禁書♂「とある」御坂♀「可能性の」上嬢「禁書目録」 作:幻想大好きっ子
と言うかあとがきのネタが思い浮かばない
上嬢「は?」
そこに立っているのは『御坂美琴』で間違いないように見える。
見えると言ったのは隣に御坂がいるからなのと、
どことなく『足りない』ように見えたから。
確かに肩まである茶色い髪に整った顔立ち、白い半袖のブラウスとサマーセーターとブリッツスカート。全てが完璧に『御坂御坂』だ。
上嬢は確認のため視線を戻す。当然ながらそこに座っていたのは『御坂美琴』だ。違いと言えばベンチの後ろにいた少女は頭にゴッツイ眼鏡。暗視ゴーグルらしきものを着けてるだけ…
いや、ここで上嬢は気づいた。後ろにいた少女には感情を感じさせない。足りないのだと…
上嬢「…てっ、え?増えてる!?御坂にご…更に増えた?三号さんですか?それともV3なのでしょうか?」
答え合わせのため振り返れば『御坂御坂』が増えていた。今度のはどこか見覚えのあるような無いような学ランを着た『御坂美琴』だった。
上嬢は忘れているが、その制服は上嬢が通っていた中学の男子学生用の制服である
思わず混乱した上嬢は交互にみる。後ろにいた『美琴』は二人とも感情の見えない瞳で上嬢達を見つめ、隣に座っていた『美琴』はギョッとした表情で後ろの二人を見ている
上嬢「それで、どちら様なのでしょうか?」
二人の御坂『弟(妹)ですとミサカは間髪入れずに答えました』
見事にシンクロした声で二人は首を動かさず無表情のまま答えた
上嬢「えっと、御坂ミサカじゃないんだしそこは普通名前を使うんじゃ?と言うか二人ともミサカとか言ってるとミサカミサカと耳にタコが出来る気が?」
御坂妹『ミサカの名前はミサカ』
御坂弟『ですがとミサカは即答します』
二人は交互に話したのだか同じ人物が話してるとしか思えない。これは一発芸として使えるかもと上嬢は場違いな感想を抱く
上嬢「そっか妹と弟かだけど、似てるわね。身長体重同じくらいだし、弟君女装とかしてもバレナイかもね」
美琴が二人の弟妹を怖いくらいに睨んでいるため、場を和ませるため軽い冗談を放つ
御坂妹「遺伝子レベルで同じですからとミサカは答えます。」
御坂弟「女装とはマサカそんな趣味がと会ったばかりの貴女にミサカは引きながら心の中でコッソリ呟きます」
弟の方は妹に比べて表情に感情が見えた気を上嬢は感じた
上嬢「冗談だから、離れないでぇ!後、全くコッソリじゃないからね」
本当に距離を離した弟に慌てる上嬢
上嬢「遺伝子レベルで同じでと言うことは三つ子ちゃん?初めて見るけど似るのね?それでその三つ子ちゃんは今からお姉ちゃんとお帰り?」
何とか話題を変えようと苦肉の策に出る上嬢
御坂弟「最近の変態は馴れ馴れしいなと本音を飲み込みミサカは質問に答えます。ミサカと同等のチカラを感知し好奇心の赴くままやって来ましたのですが…」
ミサカ妹「…現場には壊れた自販機、そして」
ミサカ弟「大量のジュースを持つ貴女達 」
ミサカミサカ『まさかお姉さまが窃盗の片棒を担ぐとは思っていなかったと舌打ちします』
無表情のまま呟くミサカ妹。怖いので無表情は止めてぇ!
ミサカ弟はゴミを見るような目で舌打ちをする。弟さん凹むのでそんな目で見ないでください。お願いします
ミサカミサカ『一体いかなる方法でお姉さまを懐柔したのですか、とミサカは念のため事情聴取してみます。』
二人のミサカに変な疑いを掛けられてるので会話を続けるしかない。
上嬢『しかし可愛男の子にこんな犯罪者を見るような蔑んだ目で見られてると青ピーは喜ぶだろうな』
と、知り合いの変態淑女を思い浮かべて私は現実逃避をしてみた
上嬢「いや、あのね、主犯はビリビリ一人で私は傍観者だから!」
ミサカ弟「虚偽の発言は犯罪に当たりますと、ミサカは答えます。対象に電子をぶつけ、その反射率から自販機を計測した結果、最も新しく付着した指紋は貴女の者である事が判明したとミサカはよく犯罪に巻き込まれる弁護士のように動かぬ証拠を突きつけて見ます」
上嬢「嘘でしょう?そんなことまで分かるの?電撃使いって!?」
ミサカ妹「ウソです、とミサカはミサカ弟の嘘を正直に教えます」
上嬢「……」
タスケテ下さいと、上嬢は美琴の服を引っ張るがここで美琴の様子がオカシイと上嬢は思った。美琴が何も言わないのもオカシイが、ビリビリと呼んだのにビリビリしない。これはオカシイ!!
美琴「アンタラ!一体どうしてこんな所でブラブラしてんのよ!!」
あとがきと言うただの雑談
ミサカ妹「ミサカ妹ですと、ミサカは自己紹介してみます」
上嬢「上嬢ですと、カミジョウはセクハラされなかった事を幸運だと思いながら自己紹介します。」
ミサカ弟「ラストオーダですと、ミサカはボケてみます」
ミサカ妹「何でやねん」
上嬢「なんで「何でやねん」てっ、突っ込むまえに何故か私だけミサカ弟に胸にツッコミを入れられたぁ不幸よぉ」
ミサカ弟「スゴく柔らかかったですとミサカは感想を述べます」
ミサカ妹「ミサカ弟の発言が本当か試してみたくミサカも堪能するため手を伸ばします」
ミサカ弟「もう一度味わいたいですとミサカは本音を呟き手を伸ばします」
上嬢「てっ!二人とも止めて!あん!!」
ここからは到底お見せできませんので今回のあとがきはここまでにさせていただきます