禁書♂「とある」御坂♀「可能性の」上嬢「禁書目録」   作:幻想大好きっ子

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七話逆襲の錬金術士

上嬢桃摩退院その帰り道

 

上嬢『やっと、退院できた。

入院中はビリビリが真っ赤な顔でやって来て

「また誰かを助けるため事件に首突っ込んで、

大怪我したんだって?

なんで、アタシを呼ばないのよ」とか、

いいながら電撃を放たれ、

渡されたお土産は電撃のせいで、

全部黒こげだったのよね…

あの日だったとか、喧嘩したかったのかしら?』

 

お見舞いに来てくれた御坂の事を

思い出す上嬢だが、

心配した事を隠す照れ隠しだという

発想は無いらしい

 

上嬢「後、神埼もお見舞いに来てくれたっけ!

でも、何で服がびりびりで、すごく疲れていたのかしら?」

 

彼女は知らない自分にファンクラブがあることも

そのファンクラブが、フラグの乱立を防ぐため

条件を満たさない見舞い客を実力で排除していることも

 

そして、神崎は条件を満たさなかったためファンクラブに所属する

レベル5や魔術師達と戦闘を繰り広げたことも

 

ちなみに神崎は相棒であるステイルと

事情を知って助太刀した御坂の助けを

借りてなんとか見舞いを成功させた

 

?「驚愕。この胸に走る衝撃!

記憶は無いが分かる!これは恋。」

考え事を知る上嬢は気づかなかったが、

彼女を見てぶつぶつ呟く女性は、

顔かたちは違うが

入院する原因であるアレア=イザードである

 

アレア「愕然。どことなくあった事あるきがする。

しかし、いきなり話をするのも」

アレアが、想像してしまった悪魔。

それが現実になった瞬間

その美しさに恋をしてしまったが、

上嬢の攻撃でその記憶は無い。

それでも、上嬢に恋する女は

一言だけ暴走してこう呟いた

 

アレア「彼女に犬耳をつけて飼いたい!

完全。似合うはずだ」

 

その背中は見えないが、

考えたことが現実になる錬金術師は、

知らないうちに上嬢に復讐をしていたのだ。

 

‐‐

上嬢の寮

 

上嬢「ただいま!」

何か変える途中通行人の一部から、

熱い視線を送られたり、

笑われた気がしたが気のせいだろう

後、お尻と頭が重い気がする

夏風邪だろうか?

 

禁書「お帰りなさいなんだよ。」

 

声を頼りに禁書の元に上嬢が行くと

禁書はベッドに座り

男の子なのに妊婦のように

膨れたお腹を撫でていた

 

禁書「ねぇ、とうま♪」

 

上嬢「あのそのお腹?」

 

禁書「お腹はいっぱいかも」

 

禁書のお腹の膨らみがもぞもぞと

動き出し胸へと移動する

 

上嬢「かなり見ない間に神父さんから、

シスターさんに

ジョブチェンジですか?インデックスさん」

 

禁書「思春期だから!」

 

スフィンクス「ニャー」

 

上嬢「もう、服の中に何を隠してんの!」

 

禁書「何も隠してないよ。

天に召します我らが父に誓って

神父さんが嘘をつく筈無いんだよ」

 

スフィンクス「にゃー」

服から顔を出す猫

 

上嬢「あなたの宗教心はそんなもん?

今すぐ返してきなさい」

上嬢は今まで、嘘がばれるのを

恐れこちらを見なかった相手をつかみ

自分のほうに向け揺らし

 

禁書「うん、分かったなんだよ。

スフィンクスは返して来るんだよ」

なぜか此方を向いた途端禁書は素直になり

 

上嬢「素直でよろしい。ごめんね?

寮がペットOKならよかったんだけど」

 

禁書「気にしなくて良いんだよ。だって、

とうまなら飼って良いんだよね?」

 

上嬢「だから、猫は駄目!

私の名前をつけても駄…め…よ」

その瞬間部屋に置いてある鏡に

自分の姿が映った瞬間

私は固まった。犬耳と尻尾をつけた私がいた

 

禁書「とうまのご飯のお世話も、

お風呂のお世話もトイレのお世話も

キチンとするんだよ」

 

上嬢「ふこうよぉぉぉぉお」

熱心に私を飼おうとする禁書に、

私一人では対抗できないと、

土御門に事情を説明し助けに来てもらった

 

土御門「あれだにゃー。神父さんなら、

人の嫌がることをしちゃ駄目だにゃー」

 

禁書「なら、まいとが、猫耳を生やしても

飼うの我慢できる?」

禁書の言葉に土御門は義弟の顔を

思い浮かべ猫耳をつけて見る

 

舞斗『アネキご飯だにゃー』

 

舞斗『アネキ一人はさびしいから

一緒に寝るにゃー』

 

舞斗『頭撫でてほしいにゃー』

 

土御門妄想終了

 

土御門「絶対にかうかうかうんだにゃー」

鼻血を噴出した土御門に上嬢は困り果てた

 

その後ステイルに相談しイマジンブレイカーで

耳を消してはどうだと、

アドバイスされ消し去り、

1時間かけて桃摩の代わりにスフィンクスを

飼うということで、

桃摩の人間としての尊厳は守られた

 

ステイル「何故、僕は学園都市にいないんだ

今居たなら……」

ちなみに電話を切った後で

後悔したステイルだった


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