禁書♂「とある」御坂♀「可能性の」上嬢「禁書目録」   作:幻想大好きっ子

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五話白い布地は幸せを呼ぶ

寮の近く

御坂『とあるバカが、なんとなく気になって探してたら、

火事が、あったのを知りここに来た。なんとなく先から、

胸騒ぎがとまらない。多分あれだ…友達が心配だからとかじゃなく

ライバルに勝てないうちにいなくなられるのを心配してるのよ…

そうに決まってるわ』

 

黒子『オネェサマまぁまぁ、オネェサマ補習なんて、

似合わない真似をしてると思ったら夜遊びのための口実だったんですね?』

 

御坂「あのねぇ?黒子何処をどう見たら、

このあたしが夜遊びをしてるように見えるわけ?」

 

黒子「決まっています…こんな場所を通って寮に帰るのは

どう考えても遠回りですもの」

 

御坂「用事があったのよ…それより、あんたこそ…あっ!」

 

黒子「そうですわ…オネェサマ…

私ジャッジメントのお仕事で、ここに来ましたの…あの出火の原因

どうやら能力者の仕業らしいのよ」

 

御坂「ふーん」

御坂『アイツ巻き込まれて無いわよね?

アイツの事だから、こういうの知ったら、

また自分だから飛び込んで…心配してないわよ…ライバルだし

怪我されたら、困るだけよ』

ーー

少し離れた路地

 

上嬢「これで、発信機みたいな機能は消えたはずだけど…

早くこの子を病院に連れて行かないと…でも、この子ここのID

持ってなさそうだし、うっかり入院でもしたらすぐに情報が漏れる

…けど、このまま放置できないし」

 

禁書「桃摩…どうかした?顔色悪いけど?」

 

上嬢「人の心配してる場合?早くその怪我何とかしないと…」

 

禁書「大丈夫…だよ…とにかく血をとめることが出来れば」

 

禁書「白なんだよ//血が一箇所に集まったから

これも止血になるかもなんだよ」

謎の禁書目録の台詞に上嬢はなんの事だか

分からなかった。

ちなみにその禁書目録の視線はずぶ濡れの

上嬢さんへと注がれていた

 

上嬢「もう…あなたの持ってる十万三千冊の中に

傷を治すような魔術は無いの?」

 

禁書「…ある…けど」

 

上嬢「それて…」

 

禁書「あなたには無理…例え僕が術式を教えてあなたが

それを完全に行えてもあなたの力がそれを邪魔する」

 

上嬢「うぅ…またなの…またこの右手が悪いの?」

 

禁書「あなたの右手じゃなく超能力てのがもう駄目なの…

魔術というのはあなたたちみたいな才能がある

人間が使うものじゃないんだよ。才能が無い人間がそれでも

才能がある人間と同じ事をしたいからと生み出されたのが魔術」

 

上嬢「なら、カリキュラムを受けているこの街の学生には?」

 

禁書「うん…魔術は使えない…」

上嬢「そんなのて、無いわよ…ここは学生の街よ

なのに…学生には…あっ!ねぇ、魔術て、才能の無い人間なら、

誰だって使えるのよね?」

 

 

--

とあるアパート

 

ピンポンピンポン

 

上嬢「この時間で、もう寝てるなんて言わないでよ?」

 

小萌「はいはい、今空けますよ…うん?上嬢ちゃん…

新聞屋のアルバイトでも始めたんですか?」

 

上嬢「子供をつれて勧誘する新聞屋さんなんて、何処にいるんですか?

それより急いでるんで入ります」

 

小萌「ちょ…ちょっと先生困ります」ガッチャン

 

小萌「ふえ…ふえ普段はこんなに汚れてないですよ」

 

小萌「どうしたんですか?それ?」

 

上嬢「先生…お願いします…何も聞かずに…

この子のいうことを聞いてあげてください」

 

私は相手の目を見つめ心の底から頼んだ。

すると、先生は静かに頭を縦に振った。

私の右手が邪魔になるといけないので、静かに外へと歩いていく

 

その30分後部屋に戻れば儀式が成功したようで、元気になった禁書に

無茶をしてからと先程の魔術士との

対決の罰として

グルグルパンチをされて可愛いなと感じた

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