未来人の選択   作:ホワイト・フラッグ

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区切りれる所がいまいちわからず、作者にとって最高文字数となる6000越えです。 多いのか? 少ないのか? 



20.総大将

竹山城に着いた時に大勢の兵が座り込んでいた。

 

(おかしいな? 千早家にこれ程の兵はいないぞ?)

 

晃助は一緒に尾張から戻った長頼には休息を命じて、彼らのそばを通り抜けると主要館に向かった。

そこに居るであろう実光に事情を聴こうとしたのだが……。

 

「晃助! よかったあなたが戻ってくれて!」

「智慧……」

 

書類を確認していた頼隆しかいなかった。

膨大な量の書類から一枚拾い内容を確認すると。

 

「……なんだこの連署は?」

「それは長良川の戦いで主を失った者の名簿よ」

「外にいた奴らか?」

「ええ、彼らはあの動乱で唯一勝った千早家を頼って来たの」

 

(つまり仇討ちを望む者が、再び義龍に反抗しようと集まったということか、その盟主に主戦場の長良川ではなく、付近の湿原ではあったが義龍軍に勝利した千早家が選ばれ竹山城に集結した) 

 

そんなところかと、晃助は城の状況を理解したが。

 

「義龍側の動きは?」

「日和見をした人たちに道三殿に付いた領主を攻めさるように準備しているみたい、こちらもそうだけど一日戦えば流石に疲れているのよ」

 

休息もあるが、蜂屋家のように途中で道三に参戦した者達もいるから、その確認をしているのかもしれない。

 

「なら外の奴らの有力者を集めて千早の采配に従うように話し合うべきじゃないか?」

「ええ……そうしたいところなんだけど……」

「どうしたんだ? そういえば実光殿は何をしている? 兵の様子を見に行ったか?」

 

頼隆は目を伏せて沈黙している。

その様子から晃助は頼隆の肩を掴み問い詰めた。

 

「おい、まさか!」

「ちっ、違うのよ! 亡くなってはいないけど……」

「ならば何処にいる!?」

「……奥よ」

 

晃助は奥に向かって駆け出した。

襖を開けるとそこには……。

 

 

 

 

 

 

布団に横たわり額から滝のように汗を流す実光がいた。

傍らでは桜が夫の汗を拭っているが、拭えども汗は止まらない。

 

「実光殿!」

「兄さま!」

 

部屋に入るとななが泣きついてきた。

ななの肩を抱きながら桜に容体を聞くと、矢傷がもとで高熱を出したそうだ、医者を呼んだが傷を塞ぎ薬を処方するしかなかった。あとは本人の気力次第で治すしかないとのこと。

 

(そんな!? これから義龍の討伐軍が来るのに味方をまとめる将がいないではないか!)

 

晃助は実光の体調は勿論だが、今後の戦いを危惧した。

 

「うっ……こ、晃助殿……か?」

「はい! 俺です、晃助です! 実光殿!」

 

実光が苦しみながらも意識を取り戻した。

状況を聞かれたが、後ろから付いてきた頼隆が驚きながらも短くまとめて実光に報告する。

 

「ワシはこの通り動けん、お、お主が……晃助殿が総大将となって……皆を守れ……」

「そんな!? 俺に全軍の統括などできません! 智慧が総大将では駄目ですか?」

「頼隆は……副将としての才はあるが……まだ総大将の器ではない……だがお主ならあるいは……それに賭けて……ごほっごほっ」

 

実光が激しくせき込み始めたので、桜に下がるようにお願いされた。

部屋を出た後、裏庭の石に腰かけた。

 

「ごめんなさい、総大将の役を私が出来ればいいんだけど……まだ自信がないの……」

「俺だって自信ないよ智慧、いつかこんな時があるかもって思っていたけど、戦に出たのは今回が初めてだぜ? 無理があるよ」

 

部下を持つのは大きな責任がある、彼らの命は自分の判断で助かることもあれば、無駄死にさせることもあるからだ、今までは足軽組およそ十人だが、総大将は全軍、つまり全ての兵士の命を握ることになる。

兵士だけではない、戦わなくても戦を支援する飯炊き係りや、武具・兵糧を管理する番人、城下の民、兵士の家族の命も自分が負ければ襲われるのだ。

そんな大将の……実光の重荷は晃助を押し潰そうとしていた。

 

「なんで俺なのかなぁ?」

「きっと、晃助がみんなに慕われているからだと思うわ」

「慕われている? 俺が?」

 

なんの気なしに呟くと頼隆が答えてくれたが、信じ難い。

 

 

「貴方は自分の足軽組に限らずよく他の組の人達と訓練や飲み会をしていたじゃない?」

 

確かに自分の組の足軽はやたら強いので他の組に自分でも勝てる足軽がいないかよく勝負をお願いしていた。

実は晃助の足軽組は実光が気を利かせて精鋭を集めていたが、晃助が弱すぎたので他の足軽にも負けまくった。

その後で、足軽達に誘われてよく飲み会をしていた。

現代の成人は二十歳だがこの時代の成人は十六歳だ。

その為抵抗なく飲酒をしたが、晃助はある程度は飲めたが、それでも足軽達のペースに付いて行けず、寝落ちすることが多かった。

 

「『実光様の養子になりやがった風来坊』そんな風に言う人ばかりだったけど、自分から頭を下げて訓練を頼みに来たり、そのくせすっごく弱くて、泥酔するまで一緒に飲んで、たまに差し入れをくれたりする。そんなあなたを兵は確かに慕っているわ」

 

頼隆はそれだけじゃないと言って

 

「町や村の子供たちと遊んでいたり、ななが城から抜け出したりした時も、城下の人達に無理やり聞き出す訳でもなく、頭を下げて心当たりがないか聞いて回るからみんな貴方を慕っているわ」

 

心当たりはあるが、子供と遊んでいたというより、遊ばれていたと言った方が正しかった。

 

「そんな頭下げまくってる情けない奴を……」

「それは謙虚よ!」

 

晃助の自虐を頼隆は遮る

 

「確かに敵に対して頭を下げまくる人がいたら情けないかもしれない! けれど目下の家臣や領民に頭を下げるのは謙虚なことよ! 特に領民にとっては珍しいことだわ、普通の武士なら高圧的に『姫がいなくなった、探すのを手伝え』と当たり前のように命じるわ! でも貴方は頼み込んでいた、実光様も領民に頼み事をすることはあったけど頭は下げなかった……領主だから当然かもしれないけど……つっ、つまり! 領民にとっては頭を下げてお願いする武士は初めてなのよ!」

 

頼隆は興奮気味に捲し立てた。

 

「お、落ち着けよ」

「……ごめんなさい、私は実家の兵をまとめ切れていないから……足を引っ張るかもしれないけど、晃助を信じてる。貴方の采配に従います」

 

頼隆はそう言って晃助をまっすぐ見つめた。

養子に行ったとは言え自分の実の家族が死んで頼隆は辛いはずだ。

だが、これから起きる戦で自信を持てない自分を励まそうとしてくれている。

晃助は彼女の激励から自信が湧き上がって来た。

 

「そうだな……『お主ならあるいは』って実光殿が賭けたんだ! 桶狭間で織田が勝てば援軍の目途が立つ! どうにかしてそれまで持たせればいいんだ!」

「織田が勝てるの?」

「勝さ、勝ってくれるはずだ」

 

史実でも織田が勝つはずだし良晴がなんとかするだろう。

自分が桶狭間にいないのでどうしようもない、そこは任せるしかなかった。

 

(ん? 任せるだと……イヤ、無理だな……違う! あいつを使えばもしかしたら!)

 

晃助は一つ策を思いついた。

通用するかは分からないが、試してみて成功すればこの状況を打開できる。

ならば急ごう。

 

「晃助……そういえば貴方は私を助けるために出陣してくれたよね? 遅くなったけどありがとう」

 

頼隆は戦場で別れ際に晃助に言われたことを思い出したようだ。

顔を赤くしながらお礼を言う。

 

「あの時ちゃんと返事できなかったけど……」

「智慧! すぐに会議だ!」

「ええっ! ちょっと!」

 

頼隆がなにか言いたげだが、やることはたくさんあるので時間が惜しい。

晃助は彼女を置いて主要館に走り出す。

頼隆も「もうっ!」っと溜息をつくと新たな大将の背を追いかけた。

 

 

外にいた敗残兵の有力者数十人を主要館に招き入れると、意思確認した。

 

「病身の実光殿に代わり千早家の総大将になりました、千早晃助です」

 

「「「 なんと!? 」」」

「実光殿が……」

「我らはあの方を頼って来たのに」

「こんな若造が」

「大将とは」

 

晃助の予想した通り、受けはよくないようだ。

 

「皆様は何のためにここに来たのですか?」

 

晃助は全員に尋ねた。

 

「長良川にて戦死された主の仇を討とう、無念を晴らそう、義龍の治める美濃が嫌だ。 いろいろと考えがありましょうが、この城を借りて戦うのであれば、総大将にして城代の私の采配に従うべきでは?」

 

晃助はあくまでも自分の采配に従うように呼びかける、そして―――――――

 

「皆さまは私に仕えている訳ではないので、どうしても従うことができないのならば、立ち去ってくれても構いません。私は手持ちの配下だけでも戦い、最後の一人になってもこの城を守ります」

 

自分の指揮に従わないなら、出ていけと突き放してから、自分の覚悟を示し、

最後に―――――

 

「だが、戦うからには勝ちたいです。 その為にどうか皆様のお力を貸して下さい」

(プランDを選択したこと自体が、まず詰んでいる。 頼む! 力を貸してくれ!)

 

改めて頭を下げて懇願する。

こんなモノ、策でも何でもなく晃助の素直な考えだ。

すると―――――

 

 

 

 

 

「それ程の覚悟なら」

「合力いたそう」

「あの実光殿が養子にしたのだ」

「少なくとも愚将ではないでしょう」

 

「ありがとうございます。若輩の身故に何卒よろしくお願いします」

 

全員が晃助を総大将にすることを承認してくれた。

斎藤道三を追って尾張に行く手もあったが、彼らは主君の仇を討つ機会を晃助に預けたのだ。

その思いを無駄にすまいと、晃助も新たな覚悟を持って、諸将の配置などを話し合って解散した。

 

晃助は千三百の兵を指揮できる立場になった。

だが、竹山城にはこれ程の兵を収容することはできなかった。

実光の方針で少ない領地の収入を内政費に充てていたため、城の拡張はあまり行われてこなかったからだ。

当然兵を休ませる空間が足りない。

ならばどうするか?

 

「千早の兵は普段通り城下の自分の家で休んでくれ! 余力がある者は新しき仲間を泊めてやってくれ!」

 

素早く出陣することは叶わないが、兵を休ませることを優先した。

文官肌の家臣には城に寝泊まりさせ、比較的元気な者には関所を兼ねた砦に向かわせて防御と物見を命じた。

砦に行く者には商人から買い付けた布を与えておいた(一組:十人につき五枚)。

交代で仮眠をとる際に少しでも体力を戻せるようにだ。

 

この対応に諸将は晃助を見直した。

あとは、実戦で彼らから信用を勝ち取ることができれば、この戦いを耐えることができる。

 

 

 

 

史実通りに桶狭間が織田の勝利となれば、今川家から独立を果たす松平家と織田家が清州同盟を結ぶ。

松平家は独立したばかりで独力では旧主の今川家からの圧力を耐えられないため、

織田家は念願の上洛のために美濃を攻めるために、

お互いの背中を預け合う同盟だ。

織田家にとってなにも問題の無い同盟だから、良晴はこの同盟を邪魔しないだろうし、なんとしても結んでくれるだろう。

織田家にとって東美濃の自分たちは攻撃の足掛かりになる、必ず助けてくれる。

 

反対に義龍にしては自分たちは腹の中にいる虫だ、早急に駆逐したいだろう。

ならば、義龍勢の攻撃を短期間しのげば織田が助けに来る、もしくは織田を警戒して攻め手を緩めるかもしれない、厳しいのは最初だけ……晃助は未来の戦国知識から戦略を立てた。

その為の戦術を……と考えているところに長頼がやって来た。

 

「晃助さま! もう丑の刻(2時頃)ですが、休まなくてもいいのですか!?」

「兵の配置、武器・兵糧の確認、は大方終わったが、この守りにくい城でどうやって耐えるかを考えている。 今休んだところで妙案が浮かぶとは思えんから、城の周辺を歩いてくる」

「駄目です! 休まないと晃助さまが倒れてしまいます!」

「すぐに切り上げるから彦は休んでいろ」

「本当にすぐに切り上げるか心配です! 付いて行きます!」

 

またこのやりとりか、晃助はウンザリしながら同行を許した。

一人でも多くの兵を休めておきたかったので、護衛として彼女一人だけ連れていくことにした。

 

 

 

 

 

 

 

「やはりここか……」

 

城の南側に広がる森で、晃助は小さく呟く。

竹山城は北、茂呂城は南からの侵攻を想定しているので、南側に防御施設は無いのだ。

南からの侵攻はこの森を盾にすることになるだろう。

調べはこの位にしてそろそろ城に戻り休もうと晃助は長頼を促す。

このまま徹夜すると戦っている最中に本当に倒れるかもしれない。

 

「お待ちをっ……」

 

長頼にしては珍しく静かに呼びかける。

彼女は林の方に槍を向けながら声をかける。

 

「誰かそこにいるんだろう!? 出てこい!」

 

すると数十名の男たちが林から静かに出て来た。

 

(義龍の手の者か!? すぐに逃げねばっ)

「お逃げ……」

「お待ち下さい話を!」

 

長頼が晃助を逃がすために突撃しようとしたが、一団が武器を地面に捨てて話し合いを要求してきた。

ここは逃げるのが無難だが、武器を捨てた相手から逃げるのは情けないことだ。

仮にも実光の養子(ぶし)なので意地を優先し問うた。

 

「一体なんのようだ?」

「恐れながらお尋ねします。竹山城の千早さまですか?」

「そうだ! だったらどうするというのだ!?」

 

一団の頭目らしい女が質問してきたのを長頼は槍を構え警戒しながら、答える。

 

「我々は、千早実光、晃助の親子に用向きがあって参りました」

「お前たちは何者だ!?」

「我々はそうですね……立場としては浪人です」

「浪人だと!?」

(俺に用だと? 浪人が武士の元に行く理由として一番多いのは仕官だが、圧倒的に不利な俺達に仕官するのはありえないだろ? 俺は勝つ気でいるけど普通負けると見るからな……)

 

晃助は自称浪人集団と長頼の問答を聴きながら、そんな疑問をもった。

 

「晃助さまへの用向きを預かろう、述べろ」

「!?」

 

晃助は正体を隠した状態で話をすることにした。

長頼は目を丸くして晃助を見るが、やめてほしい正体がばれるから。

 

「私は井ノ口の町で鍛冶屋を営む櫻井家の長女、櫻井文(さくらい あや)と申します。兄 、櫻井森羅(さくらい しんら)の命により、竹山の千早家を助け斎藤義龍を美濃から追い出せと、命ぜられました。その為に千早さまにお仕えしたく参上しました」

「何故、鍛冶屋が義龍を追い出す?」

「井ノ口の町は道三殿が商人に商いをしやすいように改革をすることで賑わった町です。我ら櫻井は道三殿の政策によりあの町で店を興すことができましたが、義龍は道三殿の改革をやめて、古くから町にいる座の商人たちの機嫌をとるようにするつもりなのです!」

 

 

楽市楽座というものがある。

座とは商業組合のことで大概は商売をする土地を独占しているものだ。

それにより新参の商人たちは簡単に商いを興せないのだが、この政策は座を廃止し大勢の人々が自由に商売をできるようにするものだった。

だが革新には旧体制勢力の反感があるものだ。

義龍は自分の支持者を増やすために革新をやめさせた英雄にでもなろうとしているのだろう。

櫻井家はその煽りを食らって、経営危機にあると―――――

 

 

「義龍が座を戻すと何故知っている?」

「町人の噂ですが、確証を得るために配下が城に忍び入り義龍の言葉を聞いたと……」

「城に忍び込むだと? お前らもう一度聞くが、何者だよ?」

「それは……」

 

文は一度ためらってから話始めた。

 

「我々、櫻井は特殊な工法を持っており、私と後ろの者達は、日ノ本中を旅して回り素材となる金属を探す役割にあります。山に潜っていると山賊に襲われたり、戦時中で関所が通れなかったりと障害がありまして、自らも忍びの技を身に着けることになりました……ですから、諜報で役に立つと自信があります。何卒お取次ぎをお願いします」

 

晃助は気になることを質問してみた。

 

「義龍を追い出しても次の美濃国主は楽市楽座を引き継がんかもしれんぞ?」

「その可能性は低いでしょう、道三殿は織田信奈を後継者に認めましたから。」

「美濃と一緒に政策を引き継ぐと?」

「然り」

「ならば何故、千早家に来た? 道三殿は織田に亡命したぞ、あちらの支援をせずここに来た訳は?」

「千早殿は義龍にとって喉元の刃……とは言えずとも、煩わしい蝿です。こちらを支援した方が奴を直接困らせることができるかと……」

 

文はニヤリと笑いながら、質問に答える。

それを聞いて晃助も同じように笑いながら最後の質問をする。

 

「なぜ義龍を追い出した後に織田が来ると思う?」

「……」

「俺はさっき次の美濃国主とは言ったが、織田とは言っていない。なぜ今川に攻められ滅亡の危機にある織田が美濃を得ると言える?」

「兄の考えです。櫻井は鍛冶師であると同時に商人です。商人は時に武士よりも先を予測できます」

 

まだ何かありそうだが晃助はひとまず納得した。

 

「わかった今は少しでも人手が欲しい仕官してくれ」

「……それは千早さまが決めることでは?」

 

文のその質問に今まで黙っていた長頼が、威張りながら―――――

 

「こちらの方をどなたと心得る! 千早晃助さまにあらせられるぞ!」

「「「 !? 」」」

「頭が高い! 控えよ~~~!」

「アホかっ?」

 

晃助は長頼の頭を叩く、俺はどこの隠居だよ?

 

「だってコイツ晃助さまを蝿と……」

「別にいいんだよ、精々五月蠅く飛び回ってやるよ。で、どうするんだ?」

 

晃助の問いに文は恭しく頭を下げながら答える。

 

「知らなかったこととはいえ申し訳ありません。改めて申し上げます。我らをお使いください」

「よし! 許す、励めよ」

 

こうして晃助は力をつけ始めた。

 

 




新キャラ出しちゃったけど、後悔はない。
でもできるだけ、混沌にしないようには気を付ける(つもり)。

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