真剣で私に恋しなさい~その背に背負う「悪一文字」~ 作:スペル
ギリギリ四月中に更新する事が出来ました!!
今回の話を持って、惡と誠、即ち悠介と百代の物語が一段落します。
二人のこれからが、どんなものになっていくのかを楽しんでで貰えたら,嬉しいです
【注意】
今回、風間ファミリーというかそのごく一部のメンバーに対して、少しウザめの表現が成されています。
アンチと取られても仕方ないと思いますが、自分としてはこのメンバーならこう言うかなとゲームをプレイして考察を重ねた結果ですので、キャラを貶めるつもりは一切ございません
ご了承の程お願いします。
悠介ッ!!―――――川神百代
右腕を天に掲げ、無言の叫びが響く中、静かに悠介は倒れ込む。勝者としての意地が、起こし得た勝鬨も長くは続かない。
力が抜けるように倒れ込む悠介だが、ドサ。とその身体を乱暴にしかし何処か優しく受け止めたのは、意外にも釈迦堂だった。
「ヘヘ。やりやがったな、このクソガキ」
悪態をつきながら、その無骨な手は不器用に優しく悠介の頭を撫でる。気がつけば、悠介と釈迦堂の周りには、鉄心が、ルーが、鍋島が近づいていた。
四人とも言いたいことが山ほどある。しかし、四人の口から零れた言葉は…
「「「「お疲れさん」」」」
ねぎらいの言葉だった。
そうして四人が悠介を引き上げると同時に、何処からともなく現れたクラウディオの手腕によって、無事に若獅子タッグマッチトーナメントは閉幕した。
この日まで無銘の存在だった相楽悠介の名は、一気に世界を駆け巡り、多くの波紋を生み出した。
それが世界に何をもたらすのか、それが分かるのはもう少し先の話だ。
◆◇◆◇◆◇◆◇
目が覚めた瞬間、真っ先に映り込んだのは、見慣れた天井だった。
「此処は…私の部屋か」
辺りを見渡した百代は、自分が眠っている場所が自身の部屋であると察する。次に湧き上がったのは、どうして自分が此処にいるのかと言う疑問であるが、その答えは直ぐに出た。
「そうか…負けたのか私は―――――」
根拠など無い。それでも己の敗北を実感していた。何時も味わっていたはずの感覚は無く、あるのは只の無だ。
記憶は途中から無い。ただ、あの一撃を受けた後の記憶は無い。そして目が覚めば、闘技場から遠く離れた自室。
少しずつ思考力が戻ってくれば、自分の敗北を決定づける要素が見えてくる。
「ちくしょう…」
負けた。今はその事実が、己の胸を強く締め付ける。今まで勝利とは己と共にあるのであり、求める物ではない。
漫画や小説では、勝利への飢えと言う強さの根拠があったが、自分にとっては勝利とは生きている上で当たり前の物で飢える物ではなかった。
故に対等の戦いを欲し、心の片隅では何処か
しかしあの決闘で、相楽悠介という強者との戦いの中で、久しく勝利を欲した。勝ちたいと願ったそれを飢えと言っても違いないだろう。
だが、自分は負けてしまった。
「クソッ!…」
負けてしまったのは仕方が無い。そう割り切れば良かった。しかしそう簡単に割り切れる訳もなく、胸を強く締め付ける不快感を払拭する事が出来ない。
ならばと、久しくもしかしたら初めてかも知れない敗北の感覚を、逆に味わってみようとするが…
「ッ!――――――」
思い浮かぶのは、あの時どうして!。もっといい選択が合ったんじゃないのか!!というもしもと後悔。
受け入れようとすればするほど、湧き上がってくる息苦しさ。とてもではないが、受け入れを容認出来ない。
今までだって、悔しいと思えたことが無かった訳では無かったが。
これは…
「キッツいな…」
今味わっている苦しみに比べれば今までの後悔が、後悔では無かったと実感する。
ああ、これが敗北。僅かにでも弱くなりたい、負けたいと思っていた自分をぶん殴りたくなる。
「こんなもの、味わいたくないな」
だが、どうすることも出来ない。自分は負けたのだ。これを受け入れる義務が、自分にはあるのだ。
どう受け入れるべきか、必死にそれを考え様としていると…
「おう、モモ。起きたか」
「なっ!悠介!!」
部屋の襖が開かれ、ボロボロな悠介が顔を出した。
◆◇◆◇◆◇◆◇
川神院の一角。そこには百代を除く風間ファミリーが終結していた。誰もが百代が心配で集まったのは言うまでも無い。
「それでワン子。モモ先輩は大丈夫なのか?」
「うん。お爺ちゃんの話だと、ダメージが大きいだけで、もう少ししたら目が覚めるって」
リーダーであるキャップの問いに一子は、戸惑いながらも尊敬する祖父の言葉を、そのまま伝える。
彼女自身、未だに頭の整理が追いつかず混乱が無くなっているわけでは無い。それでも祖父である鉄心の言葉で、僅かながら冷静さを取り戻す事が出来た。
そしてそれは、他のファミリー達も同じであり、一子の言葉に安堵の息を吐く。
「それにしてもまさか、あのモモ先輩が負けるとわな…」
「本当だね。モモ先輩大丈夫かな?」
ガクトの言葉にモロが同意する。二人の言葉は、風間ファミリー全員の思いを代弁したものであり、共通した思いであった。それが故に、ファミリー内の絆の深さが窺える。
しかしその対応については、共通はされてはいなかった。
「しかし、相楽の奴が最後にやった技。凄かったよな~あのモモ先輩を一撃でK.Oだぜ。俺、なんか全身が震えちまったぜ。
やっぱり、相楽の奴はすげぇよな」
百代の無事が確認出来れば話は当然、あの決闘へと移行する。キャップは、純粋に悠介を称賛する。悠介が百代を倒そうとしていたのは周知の事実である。誰もが不可能だと笑っていたが、その不可能に向かって突き進み遂に突破した相楽のことを、キャップは気に入っていたが…
「ちょっと、キャップ!!モモ先輩が負けたんだよ!!流石に不謹慎だよ!!」
「私もモロに同意。相楽悠介…モモ先輩の仇は私達が討つ!!」
ファミリーを神格化し、内向的な京とモロの二人は、自分たちの大切な存在である百代が負けてしまった事に対して、怒りを感じている。
二人にとって川神百代は、最強で無くてはならない。決して誰にも汚されていけない聖域が破られたのだ。
我が身の事と考えているからこそ、百代の敗北に怒りを抱いているのは、不思議では無い。
しかしそれに待ったをかけるのは…
「待て、京にモロ!!。確かに自分もモモ先輩が負けたのはショックだった。…だが、相楽は何も卑怯な手段を取っていない。
正々堂々と勝ったんだ!!
その勝負について我々が、とやかく言うのは、違うんじゃ無いか」
「あ、あの!!私もそう思います!!
相楽先輩は、何も卑怯な手段など取らず、真っ向からモモ先輩を打ち破りました。
本当に見事でした。一人の武人としても、あの勝負について私たちが言うのは、違うと思います」
クリスと黛の両者が待ったをかける。確かにモモ先輩が負けたときは悔しかったが、同時に打倒を果たした悠介に対する感動もあったのだ。
悠介の努力を知っているからこそ、純粋に二人の決闘を讃えたいという思いが強いのだ。故に、まるで仇討ちを考える二人に待ったをかけたのだ。
だが、二人の言葉を聞いた京とモロの二人の瞳が鋭くなる。
「クリス!まゆっち!!何言ってるの!!二人は悔しくないの!!」
「そ、そうだよ!!それとも二人は新入りだから、関係ないって言うのかな!!」
「そうではない!!さっきも言ったが自分だって、モモ先輩が負けてショックだった!!
だが、二人とも真剣勝負で戦った!!
そこに遺恨など無い!!ましてや部外者である我々が、遺恨を生んであの真剣勝負を汚すのは違うと言っているんだ!!」
クリス、京、モロの三人の口論は熱を帯び始める。
が…
「おいおい。お前ら落ち着けよな」
「ガクトの言う通りよ。二人とも落ち着いて!!」
「ささ、三人とも!!落ち着いてください!!」
ガクト、一子、まゆっちの三人が押しとどめる。物理的に押しとどめられた三人だが、一度着いた火はなかなか消えない。
「そういうワン子はどうなのさ!!モモ先輩が負けたんだよ!!何も思わないわけ!!」
「…そうじゃ無いけど。でも、私…悠介君が努力してきた事知ってるから…。お姉様が、負けたこと悔しい訳じゃ無いけど、あんなに楽しそうなお姉様も見たこと無かったし、
それに私も悠介君が最初に言ってたけど、あの決闘は二人だけのものだと思うから…」
「ッ!!」
「何でだよ!!おかしいよ、みんな!!モモ先輩が負けたんだよ!!悔しくないの!!」
「そうだよ!みんな、どうしたの!!?おかしいよ!!??」
一子の言葉にモロと京は困惑を露わにする。誰も大切な空間だった。だからこそ、誰かが傷ついた時は、みんなで助けることが当たり前だった。
それなのに今、助けようとしない。その事実が二人には信じられなかった。
「兎に角落ち着けモロ。確かにモモ先輩が負けたことは、俺様もショックだった。
相楽の奴は、確かにムカつく奴だ。「なら…」だが、俺様はあいつの努力は認めてる。卑怯な真似はせずに真っ直ぐにモモ先輩を倒した相楽の奴を讃えようじゃねぇか。
くだらねえ嫉妬は、イケメンな俺様
それに俺たちがどう動くのかを決めるのは、モモ先輩に会ってからでも遅くないだろ。
そうだろ、キャップ!!」
静かにしかし力強いガクトの問いかけに今まで沈黙を保っていたキャップに視線が向く。
「おっ!ガクトいい事言ったな!!なんか青春ぽいから見てたけど、そろそろ俺の出番だな!!
確かに、モモ先輩が負けたのはショックだ!!だが、相楽は凄かった!!なんて言ったって、あのモモ先輩を倒したんだからな。
まずはそこを認められない、小さな奴は俺たち風間ファミリーにはいないはずだぜ!!
ガクトが言ったがまずは、モモ先輩がどうしたいのかを聞こうぜ!!
そんでもってモモ先輩の力になる!!俺たちなら出来るさ!!
そうだろう、お前ら!!」
生まれ持ったリーダー資質。底抜けに前を見る姿は、負の感情を取り払う太陽。自分が認めた仲間達ならば、間違わないという無二の信頼。
全員が納得した訳では無い。それでも、リーダーであるキャップが決めたならば、それに従おう。
少なくともそうさせるだけの信頼を全員がキャップこと、風間翔一に抱いていた。
「それにしてもよ、大和。今日はえらく静かじゃねぇか」
「ッ。そ、そうか?」
「おうよ!大体、こういうパターンだと、軍師であるお前が場を仕切るからな。今回もそうなんだろうと思ったけど、どうしたんだ?」
それもまた信頼から来る疑問。誰よりも長い付き合いだからこそ、こういう状況で沈黙するのはおかしいと思うからこその問い。
そしてそれは他のファミリー達も同じだったようで、冷静なったメンバーは「確かに…」と頭に?を浮かべる。
大和自身が未だに感情が整理できておらず、どれが正解なのか分からないのだ。だが、ファミリーにおける軍師である。何かを伝えねばならない。
そう思って、口を開こうとした瞬間…
「何だ何だ。勢揃いじゃないか」
「姉さん!!」
川神百代が音も無く現れた。
◆◇◆◇◆◇◆◇
時は少し遡り、百代の部屋。夕日の木漏れ日が部屋に差し込み中、沈黙が場を支配していた。
悠介が現れた事で、百代は今湧き上がってくる感情を必死に噛み殺していた。理由など語る必要も無いだろう。
その
だが反対に悠介は、誰よりもその苦みを経験してきたからこそ、百代の心情を簡単に察することが出来る。
その苦しみも葛藤も理解できる。だって自分は、それを味わい進んできたのだから。
故に…
「ふん!!」
「っ――――!!??」
悠介は、無言で百代に拳骨を叩き込む。急な衝撃に百代は対応出来ず、頭を抱え込む。
「返事ぐらいしやがれ!!」
「なっ!いきなり、何をするんだ!!」
「いきなりも何も、返事もしねぇお前が悪いだろ、モモ」
「だからって、殴ること無いだろ!!」
そこからは、普段通りやり取りだ。先程までの気まずさはない。だが、ふとした瞬間我に返ってしまった百代が、再び顔を下げる。
その動作が何を意味するか分かっている悠介は、もう我慢の限界だった。
「い・い・か・げ・ん・に、その辛気臭い
「っ―――――!!」
悠介の暴言に近い言葉に、今度こそ百代の顔が完全に沈むが…
「
いいか!俺は、10年近く掛けて漸く一勝したんだよ!!
戦歴ではまだまだ全然、負け越してんだよ!!
それなのにお前は、まるでもう
負け越して、初めてその
勝ち越してるお前が、負け越している俺の前で、負けました!!みたいな
ビシビシと百代の額に指を突きつけながら、反論を挟む暇なく悠介が、溜まっていた不満を突きつける。
自分たちの間の序列はまだ何も変わっていない。むしろ自分が勝利したことで、止まっていたモノが漸く動き出したのだ。
だから、そんな顔をして立ち止まっているんじゃねぇ。
真っ直ぐと突きつけられた言葉は、百代にとっては青天の霹靂に等しかった。
悠介の言葉はある意味で支離滅裂だ。ただ伝えたい事は嫌という程に伝わってきた。
だからこそ、笑いが込み上がって来るのが止められない。
悔しさが苦みが無くなった訳では無い。それでも、向き合えるくらいには、前を向けるようになった。
ああそうだ。あれで終わりじゃ無いのだ。まだまだ道は続いていくのだ。負けたならば、次勝てばいい。今回の戦いの結果で外野が騒ぐだろうが、揚羽や天衣、まゆっちに燕のように、悠介には戦う理由はあれど、
準備さえしっかりすれば、いつでも戦えるのだ。我慢する必要など無いのだ。
それだけで、救われる。
その笑みが何を意味するか察した悠介は、はあと深い溜息をこぼす。
「伝えてぇ事も伝えられたし、俺はもう帰るな」
それだけ告げて悠介は部屋を後にしようと百代に背を向ける。勝者である自分が見たかった顔は見られた。
思った以上に腑抜けた顔だったが、今の百代の顔を見られたなら文句は無い。
そう言って、部屋から一歩出た悠介の背から――――
「悠介!!
次は勝つぞ」
百代の宣戦布告が届いた。
その言葉に悠介は、好戦的な笑みを浮かべ―――――
「言ってろ。
次も俺が勝つ」
その布告を受け入れる。敗者から勝者へ伝えられる
そう。二人の関係はそれでいいのだ。勝った負けたを繰り返し続ける。そして戦えなくなった時、漸く二人の勝負に決着がつく。
その戦いが終わるまで、二人の勝負に決着がつくことは無い。
そんな関係を世間では、
相楽悠介と川神百代の二人は、好敵手としてこれからの道を進んでいく。
その身から闘争が尽きるその日まで、ずっと――――
◆◇◆◇◆◇◆◇
時間は戻り、川神院一角。
音も無く突如として現れた百代に、風間ファミリーの面々は驚きを露わにするが、同時に心配が湧き上がる。
「お姉様!!もう大丈夫なの!!??」
真っ先に動いたのは一子。百代に抱きつきながら、その身を案じる。愛する義妹の抱擁を受け止めた百代は、仲間達を安心させるように笑みを浮かべる。
「ハハ。心配かけたみだいな、妹よ。だが、安心しろ。もう元気一杯だ!!お前達も心配してくれてありがとう」
滅多に聞かない百代の心からの感謝にファミリーの面々は唖然とした表情を見せる。その反応が不満だったのか、百代の眉間に僅かにしわが寄る。
「そ、そんな事より、モモ先輩。
「ああ、そうか。本当に心配を掛けたみたいだな」
身の危険を感じたキャップは慌てて話を変える。それはファミリーの全員が気にしている問い。
その問いの意味を察した百代は、一度目を伏せ、そしてファミリーを見渡す。
「心配ない!と言えたら良かったんだが、やはりそれなりには参っている。
だが、もう大丈夫だ。
負けた悔しさが無くなった訳でもないが、それでも今は目標が出来たからな
また一から出直しだ」
負の感情を交えながら、前を向く百代の言葉に殆どのメンバーは安堵する。
最強だと信じていた存在は負けてしまった。しかし、負けたとしても今自分たちの目の前にいるのは、普段と変わらない自分たちが知る川神百代だ。
そんなファミリーの反応を見た百代はだからと言葉を続け…
「悠介の事は私の問題だ。お前達が仇討ちする必要は無いからな。許す許さないは勝手だが、私を出汁に戦うのは許さん!!
奴を倒すのは、この私だ」
釘を刺すような言葉に京とモロの肩がビクッ!と震える。
「モモ先輩…聞いてたの?」
「全部では無いがな。お前達が私を慕ってくれるのは嬉しいが、その決闘は文字通りの真剣勝負だった。
私もあいつも全力で戦い。そして私が負けた。悔しいが、それだけの話だ。
だが、満たされたモノも目標が見えたり、私にとっては色々な意味で忘れる事が出来ない決闘だった。
だから、それに茶々を入れられたくない。大切な仲間であるお前達ならよりな」
京の言葉に百代は、己の胸の内の一部を告げる。何処までも真摯な百代の言葉に誰もが聞き入る。
その言葉に納得は出来る。しかし心理が追いつかない者達もいる。
それを察した百代は、誰よりも大切な仲間達にの前で、宣言する。
「安心しろ、お前達!!
悠介は確かに強敵だが、次は私が勝ってみせる!!
いや、勝つ!!」
バシッ!と拳を突き立てながら宣言する百代の姿は、普段の百代以上に百代だった。
大切な仲間がここまで言うのだ。京やモロも、先輩がそこまで言うならと渋々納得してみせる。
「頑張って、お姉様!!」
「モモ先輩なら、勝てるさ」
「はい。私もそう思います」
「ファイトだぜ~~~!!」
「うん。モモ先輩なら、次は勝つよ」
「いいね!いいね!!熱いライバルって感じがして、燃えるぜ!!」
「ガッツだぜ!!モモ先輩」
「そうだよね!京の言う通りモモ先輩なら、次は勝つよ。ねえ、大和」
「――――ああ、頑張ってくれ姉さん」
百代の宣言を聞いたファミリー達の応援を受けた百代は、任せろと告げる。
此処が転機。彼ら彼女らが最強と信じてきた川神百代の敗北が、風間ファミリーのあり方を変えていく事になるのだが、その足音に今はまだ誰も気がつかない。
モモッ!!――――相楽悠介
如何でしたでしょうか?
悠介と百代。二人は、此処にて漸く対等な好敵手となりました。
今後の話の展開次第では、再び戦う事にもなると思います。その時は、今回以上の激闘になると思います…描写できるかな(汗)
読者の皆様自体にも、様々なこれからを想像されたかと思いますが、自分としてはそのあり方に落ち着かせるのが良いかなと思いました。
皆様はどうだったでしょうか?
京とモロについてですが、自分としては二人ならこういうかなと思いました。
特に無印とSとでキャラが大きく違うと思ったモロについては、無印の方のキャラを採用させて貰いました。
なんて言うか、風間ファミリーが凄く閉鎖的なのってこの二人が原因な気がするんですよね
京は言わずもがな、ファミリーを神聖視し過ぎていると思うし。
モロも何気に内気というか、線引きが強すぎる気がします。
その為今回は、ある意味で風間ファミリーの負の側面といえる閉鎖的な雰囲気を描こうと思ったのですが、大丈夫だったでしょうか?
活動報告の方に今後につて投稿致しましたので、宜しければ目を通して頂ければと思います。
最期に、二人の勝負を最期まで見届けて頂きありがとうございました!!