戦いの神(笑)ですが何か?   作:マスクドライダー

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どうも、マスクドライダーです。

あっという間に、七十話に到達いたしました!私がここまで頑張れるのも、ひとえに皆様の応援のおかげです。

いつも応援ありがとうございます!これからも、頑張って書かせて頂きます。よかったらで良いので、これからもお付き合いください!

それでは皆さん、今回もよろしくお願いします。


換装・エクステンダー!(&打鉄弐式)ですが何か?

「皆が授業してる時に~、我が物顔で抜け出せるのは良いね~」

 

「うん……何か、特別な感じ……」

 

「公欠ってのは、良い響きだな」

 

 この会話から読み取って貰えるだろうが、現在は普通に授業の時間だ。そう……普通ならば、だ。俺達三人はとある理由から公欠扱いとなっている。

 

 それは、ガタックと弐式の高機動用装備に関わる事だ。あれから数日後に、岬さんから連絡がきた。内容は、休みの日にどうしても予定が明けられず、平日に試験等々を行えないかというもの。

 

 それを織斑先生に相談した所、以外にもアッサリとOKサインが出た。そういう事なら仕方が無い……とか言ってたけど、こうすんなり事が上手く運ぶと、怖いような気もする。

 

「それにしても……どうやって運んで来るの……?」

 

「なんか、運搬用のヘリを出すとか言ってたぞ」

 

「流石はZECT~!」

 

 そう、岬さんがIS学園に来ると言う事は、高機動用装備も運ばなくてはならない。俺もそこは疑問で、岬さんから電話があった際に尋ねたのだが、いらない心配だったようだ。

 

 IS学園には、当たり前のようにヘリポートがあるので、俺達はそこで岬さんの到着を心待ちにしていた。雑談等々していると、遠くからヘリの空を裂くブレード音が耳に届いた。

 

 良く目を凝らして遥か水平線を眺めると、遠くの方に小さくヘリが映った。……が、遠くから見たってかなり大きい気がする。物資運搬用のヘリコプターよりも、数段大きいような……まぁ、ZECTだからね、無理矢理納得するしかない。

 

「んじゃ、ちょっくら行って来る」

 

「気を付けてね~」

 

「行ってらっしゃい……」

 

 俺はその場から駆け出しつつ、変身!と高らかに叫んで、空へと舞った。と言うのも、ヘリが見えたら一応接近してほしいと岬さんから通達があったからだ。

 

 いくらガタックが鈍足とは言え、流石にヘリよりは速く、あっという間に近づく事が出来た。やはり近づいてこそわかるが、とてつもない大きさだ。

 

「岬さん!」

 

『加賀美君!ごめんなさいね、無理を言っちゃって』

 

「いえ、それは大丈夫っす。それで、俺は何をすればいいですかね?」

 

『先に、コンテナを運んでおいて欲しいの。時間は有効に使わないとね』

 

 なるほど、それは確かにそうだ。ヘリポートについてから運ぶよりは、俺が先に運搬をしてしまえば早い話だろう。そう言う訳で、ヘリのハッチがゆっくりと開いた。

 

 そこからこれまたゆっくりとコンテナが滑るので、俺はそれを両腕で支えつつ、落とさないように受け取った。岬さん達には、付いたら学園で入校の許可を貰うように伝えると、再びヘリポートの方に向かう。

 

「かっがみ~ん!それどうするの~?」

 

「おう、先に運んどいてくれってさ!二人とも、岬さんの案内を頼む!」

 

「分かった……!」

 

 二人の位置が俺の真下になると、大声で呼びかけられた。そのため、コレからの流れを適当に説明すると、二人は俺に大きく手を振る。

 

 それを確認した俺は、運搬作業に戻った。運ぶのは、恐らく学園内にあるZECT管轄の研究所だろう。とっとと運搬を済ませ、岬さんが作業しやすい様にしなくてはな。

**********

「いやぁ、お久しぶりです戦神!」

 

「この間は怪我をされたとお聞きしましたが、大丈夫でしたか?」

 

「なんでアンタらが居るんだ!頼むから神とか呼ぶんじゃねぇ!」

 

「「「分かりました、戦神様!」」」

 

 チクショウが!全然分かってねぇじゃん!本当、なんなんだこの人達は、高校生苛めてそんなに楽しいか!?問答無用でぶっ飛ばしたい気分に駆られるが、この連中にとってはご褒美にしかならない。

 

 そう言ったジレンマに、思わず膝を抱えてしゃがみ込むと、簪、本音、岬さんは、哀れそうな目で俺を見る。だから!その哀れむ視線が一番余計だって言ってるだろ!

 

「岬さん……なんでコイツら居るんです?」

 

「普通に、私だけだと作業が手間だからだけど……。ゴメンなさい……」

 

「謝るの禁止で……逆に辛いですから」

 

 落ち込む俺を尻目に、相も変わらず狂信者達は、目を輝かせながら俺を見る。それに対して、簪と本音はこの状況をどう受け入れて良いのか困惑しているらしい。……たまには、ビシッと言ってやるか。

 

「おい、アンタら!俺は、アンタらが思ってるような奴じゃない。神だとか言って、俺を祀り上げるような事は止めてくれ。さもなきゃ、俺関連のグッズでもできやしないか心配なんだよ」

 

「で、ですが……戦神」

 

「ですがもへったくれもねぇ、黙って俺の言う事を……」

 

「もう作っちゃったんですが……」

 

「ガッデェェェェムッ!!!!」

 

 そう言って連中が何処からともなく取りだしたのは、青を基調とし紅い達筆の文字で『戦神』と書かれた様々なグッズだった。団扇やタオルに鉢巻……アンタらは俺を一体どうしたいんだ!?

 

 アレか、俗に言う布教活動って奴なのか!?っていうか、んな事してる暇があったら仕事しろおおおお!と俺は床を殴りつけているが、簪と本音的には高評価らしい。

 

「わ~、良くできてますね~」

 

「あの……よかったら、一つもらっても……」

 

「ええ、ええ!お嬢達だったらいくらでも!」

 

「流石はお嬢達だ、話が分かる!」

 

 終わった……この空間に、俺の味方は誰一人いやしない……。岬さん?岬さんは、さっきから現実逃避してるよ。俺と同じように膝抱えて、ブツブツ何か言っている。

 

 だがどうやら岬さんは、何とか立ち直る事が出来たらしい。立ち上がると、作業を進めるように指示を出す。主任研究員なだけあって、メンタルは鍛えられているか……。

 

「ほら、加賀美君……貴方も立つのよ」

 

「……はい」

 

「エクステンダーの強化パーツ、楽しみでしょう?」

 

「……はい」

 

 そうだよな、カブトに登場する事が無かった『高速移動用強化パーツ』なる物が見られるのだ。元気を出していかなくては!俺は岬さんの言葉で、立ち上がる事が出来た。

 

 元気になった所で、周りを確認すると、近場から本音が居なくなっていた。辺りを見回してみると、本音は作業に交じっているようだ。

 

 なるほど……本音が呼ばれた理由は、コレか。『本音ちゃんも連れて来ておくように』と言われたから、何かと思ったが、本音に換装の仕方を覚えてもらう寸法らしい。

 

 そうやって眺めていると、思いのほか作業スピードは速く、感想が終了した。近くで眺めてみて、まず初めに思ったのが……普通だ!

 

「はい、これがガタックエクステンダー ライトニングモードよ。安直なネーミングだけど、その方が分かり安くて良いわ」

 

「凄い数のスラスター……ですね……」

 

 簪の言う通り、スラスターの数がすさまじい。まずエクステンダーの両サイドに小型のが三基ずつ、底部に縦三と横三の計九基、そして嫌でも目を引くのは、本来ジャイロパーツが付いている部分にある大型のスラスターだ。

 

 岬さんの説明を聞くに、大型の奴がメインスラスターで、両サイドのは細かな進路変更用……所謂クイックブーストが出来る様だ。で、底部の奴は減速用と。

 

「これ、ジャイロパーツが無いと浮けないんじゃ?」

 

「ガタックと接続されている状態なら、反重力デバイスで浮けるわ。簡単な移動しかできなくなるけど」

 

 俺が先ほどから言っているジャイロパーツと言うのは、本来のエクステンダーであればタイヤになっている部分の事だ。残念なことに、このエクステンダーにはバイクモードは存在しない。

 

 タイヤが高速回転する事で、浮くと言う原理らしいが、こっちのエクステンダーは普通にジャイロだ。今はそれが取り外されていて、尻部のは言った通りにスラスターに換装済みだ。

 

「それと、顎部のコレは一体……」

 

「それ?レーザーブレードが飛び出るわよ」

 

「つまり~、捕まえて~、グサ~っとしちゃえばいいんですね~」

 

 何それ、えげつない……。アレか、ガ〇ダム〇ュリ〇スのクロウ的な事か。確かに高速移動中とは言え、エクステンダー自身に近接攻撃はできた方が良い。顎で捕まえるだけでは、心もとないし。

 

 遠距離攻撃は……ガタックのバルカン、ガトリング、ミサイル、キャノンで事足りるだろう。相手を妨害するのには、シザーアンカーが大活躍しそうだ。

 

「詳しい動かし方は……試運転の時で良いわね。それじゃ、簪ちゃん……弐式をお願いしていいかしら?」

 

「は、はい……!」

 

 岬さんの言葉にピクリと反応した簪は、弐式を作業用の台座へ鎮座させた。コンテナ内で一纏めになっているのか、ライトニングパーツ以外の物を取り出しているようだ。

 

 出てきたのは、弐式のウィングスカートに似ているが、かなり大きなものだ。形状的に違う部分があるとすれば、二股になっていて、左右それぞれが斜め下に向かって大きく伸びているところか?

 

 一見すると、立つのに邪魔そうな程な印象を受けるが……。というか、この形状だと、そもそも飛行の妨げになりそうな気さえしてきた。

 

「岬さん、えっと……これ『たまゆら』……で、良いんですか?」

 

「ええ、玉響で合ってるわよ」

 

 俺は心配になった拍子で、コンテナに書いてあった型式番号と、パッケージ名を目に通した。たまゆら……玉響ねぇ、ほんのしばらくの間……と言ったような意味のある言葉だが。

 

 弐式に関わる装備ならば、漢字二字で来るとは思っていた。それは簪も予想通りなようで、やっぱりかみたいな顔をしている。ま、ほんの少しの間の飛び去る……って意味が込められているんだろう。

 

「主任、完了しました!」

 

「しました~」

 

「御苦労さま。簪ちゃん、ちょっと乗ってみて」

 

「分かりました……」

 

 む、簪の場合はここで動かしてみるのか?簪は、作業台に乗ったままの弐式へと乗り込んだ。すると、やっぱり玉響の形状に違和感を感じるのか、困惑した様子だ。

 

 そんな簪の様子を見た岬さん、及び数人の研究員はフッフッフと怪しく笑う。……なんだろうか、岬さんまで『あっち側』に行ってしまったような感じだ。

 

「簪ちゃん、見覚えの無いシステムがインストールされてないかしら」

 

「あ……本当ですね……。玉響……モード変形……?」

 

「さぁ、それを起動しなさい!」

 

「はい……」

 

ガシン!ガシン!

 

 は、はい……?お、恐らくだが……簪が、モード変形の機能を起動させたんだよな?その瞬間に、腰から斜め下に伸びていたスラスターが、クルリと簪の背中に反転。矢継ぎ早に大きな音を立ててスライドし、更に伸びた。

 

 すると、まるで弐式から翼の生えたような見た目へ変貌した。こ、コレは……大型のウィングスラスターと言う事か、だったらなんだ……その無駄なギミックは?

 

「カ、カッコイイ……」

 

「良かれと思って、変形機能を付けておきました!」

 

 簪のリアクションに、研究員たちは喜んでいるようだ。まぁ、簪がそれで良いなら何も言うまい。さて……後の気になる部分は……っと。

 

 よく見ると、ウィングスラスターに六つの窪みがあるように見える。シンメトリーになっているから、デザインかのようにも見えるが、いったいこの窪みは……。

 

「変形と合体は、ロマンですよね……お嬢!」

 

「その窪みと、山嵐がドッキングするようになってますので!」

 

「ド、ドッキング……!」

 

「後は、山嵐にもスラスターを取り付ければ完成よ」

 

 なるほど、山嵐を玉響に固定したうえで、スラスターを付けてしまえば、山嵐との相乗効果でスピード倍プッシュか。簪は、ドッキングと言う言葉に目を輝かせながら、山嵐を展開した。

 

 そしてこれまた大きな音と、火花をあげて合体完了。山嵐の底部にスラスターを取り付ければ、晴れて打鉄弐式・玉響仕様へと相成った。

 

「それじゃ、試運転と行きましょう」

 

「第六アリーナに、レッツゴー!」

 

 相変わらず良い大人が子供っぽい事で……子供の様な発想で、様々な物を生み出しているのかもしれない。たまには大人の威厳という奴を見せてほしい気もするが。

 

 さて、そしたら俺も、ライトニングモードへ換装しているエクステンダーを運ぶとするか。どれほどの性能か確かめ、高速移動に慣れておかねばなるまい。

**********

『聞こえるかしら?』

 

「良く聞こえます」

 

 第六アリーナは、ISの高機動訓練場ともなっている。学園のタワーと連結した構造となっており、それがコースとして利用できる。

 

 俺はスタート位置ともいえる場所に浮いていて、両足にはエクステンダーが固定されている。だが今の状態は、あくまでガタックの反重力デバイスのおかげで浮いているので、いつもと違う感覚が両足に残る。

 

『ガタックエクステンダーと接続されている状態だと、イメージインターフェースが有効……は、前にも説明したわね』

 

「はい。スラスターの点火も、その要領ですか?」

 

『その通り。まずは、思う通りにやってみて』

 

 ライトニングモードだと、操作は既存のISと似通うらしい。そうと分かれば、イメージを固めなければ……。俺は集中し、決心が固まると、スラスターを起動した。

 

ドシュゥゥゥゥウウウウ!!

 

「のわああああ!?」

 

 エクステンダーは、思った以上の推進力で前に飛び出た。さっきも言ったが、ガタックと脚が接続しているため、俺はブリッジのような体制どころか、完全に膝の角度が90度まで曲がり、体を反らせる。

 

 俺はこれはダメだと、とっさにメインスラスターを停止させた。そのままエクステンダーを縦になるように角度を付けて、底部にある九基のボトムスラスターで、ブレーキを掛けた。

 

『まぁ予想通りね』

 

「だったら先に言ってくださいよ!?」

 

『習うより慣れろって言うでしょ。それより、ブレーキの動作は完璧よ。速度を落としたいときは、今の動きで大丈夫だから……反復して練習してね』

 

 速度を落とす時には、ボトム……な、覚えたぞ。レースとは言え、ずっとトップスピードって訳にもいかないしな。ブレーキングの技術も、大事な要素の一つだろう。

 

『どうやら、PICの設定を変更する必要がありそうですね』

 

『青子か。そうだな、速度に合わせて、随時調整を頼めるか?』

 

『了解しました』

 

 脳内で青子が言った通りに、通常設定されているPICでは、ガタックの姿勢が保てない。そこで俺は、その辺りの事を青子にやってもらう事にする。

 

 本当は、俺がやった方が良いのだろうが……。ま、ハンデと言う事で勘弁してほしい物だ。それでは、さっきの失敗も踏まえてもう一度……。

 

『加賀美君。その前に、サイドスラスターを試してみて』

 

「ああ、はい。了解です」

 

『コレは最初に言っておくけど、一瞬だけ吹かす程度にしてね。じゃないと、墜落するわよ』

 

「りょ、了解です」

 

 岬さんの忠告通りに、右サイドのスラスターをほんの一瞬だけ吹かす。するとどうだ、まるで思い切り突き飛ばされたかのように、左側へ飛び出てしまう。

 

 ガタック自身の姿勢は保てているが、今度はエクステンダーごとふらついてしまう。再びボトムスラスターで姿勢を制御する事に成功した。

 

「……難しいですね」

 

『それぞれを独立で動かそうとすると、落ちるわよ。今のは、サイドスラスターとボトムスラスターを、ほぼ同時に動かすと良いわ』

 

 つまりは、マルチタスクが要求されると言う事か。えっと……それなら、サイドラスターを吹かすと同時に、エクステンダーを斜めに構えて、ボトムスラスターで減速……か。

 

 頭では分かっているが、実際にやって見るとかなり難しい。だが、何度か行っていると、コツがつかめて来たらしく、ぎこちないながらも成功した。

 

ドン!ドシュウ!

 

「おっとっと……。よ、よし!」

 

『上出来よ、加賀美君。大会本番までには、反復横跳びが出来るようになって頂戴』

 

 スパルタだな岬さん!?今のを右に左に連続か……かなり忙しい動作になりそうだが、確かに横ブーストのいい練習にはなりそうだ。

 

 だけど、当然ながらメインスラスターを起動しつつ、サイドスラスターも起動させないとならないんだよな……。あ~……コレはかなり苦労しそうだ。

 

『じゃあ、実際に飛んでみましょうか。ちなみに、コーナリングをしたいときには……』

 

「コーナーに入る直前でメインを停止、機体を真横に傾けてボトムで減速、再度メインで加速……ですか?」

 

『フフッ、いらない説明だったかしら?それじゃ、気を付けて飛んでね』

 

 という訳で、本格的にライトニングモードを使いこなす訓練をスタートさせた。やはりと言うか、いかんせん高速移動に慣れていない俺だ。目まぐるしく変わる景色に、多少の不快感を感じる。

 

 その上でハイパーセンサーの視界補助が付いているせいで、余計に目が疲れる。そう言った事を苦にしつつ練習を続けると、メインスラスターのみの移動は、かなり慣れる事が出来た。

 

 しかし、まだ足りない……。なぜなら、ここからさらに、攻撃したり等を同時にこなさなくてはならないからだ。そうすると、最低でも四、五の事柄を同時にこなせるようにはならないとダメだろう。

 

 スピードは、申し分ない。ストライク・ガンナーに換装したブルー・ティアーズにも、勝るとも劣らない。あと残りは、俺自身の技術でどうとでもなる。

 

 そうと決まれば練習あるのみ……って、そう言えば……簪はどうした?ハイパーセンサーで弐式を捉えてみると、唖然とするしかなかった。

 

 簪は、既に玉響を使いこなしているようだ。玉響の翼から放たれる蒼い炎が、弐式の色とマッチし、跳んでいるだけなのに、何処か美しい。

 

 ……流石は代表候補生だ。実力の差を見せつけられた感覚だが、その方が話が早い。とりあえず簪に追いつけるようにならなければ、お話にならないと言う事だからだ。

 

(気合入れ直せ、エクステンダー!)

 

 決まり!目標は、とりあえず文字通り簪に追いつく事だ。俺は気合と比例するかのように、勢い良くメインスラスターを点火した。

 

 練習時間内に追いつく事は出来なかったが、確かな手応えを俺は感じていた。うむ、暇な時間があったら、高速移動の練習に時間を費やす事にしよう。

 

 

 




オリジナル要素を出すと、何だか気恥ずかしい感じがします。

アイデアを下さったのは、前も言いましたが友神ですが、ネーミングは完全に私の物なので……。あぁ……ネーミングセンスの無さが、気恥ずかしい……!

ライトニングモードも、玉響も相変わらずそのまんま……。しかも、私の技術力の影響で、皆さんが想像し辛いと言う……特に玉響。

ま、まぁそこは、皆さんの想像力ならぬ妄想力でカバーのほどよろしくお願いします。エクステンダーはスラスター追加、弐式はウィングスカートから大型ウィングスラスターに換装……だけ分かって貰えれば満足……かな?

それでは皆さん、次回もよろしくお願いします。

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