの?」

 

まさか、リズベットの店・・・鍛冶屋などの生産プレイヤーにまで勧誘をしているとは思っておらず、アスナは困惑していた。

 

「それにしても、攻略組の勧誘か・・・」

 

何か嫌な予感がする。そう思うチナツである。そして、それは現実のものとなった。

 

 

 

その事件は、70層のフロアボスの部屋が見つかってから起きた。近く、フロアボス攻略に参加するプレイヤーにその事が通達され、偵察戦後に攻略会議が始まる予定の頃である。

チナツ達は70層の街をアイテム補充も兼ねて訪れていた。

 

「70層か・・・いよいよ、残り30だな」

「あぁ、ここまで長かった。だが、これからは今まで以上に厳しい物になるのだろうな・・・」

「だな・・・。で、何食べたい?」

 

彼らはボス攻略前には決まってある事をしていた。と言っても、そう大したことではなく、単にチナツが飯を作って一緒に食べるだけの事であるが。

・・・・・これで二人は付き合ってないのだ。原因はもちろんチナツの唐変木である。

この頃は、まさかチンクもSAOをクリアするまで、この微妙な関係のままで終わるとか思っていなかった。そして、SAO内で恋愛の決着をつけれなかった事を後悔するのだが、それはいずれの話である。

 

「やきそばパンだ!!」

「確かに前作ってお前気に入ってたけど、他にあるだろ!!?」

 

その思わぬチョイスに驚愕するチナツ。そんな時だ・・・。

 

「む、何やら転移門辺りが騒がしいな・・・」

 

そう言われ、チナツは耳を澄ますと確かに転移門付近が騒がしかった。

 

「なんだろ」

 

不審に思い、チナツ達は騒がしい場所へと向かっていく。

 

「お願い、誰か手を貸して!! このままじゃ、みんな死んじゃうわ!!」

「あれは・・・」

 

チナツは彼女に見覚えがあった。たしか、攻略組の女性プレイヤーの一人であったと思う。最近問題になっている、女性ギルドに知り合いがいるから心配だと一時的に入ったと聞いていたが・・・。

 

「どうした?」

 

チンクも知らない仲ではなかったため、人込みを分けながら事情を聞きに行った。

 

「例のギルドが一部のメンバーを連れて70層のフロアボスと戦っているの!!」

 

その言葉に、辺りが騒然とした。チナツの記憶が確かなら、偵察戦も行われていないはずだ。

 

「馬鹿な、何を考えている!?」

「例のブリュンヒルデは?」

「とっくに逃げたわ!! 今は、攻略組の何人かが時間を稼いでくれてるけど長くは!!」

 

彼女と同様な考えで例のギルドに一時的に加入した女性プレイヤーがいるのは知っている。しかし、その人数は僅か数名だったはず。

ギルドのメンバーの殆どは中層プレイヤーであったはず。護りながらの戦闘は長くはもたないのは明白であった。

そして、中層プレイヤーと言うのにも問題があった。いざと言うときは転移結晶を使って逃げるのがボス攻略の・・・あるいは、偵察戦での定石だ。だが、結晶アイテムは高価で、レア度も高く中層プレイヤーは持っていない者もいた。

 

「俺がいく」

「なに?」

 

ぼそりとそう呟くチナツに、思わずチンクが聞き返した。

 

「俺が時間を稼ぐ、チンクはアスナ達に連絡!一人でも多く増援を呼んでくれ!!」

「な、待て! チナツッ!!?」

 

チンクは彼を慌てて止めようとするが、すでに遅くあっという間に転移門から迷宮区へと転移する。

 

「あのバカ! お前が命を張ることではないだろう!!」

 

チンクも弾けたように血盟騎士団本部にいるであろうアスナの下へと走りつつ、知り合いに片っ端からメッセージを送っていく。

一方チナツは、迷宮区を走っていた。

 

「ふざけやがって!」

 

彼は憤慨していた。皆の前では冷静な顔をしていたが、実際にはあの噂を聞いてはらわたが煮えくりかえる思いをしていたのだ。

 

「千冬姉の名を騙って、半端な事をしやがって!!」

 

例え偽物が始めた戦闘でも、こんな事で千冬の名が汚されることは我慢できなかった。どんなに否定しても、彼は立派なシスコンであったのだ。

走っている先に大きな扉が見えてきた。見てみるとチラホラと女性プレイヤーが扉近くで項垂れていた。

 

「あそこか!」

 

彼は白銀の鎧を煌めかせ、千冬と同じ長い髪を揺らし駆け抜ける。

 

「うおぉおおおおおおお!!!!」

 

姉が持っていた武装と同じ銘を持つ雪片をその手に握りしめながら。

 

「行くぞ、雪片ぁああああああ!!!」

 

 

 

 

「でねでね! かっこよかったんだよ、おりむーは~! 皆のピンチに駆けつけて『全員無事か!!』って~」

「「「「「きゃぁぁあああ!!」」」」」

「ぎゃぁあああッ!!?」

「一夏!? 大丈夫か、一夏ぁ!!?」

「織斑先生と同じ髪型で~」

「一夏・・・それで、髪が長いと困るなどと・・・」

「あ、あれは鎧を装着した時の副次効果! なんでか知らないけど、あの鎧だけ髪が長く・・・!!」

 

自分がかっこつけて突っ走った思い出を暴露され、一夏は悶絶していた。

クラスメイトは、いつの間にか話に参加して黄色い声を出していた。

あの時犠牲者が出なかったのは、本当に運が良かった。70層のボスは強いというよりも、面倒なボスであった。広範囲の麻痺効果を持つブレス攻撃を持つドラゴンであった。その攻撃により中層プレイヤーのほとんどは身動きが取れず、逃げる事も難しかった。

不幸中の幸いは、ダメージ値が中層でも耐えられるほどであったため、犠牲者は出ずにすんだ。

その後、駆けつけた仲間たちの助力もあり、フロアボスは問題なく倒すことができたのだが・・・。問題は、逃げた偽ブリュンヒルデにあった。その場にいた女性のほとんどはその偽ブリュンヒルデを信じて戦いに参加した。

第三者から見れば馬鹿らしいが、確かに彼女はその場にいた女性プレイヤーの希望であった。

だからこそ、

だからこそ、縋りたかったのだろう。誰かが言った。

 

―あの人こそが、本物のブリュンヒルデ―

 

と。

気が付けばあれよあれよと、噂が広まる。知り合いも面白がってそう呼び、いつの間にか定着していた。姉と同じ称号を持ち、嬉しいといえば嬉しかったが・・・冷静に一夏は考えた。

 

『やっぱり、男でブリュンヒルデはないだろう』

 

姉と同様にそう呼ばれるのは嫌うようになっていた。どんだけシンクロしてんだ、この姉弟。

ちなみに、シリカと知り合ったのもこの時だ。どうやら、この戦いに参加していたメンバーの中に知り合いがいたらしくキリト共々お礼を言われた。

そして、その知り合いの一人が、今嬉しそうに話をしている本音である。

 

「でねでね~、その時にね~」

「一体、いつまで続くんだ。この恥ずかしい話は・・・」

「ふん。どうやらSAOでは、女性にチヤホヤされてたらしいな」

 

いつまでも続く、本音の英雄談。いつの間にか箒は一夏の褒められっぷりに、誇らしげになるわけでもなく、嫉妬めいた思いが出始めていた。

 

「そう言うけどな・・・その二つ名の所為で男に告られてこともあるんだぞ!?」

 

あと、チヤホヤされるのはキリトの仕事。箒は彼を知らないだろうから、内心でそう思う一夏であった。

 

「男に告白される!?」

「一体どんな相手!? 詳しく!?」

「なんで反応するんだよ!?」

 

嫌な部分に反応され、驚く一夏。

 

「私なんか怯えることしかできなかったのに~」

 

本音の話はまだまだ衰える事はなかった。そんな時だ。

 

「いい加減にしてくれませんこと?」

 

金髪の外国の少女が静かに、だが不快そうな顔を、声色を隠そうともせずにそう言い放つ。

のちにこのクラスで語り継がれる、話の一つ・・・『あの本音を泣かせちゃったセシリアちゃん事件』の勃発であった。

 

 

 

 

○キャラ紹介

 

・布仏本音(アバター名・ノンノン)

 

幼馴染とともにSAOにログインした少女。2年以上、幼馴染と共にSAOに捕らわれていたが、すでにその時点で幼馴染と共にIS関連における受験までの教育課程を修了させており(また、SAO内でも可能な限り復習を幼馴染と共にしていた)リハビリをしつつも、何とか入学。

SAO内ではシリカと頻繁にパーティを組んでいた。

76層以降にシリカが行って以来、心配をしていたがシリカが攻略組まで登り詰めると自分の事のように誇らしげになっていた・・・彼女はであるが。

ちなみに、幼馴染のアバター名はクシナである。一体、何ざしちゃんなんだ・・・。

 




モッピー何でも知ってるよ。後ろ姿だけならチナツは肩幅が少し広いチッピーになるって事を。
モッピー何でも知ってるよ。『男でも好きだ』と言われたって事を。

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