ハイスクールD×D~スペードの切り札~   作:保志白金

4 / 43
サブタイトルつけるの大変だなぁ
一応タグ変更しました



山の中でのちょっとした出来事

新しい人生が始まって、半年が経った。生まれ変わったから、なのかは知らないが、時間の流れは早いもんだな。それで今何をしているのかというと……。

 

「なぁ霧、いい加減出てきてくれよ。俺はお前とも会って話してみたいんだけどなぁ」

 

『い、いやです……それに私なんかと会ってもガッカリするだけですから。そ、その無意味ですから……』

 

そうなのか?声を聞く限りは可愛いと思うんだけど。

 

『嘘は良くないよ~、霧ちゃん。それにハジメはおもしろいし、悪い人じゃないからさ~、ちょっとくらい良いじゃ~ん』

 

『う、うるさいです!鍠は少し黙っててください』

 

『む~、麟ちゃんからもなんか言ってよ~』

 

『ちゃん付けで呼ぶなと言えば何度わかる!それに俺には関係の無い話だ!』

 

『冷たいな~。麟ちゃんは』

 

『き、貴様ぁ!!』

 

『はははっ。今日もにぎやかだね』

 

「そうっすね、これが毎日続くと体がもちそうにありませんが……」

 

っとまぁ、もう二人のキングとも話せるようにはなり、霧を外に出そうとしていたのだが、なかなか引きこもりは治りそうにない。ちなみにダイヤのキングは金居麟(かないりん)、ハートのキングは枯葉霧(かれはきり)という名前だそうだ。

 

『むっ、これは嫌な風を感じる』

 

「まさか!!また、はぐれ悪魔ですか?」

 

『私もそこまではわからない。だが、いままでよりも数が多いのは確かだ。それと場所だが、二つ隣町の山の辺りだな』

 

『これは遠いねぇ~』

 

「んなこと言ってる場合かよ、変身!」

 

〈TURN UP〉

 

変身しながら俺は外に出る

 

「来い、ブルースペイダー!」

 

〈マッハ〉〈フュージョン〉〈シーフ〉

 

ブルースペイダーにまたがりながら、カードをラウズする。すると、俺と蒼銀のバイクは透明になりながら空へ駆け上がっていく。

 

このブルースペイダーは〈フュージョン〉、〈エボリューション〉のカードをラウズすると、それぞれ形態変化させることができるらしい。

 

「頼む、間に合ってくれぇぇぇぇー!!」

 

俺は全速力で目的地へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

\ブンッ/

 

 

 

「きゃあ!」

 

「お母様ぁぁ!」

 

「本来なら、その子供のみを始末するつもりだったんだが、邪魔をするならまとめて殺してやる」

 

その目的地では、二人の親子が複数人の男達に襲われていた。

 

 

\ドッッッゴォォーン!!!!!!!!/

 

「「「「なんだぁ?」」」」

 

『おい、ハジメ!!着地のことぐらい考えられんのか!!』

 

「うるさいですよ、人の命がかかってるかもしれないんです!!少しぐらい我慢してください!!」

 

〈スモッグ〉〈スラッシュ〉〈マッハ〉

 

麟の文句に愚痴をこぼしながら、男達に向かって突進していく。

 

「ウェイ!」

 

\ズバッッ/\ズババッッ/\ズバッッ!/

 

煙の中、俺はどんどん敵を切り裂いて行く。そして、残りは1人となっていた。

 

「さぁ、これでみんな戦闘不能だ。あんたただの人間だろ?あきらめて帰ってください!」

 

『何呆けたことを言ってる!そいつも再起不能にすべきだ!』

 

『うん、僕もこればかりは麟ちゃんに同意するよ』

 

「でも見るからにただの「うォォォー!!」」

 

『ハジメさん避けてぇぇ!』

 

\キィン/

 

「っぶね!」

 

「……俺達のしてることの何が悪い!」

 

「何?」

 

「俺は、俺達は異端の存在を消すためになぁ!それの何が『ハジメ…さっさと決めちゃってよ…』」

 

「………でも……………あぁ、そうだな」

 

刀を弾きながら後ろに跳ぶ。

 

〈キック〉〈サンダー〉〈ジェミニ〉

 

「うぉぉぉぉぉー!!!!ウェイ!」

 

俺は空にブレイラウザーをかかげ、地面に突き立てる。

 

〈ライトニングミラージュ〉

 

そして、分身しながら電撃の帯びた跳び蹴りをあびせる。

 

「ウェェェェェイ!」

 

\バチバチバチッ/\ドゴッ!/

 

「ッッッッッ!?」

 

男は悶絶しながら吹っ飛んでいく。……やはり人を殺すのは気持ち良いものではないな。

 

「ふぅ。あっ!大丈夫ですか?」

 

母親は傷口が浅いものの切り傷を負っていた。

 

〈リカバー〉

 

気を失っているようだが、命に別状は無さそうだ。とりあえずひと安心だな。

 

「お兄ちゃんありがとう!」

 

「ん?あぁ、どういたしまして」

 

そう言って、黒髪の女の子を撫でてあげた。

 

「ねぇ、君の名前を聞いてもいいかな?」

 

「私はね、ひ『あーまずいなぁー変身そろそろきれそうだなぁー』

 

「鍠!少し黙れ!」

 

「?誰とお話してるの?」

 

「あ、あぁこれはね?えーと」

 

「…けの~、朱璃~」

 

鳥のような黒い翼の生えた男がこっちに向かって来る。

 

「ごめん…もう行かなくちゃ…」

 

そう言うと、いまにも泣きそうな目でこっちを見てくる。うぅ、すごく可愛い。

 

「また会えるから。きっとね」

 

「うん!絶対だよ!」

 

「あぁ、じゃあまたね」

 

〈シーフ〉

 

「ねぇ、お名前は?」

 

「ハジメ、剣一だ」

 

その言葉を最後にこの場を去っていった。

 

 

 

 

その後、家に着くなり倒れこんでしまった。時間ギリギリの変身の疲労がきたというところか………。

 

 

 

 

◼◼◼

 

 

 

 

 

『……あれ?ところでさっき霧ちゃん自分からしゃべらなかったっけ?』

 

『…………え?………なんのことかな?』

 

『とぼけても、ダメダメ~。『ハジメさん避けて』ってちゃんと言ってたよ~』

 

『えっえっと…その……そ、そう!あれは緊急事態だったからであって、あくまでも事務的な伝言みたいな……』

 

『え~嘘だ~。霧ちゃんがハジメのこと気になってきたんじゃないのかな~?』

 

『…………………………………』

 

『………あれ?ねぇ~霧ちゃ~ん?』

 

 

 

 

 

◼◼◼

 

 

 

 

………起きるとなんとカマキリがテーブルに立っていた。

 

『その、お、おはようございますハジメさん』

 

「あ、あぁ、おはよう霧!」

 

こうして、何があったか知らないが、引きこもりを脱したのであった。




最後がグダグタになってしまいました。

次回から原作に入れたらなぁと思っています。
その前に設定作っておこうかも迷い中です。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。