ハイスクールD×D~スペードの切り札~   作:保志白金

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はじめまして、保志白金ですm(__)m。はじめてこういうものを書いたので至らないところがあると思いますが、ご指摘していただけると嬉しいです。


プロローグ

「う、うーん…ここどこだ?」

 

 目を覚ましてまわりを見渡すと、一面真っ白の

幻想的な空間が広がっていた。

 

「やっと目を覚ましたか」

 

「ヴェッッ!!?」

 

 突然目の前にスーツを着たおっさんが

立っていたので、驚いた。

 

「おっさんとは失礼な」

 

「じゃあ、アンタはいったいなんなんですか?」

 

やや強い口調で問う。

 

「私は神だ」

 

「えっ?どういう…」

 

「君は死んだんだ。火事のなか子供を助ける

ためにね」

 

 そういわれてみれば思い出してきたぞ。

あのマンションの中に飛び込んでいったん

だったな。

 

「…そういえばあの子は助かったんですか?」

 

「あぁ、生きている。君のおかげでな」

 

「そうですか、それを聞いて安心しました。

ところで俺はこのあとどうなるんですか?」

 

「君のその行動を見て私は猛烈に感動した!!

だから、転生してもらおうと思ってここに

来てもらった」

 

「は、はいぃぃ!!??」

 

「ちなみに特典もいくつかつけることができる」

 

 いきなりそんなこと言われてもなぁ……。

 

「混乱させてしまったようだな、だが私は謝らない」

 

ん?何言ってんだこの神様は?

 

「君は仮面ライダー剣を知らないようだな」

 

なんだ突然?まぁ名前ぐらいなら聞いたことは

あるが。

 

「いや、俺が8歳ぐらいまでテレビが家に無かったからな」

 

「む、そうだったのか。なら今から観るとでもするか。ネットではよくネタにされているが、これはとても良い

作品だ人生の三分の一は損しているぞ」

 

 いやいや、俺人生終わってるし……。

 

「それでは再生するぞ」

 

 セッティング早ぇ~。それに観るとは

言ってないんだけど。まぁ、暇だしいいか。

 

~約20時間後~

 

『俺は運命と戦う!そして勝ってみせる!』

 

「どうだ気に入ったか?」

 

「はい、とてもおもしろかったです」

 

 特に、主人公の剣崎一真が性格的に自分に

よく似ている箇所があり、食い入るように

みてしまった。ほかにも神様が烏丸所長に

似すぎていて笑いそうになったりもしたが……。

 

「そうか、なら劇場版も…と言いたいところ

だが、残された時間が長くはない。すまないな」

 

 あ、所長が謝った。って違う違う。

 

「時間が無いってどういうことですか?」

 

「この空間が長くはもたないんだ。とりあえず

転生先は決めさせてもらった。

ハイスクールD×Dの世界に行ってもらうよ」

 

 まじかよ。たしかラノベにそんなのがあった

ような、なかったような、うーん……。

 

「悪魔や堕天使がいるから平和には過ごせないかもしれないが、まだ高校生活を終えていないようだったからな。そして特典は何が良いのかな?」

 

 そんなカオスなとこなのか。だったら……。

 

「仮面ライダー剣に変身できるようにしてください」

 

「わかった。これがブレイバックルとチェンジビートルのカードだ」

 

「……こんなナチュラルに出てくるなんて」

 

「君ならこれを選ぶと信じていたからね。ほかは何がいい?」

 

「ん~、ほかはおまかせで構いません」

 

「そうか。それならば……こうしよう」

 

1,ブレイバックル、ブレイラウザー、ラウズ

アブソーバー、ブルースペイダー、これらの

ブレイドの装備一式

 

2,スペード、ハート、ダイヤ、クローバー全ての

ラウズカード

 

3,高い融合係数の体(剣崎一真レベルの)で

アンデット化はしない

 

「これでどうだろうか?」

 

「盛りだくさん過ぎて申し訳ない気分なんです

けど、こんなにもらっていいんですか?」

 

「遠慮しなくていい。あとこれはお願いなの

だが、動作確認のため一度変身してくれない

かな?」

 

 俺は早速ブレイバックルにカードを挿し込み

下腹部にあてる。するとベルトがトランプの

ような音をたてて腰に巻かれていく。

 

「変身!!」

 

〈TURN UP〉

 

 右手でレバーを引くと前方にオリハルコン

エレメントが発現した。俺はそこを走り抜けると

仮面ライダーブレイドへ姿を変えた。

 

「うむ、どこかおかしいところは無いか?」

 

「あぁ。大丈夫だ」

 

「それではもう時間が来てしまったな、

それではさらばだ(つるぎ)(はじめ)君」

 

「それが転生後の名前か、いいね気に

入ったよ。それじゃあな所長」

 

 その言葉を最後に、俺の意識は薄れていった。




これからよろしくお願いします。

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