禁書♂「とある」御坂♀「可能性の」上嬢「禁書目録」   作:幻想大好きっ子

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五話吸血鬼殺しと錬金術

上嬢の寮

禁書「おかしいんだよ!とうまが、

プリンを勝手に食べられて

まぁ、良いですませるはずがないんだよ」

お風呂に漬かりながら呟き。

心配になった彼は

服に着替え部屋を出て、

外に貼ってあったルーンに気づく

 

禁書「あっ、ルーンの刻印」

 

--

 

三沢塾

 

上嬢が、姫神と魔法のステッキについてや

姫神の目的。吸血鬼についての話をしていた。

その時

 

上嬢「このまま進ませたら、

本当に取り返しのつかないことになるから」

 

アレア「必然。私のどこが、

取り返しのつかないと語るか?」

オールバックに白いスーツ男装をした長身の女が

空間移動でも使ったのか突然現れた

 

上嬢「あの人が?」

 

姫神「こくん」

 

アレア「間然仔細なり、すぐそちらに向かおう」

その言葉と同時に彼女アレア・イザ‐ドは消え

次の瞬間には上嬢の前に突然現れた

 

アレア「当然、疑問もあるだろうが、

答える義理もなし」

 

上嬢「あんたぁ」

 

殴りかかろうと瞬間アレアの唇が動いた

 

アレア「これ以上貴様はこちらに来るな」

届かないこぶし

 

アレア「憮然。ツマランナ少女!吹き飛べ」

 

上嬢「うっ」

吹き飛べの言葉と同時に見えない手に

押されたように私は後ろに吹き飛ぶ

 

姫神「待って」

吹き飛ばされた自分と錬金術師の間に入り

盾になる姫神の行動に足が止まる

上嬢「バカァ!」

 

上嬢『ディープブラッドは吸血鬼を

殺せるほどの力…でも、そんなのは関係ない』

一瞬吸血鬼を殺せるほどの力に頼ればと考えるが、

すぐさま姫神の前に割り込む上嬢

 

アレア「一瞬であるが、

貴様は姫神秋沙ではなくディープブラッドに

縋り、頼り、願った。そこに私と何の違いがある?」

 

姫神「そんなこと無い。この人は

ディープブラッドの

意味を知らなかった。

ここに来たのは今日出会った他人を助けるため

アレア=イザード貴女の目的は何?」

 

姫神「ただの一般人を殺して満足するのが目的?

そんなつまらない事が目的だというなら、

私はもう降りる

私にも舌を咬み。

自らの命を捨てる選択権くらいある」

 

アレア「必然。こんなところで、

時間を割く余裕もなし

あの囮になっていた魔術師と同じ扱いをしよう」

 

上嬢「囮?ステイルさんのこと?まさか!」

ここで始めて、自分が魔術の核に着くまで

誰とも会わなかった理由を知る

 

アレア「少女。案ずるな殺しはしない」

自分の首筋に金の針を突き刺すアレア

 

アレア「ここで起きた事は全て忘れろ」

 

三沢塾前

禁書「ここかな?とうまの部屋に送られている

魔力がプッツリ途切れてる!

無事でいてとうま。僕は男の子だから、

絶対に守るんだよ」

少年は決意を込めて錬金術師の作り出した砦へと足を踏み入れる


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