禁書♂「とある」御坂♀「可能性の」上嬢「禁書目録」   作:幻想大好きっ子

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ちなみに今回はあとがきはありません


七話 青と白は空の色?いえ、ロマンの色です

上嬢「私が何をしたのでしょうか…」

自分の意識を奪った犯人であるイチゴオデンのジュース缶を握りしめて力無く呟き。とはいえジュース缶を全て運ぶしか無いので、絶望を感じながらもジュース缶を拾うため背中を丸めて集め出す。

 

上嬢『……空は青いな…』

背中を丸めた上嬢の真上に影が覆い。思わず視線をあげると青と白色が見えた。思わず現実逃避をしながら後ろに下がると…そこに御坂美琴が立っていた

 

上嬢「あれ?ビリビリ…さっき妹連れてどっかに行かなかったけ?ジュースが欲しいなら好きなだけあげるのに」

一人寂しくジュースを拾い集めていき

 

ミサカ妹「必要ならば手を貸しますがとミサカはため息混じりに提案をします」

 

上嬢「あっ、妹の方か…貴女本当に美琴に似てるわね」

 

ミサカ妹「美琴ですか、とミサカは問い返します。あぁ、お姉さまの事ですか?」

 

上嬢「他に誰がいるのよ…それで短パンからクラスチェンジしてたわけですね」

 

ミサカ「短…?」

 

上嬢「いえ、こっちの話です。と言うか先お姉さんに連れていかれなかった?」

下手するとセクハラで訴えられるかもしれない。と言うかビリビリの妹だし後が怖いと上嬢は誤魔化してみた

 

ミサカ妹「ミサカはあちらから来ただけですが、と指差します」

ミサカ妹は全然見当違いの方を指差していた。なので?を浮かべながら上嬢は首を傾げた

 

ミサカ妹「それよりも散らばったジュースはどうするのですか?とミサカは問います。このままでは道路交通方に接触して十五万円以下の罰金を受ける可能性もありますと付け加えます」

 

上嬢「ご忠告ありがとう、すぐ集めるから」

彼女が皮肉でも嫌みでもなく言ったのは分かる。だから、上嬢は笑顔を向けて急ぎ缶を拾っていく

 

ミサカ妹「必要ならばミサカも手を貸しますとミサカは了承も得ずに拾い出します」

 

上嬢「ありがとう。後でコンビニデザート一品奢るから」

財布はいつも通り薄いがただで手伝って貰うわけにも行かず呟き

 

ミサカ妹「それではデラックス抹茶パッフェが良いですとミサカは遠慮なくおねだりします」

 

上嬢「好きにしてください…不幸よ」

よりにもよって一番高い奴ですか?コイン一枚では足りませんよ?お札が必要ですよ?と思いつつも軽トラックがクラックションを鳴らすので急いだ。

 

何故かクラックションは一度だけでしかも長かった。まるで前屈みになってクラックションにでも当たったかのように…一つ言えるのは上嬢は不幸なのでスカートはキチンと押さえておこうと言うことだけ

 

ミサカ妹「それでこのジュースはどこまで運べばよろしいのでしょうか?とミサカは両手いっぱいにジュースを抱えて問います」

 

上嬢「いーわよ、これぐらい私一人で運べるし」

 

ミサカ妹「それでこのジュースはどこまで運べばよろしいのでしょうか?とミサカは催促します」

 

上嬢「だから、大丈夫よ。貴女が運ぶ義理とか無いし」

 

ミサカ妹「早くしなさい」

上嬢「…はい」

鋭い声に情けない声を上げながら頷いた。


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