タイトルからお察しの通りに、見事に前後編に……。ま……まぁ一応は、上手くまとまれば3話って言っておいたし(震え声)
あ、ちなみにですが……オリジナルで、更識のご両親が登場。相も変わらずセンスないネーミングと、人物像ですが……。
まぁぶっちゃけ一発キャラな予定なので、深く考えなかったと言うのは有りますが……。とにかく、そんな感じ?で行きましょう。
それでは皆さん、今回もよろしくお願いします。
「あ~……爺ちゃん。これ、何処もおかしくないよな?」
「そう心配せずとも……良く似合っているぞ」
「なら良いんだけど……」
首元のネクタイを弄りながら、やはり落ち着かない俺。と言うのも……今日は1月1日で、新たな年が始まったのである。そんな時に、俺はスーツに身を包んでどうしたのかと聞かれれば……普通に正装だ。
どうやら更識と同盟を組みはしたが、しっかり挨拶に向かった事は無いらしい。良い機会だからと言う事で、新年の挨拶と共に『そう言うの』を行うつもりなんだそうな。
俺が居るのは、爺ちゃんの孫って言う立場ってのもあるし……単に簪達に会いにってのもある。まぁ俺としては、前者なんかどうでも良いんだけど。
「なぁ爺ちゃん……ポーカーフェイスって、どうやりゃ良いんだ?」
「なにかね、急な話だな」
「いや……対暗部用暗部の本丸に向かう訳だし、必要かなって」
「うむ……確かに、一理あるやも知れん」
俺は一夏ほど解りやすくは無いだろうが、確信を突かれれば動揺を見せる事がしばしばある。そこから何か、ZECTに不都合な事を読み取られては敵わない。
だから、コツがあるなら今のうちに聞いておきたかった。それこそ爺ちゃんとか、腹の探りにくさにとらせれば天下一レベルなんだろう。
「無駄に無表情である必要は、何処にも無い。表情さえ崩さなければな」
「……どういう意味?」
「つまり、笑顔だろうとなんだろうと構わん。何を言われても……その表情が場面にふさわしくなかろうと、同じ表情を貫く事を意識すればいい」
なるほど……そういう事か。確かに無表情を意識して対面するよりは、なんでも良いから態度を崩さなければ良いわけだ。そんで、表情は後から付いて来ると……。
なんとなく解りはしたが、それが可能かどうかは別問題だよな……。だが、俺も爺ちゃんの孫……嫌な部分をキチンと受け継いでいるから、きっと大丈夫だ。
「会長、そろそろ……」
「うむ、覚悟はいいか?真」
「ああ、大丈夫」
どうやらそろそろ更識家が見えて来たようだ。覚悟完了の有無を爺ちゃんが聞いて来るが、俺は今一度身だしなみを整えつつそれに答える。
……窓から屋敷みたいなの見えて来たけど?……え?これ?簪の家……ここ?……ま、まぁこのくらいならな!うん……まだ想定の範囲内だ。
俺と爺ちゃんは、車から降りて門の前へとたった。ってか、玄関の前に門があるぜ……。表札を確認してみるが、それには確かに『更識』と書いてある。
「行くぞ」
「お、おう……」
流石爺ちゃん……全然驚かねぇや……。と言うよりは、爺ちゃんの家もこういうレベルなのかもしれないな。機会があったら遊びに行ってみるか。
とにかく、今は集中……。俺のせいで、爺ちゃんが舐められても困るからな。とりあえず胸を張って、きびきびと動かなくては……。
**********
「真……いらっしゃい……」
「おお、簪……振袖か、似合ってんな」
「真、先に挨拶をせんか」
「おっと……そうだった。明けましておめでとう」
玄関で俺を待ち受けていたのは、振り袖姿の簪だった。とりあえずの挨拶を行っていると、他の3人……本音、姉貴、虚先輩たちもやって来る。
それぞれ、やはり振袖姿だ。どうやら……俺達が来るって事だかららしい。いやはや、やはり日本の正月ってのはこうでなくてはな。
「かがみんも~、ビシッと決めて来たね~」
「流石……似合っていますよ」
「弟くん、モデル体型だものね」
「筋肉以外はな」
ホントそれなんだよ。もう少し細ければ、きっと完璧だったに違いない。暇だからってんで筋トレしてたら、いつの間にやら筋肉質になってたし……。
今思えば、何か筋肉にとり憑かれていたのかもしれない。まぁでも食っても太らない体質だしな、その辺りも関係してるのかも。
「会長、この度は……わざわざおいでいただき……」
「ハッハ……虚くん、堅苦しいのはいらんよ。会長としてここへは来たが、それ以前にただの祖父でもある」
「う~ん……私も『楯無』として挨拶しなきゃだけど……。とりあえず、場所を変えましょうか?」
確かに、簡単な挨拶は玄関だけで済むかもしれないな。だけど同盟を組んだもの同士のトップが顔を合わすには、些か緊張感が足りん。
それこそ、俺の覚悟はいったいなんだったのかって話になる。ってな訳で、更識家の人々に案内されつつ広い木製の広間のような場所に通される。
「本音、皆さんの座布団を」
「はいは~い」
本音と虚先輩は、テキパキ……うん、テキパキと全員分の座布団を用意した。俺と爺ちゃんが並んで座り、向こうには姉貴が、残った3人は少し離れた場所に並んで座っている。
さて、雰囲気が変わった感じがあるっつーか……見られてんな、俺ら以外の誰かに。まぁそりゃ……ZECTは胡散臭いイメージらしいから無理もないか。
このくらいの気配は察知できるようになっているって、ますます俺は一般人を止めているな。ま……何もする気が無いなら、無視して構わんだろう。
「さて、それじゃ……。加賀美会長、此度の来訪……心より感謝いたします」
「こちらこそ、お招きいただき感謝する所存」
「新年と言う節目を迎え、より一層の更識、ZECTの発展を願い……挨拶とさせていただきます」
「私も気持ちはそちらと同じく。新年……明けましておめでとうございます。今後とも、良き付き合いを……」
誰だお前。楯無モードに入ってるのは分かるけど、アンタ人が変わり過ぎてやしないだろうか。日ごろの態度は、楯無モードの反動な可能性が出てきたな……。
反応が遅れてしまうが、俺も爺ちゃんの言葉の後に『楯無さん』へおめでとうと言っておく。両者が頭を上げると、楯無さんは姉貴へと戻る。
「ま、こんなもんで良いでしょ。肩がこるわ~……」
「たっちゃ~ん。揉んであげるよ~」
「真もお爺様も……お疲れ様……」
「ハハハ……俺はそれらしいことはしてないけどな」
「何、雰囲気は出ていたぞ」
その場の緊張感は消え失せ、いつもの通りな様子となった。でも形だけだとしても、やっぱりそう言うのは大事だと思う。……と、安心したのも束の間だった。
姉貴が、いつの間にか消えていた虚先輩に耳打ちされている。そんで、何が心配かって……こっちをチラチラ見てんだよなぁ……。姉貴は、困った様子で俺達に言う。
「真くん、お爺様……悪いんだけれど、先代に会ってくれない?」
**********
「「「「「…………」」」」」
無言……本当に、無言が続く……。布仏姉妹は席を外して、俺の正面には……滅茶苦茶に厳格そうな中年男性が1人……。この威圧感……これが、先代楯無……。
さきほど、ポーカーフェイスのコツを聞いておいて良かった。だって先代……すっげぇ俺の事を見てるんすよ。本当……なんか、目の敵みたいな感じで……。
心配ではあるが、それを表に出すな……表情を崩すな……。きっと俺の心情は、悟られていないハズ。やがて先代が口を開いた。
「君が……加賀美 真か……?」
「はい、初めまして。いつも更識の皆さんには、お世話になってます」
どうよ、我ながら完璧じゃね?心の中では、少し臆しちゃいるけれど……爺ちゃん式で平常を保てている。しかし……反応が薄いこの感じ、簪に似てる。
と言うよりは、逆だろうけど。つーか、先代は何の目的で俺達に?やはり先代としては、ZECTとの同盟に納得が行っていないとか?
「……さんぞ」
「はい?」
「君に……私の娘は渡さんぞ……!」
「……はい?」
あっ、え……っと?そう言う奴……なんすか?と、更識姉妹に視線を送ってみる。すると2人は、申し訳なさそうと言うか恥ずかしそうに、顔を俯かせた。
こういうシチュエーション……本当にありうるんだな……。ってか、爺ちゃん……アンタ絶対にこの状況を楽しんでるだろ?終始ニコニコしてたが、ニヤニヤに代わってんぞ。
「その……何が気に入らないか、言ってもらえませんか?認めてもらえるように頑張りますから」
「そう言う問題では無い……!娘を想う男親の気持ちは……解からないだろう……!」
「確かにそうですけど、俺には簪以外考えられません。何されようと、俺は譲りません」
「真……」
「フッ……フフフフ……!」
クソ……爺様、後で覚えとけや……!どうやら、真顔で恥ずかしい事を言う俺が面白いらしい。まぁそれは放っておいてだ。男親の気持ちかぁ……先代の言わんとしている事は分かるが。
だけど、俺だって一歩も退く訳にはいかない。相手は先代……コレからどう出て来るかは分からんが、覆水盆に返らず……後戻りする気も毛頭ない。
「そこまで言うならば……表……」
スコーン!
「!?」
「こらこら、落ち着いて下さいな」
表に出ろと、先代は言おうとしたのだろう。しかし突然お盆の様な物が飛んできて、先代の頭へぶつかる。すると奥から、水色の髪の女性が現れた。
なるほど、更識姉妹の母親か。……って、湯呑みで茶飲んでるし。そうか、湯呑みを乗せてたお盆だったんだな。更識母は、俺を見るとニコリと微笑み先代の隣に座った。
「始めまして、真くん。私が先代楯無の更識 鞘香よ。気軽にサーヤちゃんって呼んでね☆」
「……うぇ!?せ、先代?えっと、俺はてっきり……」
「あなた、挨拶しなかったのね。ゴメンなさい、この人って口下手なの」
「更識 黒鋼……。私は……入り婿だ……」
く、くろがね……それはまたゴツイ名前で……。迫力がハンパないから、てっきりこの人が先代だと思ったんだけど。この……明らかに姉貴そっくりな性格であろう人が先代か……。
ハッキリと、遺伝子が受け継がれているようだ。って言うかなんだ?楯無を名乗るには、ふざけた性格でないといけないのだろうか?
「先代、お初にお目にかかる」
「ああ、会長さん。娘たちがお世話になってます。なんか、南の島にも連れて行ってもらったみたいで」
「いえ、我々としては……そちらの娘様を危険に晒している訳ですから」
なにやら、世間話の感じだな……口を挟む隙が無い。姉貴はともかく、爺ちゃんと鞘香さんは気が合いそうな感じだな。だけど、本題に入って貰わないと。
「あの……それで、先代は俺に何の用が?」
「サーヤちゃんで良いってば。まぁ会長さんに挨拶と、簪ちゃんの彼氏を一目見ておこうかと思ったのよ」
「お、お母さん……」
「って言うか簪ちゃん……遠いわよ!ほら、もっと引っ付く!」
そう言うと鞘さんは、ドタドタと俺と簪の席を引っ付けさせる。お互いの目を見ると、お互いに苦笑い。しかしとりあえずは、簪は俺に体重を預ける様に座った。
黒鋼さんは、表情が硬いが……気にしない。恐らく鞘さんは、俺と簪の交際に肯定的……。ぶっちゃけ鞘さんが味方ならば、もう怖いものなしだと思う。
「それで、それで?どこまで行ったの?キスもまだとは言わせないわよ~?」
「あっ、それは私も気になってたわ。簪ちゃん、クリスマスは朝帰りだったけど……」
「あ……その……えっと……。も、もう……!お母さんもお姉ちゃんも……意地悪……」
「ハハハハ……」
朝帰りだった……か、うん……姉貴の奴は、絶対わかってて言ってるな。だからと言って、体を重ね合わせた中ですなんぞ、口が裂けても言えまい。
笑って誤魔化すってこった。簪は母と姉から総攻撃を受けているが、助ける術が思いつかんな。そうやって考えていると、黒鋼さんが立ち上がる。
「やはり……認められん……。サーヤちゃん……本気で、この小僧と簪ちゃんを……」
「本気も何も、惹かれあう2人を引き裂くのは無粋でしょ?」
「それは……実力を試してからでも遅くないハズ……」
「う~ん……そうねぇ。確かに、生身でそれなりにやれなきゃ……安心して簪ちゃんを預けられないかもしれないわね」
あれ……何この展開?もしかして、黒鋼さんと戦わされる感じなのだろうか。……勝てる気がしねぇ。けど、それで2人が納得してくれるのであれば……。
と、意気込んでいると……廊下のほうから足音と、何やら言い争うような声が聞こえる。すると襖をピシャッと開けて、現れたのはいかにも美形な男だ。
「柴さん、今は大事なお客の前ですから……」
「大事?黒鋼様の反応を見る限りは、そうは思えないが」
柴とか言う野郎は、部下だか使用人だかの言葉を無視して俺達の会談に割り込む。んで……確実に俺の事を見た。その視線には、蔑みとかそんなんが込められてるってのが解る。
つーよりかは、隠そうともしてねぇみたいだけど。柴は俺らと更識の調度中間あたりに位置する場所へと座った。そうして、両者に向かって進言する。
「その力試し、私につとめさせては貰えないでしょうか?」
「うん、良いわよ」
「お母さん……本気!?」
……相手はプロの暗部ってこたぁコイツは何か、エースみてぇなモンなのか?姉貴は、俺と柴を戦わせることに衝撃を受けている……のなら、どちらにせよ手練れなのは確定ってとこだろ。
どうしてコイツが出張って来たのは知らんが、とにかく俺の事は気に入らんらしい。そんな事はどうでも良いか、立ちふさがるならぶっ飛ばせば良い。
「小耳には聞いていたが、貴様がそうか……。ZECT風情が笑わせる」
「あ゛ぁ……?」
「真」
「……チッ!」
俺を見ながら言った台詞だが……ZECT風情だと?クソ野郎が、そりゃあ爺ちゃんを含めた……全てのZECT職員を侮辱した台詞だ!
一発で怒髪天に来た俺だが、爺ちゃんが名前を呼んで俺を制する。いいや、コイツはぶっ飛ばすのは決定した。後は後悔する暇すらも与えてやらん。
「どうせ、簪お嬢様に近づいたのも……更識へと取り入るためだろう?」
「あ、ダメだコイツ。爺ちゃん……我慢しなくても良いよな?」
「……思いきり暴れて来なさい」
ブオン!
爺ちゃんの許可が出たので、正座を解除しつつ腕の力を使ってサマーソルトの要領で奇襲をかける。後ろに数歩引く事で避けられたが、まぁ当てようなんざ思っちゃいねぇさ……。
このクソ野郎には、そんな攻撃じゃ生ぬるい!俺と簪の関係を、偽りと申すか?それならそれで結構……このクソがそう思うんなら、一生そう思ってりゃいいさ。
(真くん……挑発にのらないで。貴方……下手すると死ぬわよ)
(それなら、死なねぇ様に助言賜りたいもんだがね。戦うのは止めんぞ)
(はぁ……。彼は、柴 透哉……更識の中でも、トップクラスの実力者……)
やはりそうか……コレは、一筋縄ではいかなそうだ。『トップクラス』と表現したあたり……つまりは、コイツより上はまだ居る。俺が更識でどの程度かは知らんが、喰らいついてやるぜ……。
それよりももう一つ気になるのは、柴が現れた時に見せた簪の表情……。露骨に嫌そうだったが、簪と何かあったのだろうか?そこも一応は、聞いておきたい。
(あの野郎、簪と何かあったのか?)
(う~ん……平たく言えば、許嫁?)
(殺す……アイツ絶対に殺す)
(まぁ落ち着いて、話を聞きなさい。半分は自称みたいなものだから)
どうやらそこには、複雑な事情があるようで……俺は大人しく姉貴の声に耳を傾ける。柴本人は、もともとそう言った理由で更識へ来た他流派の家系で、いずれ自身が簪の婿になると信じて疑わなかったらしい。
だがその時点で、簪は生理的に柴を受け付けなかったうえに……14の時に俺に出会った。まぁつまりは、俺に惚れてくれたって事で……。こうして運命的な再会を果たして、俺と簪は結ばれたわけだ。
(……アイツ、簪に気が?)
(まぁ……結構アプローチはかけてたんじゃないかしら。それが更に嫌われる原因だったけれど)
(つまりは、アイツ……)
(貴方を倒して、簪ちゃんを手中に……って、思ってるかもしれないわね)
なるほど、やけに挑発的ってか……俺を目の敵にしてるのはそういう事か。……なおさら、負けてはならない理由が増えてしまったらしい。
くそう……俺と簪の恋路には、何かと障害が多いもんだ。しかし……今までだって、簪と共に切り抜いて来た。実質的に戦うのは俺1人だが、簪の為だと思えば同じ事だ。
「そんで、ここでおっぱじめてもいいんすかね?」
「構わないわよ~。ここ、道場として使ったりもするから」
「どうも。簪、少し手伝ってくれないか?」
「あ……うん……!」
さっきのお返しだ馬鹿野郎が……。俺は簪との仲睦まじさをアピールするために、スーツを脱ぐのを手伝ってもらう。俺が靴下を脱いでる間に、簪は自発的に俺のネクタイを外してくれた。
フハハハ、悔しかろう。まんま、仕事帰りの新婚的な光景を見せつけてやったぜ。っておい……柴の方は良いが、黒鋼さんの方も額に血管が浮き出てますが?……柴に勝てば、少しは認めてもらえりゃ良いがな。
「準備はできたか、ZECTの飼い犬」
「ヘッ……言ってろ馬鹿が。テメェも同じようなもんだろうよ、更識のワ・ン・ちゃ・ん」
「ぐっ……貴様……」
「あ~あ~居るよな、煽るくせに煽り耐性低い奴。そういうのなんて言うか知ってる?小者って言うんだぜ」
俺に口喧嘩で勝とうなんざ、100年早ぇ。柴はワナワナと身体を震わせ、怒っているようだ。だがな……平静は保っているが、俺の怒りはそんなモンじゃねぇ……。
あろう事か、コイツは……俺の侮辱しちゃいけねぇモンを、二つも汚しやがった。その償いはしてもらう……!俺は険しい顔つきで、柴の前へと歩き出す。
簪を賭けて的な事がしたかったんや……(猛省)
だから、アレですよ……正月なんて、タイミング的に更識へ赴くための口実です。真VS柴さえ片付けば、もう少し正月みたいな事も出来る……かも?
ISって基本は、女性陣が一夏を取り合うシチュエーションですからね。ですが私は、泥臭いのが好きなので……今回の運びに。
もうお察しの展開ですよ、事あるごとにウチの主役はボロボロになる運命です。……が!ボロボロでも愛する人の為に頑張る姿って、カッコイイと思うのですよ!
ってな訳で次回は……。不良もどきVS更識のエリート暗部の肉弾戦をお送りしたいと思います。……字面だけ見ると、やっぱり雲泥の差ですね……。
それでは皆さん、次回もよろしくお願いします。