ここから録画した正月番組の消化に何日かかるのやら……年末年始って面白い番組ラッシュし過ぎじゃないですかね(半ギレ)
新年一発目はタイトル通りです。真が新武装について説明受けるだけの簡単な内容……これで良いのか!?新年一発目……。
それでは皆さん、今年もよろしくお願いいたします。
「ようやく全員集まったか。おい、遅刻者」
「は、はい……」
織斑先生に睨まれているボーデヴィッヒを眺めながら、珍しい事がある物だなどと考えていた。ボーデヴィッヒは集合時間に5分遅れたのだが、理由は単に寝坊だろうか?軍人なのだから、その辺りはしっかりしてそうなイメージだけど。
「コアネットワークについて説明してみろ」
罰としては思ったよりも緩い。これでもし説明できなかったら鉄拳制裁だろうが、ボーデヴィッヒは特に問題ないらしい。ペラペラとまるで参考書をそのまま丸暗記しているかのような説明っぷりだ。
「流石に優秀だな。遅刻の件はこれで許してやろう」
それはボーデヴィッヒに完璧な説明を求めていたという事だろうか?俺がもし聞かれたのなら無理だったかもしれない。参考書を丸暗記なんてのは非効率だし。
「それでは、振り分けられた装備の試験を行うように。専用機持ちは専用パーツのテストだ」
ついにガタックの追加武装がお披露目か……。期待と不安を胸にゆっくりコンテナへと近づいて行くが、足を踏み出すごとに……すごく残念な気持ちになってくる。
「………………小さい……よなぁ?」
「あら、真さん。どうかなさいまして?」
「ん……オルコットか、見ろよ」
ボリボリと訝しむ様子で小さなコンテナを眺めていると、オルコットが話しかけてきた。とりあえずZECTエンブレムの入ったコンテナを指さす。
「随分と小さなコンテナですわね」
「だよな!?やっぱ小さいよな、これ!」
「戦友よ、何か問題があったか」
「あっ、ラウラ……に真にセシリア?どうしたの?」
俺が騒いだのを聞きつけ、ボーデヴィッヒとデュノアがやってきた。ヨーロッパ代表候補生がそろい踏みである。こうして井戸端会議が始まった、議題は「ZECTのコンテナが異様に小さい件について」だ。
「う~ん……ガタックが全身装甲にしたって、かなり小さなコンテナだよね」
「戦友よ、ZECTから何か聞いていないのか」
「追加武装が4種って事は聞いてるが……それ以外は何も」
「それでしたら、ますます小ささに違和感を覚えますわね……」
だんだんと代表候補生たちもZECTのコンテナを怪しい目で見始めた。分かるわ~……ZECTを信頼していないという訳ではないのだが、やはり俺としてはZECTの怪しいイメージが拭え切れないのだ。
「そもそもZECTって、何してる企業なんだよ……」
「「「何でも」」」
語尾は多少違うが、俺のつぶやきに3人は口を揃えた。すっげ~アバウトな表現ですこと……。何でもやってるみたいなのは聞いたけど、具体性が無いんだよな。
「ねぇ、真って、ZECTの事をどれくらい知ってるの?」
「知らん。最近IS産業に乗り出した以外な~んも知らん」
「本気で「何でもする」を地で行く企業だぞ。戦友の身内は」
「そうですわねぇ……わたくしもZECTの方にはお世話になっていますが……」
な、なんだって?という風な目でオルコットを見てみる。そういえば、俺が爺ちゃんの孫だということが発覚した時「わたくしはとんでもない方に暴言を……」みたいなことを呟いていたような……。
「ZECTグループのお掃除屋さんの事ですわ。なにぶん広い屋敷な物でして、使用人だけではどうにも手が足りませんの。いつも助かっていますわ」
「ZECTの支給する携帯食料は安くて美味い。私の隊も御用達だ」
「ZECT……ZECTかぁ……。ウチはお母さんが家具はZECT製が良いって言ってたよ」
「………何でもって…………何でもだな」
そんなダス〇ンやサ〇クリーン的な事もやってたり、軍用の携帯食料を作ってたり、家具作ってたりだと……?俺の予想以上に「何でもやってる」な。まぁ本社じゃなくてかなり下請けなんだろうけど……。
バシン!バシン!バシン!バシン!
議題からかなり脱線してきたところで、俺含め4人の頭を激痛が襲った。もう言わなくても誰かは分かる……分かるからこそ怖くて振り向けないのです。
「貴様ら……随分と盛り上がっているな」
「お、織斑先生……」
「迅速に行動せよ、次は無い」
織斑先生の次は無いの一言で、3人は顔を青くしながら散っていく。……なんだろうか、この罪悪感は。今回ばっかりは俺が巻き込んでるしな……。
「加賀美」
「はっ、はい!すぐ行動に移します!」
「違う、そうじゃない」
散っていく候補生を眺めていたために、また怒られると思ったのだが違うらしい。織斑先生は俺にこれまたZECTエンブレムの入ったノートPCを渡す。
「これは……?」
「何か知らんが、運用試験の時間になったらお前に渡すように言われた。とにかくPCを立ち上げて通信して来いともな」
「…………このコンテナ、どうしましょう?」
「そうだな……とりあえず放置で良いだろう。その辺りの事も通信すれば分かるかもしれん」
言われてみれば確かにそうだ。通信して来い=話すことが俺にある、という事だろうし。もしあのコンテナについて触れられなかったら、俺の方から聞けばいい。
「試験の邪魔にならんところでやれ。だが、あまり遠くには行くなよ」
「はい……了解っす……」
それだったら最初から俺だけ別行動で良かったのではないだろうか?無駄に叩かれた気分になってきた。釈然としないながらも、邪魔にならない場所を目指した。
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邪魔にならないかつ、あまり遠くでない場所……というのはこの四方を切り立った崖で囲まれている空間にはあまり存在しない。とりあえず端っこの方に腰掛け、PCを立ち上げた。
「しかし、通信って言われてもな……」
とりあえずガタックゼクターを呼び出して、回線を岬さんに繋いでみる。しばらくすると、回線はオープンになり岬さんが待ってたなんて言ったのだからビンゴだろう。
「岬さん、この通信には何の意味が?」
『何がって……新武装のインストールと武装の詳細を話すのが目的だけど……』
「は、はい?」
どうにも話が噛み合ってない気がする。だって、三島さんは確かに武装は搬出されていると言った。そうだとしたら、あのコンテナはなんだ?俺は疑問をそのまま岬さんに伝えた。
『ああ、三島さんは勘違いをしてるみたいね。4種の新武装の内3つはこちらに、1つは加賀美君が居るところに搬出……という手筈なの』
「なんでそんな面倒な事を……?」
『ガタックゼクターは遠隔でも武装のインストールができるの。そっちの方が経費も浮くでしょ?』
いや、でしょ?って言われてもですね……つか!ちょっと待てや!だったらあの小さなコンテナはなんだ!?あれに4種の武装が積んであると思ってたのに、ますます小ささの説明がつかんぞ。
「あの、岬さん……あのコンテナはいったい……」
『その辺りもインストール待機中に説明するわ。今から加賀美君が持っているPCに武装を転送するから、そこからさらにガタックゼクターにインストールしてちょうだい』
とりあえず言われた通りにすることにした。確かにPCの方に「武装データ」と書かれたフォルダが転送されている。こっからガタックゼクターとPCをどう繋げるんだ?と思ってたら、ガタックゼクターのパススロットにケーブルが入ってるらしい。いったいいつの間に……。
「えっと、繋げました」
『うん、後はこっちでやるわ』
すると、ガタックゼクターの背中部分に「LOADING」と表示されている。どうやら、正常に作動しているらしい。一応インストール中にも通信はできるらしく、岬さんは言葉を続けた。
『それじゃ、新武装の説明を始める前に加賀美君に聞きたいことがあるの。ずばり、今のガタックに足りないものってなんだと思う?』
「俺の技量は差し引いての話ですよね?それなら……」
ガタックの弱点ねぇ……基本的に性能は悪くは無いが、俺でも動かしやすく設計されているからな。短所がない代わりに目立った長所も無い……といった印象を受けているのだが、それだったら……。
「……攻撃のバリエーションの少なさ、ですかね」
『ほとんど正解ね。私達が思うに遠距離における……という見解だけど。加賀美君が敵ISに与えたダメージ比率のデータを見ると、ほとんどダブルカリバーによるものだったわ』
その自覚は俺にもある。オルコット戦、織斑戦、織斑&デュノア戦……どれもこれも近距離格闘を挑んでばかりだった。単純に俺が遠距離が苦手で敬遠しているには違いないが。
『そこで、今回新武装として作成したのは全て遠距離用の武装よ』
「つまり、ガタックバルカンみたいに肩に装着するって事ですか?」
『そうね、一応どの武装を装着しててもキャストオフはできるから安心しなさい』
なんという親切設計だろうか、ガタックバルカン装着時しかキャストオフ不可はかなり辛いものがある。遠距離武装が3種か……いったいどんな武装だろうか。
『じゃ、説明を始めるわね。まずはこれ「ガタックガトリング」からね』
「ガタックバルカンとかなり違いますね」
PCのディスプレイに3DCGの画像が現れる。ガタックガトリングは回転式の砲身のようで、これぞガトリングと言ったようなデザインだ。
『このガタックガトリングは、ガタックバルカンと比べて弾丸一つ一つの威力は劣るわ。けれど、連射力や制圧力ではガタックバルカンを圧倒するはずよ』
ガタックバルカンと銘打ってはあるが、たしかに連射はほとんどできなかったな。このガタックガトリングなら牽制や相手を追い込むのに有効かもしれない。
『ちなみにこのガタックガトリングだけど、弾はバルカンと同じでエネルギーだから』
「あ……それなら撃ちすぎには注意ですね」
ガタックバルカンと同じ原理であれば、ガタック本体のエネルギーを弾丸に変換して撃ちだすのだろう。調子に乗って撃ちすぎたらすぐに弾切れ……もといエネルギー切れになってしまいそうだ。
『加賀美君が心配してるようなことにはならないわ。ガタックガトリングは個別にエネルギーが充填されてるから』
「なるほど、それならエネルギー切れの心配はないですね」
『弾が切れたら自動的にキャストオフされるようになってるわ』
オートパージ機能も付いているのか、いちいちキャストオフしなくて済む。しかし、個別にエネルギーが積んであるとは言え、どのみち弾切れは早そうだ。
『次はこれね、ガタックミサイルよ』
「おっ、ガタック初の実弾兵器ですね」
次に表示されたガタックミサイルは、縦に繋がった2連のミサイルポッドが装着される形らしい。……弾頭が入ったままキャストオフして大丈夫なのだろうか。
『2連のポッドに各16発ずつの計32発が装填されてるわ、しかもマルチロックが可能だから攻撃対象を最高同時に4機選択できることになるわね』
「そんなに弾があるんですか?」
『ええ、各砲門に超小型のパススロットを作ったの。撃った傍から自動装填ね、バンバン撃っちゃいなさい』
こ、小型のパススロット?そんなのが可能なのか……ZECTは……。爺ちゃんが見くびるなって言ってたけど、コレは本気で岬さんたちに謝罪しなければならないかもしれない。
「あの、弾が切れたらどうすれば良いですか?」
『それだったら、私たちに報告してくれれば弾だけのデータをガタックに転送するわ』
なんというブルジョワな、さっき岬さんはバンバン撃てみたいなことを言っていたが……予算は大丈夫なのだろうか?なんとなくその辺りを考えると撃ちづらくなってくる。
『それで、ガタックミサイルの弱点なんだけど』
「あ、やっぱ欠点はあるんですね」
『それはね……完璧は無理よ、篠ノ之 束じゃあるまいし。ガタックミサイルを撃つ時はカウンターに注意して、実弾なわけだから攻撃されれば当然……』
「いや!もう言わなくても結構です!」
カウンターと実弾であるという事を聞いてしまえば想像がつく。つまりは、ポッドの発射口が開いているときに攻撃をピンポイントで受ければ、実弾がボカン!という事だろう。
『分かって貰えたなら良いけど、本当……これだけは注意してね。ポッドの方から作り直す予算は想定されてないの』
「りょ、了解です」
よほどの事が無ければ当たる事は無いと思うが……。というより狙わなければそんなところに当たる訳がない。もし当ててくる奴がいるとすれば、かなり意地が悪い。お前が言うなとか言われそうだけど。
『次が最後なんだけど、その……ね?なんて言ったらいいのかしら……』
岬さんは最後の武装の説明をするのを少し渋っているようだ。いったいなんなんだ……?岬さんが渋るとか、嫌な予感しかしない。
『ゴーサインを出した私が言っちゃいけないかもしれないけど。最後の武装、失敗作なの』
「えぇ……?」
俺の思わず飛び出た「何で?」みたいな声に、岬さんはため息をつきながらCGを表示した。そいつはガタックバルカンと比べると、あまりにも大きい。こいつは……。
『ガタックキャノン……ガタック新武装の最後の一つよ』
「具体的にどう失敗作なんですか?」
『高すぎるのよ、威力が。それはもう高すぎて、空中だと動きながらは絶対に撃てないわ。もし移動しながら撃ったとすれば、高確率で墜落するわね』
「それはつまり……空中で姿勢を保っていられないって事ですか?」
俺の言葉に岬さんは小さく肯定する。…………ガタックのPICや反重力デバイスをもってしても開発者に無理と言わせる威力とか……どうしてそうなった?
『ま、まぁ?あくまで「試験」ですものね。加賀美君が実際に撃ってみてから調整すればいいのよ』
「体の良いモルモットですか……」
要は物言いではあるが、岬さんにも一理ある。この臨海学校の目的は武装の「試験」なわけで、試し撃ちする機会だ。ここで沢山データを集めておいた方が後のためになるだろう。
『マスクドフォームとライダーフォームでどれくらい違いが出るか見たいから、両フォームで必ず一回は撃ってみてね。欲を言えば、移動中にも撃ってみてほしいのだけれど……そこは加賀美君に任せるわ』
「了解です」
ライダーフォームとマスクドフォームでは重さが違うから、いろいろ変化もあるのだろう。移動中の射撃は……正直あまり気乗りはしないがやって見よう。
許可が出るなら地上で撃ってみるのも良いのかもしれない。高空域における戦闘を想定した武装運用試験で試すのは微妙なところだが。
『それとガタックキャノンも弾はエネルギー……ってそうだ!』
「どうかしました?」
『加賀美君!ガタックキャノンをチャージショットで撃つのはダメよ!?以前やってたフルスロットルスイッチを押してイオンエネルギーを充填させるのなんてもっての外!』
それを言ってくれておいて助かった!いろいろできることを試してみようと思ってたから危ない危ない……。しかし、岬さんがここまで慌てるのならよほどの事だな……。
たぶんエネルギーを抑えきれなくなって暴発……とかいう事なのだろう。無人機戦で撃ったガタック流ライダーシューティングでもかなりの威力だったのだから、ガタックキャノンでそれをやると考えると……。
「わ、分かりました……。どうなるかはだいたい想像がつくので……」
『そう……それなら良いわね。絶ッ対だめよ?!フリとかじゃないわよ?そうじゃないと私達ラボのメンバーが会長に何を言われるか……』
俺の体に危険が及ぶレベルの問題なのか……?これはダメだ、大人がこんなに焦るという事はマジの奴だ。ていうか、なんで本当に岬さんはこれで完成にしたんだ。主任だから最終確認は岬さんのはずだし……。
まぁいいか、きっと徹夜続きで深夜テンションだったに違いない。なんか深夜まで頑張ると判断力が落ちるよな。しょうもない事で笑えて来たりもするんだよ。
「それじゃ、コンテナの中身について聞いても良いですか?」
『ええ……その前に、もう一回聞いても良い?ガタックに足りないものはもう一つあるの』
つまりはあのコンテナの中身もガタックの足りないものを補うためのモノなのだろうか?遠距離武器をインストールした……という事は、武装じゃない事は確かだろう。
「機動力ですか?」
『正解。アリーナ内等の閉塞空間での戦闘なら良いけど、高空域の戦闘ではガタックの機動力はネックになるわ』
ガタックはスラスターも何もついてないからな……逆に良くこれまでやってこれたというものだ。高空域なら岬さんが言った通りにガタックの遅さは目立つことだろう。
『そのためにZECTは外付けの飛行ユニットを用意したわ、題してガタック……』
「加賀美君!加賀美君!加賀美君!」
飛行ユニットなるものの名前を宣言しようとしていた岬さんだが、遠くから響いた声にキャンセルされる。見れば、山田先生がこちらに向かって走ってきているではないか。
「山田先生?そんなに慌ててどうしまし……」
「かっ加賀美君、急いで戻って下さい!お客様です……篠ノ之博士が加賀美君に会いたがってます!」
「し、篠ノ之博士……?あの篠ノ之 束がですか!?」
篠ノ之 束と言ったらISの生みの親……今まで勉強してきた中で何度も目にし耳にした名前だ。その偉大なる篠ノ之博士が、俺にいったい何の用だと言うのか。というよりそもそもなんで篠ノ之博士がここに?
「とにかく、急いでください!」
「え、えっと……岬さん?」
『新規武装のインストールはもう済んでるわ。もう一つの飛行ユニットに関しては、また後にしましょう』
どうやら新規武装について岬さんと話している間にインストールは終わっていたようだ。それならば好都合だが……例のもう一つの兵器が気になる所ではある。
「そうですか、それなら俺は行きますね」
『ええ、また連絡を入れて。それと……加賀美君』
「なんでしょう?」
『……用心はしておいて』
岬さんのいう事はもっともだ、相手が相手だし……。篠ノ之 束は文字通り世界を変えた人物……。そんな人が俺に用事と言うのだから、何か良くない予兆かもしれない。
「分かりました。ありがとうございます」
『またね、加賀美君』
「話、終わりましたか?それじゃ、行きましょう!」
「ちょっ、山田先生!なんで俺の胸ぐらを掴んで……!?」
どうにも山田先生はテンパっているのか、俺のISスーツの胸元をしっかり掴み力いっぱい引っ張って行く。あ、PCの回収を忘れてた……でもこの分じゃ何を言っても無駄な気がする。
(仕方ない……後で拾っておくか……)
炎天下で放置して大丈夫なのだろうか?帰ってきてみたらオーバーヒートしてました、なんてことになっていないと良いが……。いやいや、今それはこっちに置いといて。
篠ノ之 束が俺に用事ねぇ。はぁ……とにかく面倒事にならなければいいが、無理だよな。どんな人柄かは知らないが、アレだ馬鹿と天才は紙一重って言うし、きっと頭のネジがぶっ飛んだ感じだろう。
肝心なのはそれをどう冷静に対処するかだろう。まぁ……もしもの話だし、とりあえず大人しくしとけば何もされない……だろう。こんな風に俺の胸中は多くを不安で支配される。
毎度の事だが、俺の嫌な予感は当たる。これだけ言っておけば、後の展開はだいたいが想像できることだろう。俺は覚悟を決めて一歩一歩を進むのであった……。
ここでインストールと説明をしておかないと「例のアレ」と戦ってる時に尺が足りなくなるんです……。
そんな訳で「ガトリング」「ミサイル」「キャノン」が追加!なんでこのチョイスかと聞かれると私の趣味です。なんか説明が雑なので皆さんイメージできてるかどうか心配……。
それに「なんだよ、なんか普通だな」とか思ってる皆さんの姿が目に浮かびます……。あぁ……無理にオリジナル武装なんて考えるんじゃ無かった!
期待を裏切る形になってしまったかもしれませんが、納得のほどよろしくどうぞ。もっとカブト本編に登場した「アレ」とか「アレ」はもっと後という事で……。
それでは皆さん、また次回もよろしくお願いします。