戦いの神(笑)ですが何か?   作:マスクドライダー

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どうも、マスクドライダーです。

今回……一夏が空気だ……。別にタッグ戦でオータムをフルボッコでも良かったんですが……どうにも一夏と一緒に戦ってる事が多い気がして……。

それに今回は真だけを目立たせたかったってのもありますが……うむ!スマン一夏よ!主人公をするのは原作でやってくれ!

それでは皆さん、今回もよろしくお願いします。


学園祭、闘争!(対亡国機業)ですが何か?

(なんつーか……挑発するにしても、ここまで綺麗に引っかかってくれるとは……)

 

 真っ直ぐこちらに突っ込んでくる異形のISを眺めながら、真はそんな事を考えていた。少しでもオータムの集中力を乱す事が出来ればと、その程度のつもりで言った言葉だ。

 

 ここまで来ると、成功を通り越してやり過ぎな感じもあるが……向こうはプロ、なるべく最高のパフォーマンスをさせない戦い方をしなくては、真の勝ちは薄いだろう。

 

(実戦投入と行きますか……)

 

 真はそう言うと、左腕に武装を装着させた。見た目は大きなガタックゼクターが、そのままくっついている感じと言えば良いのだろうか。この武装はZECT襲撃を受け、ZECTが急遽開発した近・中距離向けの兵器……その名も『ガタックシザーアンカー』。

 

 名の通り、ガタックゼクターの頭部にあたる部分……ココが本体とワイヤーでつながっている。アンカーを射出し、対象を捕縛するのが主な目的で、クワガタがモチーフであるガタックには持って来いの形状だ。

 

 だがこのシザーアンカーには、様々な使い道がある。真はシザーアンカーを近場のロッカーに射出し、顎によるロックがされて居る事を確認すると、ハンマー投げのようにその場で回転し、横からロッカーを叩きつけた。

 

「おらっ!」

 

「なっ!?ぐおあ!」

 

 遠心力が加わったロッカーは、大きな音を立て変形しながらアラクネに激突した。これにはたまらずアラクネも真横へと吹っ飛び、体勢を崩した。

 

「チッ、さっきのロッカーもコレか!」

 

 さきほど頭上から降りかかったロッカーは、投げられただけでなく、シザーアンカーが噛み付いたままの状態だったのだ。弾かれるのを予測し、真はそのままにしておいたのだろう。

 

(報告にねぇ武装を……小賢しい)

 

 真が追撃をしてこないため、オータムはゆっくりとアラクネの体勢を直した。それと同時に知らない武装を前にして、多少の冷静さを取り戻したようだ。

 

「最初に言っとくが……卑怯とか思うなよ」

 

「あぁ?何する気だ、クソガキ!」

 

「すぐ分かるさ」

 

 そう言うと真は、シザーアンカーを射出はせずワイヤーを伸ばすのみ。するとそのままの状態でワイヤーを掴み、グルグルとまるで投げ縄のように振り回し始めた。

 

 そしてそのままオータムに向けて、ワイヤーを振りかぶる。それに伴い、先端部であるアンカーはアラクネの肩装甲辺りに叩きつけられた。

 

「ぐっ!」

 

「そら、どんどん行くぜ!」

 

 言葉通りに真は、何度もシザーアンカーをアラクネの装甲に叩きつけた。ロッカーを掴んでいない状態だと、アラクネを吹き飛ばすほどの威力は無い。しかし、今のシザーアンカーは速さが段違いだ。

 

 真は中距離の安全圏から、確実にアラクネのエネルギーを削って行く。しかしアラクネとて、飛び武器を持っていないわけでは無い。オータムは苛立ちを発散させるかのように、装甲脚に固定されている八門の実弾兵器を吹かした。

 

「調子に乗ってんじゃ……ねぇ!」

 

「チッ!」

 

 真は小さく舌打ちしながら、ワイヤーを巻き取った。そしてシザーアンカーを前方に構えて、回避行動を始める。シザーアンカーは、小さいながらに盾としても使える……と言っても、本当に気持ち程度だが。

 

「ハハハ、そらそらぁ!さっきの威勢はどうした!」

 

「あ~……いちいちうるせぇ……」

 

 多少うんざりしながら、真は肩部の武装をキャノンへと変更。手数で劣るのなら、火力でと言う戦法だ。それもこんな狭い場所で撃つ、高火力のキャノン……後はご想像の通り……。

 

「吹き飛びな!」

 

ドゴォン!

 

「なんつう火力……!?チッ!」

 

ズガァン!

 

 ZECTで威力を調整したガタックキャノンは、何の問題も無く発射された。オータムは何とか回避したものの自分の背後の壁が、半壊状態なのを見て冷や汗を流す。

 

「遠距離じゃ分が悪ぃみてぇだな……ならコイツでどうだよ!」

 

(む……来るか?)

 

 オータムは射撃行動をとりつつ、真に向けて前進した。当然の事ながら、真は回避か防御へと徹する。これならば、先ほどのようにロッカーが飛んで来ることも無い。

 

 だが真としては、接近をしてくるのを待っていたところもある。先ほど妨害したのは、まだオータムに付け入る隙があったからだ。

 

『マスター、貴方の成長を見せる時です』

 

『ああ。上手くやって見せるさ』

 

 真が導き出した自身の長所・短所はいずれも近接に依存する部分が大きい。模擬戦などで、なんとなくの感覚は試せているものの。それは身内までの話……敵に対して試すのは初めての事だ。

 

「キャストオフ!」

 

『―CASTOFF CHANGE STAGBEETLE―』

 

「ハッ、いまさらその姿になっても遅せぇ!」

 

 真がガタックゼクターの顎を開くと、それにと同時にガタックの装甲がはじけ飛んだ。オータムは、愚鈍なマスクドフォームから俊敏なライダーフォームになる事で、多少の気休めを謀ったのだと考えた。

 

 真は、そのままダブルカリバーを両手に握りオータムを迎え撃つ。アラクネ自慢の八本の装甲脚、どうだ!これはよけられまい!オータムはそう思いながら攻撃を開始した。

 

 薙ぎ払う、突く、振り回す……オータムの操るアラクネは、多種多様の攻撃をガタックに仕掛ける。……が、どういう訳か全くクリーンヒットしない。

 

 まるで真は先読みでもしているかのように、躱し、避け、時にはダブルカリバーで受ける。オータムとしては、そんな事は想定外でしかない。避けさせるつもりで攻撃しているはずがない……やがて、オータムの手は止まってしまった。

 

「ば、馬鹿な……」

 

「何がどう遅いって?」

 

「……くっ!」

 

「これだったら、田所さんの方が速ぇや」

 

 これは、真の長所……その正体は『驚異的な動体視力、および反射神経』である。ヒントを得たのは、映像に映る自分があらゆる攻撃を『なんとか回避』できていると言う部分であった。

 

 最もそこが鮮明になったのはセシリア戦だ。あの時の真は、初心者も初心者……にも関わらず三機のBTに囲まれた状態から『クリーンヒットなし』でしばらく回避し続けた。

 

 そんな芸当、並大抵の人間が出来るはずも無い。ましてや真はハイパーセンサーで周囲を確認していたのだから、なおさらやっている事の難易度は高い物だ。

 

 真はこれまで見えている攻撃の大半は、防ぐか回避に成功している。いかんせん本人にその自覚が無かったのは、それが至って普通の事だと考えていたから。

 

 ある意味では、自分に自信が無かったとも取れる。だが大半の要因は、幼いころより他人との関わりを断ち、他人と自分を比べる事をしてこなかったため、身近に比較対象が居なかったせいだろう。

 

 とにかくして、真に近接攻撃は『ほぼ』通用しなくなったのは確かだ。アラクネの攻撃を回避しきった実感がわき、真は幾分か気が楽になるのを感じた。

 

「そんじゃ、こっちから行くぜ」

 

「クソッ!」

 

 真はすぐさま攻撃に転じ、ダブルカリバーでオータムに肉薄する。が、そこは焦っていても亡国企業の構成員であろう。アラクネの装甲脚を用いて、簡単に防がれてしまう。

 

「まだまだぁ!」

 

「チョコマカとぉ!」

 

 攻撃を防がれたと判断した瞬間に、真は装甲脚を足場にオータムの上に躍り出た。そしてそのまま回転しながらダブルカリバーの連撃を浴びせようとするが、残念……これも防がれる。

 

 しかしそれも防がれたと判断したらば、再度シザーアンカーを展開する。そのまま防御を行っている装甲脚を挟むと、ワイヤーを伸ばしながらアラクネの周囲を旋回した。

 

 ワイヤーはアラクネの脚部をまとめながら、だんだんと簀巻き状となって行く。途中から真は肩部にガタックガトリングを展開し、集中砲火をくらわす。

 

ガガガガガガ!

 

「ぐおおおお!?」

 

 脚はワイヤーに巻き取られ、ガトリングの細かなエネルギー弾の雨が降り注ぐ。そんな状態に、オータムは反撃の隙を見いだせないでいた。そのため、既に懐に入っている真には気付かない。

 

「ガタック……キャノン!」

 

「しまっ……!?」

 

ズドォン!!

 

 接近と同時に、真はガトリングをすぐさまキャノンに変更。至近距離……むしろ零距離からキャノンを浴びせた。アラクネはこれまでにないほど後方に吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる。

 

 その際に真は、シザーアンカーのワイヤーをシザーパーツごと切り離す。ガタックのパススロットには、あらかじめシザーパーツのスペアがいくつか搭載されているのだ。

 

(はぁ……やっぱ、人間反省すりゃ何とかなるもんだな……)

 

 明らかに真がオータムを押しているこの状況は、真が自身の短所を改善した結果だ。真の短所は『慎重すぎる面』にある。真はこれまで、近接攻撃が防がれる、または躱された場合に、ある一定の行動をとりがちだった。

 

 それは『相手を弾く等して距離を置く』または『隙を見て、自分から離脱する』この二パターン。距離を置く事によって、体勢を立て直そうとする癖が真にはあったのだ。

 

 冷静になって、再度攻め直す。それも戦闘においては、重要な事だ。しかし、真が体勢を立て直すと言う事は、相手も全く同じことが言える。

 

 そのため、せっかく攻めに転じリズムに乗ったとしても、真はほんの少しそれが妨害されただけで、自らその流れを断っていたのだ。真に必要だったのは、ある程度の大胆さである。

 

 例え攻撃を防がれたとしても、むしろそれを利用してやる……そう言う攻め方が、他のISより人間らしい動きが出来るガタックには可能なのだ。

 

 今回にして見たってそう。真は攻撃を防がれたところから、アラクネを利用し、更に新たな攻めへと転じている。結果だけ見ると、真の改善策は良好と言えよう。

 

「……ソが……クソが、クソが、クソがああああ!!ふざけんじゃねぇ……私がぁ……こんなクソガキに!クソガキにいいいい!!」

 

「ヤケクソか……?そういうのが一番厄介だ」

 

 オータムは、アラクネに絡みついたワイヤーを振り払いながら、腹から声を出すように叫んだ。まさか自分がここまで追い詰められるとは、露ほどにも思っていなかったのだろう。

 

 完全に冷静さを欠いたオータムは、とにかくやたらめったら装甲脚固定砲を乱射し始める。真はうんざりしながら肩のキャノンをパージした、少しでも的を小さくする処置だ。

 

 再びシザーアンカーを盾として使用しながら、真は回避を始める。全ての弾丸……とまでは言わないが、今の真には遠距離攻撃を回避するのも易い。

 

 真は必要最低限の進路変更をしながら、オータムへと接近していく。冷静でいない状態のせいか、オータムには真が弾丸をすり抜けながらこちらに向かって来ているように感じた。

 

「歯ぁ食いしばれ!」

 

「がはっ!」

 

 真はシザーアンカーで、そのままオータムの顔面を殴りぬいた。ズザザ!と後退を始めるアラクネに、真はしめた!と言わんばかりに、ダブルカリバーを連結させる。

 

「俺のダチの大事なモン……返してもらうぜ!ライダーカッティング!」

 

『―RIDER CUTTING―』

 

 狙いはもちろん、白式のコアが握られているアラクネの腕部だ。細長い形状をしているアラクネの腕部は、挟み込む事によっていとも簡単に切断された。

 

ギャギイイイイ!ガキン!

 

「御返却どうも……っと!」

 

 真は切断されたアラクネの腕部を空中でキャッチすると、一目散に離脱した。そして、閉じているアラクネの掌を無理矢理開き、白式のコアを回収に成功、残った腕部は床に放り投げた。

 

「ここまでか……!」

 

「何っ!?待ちやが……」

 

ドオオオオン!

 

 オータムがアラクネの本体を切り離したかと思ったら、突如光を放ちながら爆発した。煙が晴れてみると、壁に大穴があいている。ガタックキャノンが当たった場所だ……半壊の状態なのをいいことに、自爆で完全に風穴を開けたのだ。

 

「クソッ!引き際くらい心得てたか……楯無先輩!」

 

『ッ!真君!?もしかしてピンチ!?』

 

「いや、仕留め損ねた……。スマン……」

 

『…………』

 

 真は本当に申し訳なさそうに、楯無に謝罪の言葉を述べた。しかし、なかなか楯無は返事をしようとしない。この沈黙が、自らの失態の大きさだと真は感じたが……。

 

『貴方……本当に勝っちゃったの?』

 

「え……?あぁ、うん……?あ、そうか、そうだな……俺、勝ったんだった……」

 

 楯無は若干引っかかる言い方をしながら、驚きを隠せない様子だ。普段の真だったら『本当に』とはなんだと追及する所だが、楯無に指摘されようやく勝利を自覚した真は、生返事をするしかない。

 

『グッド、グッドよ真君!よくやってくれたわね。帰ってきたらお姉さんがちゅ~して……』

 

『お姉ちゃん……?』

 

『たっちゃ~ん……?』

 

『うん……何でも無いわ、忘れて頂戴……』

 

 通信機に入って来た簪と本音の声色は、真の耳のもしっかり届いていた。何か身の危険を感じ、しょんぼりした楯無の様子に、真は少し苦笑いを浮かべる。

 

 だが、そんな事は今重要じゃない。真は自身が取り逃がしたオータムの動向が気になると同時に、何か胸騒ぎを感じた。騒ぎに加わるようなことはせず、すぐに話題を元に戻した。

 

「で……逃げた奴は?」

 

『安心しなさい。貴方以外の子にも動いて貰ってるから、捕まるのも時間の問題でしょうね』

 

「なら……良いんだが……。楯無先輩、俺も一応……奴を追うよ。なんか……嫌な予感がする」

 

『……分かったわ』

 

 真は、後の事を楯無に任せる事にした。主に……白式のコアをどうすればよいか、だが。もちろん一夏には返すとして、このままどう展開させるかどうかを真は知らない。そう言った諸々の事を楯無に預け、オータムを追う前に、真は重要な事をしておかなければならなかった。

 

「待たせな、動くなよ……手元が狂うとイカン」

 

「あぁ……」

 

 いまだエネルギーネットに拘束されっぱなしの一夏に歩み寄り、プラスカリバーで慎重に裂いた。真が思ったよりもネットは簡単に切れ、真は安心したような溜息をついた。

 

「大丈夫か、一夏。ほら……お前のだぞ」

 

「白式……ゴメン、俺は……」

 

「よかったな……。てか、良かったよ……取り返せて」

 

「…………」

 

 一夏には分からないだろうが、真はガタックの仮面の裏で優しく微笑んでいた。いや……正確に言えば、なんとなく声色からして、優しい顔をしているのだろうな……という事には気が付いていた。

 

 この時は、真も分かっていなかった……。その一言が、一夏の男としてのプライドを傷つけていたと言う事に。とはいえ、真が本気で一夏の白式を取り戻せてよかった……と思っているのは事実だ。

 

「今はいろいろ聞きたい事があると思うが……悪いが説明してる暇は無い。ここに楯無先輩が来ると思うから、一夏は大人しく待って……」

 

「大人しく……?なんだよ、それ……俺が、足手まといだって言いたいのか!?」

 

「? お、落ち着けって……誰もそうは言ってないだろ。……お前が足手まといとか、そんな事……お、思うはずねぇだろうが、バーカ……」

 

「……悪い。なんでも無いんだ……」

 

 自身が苦戦し……いや、手も足も出なかった相手を、真は目の前でいとも簡単に退けて見せた。そこに生まれている自身と真の溝……一夏には、それを感じざるを得ない。

 

 たった数週間前までは、専用機持ちの中で一夏と真は最下位争いをしていた。しかし……今は言うまでもない。一夏を守った真と、真に守られた一夏……実力の差は歴然だ。

 

 そのせいで焦りと不安を感じ、つい思っても無い事を口走ってしまった。その事が、一夏をさらに負のスパイラルへと追い込んでいく。……真に悪気が無いからなおの事だろう。

 

「と、とにかく……お前が無事で本当に良かったよ。……もう行くぞ?大人しくしとけよ?いいな?」

 

「ああ……。真……白式を取り返してくれて、ありがとな」

 

「気にすんな、福音の時の借りを返しただけだ。これで貸し借りなし……だろ?」

 

 そう言いながら、真は小さく拳を突き出した。一夏はなんのための拳か、理解するのに時間がかかってしまう。ようやく気づき、真の拳に自分の拳をぶつけると、真は小さく笑いながら飛び去って行った。

 

「チクショウ……」

 

 取り残された一夏は、悔しさをぶつけるかのように、握られた拳をそのまま床にぶつける。明暗がハッキリと別れたような二人……。真は、最後まで一夏の様子が違うと言う事に気付けなかった……。

 

 

 




今回より登場した『ガタックシザーアンカー』ですが、見た目は魔進チェイサーの『ファングスパイディー』がそのままガタックゼクター的な見た目になったとご想像下さい。

大きさは、あくまでダブルカリバーの攻撃を阻害しない程度……と思ってるので、ファングスパイディーよりは小さいです。

あとネーミングセンスないね、相変わらず……。『ガタックシザース』にしようと思ったら、某蟹刑事を連想させるし……『ガタックアンカー』だったら、なんか形状をガタックゼクターにしてる意味がなくなるし……。誰か、ネーミングセンスを分けてください(切実)

次回で、学園祭編が終わるかどうか……くらいですかね。個人的には次回に『奴』が来る予定ですが……正直出るかどうかは分からんかも……。

それでは皆さん、次回もまたよろしくお願いします。

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